にぎる。

『にぎる。』にようこそ! このブログは私が見たアニメやマンガの感想を自由気ままに書いています。

タグ:狩生玲奈

(※前編の続きです)

 アニメ『ReLIFE』最終話となる第13話では
オーガこと大神和臣狩生玲奈に告白して晴れてカップルになっていた。
 
 一方、主人公の海崎新太とヒロインの日代千鶴にも動きがあり、
二人きりになるシーンがあった。

 …もっともリライフ研究所のサポート課・夜明了小野屋杏の計らい(?)によるものかどうかは不明だが…。


【花火大会の海崎新太と日代千鶴。】

 花火大会の会場に向かうときに小野屋にベッタリされていた海崎は、
日代が夜明と一緒に歩いていたとき顔を赤くしていた。

 日代が夜明の腕をつかんでいて、「了…」と名前で親しそうに呼んでいたから。

 「日代さんはもしかして…」と思っていた海崎だった。

 …この後の日代は小野屋と一緒に輪投げなどを楽しんでいたが、
花火が上がる前、みんなとはぐれて海崎と二人きりになった。

 
 …ちなみにこの時の海崎は
「俺もはめられたのか…!」と思っていた。

 オーガと狩生を二人きりにしようとしていたが、
日代と二人きりにされたからか…。

 また海崎は夜明にこんなことを言われていた。

 「海崎さんにとっては、
最初で最後の夏ですからね。」

 だったらどうしろというんだよ…と思う、海崎だった…。

 
 ・・・花火が打ち上がるのを日代と一緒に見ることになった海崎は
日代にこんなことを言われていた。

 「了と仲がいいですよね、海崎さん。学校でもたまに話してますし。

海崎さん、すぐ誰とでも仲良くなれますもんね。

 まだ4月の編入したての頃からすでに友達の輪の中にいました。
それを見て『私も頑張らないと』と思ったことをとてもよく覚えています。

 それを聞いた海崎は

 「日代さんだって今こうして花火に来てるじゃん。(はぐれちゃったけどさ)
友達の輪の中にいるよ。
日代さん、頑張ったんだね」
と笑顔で言った。

 日代は
「ありがとうございます、主に海崎さんのおかげです。
海崎さんに出会えて良かったです。」と言っていた。

 ・・・この時花火が上がった。

 海崎は「日代の言葉に深い意味はない」と思いつつ、
「(ありがとう、そんなふうに思ってくれて。
それだけで俺のリライフに意味があったと思えてくるよ。
……忘れられてしまうけど。)」
と心の中で思っていた。

 日代が「きれいですね」と花火を見ながら言っていた。

 「少し切ない感じもする。
派手でテンションが上がる分、消えちゃったとき
なんか寂しいっていうか…」
と海崎は言い、こう思っていた。

 「(俺のリライフ実験が終われば
日代さんもみんな俺のことを忘れる…」

 ・・・一方日代は、花火大会からさかのぼって高校生活を思い出していた。

 今日の花火大会のこと、
 二人がケンカしたときに海崎に相談に行ったこと…
 玉来ほのかと狩生玲奈と友達になったこと…
 海崎に職員室で出会ったこと…

 …そして、夜明了に会い、
リライフ研究所関東支部の被験者第1号に選ばれたこと…!!

 そして日代はこう思った。

「楽しませてくれる分、離れるときはきっとつらい…
わかりきってるはずなのに…

 そして海崎に向かってこう言った。

 「海崎さんって………………ですね」

 けれども花火の音が声をかき消したので伝わらなかった…。

 なお、この時の海崎はオーガと狩生が手をつないでいるのを見てニヤけていたので日代は、

 「海崎さん……、すこぶるお顔が気持ち悪いです」
と言っていた…。

( ゚д゚)ポカーン

 …このあと海崎と日代はみんなと合流して一緒にたこ焼きやら金魚すくいやら色々と楽しんだ…。


【花火大会後の海崎新太と日代千鶴】

 花火大会終了後、
 オーガと狩生、玉来ほのか・犬飼暁・朝地信長の3人、そして夜明了と小野屋杏はそれぞれに別れた。
 そのため、海崎は日代と一緒に帰ることになった。

 海崎は夜明が日代と一緒に歩いていたとき、
夜明が日代と腕を組んで歩いていたのをふと思い出した

 「日代さんと一緒にいるのがお気に召さないんですか?」
と夜明に言われたことについて
 「(そんなんじゃねえよ…珍しい組み合わせにちょっとびっくりしただけ…)」
と思っていた。

 このとき、日代は人混みに酔って具合悪そうにしていたので
海崎は日代をベンチに座らせた。
 実は日代が夜明と腕を組んでいたのは大勢の人に酔ってしまったから。

 ・・・「狩生さん、よかったですね。カズくんも。」

 日代は海崎にオーガと狩生のことを話した。

狩生も今日オーガに告白しようとしていた」と。

 そして「離れるとわかっていて告白するのは無駄ではないか」と思っていたが
 オーガと狩生の様子を見て『心底良かった』と考えが変わったことを海崎に明かした。


 「後の別れを気に病んで、
そのときそのときの幸せを捨ててしまうのは
もったいないのかもしれませんね…。」

 海崎は日代のこの言葉を聞いて、日代にこう返した。

 「そうだよね…
 いつか離れる日が、忘れちゃう日が来るかもだけど、
 でも俺達が生きてるのは今なんだから。

 だから日代さんもたくさん友達作って、素敵な恋もして、
いっぱい今しかない時を楽しんでね。

 このとき海崎は日代の頭に手をやっていた。

「はい、がんばります。」
 …日代は海崎に、こう返した。


  ・・・海崎はこう思っていた。

 「(俺には応援することしかできない。
俺に関する記憶は消える。
俺との思い出ばかりにしてしまったら、
日代さんの高3の思い出がぽっかり欠けてしまう。
日代さんが頑張る高校生活を、いつか俺が奪っちゃいけない…)」

