にぎる。

『にぎる。』にようこそ! このブログは私が見たアニメやマンガの感想を自由気ままに書いています。

タグ:館林一樹

 オゥ…オゥ…オゥ…オゥ…オゥ…オーゥ♪
 明智警視長「ニジュウネンブゥリデスカ」(←違う)
(※元ネタ

 ―― 明智サンとは、20年ぶりの再会か…。 ――

 
 …現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿』
『金田一少年の事件簿』の主人公・金田一一が37歳になり、PR会社の社員としての仕事ではじめがかつて『オペラ座の怪人』に見立てられた殺人事件を3度解決した『オペラ座館』があった歌島4度目の『オペラ座の怪人』に見立てた連続殺人事件に巻き込まれるという、『歌島リゾート殺人事件』が展開されている。

 この事件では婚活ツアー客の桜沢楓鈴木実が殺されたが、
桜沢「犯人とイベント中に好きな人がかぶったから」という犯人の身勝手な動機で殺された。
 しかも犯人に演劇をやっていたことをまんまと利用され『二度殺された』
チャペルで殺されたふりをした後ヴィーナスの鐘で殺された。

 また、鈴木昔犯人と付き合っていたときに殺されかけたことがあった
 特に鈴木と犯人は体格が昔と変わっていたけれども、桜沢の遺体がヴィーナスの鐘で発見された時に
「やべぇ!やべーよ!! これってやっぱり… あの時の…」
と口走ったことから犯人にマークされたようだ。
 犯人は、昔鈴木に近づいて保険金目的で殺そうとしたことがあり
今に至り歌島で鈴木の言動やそぶりからかつて自分が殺そうとしていた人と確信した。
そしてシャンデリアの尖った部分に柔道…背負投げの要領で投げ飛ばして殺した。
 
 ・・・その犯人は、連続保険金殺人重要参考人として警察にマークされていた
看護師の麻生早苗だった…( ゚д゚)
 ちなみに麻生が歌島での婚活ツアーで狙っていたのは、ガソリンスタンド経営者の小野塚哲也だった。
 
 …はじめは麻生が犯人であることを指摘するも、麻生に隠し持っていた刃物で襲われ、部下の葉山まりんとともに崖に追いつめられた。
 けれども自衛隊の軍用ヘリで明智警視長が現れ、麻生は無事逮捕された。


 【はじめたち、謝罪! けれども客たちは…】

 「この度は予期せぬこととはいえ、
 皆様を大変な騒動に巻き込んでしまい誠に誠に…
 申し訳ありませんでしたっ!!(謝罪のお辞儀は45度30秒…)」

 「(やっぱり呪われたオペラ座館のあった歌島で何も起きないわけがなかった…!)
 (ああ…ここでもし最悪裁判ざたになったら…俺…ひょっとしてクビ…?)」

 婚活ツアー客たちの前で謝るはじめだったが、客たちは…

 …イチャイチャラブラブだった…

 ( ゚д゚)ポカーン

 はじめたちの謝罪そっちのけで
 カップルができていた…(・8・)

 不動産業の大竹比呂之はフリーアナウンサーの末次里菜とカップルになっていた。
 大竹は「悪いのは犯人であなた方は全然悪くない」と言っていた。
 末次は大竹をヒロさんと呼んでいて、
 警察の事情聴取が初めてで興味津々で大竹の男らしい一面が見られてご満悦の様子だった。
 二人は「歌島リゾートにまた来たい」と予約していた。

 料理人の黒木護は薬剤師の星村のぞみと結ばれていた。
 はじめには肝試しのペアを決めるカードが犯人によって書き換えられていた件について話していた。
 「ご希望に添えず誠に申し訳ない」とはじめは謝ったが、星村とカップル成立となったことに満足し、はじめに感謝していた。
 これについては、星村も微笑んでいた。

 麻生早苗に婚活ツアーで命を狙われていた小野塚哲也は、
 「(はじめが)事件の真相を暴いていなければあの恐ろしい女のえじきになっていたかもしれません」
と話していた。

