にぎる。

『にぎる。』にようこそ! このブログは私が見たアニメやマンガの感想を自由気ままに書いています。

タグ:廃校

  千歌「また0か…」

  曜「入学希望となると別なのかなあ…」

 アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』第12話では、
Aqoursがラブライブ!の予備予選を突破したけれども
浦の星女学院の来年の入学希望者数が0であったことに対して
高海千歌渡辺曜がこんな嘆きのつぶやきをしていた。


 これについて、自分は今、強く思うことがある。


【アニメには町おこしの力はない、って誰かが言っていたけど…】 
 
 『ラブライブ!サンシャイン!!』の世界…特にμ'sについて今、
「ある大きなデマ・誤解」が広まっているのでは……? 

 それは、

「μ'sが音ノ木坂学院の廃校阻止に一番貢献した」

ということでは…? 

 ・・・確かに、音ノ木坂学院が廃校を阻止したのはμ'sの活躍もある。
 
 けれども、
もっと別な理由が大きかったのではないか…?
 
 音ノ木坂学院について桜内梨子第7話・東京スクールアイドルワールド前夜の旅館で、
千歌に音ノ木坂学院について伝統的に音楽で有名」と言っていた。

 …「伝統的に」ということは決して遠くない昔にμ'sの活躍で音ノ木坂学院が音楽で有名になったわけではないことが伺えるし、仮にそうだとしたら梨子は

「音ノ木坂学院はμ'sのお陰で伝統的に音楽で有名になったのよ」

というようなセリフを千歌に言うのではないか。

 …すると廃校を阻止したのは
「μ'sの活躍と同時期に
他の部活も活躍していたからではないか?」
…という仮説が出てくるのでは。

 そういえばアニメ『ラブライブ!』第11話では、廃校を阻止の頃のライブ中高坂穂乃果が倒れたが、
これについて
「ライブは成功した、そうでなくても廃校阻止を成し遂げた」
といえるのだろうか?

 それに、ラブライブ!という大会そのものやそこでの活躍に
廃校を阻止する力は本当にあるのだろうか? 

 …千歌達Aqoursにはその答えを見つけて欲しいと自分は考えている。 


【本当に0を1にしてほしいのは…】
 
 ・・・ところで千歌はアニメ第12話で音ノ木坂学院Aqoursのみんなで行き、
音ノ木坂学院のある生徒から
 「残念ですけど、ここには何も残ってなくて…」
 
 「μ'sの人たち、何も残していかなかったらしいです。
自分たちのものも、優勝の記念品も記録も…」

 「ものなんてなくても心はつながっているから、って…
それでいいんだよ、って…」

と言われていた。

 これについて自分はこう思う。

 ――(※悪い例で申し訳ないが)

 一度殴られたり痛い目を見ないとわからない人がいるように、

心の中ではなくものという形で残さないとわからない人もいるのではないか?
 μ'sがいた頃のファンの中だけではなく、
μ'sが去ったあとμ'sを知った人の中にも…。 ――

 …アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』では
第7話で登場した寝そべりぬいぐるみなどに見られるように
μ'sのグッズはたくさん出てきていた。
 これはおそらくはファンや大会のラブライブ!の関係者がμ'sを残すために作ったものだろう。
 このシーンからμ'sは高坂穂乃果をはじめとする「キャラとしては」成功したといえよう。

 …けれどもμ'sが残した歌の…特に歌詞の良さは人々には伝わっていないように自分は思う。
特に歌詞についてそれを人生の糧としているような人がいないのでは。

 …μ'sやA-RISEの歌を街ゆく人が口ずさんでいる…
そんな光景はこれまでのアニメ『ラブライブ!』『ラブライブ!サンシャイン!!』にあっただろうか?

 それに大会のラブライブ!で披露される曲は新曲ばかりで
 予選の課題曲として
ラブライブ!の発展に貢献した最大の功労者μ'sならびにA-RISEの曲を使っても良さそうな気はするが
 そうでないのは彼女たちに対してどうなのだろうか…?