 このとき海崎は、オーガが花火大会に狩生を誘うきっかけとなる自分がした恋バナを思い出した。

 不器用に、健気に頑張る高校生を可愛く思ってるだけだろ…
 妹みたいな感覚で…。
 目を覚ませ…しっかりしろ…
 これから先の日代さんの人生に俺は、いないんだから…。

 …けれども立ち上がって日代がバランスを崩したときに日代が海崎に寄りかかる格好に。
このとき海崎は日代の鼓動を感じていた。
 そっと肩を抱いた海崎だった…。

 「よかった、転ばなくて。」

 海崎はこう日代に言った。

 …海崎はその後も日代を心配していた。
 それゆえ日代は
「そんなに心配なら、腕を貸してください。
了は気軽に貸してくれましたよ。」と言っていた。
 
 吹き出した海崎は日代に腕を貸すことに。

 この時海崎は日代に言った。

 「いつか離れちゃう日が、忘れちゃう日が来るかもだけど、
だけど、ずっと俺は忘れないよ。」
 
 日代は海崎の言葉に

 「はい、私も忘れません…」と返した…。
 
   ・・・そして2学期が始まり、海崎はこう思っていた。

 1年限定の青春、どうせ忘れられる幻だとしても。
一瞬一瞬を大事に、楽しんで生きてみよう。
 
 …このリライフを!


【ちなみに…】 

 日代と海崎が花火大会終了後の行動は
リライフ研究所サポート課の夜明と小野屋にバッチリ観察されていた。
 
 …ちなみに腕を組むのを夜明に提案したのは小野屋だった。

 二人は海崎を被験者に選んでよかったと思っていた。
 特に狩生を日代とくっつけたことなどから小野屋は
「海崎さんがいれば日代さんも…(リライフ実験に成功するかも)」と思っていた…。

 そんな小野屋は2学期から日代のサポート担当になるとのこと…。

 夜明
 「海崎が積極的に人と関わろうとした結果、
周りの人間が変わり始めている」と考えていた。
 そしてそれは、リライフ実験が順調である紛れもない証拠だと…。



 ―― 人と関わることで周りの人間が変わる。
 それは一見すると今の人々に足りないことのようだけど、
実は遥か昔からそうだったのでは… ――

 最終話では、オーガと狩生は安定して結ばれたが、
その一方で主人公・海崎とヒロイン・日代が結ばれつつある。
 
 特に二人はリライフの被験者カップルなので
二人が実験期間満了した時に二人がどうなっていくかが特に気になるなあ。

 
 …それにしてもアニメ『ReLIFE』は自分にとって、
自分が主人公の海崎と同じくらいの年齢だから妙に親近感があったなあ。

 それに、この物語は高校生に戻ってやり直す物語かな…
…と思いきやそうではなく、
 これまでの人生経験から新たに道を切り開いていく物語だったように思うし、
 「昔は良かった」「あの時こうすればよかった」ではなく、
「未来のために今自分がやりたいと思ったことをしよう」ということを伝えたかったのではないか…。

 とくに
「何かを変えるためには人と関わろうとする、関わることが大事」
ということは現実にも共通しているのでは…。

 …そういう意味でも海崎と日代だけではなく、
 オーガと狩生、夜明と小野屋、玉来と犬飼と朝地の今後が気になるので
 アニメ2期が楽しみだなあ…。

(※ソース
TVアニメ『ReLIFE』公式サイト
STORY Report 13
「告白」

 アニメ『ReLIFE』に登場するヒロイン・日代千鶴
 彼女の正体が最終話となる第13話でついに明らかになった。

 …実は、リライフ研究所関東支部のリライフ実験被験者第1号だったのだ。

 大人である主人公・海崎新太がリライフ実験の被験者となり
薬を服用することで若返って高校生になったように、
日代も実は大人でリライフ実験により高校生になっていたのだ。

 …なお、お互いリライフ実験の被験者であることは最終話でも日代も海崎も知らなかった。


【オーガ、狩生と結ばれる。】
 
 「俺、狩生を花火大会に誘って、告白する!」

 前回第12話でそう言ったオーガこと大神和臣

 彼の言葉を思い出す日代は
花火大会で来ていく浴衣を見ながら友達と一緒に出かけるのを楽しみにしていた。
 何と、日代はお祭りに行くのが初めてだったのだ。


 …そのとき狩生玲奈玉来ほのかからライム(※LINEみたいなもの)。

「今日、大神に告白する」狩生は言っていた。

 狩生は「当たり前のようにこの先もずっとオーガと一緒だ」と思っていたが
オーガが外部の大学を受けると聞いたので、
「言わなきゃ後悔する」と思い告白することにしたのだ。

 狩生は日代と玉来に

 「それとなく二人きりになれるよう協力してください(>人<)」

と伝えていた。

 けれどもこの時の日代はこう思っていた。


 「離れるとわかっていて、
想いを告げるのは
無駄なのでは…?」

  ・・・花火大会が始まったとき、海崎はなぜか小野屋杏にベッタリくっつかれていた。
 一方日代は夜明了と一緒に。
 玉来は犬飼暁と朝地信長と一緒に歩いていて
特に玉来は犬飼に「一緒に金魚すくいをしよう」と言っていた。
(※ちなみに玉来と犬飼は金魚すくいが取り尽くすほど上手らしい…( ゚д゚))

 そしてオーガは狩生と一緒に歩いていたが
「暑いね」「そうね」とお互い顔を合わせてはいなかった…。

 
 ・・・そんなオーガと狩生は花火が上がる前みんなとはぐれてしまった。
 そのとき玉来と海崎からライムが。

 2人っきりになれたでしょ?