 そんな小野塚は声優の辻亜矢芽とカップルになっていた。
 小野塚いわく、
 
 「意外かもしれませんが、実は僕若い頃はアニメオタクで…
 昔亜矢芽さんが出演してたアニメ僕が好きで…」

 はじめ
 「(いや!そこは全く意外じゃない!!)」と思っていた…。

 ( ゚д゚)ポカーン

 小野塚は辻が『宇宙装機ダンガルガー』のニナ役であることを知っていて、それで話が盛り上がった。
 辻は小野塚に、一時アニメの現場で色々あってやさぐれていたことを話したが、小野塚

 「辻さんは優しい人なんですね。
 本当は繊細で傷つきやすいのに周りの人はそう見てないからちょっとムリしちゃうんじゃないですか?」

 と言ってくれたので、彼に惚れたようだ。

 ―― 将来小野塚と辻が結婚したら、一部の辻亜矢芽ファンはこう言うだろう…

 「でゅるわぁあああああぶるわっひゃあひゃひゃひゃひゃどぅるわっはあああああああああぎゃあああああうわああああああああ」

 まつらいさん…(´;ω;`)ブワッ ――

 
 …それはさておき、カップル成立が相次ぐ中一人だけ人数の関係上あぶれてしまった人がいた
 一級建築士の館林一樹だ。

 「あ~あ~、いいよね~!
みんなラブラブしちゃってさー、俺完全にあぶれちゃってるしー
 おれあの夜犯人の女から電話で「あなたの部屋に行くわ」なーんて言われて
メチャ期待して明け方までずっと待ってたんだぜ?
 ははは…!俺ホント運悪くね?

 館林はそうボヤきながらも、次の婚活ツアーがあるかどうかを聞いていた。
 「できれば5割引きで!」とはじめに言っていた。

 「よっしゃ、次こそかわいい女の子ゲットだぜ!」と立ち直りの早い館林だった…。

 ―― 館林はもしかして → ポケモンファン(※違う)――

 ところではじめは、殺人事件があったのに人数的に余った館林を除いて全員カップル成立したことについて「吊り橋効果」と考えていた。
 これは
 『立ってるだけで怖い吊橋と安定したコンクリの橋の上それぞれで男性から女性に電話をかけると
 コンクリの方はほとんど反応がなかったのに対し吊り橋で出会った方は半分くらい電話してくる』というもの。
  その理由は『吊り橋の恐怖からくるドキドキを恋と勘違いするから』らしい。
 今回の事件でいうと『事件が客の縁を取り持った』ようだ。

 まりんははじめに言った。
 
 「かっこよかったですよ?そんな"効果"なくても。
 今回の金田一主任、とってもかっこよかった!
 本当の探偵みたいで」

 
 【七瀬美雪からのメッセージ!】

 まりんが去るのと入れ替わりに、まるで計ったようなタイミングで
ライソ(LINE?)からメールが来た。
 はじめの幼馴染、七瀬美雪からだった。

 「大変だったね はじめちゃん……
 でも事件が解決してよかった
 ちょっとだけ一緒に
 いたかったかも…
 なんて」

 はじめ
 「(人の気も知らんで…!
 でも…おれはお前の『そーゆートコ』に
 何度となく助けられてたんだよなあ…
 美雪…」

 と思っていた…。

 
 【居酒屋で、新たな事件の幕開けの予感…?】

 佐木竜二「やーっぱり起こっちゃったんですねー、殺人事件!」

 村上草太「まー、お前そーゆー体質だからな~、金田一!」

 
 居酒屋にて、はじめは佐木2号と草太にこう言われていた。

 ―― 江戸川コナン「( ゚д゚)ガタッ」
    毛利小五郎「( ゚д゚)ガタッ」 ――
 
 またはじめが二人に歌島リゾートでの殺人事件について話すと、佐木2号は

 「僕もその現場でビデオ撮りたかったなー、
 先輩の焦りまくる顔!」

 と言っていた。

  ―― (;8;)<ハジメチャン… ――

 そしてはじめは草太と佐木2号に

 草太
 「今回も事件は無事解決したわけだし、
 こんなことそーそー起こるもんじゃないだろ?」

 佐木
 「ですよねー
 先輩、昔はたくさん事件を解決したけど、
 サラリーマンになってからめっきり事件に絡んでないし、
 そんなに事件に巻き込まれることなんてないですよねー」

 と言われていたが、

 「だといいがな…」

 と、真剣な表情を見せていた…!

