現在週刊少年マガジンで連載中の『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』。
何と、次回で完結するとのこと…
…(´;ω;`)ブワッ
けれども来年2018年1月23日に新シリーズが登場し
何と金田一一が大人になって登場するとのこと。
しかも掲載雑誌が『イブニング』に変わるとのこと。
なお、タイトルについて天樹征丸先生は今号の週刊少年マガジンにおいて
「タイトルでまだ悩んでます。」と目次のところで述べている。
―― 『おそ松くん』が『おそ松さん』になったように
『金田一少年の事件簿』が『金田一青年の事件簿』になるのかな?
それから25年後には『金田一壮年の事件簿』になって、
それから25年後には『金田一中年の事件簿』になって、
そしてそれから25年後には『金田一高年の事件簿』に…
…流石にならないか( ゚д゚) ――
【婚約者・夕月カンナ】
それはさておき、
『金田一二三誘拐殺人事件』が『金田一少年の事件簿R』最後の事件になるとのこと。
しかも、第12話で終わりではなくあともう一話あるという。
第12話ではフミを誘拐し(※実は狂言誘拐)山南敬助を殺害した真犯人『沖田総司』こと永倉新八の動機が明らかになっていた。
…それは、婚約者の夕月(ゆづき)カンナをいわゆるパワハラにより自殺させたことに対する復讐だった。
永倉とカンナは中学頃からの付き合いで同じ大学を卒業した。
そして永倉は総合商社、カンナは大手広告代理店に就職した。
特に永倉はアフリカに配属が決まり婚約指輪のダイヤの指輪も購入していた。
離れている間はお互いメールでやり取りをしていた。
永倉は会えない分だけ「カンナのいない人生なんて考えられなかった」と
はじめたちに明かしていた。
カンナ「スマホが壊れたけど買い替えに行く時間もないからしばらくはこの会社の携帯のアドレスに送ってねそれにしても時差も8時間とかだし即レスできなくてゴメンねでも新ちゃんからのメール、毎朝すごく楽しみにしてるからさ大好きだよ 新ちゃん」永倉「俺もだよここはネットもほとんど使えないからSNSはダメだけど衛星携帯 会社からもらってるからメールは大丈夫夏休みには絶対にもらって帰るつもりだから待ってて」
「早くカンナの声が聞きたい」と思っていた永倉。
だが・・・
「すごく忙しそうだね 新ちゃん
でも大丈夫だよ あたしは平気」
永倉はこのメールがカンナから来たことが引っかかり
「カンナの方こそ頑張りすぎてないか?
身体壊しちゃ元も子もないぞ?」
と返信した。
それ以来、カンナのメールの返信がぷっつり途絶えてしまった。
それが2週間続き電話をかけてみるとカンナではなく見知らぬ男の声がした。
「身内に不幸があった」と嘘をついて日本に帰国した永倉を待ち受けていたのは、
本当の『不幸』だった。
永倉はカンナの会社を訪れて受付の人にカンナを呼び出してもらったけれども
「3日前に亡くなっている」ということを聞かされた。
自室の風呂場で手首を切って自殺したという。
同僚がカンナの遺体を発見したらしい。
永倉はカンナの葬式の会場でカンナの父に会い
「まさか自殺するまで追い込まれていたとは」と聞いた。
「まさか自殺するまで追い込まれていたとは」と聞いた。
棺の中のカンナはやつれていたがまるで眠っているようだった。
「カンナ…これ…前に言ってた「お土産」だよ俺 お前にプロポーズするためにすげー奮発したんだぞ?……なぁ お前の手…どうしてこんなに冷たいんだよ……!?どうして… どうして…」
婚約指輪を手にはめる永倉は泣いていた…
【マジやばくね?山南敬助課長】
葬儀を終えて会場から出た永倉はカンナの同僚の女性二人から聞かされた。
カンナの上司・山南敬助課長(ヤマケイ)にずっと陰湿なイジメに遭っていたことを…
山南は新人歓迎会でカンナに迫って断られたのを根に持ち
新人のカンナにメチャクチャなノルマを課し、毎日みんなの前で凄まじい叱責を浴びせていた。
またスマホに関しては防水でないのを知ってかわざと飲み物をかけ、水をかけて洗っていた。