 がんばって\(^o^)/

 オーガと狩生は顔を真っ赤にし、二人ともこう思っていた。

 「(確かにお願いしたけど、こんな不意打ち……!
 気持ちが追いつかないって……!)」

 ・・・花火大会の会場に向かう橋の上。
 大勢の人々が会場に向かい、車が渋滞になっている中
 オーガは狩生と二人きりで話をした。

  オーガは…

 「好き…なんですけど」

 …いきなり狩生に告白してしまった。

 「いきなり!?しかも人通りの多いところで!?」と顔を真っ赤にしてびっくりした狩生

 「こう来るとは思わないじゃん!
本気で言ってるの…?」
と言った。

 狩生「信用できない…?」というオーガの言葉に対して
 「違う!信じられないだけで…」と返したので
 「それ、意味一緒でしょ。」とオーガに言われた。

 ・・・「いろいろ考えてたのに…」と狩生が思っていると、突然狩生に通行人がぶつかった。
 そのため、狩生とオーガは距離が近くなり、咄嗟にオーガは手を繋いでしまった。

 
 ・・・このとき、狩生はオーガに告白した。

 今日の花火にオーガから誘われて嬉しかったことを、
 オーガのことが1年の頃からずっと好きだったことを…。
外部の大学を受けると聞いたので今日告白しようと決めていたことを。

 そして「付き合ってください!」と…。

 …でも、オーガの答えは…

「え~っ!!!?」

 …狩生「人が超勇気出してんのに何そのリアクション!?」とオーガに返した。
 オーガ「普通驚くでしょ!?」と言われたので
 「そっくりそのまま返すわよ!」とうちわで叩いた…。


 …けれども、

 「ごめんね、昔からそういう話をしてこなかったから、こういうところ鈍いと思う。
狩生の気持ちにも自分の気持ちにも気づかなかった。
新太に言われてやっと自覚した。」とオーガに謝られていた狩生だった。


 ・・・オーガは更にこう言った。

 「狩生がいないとつまらないな、他の人に触られているのが嫌だな…
気づいたのはほんの最近だけど
俺もずっと前から狩生のことが好きだったんだよ。」

 そして時間差で照れるオーガだった…(*´ω`*)

 
 …オーガ「手をつないでもよろしいでしょうか…?」と照れながら狩生に手を差し出したとき、
「よろしいです…」と返し、手をつないだ狩生

 この時の二人は照れながらも正面を向き合っていた。

 ちなみに花火が上がったときも二人は手をつないでいたが、こう思っていた。

「(手のひらが気になって、花火どころじゃない…!)」

 
 ―― オーガはチャラオーガだと思ったら、テレオーガだったなあ。 ――

 これまで恋愛に鈍感で、いわゆる恋バナもしなかったオーガだったが
前回第12話で一気にスパートを掛けていった感じかな。

 特に前回は照れて顔を真っ赤にするオーガのシーンが少なからずあったが、
今回は狩生への告白もあって顔を真っ赤にするシーンが更に多くなっていたなあ。
 
 一方の狩生も顔を真っ赤にし過ぎだったので、
二人の共通点は照れ屋なところかな?

 
 …オーガと狩生。
いつかあるであろうアニメ2期でも二人は仲良くしてほしいなあと思う。
 
 けれども、卒業前二人の関係に何もないわけではなさそうだなあ…。

(※感想は、後編に続きます)