 
 ―― はじめが今回のラストで真剣な表情を見せたのは、
 もしかするとはじめが事件を解決しなくなり、20年のブランク(?)を生じさせることになった過去の事件を思い出したからなのかも。
 それは、はじめの宿敵である『地獄の傀儡師』こと高遠遙一の件かな。 ――

 そもそも、高遠が作り出した傀儡あるいは本人による事件が20年も起きていないのは違和感がありすぎる。これについては、
 
 「高遠は20年の間にはじめが関わった何らかの事件で命を落としたか?」

 「あるいは高遠ははじめが巻き込まれた事件とは関係なしに20年どこかに潜伏して一度も姿を見せてないのでは?」
 
 「それともはじめの前に直接的にも間接的にもかかわらず、20年間温めてきた壮大な殺人計画を実行する前触れなのでは?」

 …想像は尽きないなあ。

 高遠がらみかどうかは今の所わからないが、
 「もう謎は解きたくない」とはじめに言わしめたであろう事件がもしあったとしたら
 その闇は、読者の想像以上に深そう
だなあ。
 


 【今後起こりそうな事件について。】

 「事件そのものは解決しても、そこから新たなドラマが始まる。」

 そういえば『金田一少年の事件簿』の劇場版でこのことをはじめは、
ジッチャン(金田一耕助)から聞いた事がある」と言ってたなあ。

 この劇場版の原作はマガジンノベルスの『オペラ座館・新たなる殺人』…つまり第2の『オペラ座館殺人事件』だが、
次の事件ははじめが『金田一少年の事件簿』時代に解決した事件の続きの話が展開されるかも

 例えば、はじめが事件を解決したことに対する復讐を目論む人が登場したりとか…
 
 実際、堂本剛が出演していたドラマ『金田一少年の事件簿』では、
はじめが背後から襲われた事件について、はじめが偽葬式を開いて襲撃犯を暴き出すエピソードがあったし。
 (※ちなみに、はじめ襲撃事件の動機は『怪盗紳士の殺人』のメインの連続殺人とは違う事件の犯人を暴かれた復讐だった)


 【なぜはじめが謎を解きたくなくなったのか?
 なぜ高遠遙一が姿を表さなくなったのか?】


 それにしても、『歌島リゾート殺人事件』の犯人・麻生早苗は
 高遠遙一が食いつきそうな不幸や憎しみを持ってはいなかったなあ。
 そして私のブログのコメントにも、麻生について「お粗末な犯行動機」とあったなあ。


 ―― はじめが「もう謎は解きたくない」と言っていたのは
 実は、何かの大きな事件がきっかけではなく
 麻生のような身勝手でつまらない犯罪者が相次いでいたからでは…

 これまでの『金田一少年の事件簿』に登場した不幸や憎しみを持つ犯罪者の多くは、
 高遠遙一にとっては今の言葉で言うと「エモい」だろう。
 また、読者たちにとっても…。
 そしておそらくは、はじめにとっても

 逆に、『歌島』の麻生のような犯行動機を持つ人たちは高遠にとって「エモくない」
 そしてそれはおそらく読者たちにとっても、はじめにとっても…。

 これでは、はじめが謎を解きたいとも思わないし、
 高遠も現れないのかな…(´・ω・`) ――

  …次の事件は、はじめと高遠、そして読者たちをヒリつかせるえもい展開と犯人を望む。
 本編の後に『イブニング』編集部が選んだ『金田一37歳の事件簿』単行本1巻の「エモい」レビューが公開されていたし。


 【ソース】
 イブニング 2018.8.14 NO.16
 『金田一37歳の事件簿』
 歌島リゾート殺人事件
 File13 嵐の後の歌島
 講談社 (P293~P314)