 ―― 「彼女たちが残した曲の歌詞の良さが
今に活かされなかったのでは…?」 

そう想わざるをえないなあ。 ――


 ・・・それに、μ'sやAqoursについて、まだ残していない「もの」が現実にもあると自分は考えている。

 それについても「彼女たちの曲の歌詞の良さ」だ。

 ただそれは、彼女たちが歌った歌のCDやブルーレイではなく、
 それを個人が決して彼女たちをマネしたものでもなく
自分なりにアレンジして歌った「歌」だ。
 
 最近流田Projectがμ'sの曲をカヴァーしたが、
自分が望んでいるのはそういった歌のプロのものではない。
(※流田Projectのμ'sカヴァーそのものは否定しないけど)

 それは、
 「『歌のプロではない素人が、
彼女たちの曲の歌詞の良さを老若男女に向けて
オープンな場所で拡散させる』という動き」だ。

 具体的に言えば、一例として
『ラブライブ!』『ラブライブ!サンシャイン!!』の曲を
歌の素人が『NHKのど自慢』で歌うということ。

  
つまりμ'sやAqours(※ソロ、ユニットも含めて)、A-RISE、Saint Snowの曲を
歌の素人が歌うということだ。 

 …ちなみにアイドルについて言えば、歌の素人が最近は『おそ松さん』のA応Pの曲や
『うたの☆プリンスさまっ♪』(うたプリ)のST☆RISHの曲を『NHKのど自慢』にて歌っていた。

 そういうのを見ると自分は、
本戦に選ばれた人は選んだ曲にどんな想いを込めているのかな?」と思っている。
 「選ばれた人たちは本番では言えなかったけど、
その曲の歌詞あるいは曲を歌う歌手の生き様が
選ばれた人の人生の糧になっているのかも」と思う。

 
 ・・・そういえば千歌
東京スクールアイドルワールドで得票数0という大敗を喫した時、
梨子に言われたことを受けて
「0を1にしたい」という事をAqoursのみんなに言っていたが、
 「0を1にする」を達成するのは
Aqoursというよりは
むしろ現実の自分たちに他ならないと自分は考えている。

 
 ・・・例えば、くだんの『NHKのど自慢』に関して言えば
『ラブライブ!』の曲でのど自慢本戦出場を成し遂げた人は未だ0である。
もしそれが成し遂げられれば、0が1になるだろう。

  「0を1にする」ということは現実でも
何かを成功させようとするときに大事な考え方の一つと思われる
し、
 このAqoursのスタンスを乗せた曲の数々は
次の世代にも伝えていきたいと自分は考えている。

 今後NHKのど自慢に『ラブライブ!』のAqoursの曲で本戦出場を成し遂げた人は、
ぜひ、「0を1にする」というAqoursのスタンスを伝えて欲しい。

 自分も近々地元で『NHKのど自慢』があるというので
Aqoursの曲で挑み、「0を1にしたい」と考えている。
0を1にすることを教えてくれた人々に感謝するために。

 「現実の世界でAqoursに関して
『0から1』を体現してみせる。」

 …これが最大級のAqoursへの応援になると自分は考える。

(※ソース
ラブライブ!サンシャイン!! Official Web Site

ちなみに第12話のサブタイトルは
『#12 はばたきのとき』でした。)

 黒澤ダイヤ、小原鞠莉、松浦果南。
のちにAqoursのメンバーとなる3年生3人は
スクールアイドルを過去にやっていた!!