(※ソース
TVアニメ『ReLIFE』公式サイト
STORY Report 13
「告白」

 最終話まであと2話となったアニメ『ReLIFE』
 
 第12話は恋愛に鈍感なオーガこと大神和臣が狩生玲奈に告白するよう、
海崎新太たちが動き出すエピソード
だった。

 
<【悲報】海崎新太、夏休み中も再試地獄の模様>

 第12話では日代千鶴がヘアゴムを白い×印のものに変えていた。
狩生玲奈玉来ほのかからもらったものらしい。

 そこにやってきたのは小野屋杏
「朝っぱらから元気ですね。
私は低血圧なので正直嫉妬します」
と日代は言っていた。

 けれども杏は後ろから走って来た夜明了に
「この人ちょっと借りてくね~」と連れられていった…

 ( ゚д゚)ポカーン

 ちなみに日代は夜明のことを了と名前で呼んでいた。
 去年同じクラスで、そう呼んでと言われたかららしい。
 
 この時海崎はオーガや夜明と違い名前で呼ばれず名字で呼ばれる自分に差を感じていた…。

 そんな海崎は夏休みが始まるというのに…
…期末試験も合格しなかったので夏休みも再試地獄だった…

海崎…(´・ω・`)ショボーン

 ちなみにオーガは青葉高校付属の青葉大も受けるけれども、外部の大学受験も考えているらしい。
このことを聞いた玲奈は気持ちが揺らいでいて、その様子を海崎は見ていた。

 「オーガと狩生。
 二人は一緒の大学に行くのか…
 いいなあ…
みんなも大学で一緒か…。

 …何だよ、「いいなあ」って。
 そんなのはオレには関係ないだろう…」


 ・・・夜。

 1学期が終了し、夜明と杏は海崎の家で勝手に飲み会を開いていた。
リライフ研究所の経費で飲んでいた嫌な大人・夜明と杏だった…

( ゚д゚)ポカーン

 しかも海崎が夏休み中に再試合格できるかを心配していた…
…というよりは楽しみにしていた…。

海崎…(´;ω;`)ブワッ


<【悲報】海崎新太、オーガに恋愛を説くも自爆する>

 ところで杏と海崎はオーガが玲奈の気持ちに気づいていないことを気にしていて
オーガを揺さぶろう…周りがなんとかして恋愛を進展させようと考えていた。


「狩生さんに男が近づいて揺らぐのを見れば、
さすがのオーガ君も平常心でいられないでしょう」

  …そう言っていた杏。
 だがこの後、玲奈に「ある意外な男」が近づいてオーガが平常心を失ったことは
杏には知る由もなかった…。

 ちなみに夜明は杏と海崎に
「勝手に周りが盛り上がって、オーガ君は大丈夫なの?
いい大人なんだから思春期の学生の心を振り回さないこと。」と言っていた。
それに対して二人は

「ヤダー。ドSが何か言ってる~」
海崎「さんざん俺を振り回すくせに~」

 …夜明は「(この酔っぱらいが…!)」と思っていた…。

 そして夜明は言った。

「海崎さんにもそういう話があっても良いのでは?
1年限定の青春。どうせ忘れられてしまう幻なんですし。」


 ・・・そして夏休みが始まった次の日の教室。

 海崎は夜明に前日「狩生さんはともかくオーガ君はどうなの?」と言われたことから
「今まで女の子と付き合ったという話、聞いたことないなあ」とオーガに言った。

 するとオーガは「( ゚д゚)ハッ? ないよ! 何急に?」と顔を少し赤くして言っていた。

「告られたことはあるけど…」

 海崎の質問にうん、うんとうなづくオーガ。

 そしてオーガに「今好きな子いないの?」と海崎が聞いた時
「みんな好きだよ」と言ったので海崎は
「何だよその答え!頭どうなってんだ!?」とツッコンだ。
明らかに恋の話をしていたのにきょとん顔なオーガだった。

 ・・・海崎はオーガに
「気づけばいつも一緒にいる女子」について質問した。
質問にうん、うんと再びうなづくオーガは玲奈のことを想っていた。
特に「誰かに取られたくない」「手を繋ぎたい」そして「キスの話」が出てくると、オーガの顔はますます赤くなっていき、ついには
「そんなふうに見たことなんかないよ!!」
海崎に叫んだ。
 
 海崎はオーガに言った。
 「勉強も大事だと思うけど、恋愛も大事だと思うぞ。
高校最後の夏、二度とない貴重な時間なんだから
気づいたら将来仲間内で独り身は自分だけということに…」

 …この時海崎は動きが止まった…。

 今まさにオーガに言ったことは海崎自身のことで、まさにブーメラン。

 海崎「自爆しました…」

( ゚д゚)ポカーン

 けれどもオーガから意外な質問が海崎に。

「新太はしたことあるの…? キスとか…」

 しかも「あるよ」と海崎が答えると
「新太のくせに!ハレンチ!スケベ!」顔を真っ赤にして照れていた…。


<狩生玲奈の恋人は、海崎の後輩・上岡善!?>

 夕方、海崎とオーガが一緒に家に帰る帰り道でオーガは意外なものを見た。
それは玲奈が何と海崎がいた会社の後輩・上岡善と話をしているところ。

 上岡とは前回第11話で墓参りの帰りに会っていた。
リライフがバレたのかと思い海崎はドキッとしていた。玲奈と上岡が一緒にいること以上に。

 …けれども玲奈と上岡の様子にドキドキが増していったのはオーガ。

 オーガは玲奈が出合い系のトラブルに巻き込まれたのかと心配していた。
しかも車のそばで会話していたので上岡が狩生を車に乗せようとしているのではないかとも想ってドキドキしていた。
 さらにバランスを崩した狩生を上岡が抱えていたので、二人の前にオーガが飛び出した。

 そんなオーガに
「頼むから俺の名前呼ぶなよ…! 巻き込むなよ…!」
と思う海崎だった。


 ・・・「それはちょうどよかった。」
上岡の言葉にきょとんとするオーガ。
 
 上岡は、玲奈が熱中症で具合が悪くなったのを偶然見かけて
「救急車を呼ぼうか」玲奈にと聞いたが「そこまでじゃない」ということで
涼しいところで水分をとったら玲奈が落ち着いたところだったという。
 「この暑さの中だから駅まで送ろうか」と思ったけれども流石に知らない男の車に乗せるわけにも行かないので困っていたところだったのだ。

 そこにオーガが現れたので助かったようだ。

 ちなみにオーガは上岡の対応に「めっちゃ紳士…」と目を輝かせていた。

 また「事件性はないようなので俺は帰る。ちゃんと狩生のこと送ってけよ。」
というメールを海崎から受け取ったオーガは
「帰っちゃったのぉ!?」と思っていた。


 ・・・さて、上岡も行ってしまい玲奈と二人きりになったオーガ。

 玲奈から「心配してくれて、どうも。ありがとうございました。」と言われていた。
この時の玲奈は顔を赤くしていた。

 けれども「今日の狩生、素直すぎてちょっと不気味。」とオーガは言ってしまったので
カバンでぶたれてしまった

 けれども吹き出したオーガ。
「いつも通りだなあ、この感じ。楽しくて」と思ったから。

 このとき玲奈はオーガにときめいたけれども、
「あ、そ。楽しそうで何より」と口では照れ隠しをしていた。


 ・・・そして夜。
 
 オーガは海崎に言われたことを思い出していた。
 一方海崎も夜明に言われたことを思い出していた。
 恋愛の話を…。

 オーガは海崎にメールした。
 
「俺、狩生のことが好きだ。」

この時海崎は思っていた。

 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 


 ・・・そしてその翌日、オーガは海崎に明かした。

「狩生を駅に送ろうとする時
『手を繋ぎたいなあ…』と思って自分は狩生のことが好きだと自覚した」

「8月10日に大花火大会があるから、あれに狩生を誘って告れば」と海崎はオーガにアドバイス。
海崎はためらっていたが、その話を聞きつけ日代と夜明と杏が現れた。

 ちなみに海崎が女性経験が豊富と聞いた日代は…
「大人ですね…」とぎこちない笑いをされていた…( ゚д゚)