 現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿』
『歌島リゾート殺人事件』が展開されていて、
 少年時代に歌島にあるオペラ座館で3度の『オペラ座の怪人』に見立てた『ファントム(or歌月)』を名乗る者による連続殺人事件を解決し、今はPR会社の主任として働く37歳の金田一耕助の孫・金田一一が4度目の『ファントム』を名乗る者による歌島で起きた桜沢楓殺しの謎を解く話…
…はずだったが、はじめは「もう謎は解きたくない」と思っていた…
 ちなみに今歌島にはオペラ座館はなく、歌島リゾートになっていた。
 
 …けれどもはじめは警視長となった明智健悟と退官した剣持勇警部に電話をかけていた。
 明智警視長は協力は断ったけれども、
 「なぜ死体が消えたのか、まずはそこから考えてみたらどうですか」というヒントを与え


 【桜沢楓殺しのヒント?
 はじめが忘れ物を取りに行った時に見つけたもの!】

 そもそも『歌島リゾート殺人事件』
 37歳になったはじめが仕事で担当している婚活イベント中、
客の一人・桜沢楓チャペルにてロープで絞殺され倒れているのが見つかったが目を離しているすきに遺体が消え、後に桜沢の遺体がヴィーナスの鐘がある塔にてワイヤーで首を吊られた状態で見つかった事件。

 最近公開された第7話では、はじめがチャペルにキーケースを落としたので取りに行くシーンが最初の方にあった。

 キーケースは無事見つかったが、はじめは2つのものが落ちているのを見つけた
 それは、1個のゴルフボールと水が入ったビニール袋。
 このときはじめは思った

 「なんでこんなのがこんなところに?
 待てよ?よく考えたらこのゴルフボールもおかしいぞ。
 今回まだ誰もゴルフなんてしてないし、
 このツアーは正式オープン前のプレオープンイベントで
 出迎え客は俺たちが初めてのはずなんだ。
 なのになぜこんなとこにゴルフボールが…
 
 けれどもはじめは
「いや、何考えてんだ!俺はもう謎は解かない」
と思っていた…。

 ―― はじめがチャペルで見つけたゴルフボールと水が入ったビニール袋は
脈を止めるマジックで使うものっぽいなあ…。――


 【鈴木実の遺体は、こうして見つかった…】

 はじめがキーケースを取りに行っている間、「ファントム」は気絶させた歯科医の鈴木実を台車でホールに運んでいた。
 運んでいる時犯人はこう考えていた。

 「誰かに見つかったら何て言い訳しよっかな?
 ま、面倒だったらそいつも殺すか…!」

 
  ・・・一方チャペルから戻ってきたはじめは『オペラ座の怪人』のテーマが流れてきたのを聞いた。
 ただ、今回音楽が聞こえてきたのはオーディオルームからではなく、
内庭に向いている方の部屋からだった。
 女性客たちは音楽が流れている部屋の中にファントムがいるかもしれないと思い自分たちの部屋に戻ったが、はじめと冬木栄介支配人、客の館林一樹・小野塚哲也・黒木護・大竹比呂之は音楽が聞こえてきた部屋に入ることにした。

 …部屋の中に入ると中は真っ暗で、しかも照明が叩き壊されていた
 窓が開いていて窓にはシャンデリアが映っていた

 しかも向かいの窓のシャンデリアが音楽とともにフッと消えたのを見たので男性客たちは
「シャンデリアが落ちた」と思った。
 
 シャンデリアがあるのは工事中のイベントホール。
 はじめたちはそこに向かって駆けた。

 その様子を見てはじめの部下の葉山まりんはびっくりしていた。

 ちなみに女性客の麻生早苗はこう言っていた。
 「ね、ねぇ、何、今のすごい音!?」

 
 ・・・客たちはイベントホールに集まった。
 そして明かりをつけると、
 落ちてきたシャンデリアに串刺しにされた鈴木の死体があった・・・。


 …冬木支配人の話によるとシャンデリアは天井裏を通して渡り廊下にあるウインチで高さを調整するタイプ。
 ウインチのワイヤーはそこら辺にあるペンチのような工具で切られていた。
 また、シャンデリアの重さは約30kgでそれほど重くはないとのこと。