 …アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』第6話ではそれが明かされていた。

 そして浦の星女学院の統廃合の話がここで遂に飛び出した。

 もっともこの回のメインは、
高海千歌たちAqours6人のメンバーがPVを作るエピソードだが…。


【統廃合キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! by高海千歌】

 ・・・浦の星女学院は沼津の高校と統合して廃校になる・・・
 
この知らせを鞠莉とダイヤは理事長室にて話していた。

 特に鞠莉は浦の星女学院の理事長となり
浦の星女学院をなくさないためにスクールアイドルの力を欲していた。
 そしてダイヤの力も、復学した果南の力も…

 …鞠莉にとってどこよりも大事な場所だから。

 ちなみにこのシーンでは鞠莉とダイヤと果南の3人の幼いころの回想があり
 3人は幼い頃からの友達だった事が伺える。

 そしてこの回では鞠莉たちがスクールアイドルを目指し
かつてμ'sの高坂穂乃果・園田海未・南ことりや
第3話にてAqoursの高海千歌の・桜内梨子・渡辺曜がステージに立ったように、
ステージに立つシーンも…。

 …けれども今のダイヤは、自分なりの方法で統廃合問題対策を練っていた…。


 ・・・ところで千歌は浦の星女学院統廃合の話をAqoursメンバーたちとともに
ダイヤの妹の黒澤ルビィから聞いた。

 悲しんでいるかのように見えた千歌だったが…

「廃校…?
来た!遂に来た!
統廃合ってことは、遂に統廃合ってことだよね?
学校のピンチってことだよね?」

 …μ'sの音ノ木坂学院と同じような状況に
「テンション上がるニャー>ω</」状態な
千歌だった…。

(・8・)ポカーン

 ちなみに統廃合について国木田花丸も心躍らせていた。
ヨハネこと津島善子の話によれば、花丸は
幼いころ公園のライトに灯りが灯ると「みらいずら~」と喜んでいたという。
 なおヨハネは流行に敏感なので最初は統廃合に賛成だったが、
中学校の友人に会いたくないという理由で統廃合に反対した…

(・8・)ポカーン


 ・・・「Aqoursは学校を救うため、行動します!」

 そう元気に言ったけれども何をするかすぐに思いつかなかった千歌
 練習中にμ'sがやってきたことを思い出し、PVを作ることにした。

 これをルビィはダイヤに報告した。
 ダイヤはルビィのスクールアイドル部で活動する許可を出したからかルビィを穏やかに送り出していた。
(※もっとも前回は堕天使アイドルを破廉恥だと批判していたが…)

「日が暮れる前には、戻って来なさい。」と言っていたダイヤだが、
「他の生徒会の人はどうしてるの?」と更に話をしようとするルビィ
「早く行きなさい、遅くなりますわよ」と送り出した。
 
 …けれどもダイヤは、内に秘めたスクールアイドルへの思いをどこか抑えているようだった…。


 けれどもそれが解き放たれる(?)シーンが。
それは千歌が鞠莉にPVをダメ出しされた後で忘れ物を取りに部室に向かう途中、体育館で。
 ダイヤはプリント用紙の束を扇子に見立てて(?)一人ステージの上で踊っていたのを千歌は見たのだ。

「すごいです!私、感動しました!」とダイヤを褒めた千歌は
「私たちは学校がなくなってほしくないと思っている」という思いを伝えた上でダイヤに
「スクールアイドル、一緒にやりませんか?」と言った。

 けれども
「残念ですけど、ただあなたの気持ちは嬉しく思いますわ。
お互い頑張りましょう」
と言っていた…。

 
【海開きには『例の3人』も登場!】

 千歌たちが作ったPVを鞠莉はダメ出しした。

「本気? それでこのテータラク(体たらく)デスカ?
努力の量と結果は比例しません!
大切なのはこのタウンやスクールの魅力をちゃんと理解してるかデース!」

 千歌たちは内浦のいいところを挙げていったり
「生えてくることり」をほうふつとさせるような出かたを曜がした
ルビィの決め台詞「がんばルビィ!⌒°( ・ω・)°⌒」が飛び出したり…
自転車を一生懸命漕いだり…(※なおみんなバテた)
千歌たちは「一生懸命PVを作ったのに…」と思っていたが、鞠莉にはそっけない対応をされた。

 (´・ω・`)ショボーン

 ・・・そんな千歌たちだったが、PVづくりに大きなヒントとなるイベントが訪れた。
 それは海開き
 千歌たち浦の星女学院の人たちだけではなく地域住民が毎年夜明け前に行っているゴミ拾いのイベント。
そこにはダイヤ・鞠莉・果南の姿もあった。