微笑む夜明と杏に「(笑ってんじゃねえよ…助けろよサポート課…)」と思う海崎だった…。

 そんな海崎達のやり取りを聞いてオーガは決めた。

「俺、狩生を花火大会に誘って、告白する!」


 ―― 『ReLIFE』最終話はオーガと玲奈がカップルになるところで終わるのか…。
 けれども花火大会で告白前に何か騒動がありそうな予感がするなあ。 ――

 それにしても海崎には杏あるいは日代との恋愛の話が持ち上がるのかな?
とくに海崎の家に相談に行ったり、玲奈とほのかを仲直りさせるなど急成長を遂げる日代が海崎に告白する展開があったりして…
でも「鈍感戦力外」だからその可能性は低いけど…。

【追記1】

今回のEDはWhiteberryの『夏祭り』。
最終話となる花火大会のエピソードではこれを使わないのか…。

【追記2】

 今回日代は白い×印のヘアゴムを玲奈とほのかからもらって着けていたけど、
これをつけると何となく『ラブライブ!サンシャイン!!』の黒澤ダイヤに見えるなあ。
 ダイヤも白いくの字型のヘアゴムつけてるし…、日代と同じほくろキャラだし…。
2016-09-16-114438


(※ソース
TVアニメ『ReLIFE』公式サイト
STORY 第12話
「ダブルパニック」

 最近のアニメ『ReLIFE』ではヒロインの日代千鶴に成長が見られる。
 第45話で狩生玲奈が日代のバッグを盗み海崎新太に見つかってしまったことが奇しくも日代と玲奈を近づけるきっかけになり日代と玲奈は友達になり、日代は玲奈のバレー部の親友・玉来ほのかとも友達になった。
 特に第8話で、3年生最後の大会前にほのかが再試の勉強疲れでボールを転がしたがそれが狩生を捻挫させ謝ろうとしたけれども辛く当たられてしまった時は、第9話にてほのかの相談相手になっていただけではなく、海崎の家に玲奈とほのかの件で相談に来ていた。
 
 …そして、日代は海崎と一緒に部室にてほのかと話をすることに。
ここで海崎と日代はほのかからこんなことを聞いた。

 「高校ではバレーをやらないつもりだった」と…。

【ほのかと玲奈の友情に、日代は…】

 ほのかの話によれば、ほのかは中学の時は運動神経がよく選考会の選手に選ばれていたけれどもみんなに恨まれていて一人浮いていたという。
「自分はただ運動するのが好きなのに頑張れば頑張るほど周りを傷つける」とほのかは思っていた。
 それゆえ、強豪校の誘いを断って海崎たちが通う高校に入ったという。

 玲奈とはバレー部にて玲奈に呼び出されボールを渡され
「打ってきて、本気で。手抜いたら怒る。」と言われて本気で打ったことがきっかけで友達になった。
そして、ほのかにとっては玲奈が初めてのライバルだったという。
 
玲奈は「これからいっぱい練習してほのかと肩を並べられるくらいうまくなりたい」と言っていた。

 「玲奈がいなかったらこの三年間はなかった、すごく感謝している」と海崎と日代にほのかは語っていた。
そして

「引退試合は玲奈と一緒に出たいけど玲奈に無理だって言われちゃった…
それどころかこのままじゃ友達でいられなくなっちゃうのでは…
ちゃんと話したいけど『また拒絶されたらどうしよう…、次に声をかけた時が終わりになっちゃうんじゃないか…』って怖くて…」

と言っていた…。
 
 一方、部室の外でこっそり玲奈・オーガ(大神和臣)・犬飼暁・朝地信長は聞いていた…


 ・・・「お二人はいい友達です。大事にして欲しいです。」

 日代が口を開いた。

 そして、日代は自分が転校が多い子供だったことを明かした。
 
 友達ができてもすぐまた転校で、次第に心が麻痺していくのを感じたという。
「自分がいる意味があるのか、誰の記憶にも残らないのでは」と思っていた。
 
 そして「人と関わることを諦めてその結果がこのザマです。
避け続けていたらどんどん疎遠になって本当にどう接していいのかわからなくなってしまう」
と言っていた…。

日代さん…(´・ω・`)ショボーン


「お友達を大切にしてください。私のようにあきらめないでください。
私はお二人の仲をとても…とても…」

 この時海崎が日代の背中を触った。そして日代は言った。

「とてもうらやましいと思っていました。
今しかない友達も時間もかけがえの無いものだと思います。
大切にしてください、将来後悔しないために…。」

 ほのかは心が晴れた。
「ありがとう、ヒシロン、海崎くん。
私、玲奈と話してみる。
このままではやっぱりイヤ。
ありがとう!勇気出てきた。」
笑顔を見せるほのかだった。