 また、ワイヤーを切りに来るには4~5分はゆうにかかり、音楽を聞いて集まった面々には犯行は不可能。
 全員にアリバイが成立していた。


 【葉山まりんの援護射撃!】

 はじめが客たちのところに戻ると館林が怒っていた。

 「あんたんトコの会社、
 こんな殺人鬼のうろつく島でイベントなんてやりやがってどーしてくれんだよ!?
 責任は重大だぞ」

 はじめ
 「申し訳ありません。
しかしまだ島をうろつく殺人鬼が犯人と決まったわけではありません。
と言った時、館林
「どういう意味だよ」
と言われた。

 こんなふうに言われたらかつてのはじめだったら、
 「あんたたちの中に犯人がいるかもしれないってことさ!」と強気に出るが、
 今のはじめはこれを言ったら即クビになることを恐れて言えずにいた。

 …するとまりんがこう言った。

 「待って下さい館林さん!
 主任はこう言いたいんです。
 犯人は外の誰かではなくこの中にいるかもしれないって!」

 犯人呼ばわりされた客たちは怒っていた。
 とくに館林はこうはじめに行っていた。
 
 「へー!おもしろいじゃねぇかアンタ!
もし島に隠れてる別の誰かが犯人だったらどう責任取るんだ!?
出るとこ出て訴えさせてもらうぞ?」

 「申し訳ありません…、ですがその件については私にお任せ願えませんか…?」
 そう答えるはじめはキリキリとする胃の痛みをこらえながらこう思っていた。

 「もう謎を解くしかないっ!
 ジッチャンの…名にかけて…」

 ―― (;8;)<ハジメチャン…

 はじめはPR会社の仕事向いてないかも…
 やっぱりはじめは探偵が一番だと思うなあ… ――

 それにしても「ファントム」が鈴木を運んでいる時に言っていた
 
 「誰かに見つかったら何て言い訳しよっかな?
 ま、面倒だったらそいつも殺すか…!」

というセリフは、第3の殺人の伏線に思えてならないなあ。
 第2の殺人では予定外の邪魔者は特にいなかったし…

 特に歌島で起きた第1の事件『オペラ座館殺人事件』の第3の殺人では
 緒方夏代先生(※アニメではシェフ)殺害という犯人にとって予定外の殺人が起きてるし…

 ある現実の有名な殺人鬼の言葉に
 「うつべきをうたず、うたいでよいものをうった」という言葉があるが、
 第3の殺人はまさにそれになるかも…。

 すると『金田一37歳の事件簿』のはじめのパートナー候補であるまりんが
次の犠牲者になる可能性も出てきたなあ…。


 【第2の殺人:鈴木実殺し の犯人のミス】

 ところで自分は『歌島リゾート殺人事件』について、桜沢楓と鈴木実を殺した犯人は麻生早苗だと睨んでいる。
 
 「桜沢の脈がなかったのは麻生が桜沢と組んでそういうマジックを仕掛けたからでは。
 後で麻生は桜沢を裏切って殺したのでは。
 そして第7話で見つかった水が入ったビニール袋とゴルフボールをマジックで使ったのでは。」

 と考えている。

 
 ・・・特に第7話では鈴木殺しについて麻生はうかつな発言をしていると自分は思った。
 それははじめたち男性陣がイベントホールに向かって走って行ったシーン。

 このシーンではじめが走って現れた時、
 麻生はバスローブ姿で「ね、ねぇ、何、今のすごい音!?」と口走ったが、
 シャンデリアの落下については、目立つようなシャンデリアが落ちる音はしていなかった。
 とくに男性客はシャンデリアが落ちたことを
「向かいの窓のシャンデリアが落ちた」…すなわちシャンデリアの明かりが消えたことから目で判断したが、
 麻生の発言のように耳で判断できたのはおかしいと思う。


 今回の事件の犯人は十中八九麻生だと自分は考えるが、
 第三の殺人が予定外の人物になりそう…
…特にまりんに犯人の凶刃が向きそうな気がして今後の展開が気になる。

 【ソース】
 イブニング 2018.5.08 NO.10
 『金田一37歳の事件簿』
 File7 再びのファントム
 歌島リゾート殺人事件
 講談社 (P367~P388) 

 (・8・)<マリンチャン!