しかも代わりに会社の携帯を渡していた…
…幸い、カンナの同僚は山南に壊された携帯を修理してくれていてパスワードも預かっていたので
永倉は同僚からカンナの携帯を受け取ることができた。
カンナの父に渡すべきか迷ったがその前にカンナの日記を見つけた。
そこには…
「営業の電車の中絶対に無理なスケジュールどうやって回ればいいの?何度見ても新ちゃんからの返事がない今朝も新ちゃんからのメールは来なかったどうしたのかな私のメールの返事もないなんて何か他の人ができちゃったとかまさかだよね」「昨日も眠れなかったみんなの前で怒鳴り散らされて全部やり直し夜の12時までかかって終電で社員寮に生き地獄新ちゃんからのメールは今日もなし」
・・・カンナの日記から永倉は確信した。
山南はわざわざ早く出社し、カンナが読む前に永倉からのメールを消していた。
孤立させ、精神的に追い込むために…
毎日返事を欠かさず書いていたのに、カンナは読んでいなかったから…
―― (;8;)<カンナチャン…。 ――
カンナの父に携帯を渡し事情を話せば会社を訴えただろう。でも山南というクズが会社をクビになるだけ。そんなんじゃ俺の怒りは鎮まらない…!あの山南というサイテーの男にふさわしい『犯罪者の汚名』を着せてこの世から消してやろう…
・・・こう思った永倉は、自分が山南と同様に新撰組の隊士と同姓同名であり、
しかも偶然にも新撰組祭があったのでこれを利用できないものかと考えた。
新撰組祭に誘い出すためにメルマガを装って案内を送ったり「参加すると商品がすごい」と煽っていた。
そして実際に山南が現れた時、こう思った。
「復讐の神様が俺に味方してる」と…。
ただ、起こした事件について永倉は
「ただひとつ不運だったことがあるとすれば、
金田一くんの従姉妹を誘拐しちまったことかな。
金田一くんの従姉妹を誘拐しちまったことかな。
それがなければ、これは見事な完全犯罪だった!」
と言っていた。
と言っていた。
そして
「ま…やつを誘拐犯にすることはできなかったけど俺の復讐は成功した。
それだけで俺は満足さ…
さ…刑事さん行きましょう」
と言い、剣持警部に連れて行かれた。
・・・はじめは永倉の独白をじっと聞いていた。
この時、はじめの中には「何か」が残っていた。
はじめの中に残る「ただ一つ」のものが…。
―― 山南敬助課長、ブッブーですわ!!
ダイヤだけに…|c||^.-^||
(※ダイヤ違いです)
そしてパワハラ、『マジやばくね』
(※カンナ違いです) ――
…永倉のターゲット・山南は恋人の上司だったか…。
それにしても永倉はアフリカ出張したり現地で結婚指輪のダイヤの指輪を手に入れるとは
相当な金持ちだったんだなあ…。
フミを監禁するアジトまで用意してるし…。
自分は、こういう大掛かりなのは金銭面やトリックについて
裏で地獄の傀儡師・高遠遙一みたいな人物が手を貸していると思ったが
実はそうではなく、単独犯だったか…。
それにしても山南のイジメに
心を痛めていくカンナさんが可哀想…(´;ω;`)
…第12話ラストでは
「『金田一二三誘拐殺人事件』は京王線井の頭線渋谷駅を終点に幕を下ろした」
とあるけれども、
はじめの中では幕はまだ降りていないようだったなあ。
実はこの事件の裏にはもっと大きな力が働いているのだろうか…?
黒幕が存在するのだろうか?
…果たして『金田一少年の事件簿R』は、
『金田一二三誘拐殺人事件』のラストはどこに向かうのだろうか。
今回の事件の場合、次回ははじめやフミが刑務所にいる永倉に何か言いそうだが
その前に読者の度肝を抜く意外な展開が待っていそうだなあ…。
これは来年から始まる新シリーズで大人になって登場するはじめの伏線になるのだろうか…?
<ソース>
週刊少年マガジン 2017年第45号
『金田一少年の事件簿R・金田一二三誘拐殺人事件』
講談社 (第十二話)p409~p429
まんたんウェブ
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