 ちなみにこの時日代「久々に玉来さんの笑顔を見ました」と言っていたが…

「この前はブサイクでした」と言ったのでほのか
「ブサイク言わないで~」と言われていた…。

( ゚д゚)ポカーン
(;8;)<ホノカチャン…
 
 ―― それにしても日代さんはアニメ『ラブライブ!』の東條希かな?
転校多かったというし…。
そして転校が多い「子供」発言は
日代さんが海崎と同様にリライフ実験の被験者であることを示すヒントかな? ――
 

【日代、大会当日に玲奈の家を訪れる。】

 部室の外に玲奈を見つけたほのかたち。
 けれどもほのかが声をかけ「玲奈と一緒に大会出たい」などの想いを伝えたが玲奈には

「このまま引退しますと天津先生には伝えた。
あたしの部活は終わったの!もうどうでもいいの!
これ以上ごちゃごちゃさせないで!」

と言われてしまった。

 けれども「さっきのは本心ではない、強がりな狩生が言っていたのは」とオーガは言っていた。
玲奈が泣いていたのを見たことがあったから。
 うまくは説明できなかったけど…。

 走り去ろうとする玲奈に対して日代が言った。

「狩生さん、私大会見に行きますから!
お二人がいつも楽しそうに話していたバレーを見に行きますから!」


 ・・・ほのか玲奈が大会当日に現れるのを信じて待っていた。
日代も、海崎も、オーガも、犬飼も、朝地も。
 そしてリライフ研究所の夜明了も…(?)


 ・・・けれども大会当日になっても玲奈は現れなかった。

 「どなたか狩生さんの家をご存知ありませんか?
もう待てません、引きずってでも(狩生さんを)連れて行きます。」

 日代はみんなに言った。
 けれどもみんなわからない。

 けれども夜明がメールで海崎のスマホに地図を送ってくれた。
 思わぬ助け舟にびっくりする海崎だった…( ゚д゚)

「住所知ってるのも怖いけど、このタイミングですかさず送ってくるの怖っ…!」

 ちなみに夜明と小野屋杏もバレー部の試合を見に来ていたのだ。
海崎の様子を見に行くのも兼ねて…。
 「被験者への過度な干渉はダメだと言っているのに、
手を貸すなんて被験者が変わり始めているのがそんなにうれしい?」
というようなことを夜明に言っていた。


 ・・・海崎と日代は玲奈の家を訪れた。
 「宅急便です」と息をするように嘘をついて玲奈の目の前に現れた。

 玲奈は学校のジャージを着ていて下にはユニフォームを着ていた。
 部屋着と言い張っていたが…( ゚д゚)

 玲奈は本当はほのかとの最後の試合に行こうとしていた。
これを日代が指摘すると

「関係ないでしょ…!何なのよズカズカと…
日代みたいな鈍感に私の気持ちわかるわけないのに踏み込んでこないでよ!」と玲奈は言っていたが
日代はこう言った。

「気持ちがわからなければ、友達を心配してはいけませんか?」
 
「同じ目に遭っていなければ友達を心配してはいけませんか?」

それに次いで海崎も言った。
「頼むからその鉄壁も少しは崩してくれよ。損だぞ、それ。
 
確かに自分がどん底にいる時、人からへの慰めや優しさが妙に痛いことがあるよな。
お前に何がわかるんだ、ほっといてくれよって。

でもそうやって拒絶してる中に、本気で心配してくれる人がいたらどうする?
日代さんは不器用なりにすげえ心配してたんだぞ。」

 「恩着せがましい…」とつぶやいた玲奈に対して日代は…

 …玲奈のおでこを叩いた!

「いいかげんにしなさい。この頑固者!」

「狩生さんはどうしたいんですか?
このまま家で引きこもってたいですか?
3年間頑張ってきた部活をこんな感じで終わらせたいですか?
親友との関係を終わらせたいですか?
一人淡々と残りの学生生活を過ごしたいですか?

経験から言えばお薦めはしません。
今のこの時に後から戻ることはできないんです。
今からでも試合に出てちゃんと玉来さんと笑っていて欲しいです。
また3人で一緒にお昼を食べたいです。

恩に着せるつもりはありません。
これは私のワガママです。
だから、狩生さんのワガママも聞きたいです…

本当にこれで良いんですか?
本当はどうしたいんですか?」

 日代は玲奈の頬に両手を当てた。

 すると玲奈は「最後の試合に出たい…」と泣き出した。
けれどもほのかの隣に立てないし、部のみんなもいい顔しないと思っていた。

 日代は玲奈に
「みんな狩生さんが好きだから、みんな待っている。
『最後の試合に出たい』『出てほしい』という『みんなのワガママ』は同じじゃないですか」

ということを伝えた。

 ・・・狩生にようやく笑顔が戻った。

 そして第3セットに玲奈は現れた。
日代と海崎に背中を押されて…。


 ・・・試合は負けてしまって玲奈とほのかは涙が止まらなかった
 
ほのかは玲奈が来てくれたから絶対勝ちたかったと思っていた。
そして玲奈が来なくて勝ってても、全然嬉しくないし楽しくないと思っていた。
 
 玲奈「試合には負けちゃったけど今日の試合はすごく楽しかった」と言っていた。

 そしてほのかが青葉大に進路希望を出していると聞いたので玲奈も青葉大を目指すことを伝えた。
「これで終わりじゃないね」と言っていた。

そして玲奈の怪我の件について玲奈はほのかにひどいことを言ってしまったこと、
ほのかは玲奈を怪我させてしまったことをお互い謝った。

 そして、その真ん中に座ってしまった日代は二人に感謝されハグされていた。

 海崎たちは3人の様子を影から見ていてその後ろを夜明と小野屋が見ていた…。

 
 …なお、ほのかと玲奈にありがとうと言われた時の日代の笑顔は
不器用な笑顔だったという…( ゚д゚)