 『週刊少年マガジン』で連載されていた『金田一少年の事件簿』が
雑誌『イブニング』で『金田一37歳の事件簿』として帰ってきた。
なお主人公・金田一一は音羽ブラックPR社の主任として歌島リゾートを訪れているが、
そこはかつてオペラ座館があり、3度少年時代に連続殺人事件に巻き込まれたので
「もう謎は解きたくない」とはじめは思っていた。
 そして今、『歌島リゾート殺人事件』として『オペラ座館・第四の殺人』ともいえるだろう事件にはじめは挑もうとしている…

 なおはじめの幼馴染・七瀬美雪は世界を飛び回る大手航空会社のチーフパーサーになっていて姿はまだ登場していないが
代わりにはじめの部下で新入社員の葉山まりんが側にいる。

 ―― まりんは美雪に代わるはじめのパートナーになるのは間違いないが、
今後読者の想像を絶する大どんでん返しもありそうな気がするなあ… ――

 
 【金田一一(37)、新たなオフィスラブの展開…?】

 そもそもはじめの4度目の歌島訪問は、
仕事で「歌島リゾート夢の縁結びツアー」のため。
 …なお、裸芸も、仕事のうち…

 ( ゚д゚)ポカーン
 (;8;)<ハジメチャン…。

 
 ・・・前回第2話では不動産業2代目経営者・大竹比呂之
20年前の3度の「ファントム」を名乗る殺人鬼による連続殺人事件のことを話した。
 なお、大竹が「3件すべて『金田一一』という少年が解決した」ということを知っているかは今のところわからない。

 …第3話では歌島リゾート支配人・冬木栄介が、歌島で起きた連続殺人についてどう思っているかも明かされていた。
 前回は『この島のいわく』とはじめとまりんに語っていたが、今回は

 「昔戦場で人がたくさん死んだ場所が今はリゾートなんてざらですからね。
 そんなこといちいち気にしたらやってられませんよ。」

と話していた。

 ―― 「金田一一」という金田一耕助の孫の武勇伝を語ってくれるのは
今回の事件の関係者のうち誰なのだろうか…? ――


 ・・・肝試しゲームのペアの参考にするためにトキメキタイムで参加者たちに二人でゆっくり話してみたい人の名前を書いてもらったはじめ。
 女性たちは誰の名前を書いたのか気になっていた。
 特にIT企業派遣社員・桜沢楓は看護師・麻生早苗が書いた名前とかぶるのを気にしていたがかぶらなくてホッとしていた。

 
 ・・・はじめはまりんに歌島の過去について語らないようにしていた。

 まりん
「でも歓迎パーティーの残りのワインを飲んだらつい話しちゃうかもしれない」
と思い、はじめを誘った。
 
 「乾杯ですね。
 今はなき『オペラ座館』に…」

 はじめは思った。

 「可愛い顔して大胆な…!!
これは…金田一一(37)、
新たなオフィスラブの展開が……!?」

 ・・・ところが、このタイミングで美雪からライソ(LINE)が。

 (どこかで見てるのか?)と辺りをキョロキョロ見回すはじめだった…

 
 ―― はじめちゃん…(´・ω・`)ショボーン ――
 


 【『オペラ座の怪人』のテーマは、事件の幕開け…!】

 桜沢がだいぶ酔った一級建築士・館林一樹に絡まれて困っていた。
桜沢はトイレに連れて行こうとする館林に迷惑していた。
 その様子を見ていたまりん「私ああいう人キライです!」と言っていた。
 はじめは「館林は気をつけないとトラブる」と思っていた。


 ・・・しばらく歓談後、はじめは肝試しのルール説明をした。
 このとき館林はトイレに行っていたので彼には後で説明することに。
 ちなみに肝試しは次のような手順。
 
 1.回収したカードの名前を参考に男女ペアになる。
 2.二人ずつテラスから飛び石に沿って庭園を歩く。
 3.チャペルの中に入り二人で十字架の前の祭壇に進む。
 4.祭壇に一輪のバラを置く。


 ・・・突然、ミュージカル『オペラ座の怪人』のテーマ曲が廊下のほうから流れた。
 でも、はじめはこの仕込みをした覚えがなく、予定外だった。

 冬木にどこで音楽が鳴っているかを聞くと
 「廊下を出て二つ向こうのオーディオルームかと…」と答えた。

 肝試しの演出だと思っていた参加者たちもはじめたちについていった。
 
 …はじめがオーディオルームに入ると音楽は消え、オーディオルームの窓は開いていた。
 しかも、窓の下は崖で海。
 またCDのトレイは開いていた。
 
 そしてトイレに行っていた館林が騒ぎを聞きつけてオーディオルームに現れたので
はじめは「ここでCD聴いたりしました?」と聞いたが「トイレに行っただけ」と答えた。

 音楽を流したのは「誰かのイタズラでしょ!」と笑顔で話すはじめだったが、その一方で

 「(誰かが『オペラ座の怪人』のCDをかけ俺達が来る寸前に消えた…
 …なんのために…?」

 と思っていた…。

 
 ・・・さて、肝試しのペアは次の通り。

 <一組目> 小野塚哲也&麻生早苗
 
 <二組目> 館林一樹&桜沢楓
 
 <三組目> 黒木護&星村のぞみ
 
 <四組目> 大竹比呂之&末次里菜
 
 <五組目> 鈴木実&辻亜矢芽

 はじめは二組目の名前を読み上げる前に
 「…あれ?」と思った
 そして館林と桜沢との会話の様子からさらにその思いは強まった。

 
 …「肝試しが楽しみ!」とまりんに笑顔で話す桜沢
 
 だが、これこそが彼女が生きて姿を見せた最後の姿だった…!



 【桜沢楓、殺される…】
 
 午後9時。
 
 参加者たちはまりんのガイドで、ガーデンテラスのマリア像の下に集合した。
 だが、楓の姿がないので二組目の順番は後回しに。
 
 一方はじめはゾンビに扮装して「本当の怖さを教えてやんよ!」とばかりに小野塚&麻生ペアの後をつけたが、
 二人はまだはじめが脅かしていないのに悲鳴を上げた。

 二人の目の前には、ロープが首に巻き付いた状態で息絶えている桜沢が倒れていたのだ…



 ―― (;8;)<カエデチャン…。 ――

 趣味が演劇だという桜沢は、過去に劇団でのトラブルか何かで誰かに恨みを買っていたのだろうか…?


 …それにしても館林と桜沢、妙に親しいなあ。
 オペラ座の怪人のテーマが廊下から流れてくる前の桜沢は、酒に酔った館林に絡まれて嫌がっていたのに
 肝試しのペア発表の時はさっきのことがまるで何もなかったかのようだったなあ。

 館林「よろしくね楓チャン」
 
 桜沢「はぁーい よろしくお願いします!」

 そんな二人のやり取りが妙だなあ。

 実は、同じ劇団以上の親しい間柄だったりして…?

 
 …また、音楽を流した件にしても桜沢が殺された件にしても
一見すると館林が怪しいように思える
 実は今回の事件の真犯人が館林に罪を着せる罠のように見えるなあ。

 真犯人は勝手に音楽を流しても怪しまれないであろうスタッフ…
 冬木支配人、あるいはまりんと思われるが、
 美雪に代わる有能な助手になるだろうまりんをいきなり真犯人にする…なんて展開はあってよいものだろうか…。

 
 …「オーディオルームから流れていたと思われていた音楽は、実は別の場所で流れていた。
あらかじめ機器が使われた形跡を残し、スマホか何かで音楽を流した…」
 
 …こう考えるのが一番しっくり来るなあ。

 
 そして次回以降、館林の運命がどうなるか、そして桜沢がいた劇団の過去についてが気になるなあ。

 …それにしても、館林は一級建築士というよりはむしろ、
一級フラグ建築士だなあ…( ゚д゚)


 【ソース】
 イブニング 2018.3.13 NO.6
 『金田一37歳の事件簿』
 File3 惨劇の幕開け
 歌島リゾート殺人事件
 講談社 (P273~P294)

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