 ―― (;8;)<ホノカチャン… (;8;)<レナチャン…
試合には負けてしまったけど、玲奈とほのかが仲直りできてよかったなあ。

でも日代のことは高校卒業後二人の記憶からは消えてしまうのかな…?
(;8;)<ヒシロン… ――

 それにしても日代は急成長を遂げているなあ。
 これについて、リライフ研究所の夜明と小野屋はどう思っているのかなあ。
 昨年度では日代の成長に気づけなかったのが反省点になりそう…。

 …そして玲奈は『ラブライブ!』に例えて言うなら松浦果南に似てるかな。
頑固なところが…。

 
 ・・・さて次回は海崎回の模様。
 海崎の先輩に何があったかなどすべてが明かされる回っぽいなあ。

【追記1】

玲奈が「最後の試合に出たい」と泣き出したシーン
『スラムダンク』の三井寿が
「安西先生、バスケがしたいです…」って言ったシーンをほうふつとさせる
なあ。

【追記2】

記事のサブタイトルを変更しました。

(※ソース
TVアニメ『ReLIFE』公式サイト
STORY 第10話
「みんなのワガママ」

(;8;)<ホノカチャン…
(;8;)<タマチャン…

 前回のアニメ『ReLIFE』第8話ではバレー部の玉来ほのかが再試のための勉強で疲れて部活中に倒れてボールを転がし、それがバレーの練習中の狩生玲奈を転ばせて足を捻挫させその責任を感じたほのかが謝ろうとしたが狩生に辛く当たられてしまった。

 ちなみにほのかは狩生に
「あたしは天才じゃないの!
あたしは努力して努力してやっとなの!
ほのかにはわからないかもしれないけど、
あたしなんかいなくたってチームには何の影響もないじゃん!
ほのか一人いれば勝てるんだから!」
と言われてしまった…。

 ほのかと狩生は親友だが狩生はかつてほのかにスポーツの面で劣等感を感じていた。
(※なお狩生の日代千鶴についての劣等感の問題は、
日代の笑顔の件も合わせて第5話で解決済み。
それ以降、狩生は日代と一緒に学食で昼食を取るように。)


【みんな、玉来ほのかと狩生玲奈のことが心配…。】

 ほのかと狩生の様子が変…。

 そのことはほのかの幼なじみである犬飼暁朝地信長だけではなく、
日代も気になっていた。

 狩生がいない学食で日代はほのかに

「玉来さん、ちょっとブサイクですね」と言っていた。

 それを聞いたほのかは自分が泣いていたのがバレてしまったのかと思っていた。
そこで日代に聞いた。

「ヒシロンって、
頭がいいことで周りの人を傷つけたりぶつかっちゃったりしたことって今まであったっけ?
人のやる気を削いじゃったり、もう全部一人でやればいいじゃん…って思われたりとか…」

 この時の日代は「ちょっとよくわかりません」と返したが、
のちにほのかと狩生の件について海崎新太の家を訪れて相談することに。

 日代はそれだけではなく、ほのかが狩生を避けているのを廊下を一緒に歩いている時に見ていた。
(※他にも日代は見ていないが狩生に話しかけようとするとほのかは声が出なくなっていた。)
 またほのかとの昼食後には「友達 様子 おかしい 対処法」でググろうとしていたが、そうせずに海崎のところを訪れていた。

 …それにしても、
海崎のLIME(LINEみたいなもの)に「Hello」のスタンプメッセージ(?)を何度も送り続ける日代って一体…。

( ゚д゚)ポカーン


 ・・・ちなみに当の海崎は放課後の夕方、再試対策の勉強を切り上げて
「オーガ(大神和臣)と狩生を二人きりにしてやろう」という「オッサンのはからい」を見せていた。

 そんな海崎は学食で日代と玉来と狩生が一人でバラバラに食事するようになったことや、狩生が部活に行っていないことから
「日代と玉来に何かあったのでは」と思っていた。


 ・・・さて、オッサン…
もとい海崎のはからいにより二人きりになったオーガと狩生。

 オーガは狩生に「先に帰って」と言われたが
オーガは狩生の課題が終わったから一緒に帰ろうとしていた。
 けれども狩生に「空気読めない」と言われたオーガは
「何それ!
今日の狩生、輪をかけて感じ悪い。」と言われたが
「ほら、駄々こねてないで帰ろうね~」と狩生の手をとった。

 そして、狩生がオーガの手を振りほどき転んでしまった時に、
「ほっといてよ!
聞こえなかったの?
いつまでそこに居んのよ…!
ほっといてって言ってるの!」
と狩生に言われたが、オーガはこう言った。

「さすがに泣いている女子置いて帰れるわけないだろ。
非力で抱えてあげられないけれども、肩ぐらい貸すから下まで一緒に降りよう。
階段でコケたら大変だよ。」

 …オーガの肩を借りて階段を降りる狩生はこう思っていた。

 「私が男だったら、こんな女絶対嫌だ…。
 プライドばっか高くてすぐキレて、わけわかんない…。
 ほのかもあんなひどいこと言われてもう絶交されてもおかしくないのに…。

 素直になれない…。
 どんどん自分のことが嫌いになっていく…。」

 …ちなみにリライフ研究所のサポート課の夜明了小野屋杏
被験者の海崎ともう一人の被験者が思春期の高校生たちとうまく関わっているかが気になっていた。
 ちなみに、思春期の高校生たちと関わることで歳を重ねて鈍ってしまった感情を刺激するのもリライフ実験の目的らしい。


【海崎新太、日代千鶴の相談に乗るが日代を…】

 海崎は日代が自分の家を訪れてほのかのことを相談に来た時、焦っていた。
服をきちんとしなければならなかっただけではなく、
先にも述べたが「Hello」のメッセージを何度も送られたから…( ゚д゚)
 
 ちなみに日代が電話で相談しなかったのは友達と長電話の経験が一度もなかったから…。

 なおも海崎はまだ動揺していた。
「日代は男一人の部屋で動揺しているのではないか…
うまく帰らせたほうがいいのか…
日代さんの鈍感レベルはオーガ並だから気にしないほうがいいのか…」と。

 ちなみに動揺している海崎に小野屋杏からメールが。

「襲っちゃダメですよー☆」

( ゚д゚)ポカーン

 ちなみにこのときの海崎は夜明と小野屋に監視されていた…。

 
 ・・・日代はほのかと狩生のことを海崎に話した。
すると海崎は「日代が空気を読むようになった」ということを話した。
直接本人に聞かずに海崎に聞いていたから。

私はなぜ遠回りを…?
自分のことではないからだと思います…。
私は感情がバカなのでいろいろと間違えます。
自分のことだったらそれでもいいんですが、
狩生さんと玉来さんのこと、私がバカをして間違えるわけにはいかないので…」

 そうつぶやいた日代は海崎にこう言った。

「去年、私のクラスにはいじめがありました。」

 日代はこの事態を収めようと「やめなさい」と注意したが、
いじめは悪化しいじめられた子は2年の終わりに転校したという。
とくに日代はいじめられた子に
「余計なことをしないで、自分が耐えていれば今以上にひどくはならないのに…」と言われていた。

 ・・・この時海崎はリライフ前に働いていた会社のことを思い出した。
 …特に海崎の教育係である女性の先輩のことを。

先輩はこう言っていた。

「海崎君は正しいと思う。
でも組織の中では我慢も必要なの。
たとえ理不尽でもね。
私は大丈夫だから。
だから海崎君も……大人になって…。」

 ・・・日代はいじめられた子について
「彼女は彼女なりに均衡を保っていた。
けれども自分の感情だけで踏み込んで事態を悪化させた。
自分には人の気持ちを考えた行動ができないのだとひどく後悔している…
その後は言われたとおりに口を出さず見ないように過ごした」
と語った。

 それを受けて海崎は自分の会社での経験を学校に置き換えて語った…
つまり「学校で日代さんのように先輩がいじめられていたのを自分が止めようとした」と語ったが
海崎はいじめられた子について日代に聞いたことと同じことを言われた時に
昔のことを、先輩のことを思い出して息が詰まってしまったのだ。

 …日代はこう言ったのだ。 

 「その方はその後どうなったんですか?」


 ・・・「海崎さん…?」と呼ぶ日代。

そんな日代を思わず海崎は、抱いてしまったのだ…!
そして謝った。 

「すみません…
俺がもっと大人だったら…!
すみません…
すみません…」

 思わず日代を抱いてしまった海崎は我に返り
「通報しないで」と謝っていたが、日代は

「よかった…。いつもの海崎さんです」

と安心した笑顔
を見せていた。

 そして日代は
「狩生と玉来の件についてそっとしておくのが最善かなと思っていたが
二人が別々にいるのが嫌だ」
ということを海崎に明かしていた。

 海崎は自分も二人の件を何とかしたいと思っていたが
「踏み込んで良いのだろうか…?
本来同級生でもないのに彼らの貴重な青春を壊してしまったらどうする?」
という恐怖を感じていた。

 けれども日代は思いもよらぬ言葉を口にした。


【日代さん、立ち上がる。】

「一緒にリベンジしませんか?」

 失敗を引きずっている自分を倒したいという思いから。
 「失敗は忘れてはいけないと思います。
でも悪い思い出のまま引きずって逃げ続けていたらいつまでも変われないと思うんです。
失敗があったからこそできるようになることもあると思うんです。
海崎さん、一緒にリベンジしてくれませんか?

ちなみに日代は、海崎の手をとって

 「ファイオー!」 と叫んでいた…。

 …( ゚д゚)ポカーンとなる海崎だったが、
日代の表情は自信にあふれていた…。


 ・・・そして日代は海崎とともに夜にバレー部の練習中のほのかのもとを訪れ、狩生について部室で話をすることに。

 一方、犬飼と朝地は部室でほのかが海崎と日代と話しているのが聞こえたのに気づくと、犬飼がオーガと一緒にいる狩生をそこに連れて行った。
 …ほのかの想いを聴かせるために。

 するとほのかは思わぬことを口にした。

 「本当は高校ではバレーやらないつもりだった」と…。


 ―― 日代はほのかと狩生のトラブルについて海崎に相談…
これは、日代の成長といえるなあ。
あと学食のオムライスも… ――

 ただ日代が海崎に言っていたいじめの件は本当に去年のことなのだろうか?
 もしかするといじめの話は海崎の話のように日代が「例のアレ」をやる前の話なのでは…?

 それにしてもほのかと狩生の件についてオーガも犬飼も自分なりに答えを出そうとしているみたいだなあ。

 …すると二人の件は海崎・日代・オーガ・犬飼・朝地がそれぞれにだけど一丸となって…
いや、ほのかと狩生も一丸となり解決に向かうのでは…?

 特に自分の殻に閉じこもって「もうこのままバレー部を引退しよう」と思っている狩生が
誰のどんな言葉や行動でその考えを吹き飛ばすかが次回は気になるなあ。

【追記】

記事タイトルを変更しました。 

(※ソース
TVアニメ『ReLIFE』公式サイト
STORY 第9話
「リベンジ」

↑このページのトップヘ