 梨子はこれに参加するのは初めてで
「(この街ってこんなに人がいたんだ…)」と思っていた。

 「これなんじゃないかな…
(小原さんが言っていた)学校や街のいいところ、って…」

 梨子がこうつぶやいた時、千歌はみんなの前でAqoursを紹介した。

「私たちは学校を残すために、ここに生徒を集めるために皆さんに協力してほしいことがあります!
みんなの気持ちを形にするために!」

 そしてPVができた。
 新曲のタイトルは『夢で夜空を照らしたい』

 これをAqoursの6人は海開きに来ていたみんなに披露した。

 千歌はPV撮影後こう思っていた。
 「(私、心のなかでずっと叫んでた。
 『助けて!ここには何もない!』って。
 でも違ったんだ。
 追いかけてみせるよ、ずっと、ずっと…
 この場所から始めよう!できるんだ!!


 ―― もしかしてダイヤはあの時みたいに鞠莉と果南と組んでAqoursの6人に対抗するのかな?
それとも3人一気にAqoursに入るのかな? ――

 でも、自分が思うにどちらにしても
Aqoursも(あるとしたらダイヤたち3年生チームも)大会の「ラブライブ!」は予選敗退では…?

 それは今のAqoursは「大きな間違い」を犯しているから。
 
 その間違いとは「スクールアイドルで廃校阻止はできる」という間違い。
もっと言えば「スクールアイドルで沼津の町おこしができる」という間違い。


 でも
アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』第6話が放送される前に
現実の世界…自分たちが住んでいる世界において
『ラブライブ!』と形は違うけれども、自分が言いたいことを先に言っていた人がいたなあ。


 もっと早くに言いたかったなあ…(´・ω・`)ショボーン

(※これについては『ラブライブ!サンシャイン!!』の感想・6EXにて後日更新します。)

【追記】

 梨子はしいたけだけじゃなく、他の犬も苦手か…。
(※ちなみに今回登場した黒い子犬の名前は「わたあめ」と言うらしい。
千歌は「わたちゃん」と呼んでいた。)

 次回第7話でAqoursのみんなで東京行って
犬に遭ったら逃げ出して迷子になりそう(※確信)


(※ソース
ラブライブ!サンシャイン!! Official Web Site

ちなみに第6話のサブタイトルは
『#6 PVをつくろう』でした。)

 今日3月4日『ラブライブ!サンシャイン!!』
「マルちゃん」こと国木田花丸の誕生日
 おめでとうございます。

 一人称で「オラ」、語尾が「ずら」。
独特なキャラで読書家、聖歌隊メンバーという側面も持っているようなので
アニメではそちらの活躍も見てみたいなあ。
あと、μ'sの小泉花陽と同様にメガネキャラらしいのでそちらも…。
 それにしても花丸は黒澤ルビィからは「マルちゃん」と呼ばれてるけど麺類は苦手なのか…。
(´・ω・`)ショボーン

 ・・・さて電撃G's magazine2016年4月号では4月27日発売予定のAqoursのセカンドシングル「恋になりたいAQUARIUM」衣装が公開されていた。
 多くのメンバーは「人魚(人魚姫、マーメイド)みたいな衣装」と言っていたが、中には
 
「熱帯魚」 by黒澤ルビィ
「竜宮城の乙姫」 by黒澤ダイヤ
「海の悪魔」 by津島善子(ヨハネ)

という感想も。

 ちなみに花丸の感想は
「どこもかしこもフワフワ、ヒラヒラしてて、こんな衣装を着て踊ったらこのままフワフワ海に溶けて消えてしまいそうな気がする」
とのこと…。

 ???「安心して下さい、消えませんよ。」 ←違う


 ・・・それはさておき、電撃G's magazine2016年4月号のAqours's Galleryでは共通して花丸たちの通う浦の星女学院が既に廃校が決まっていることについてヨハネと渡辺曜がメッセージを残していた。

【ヨハネと浦の星女学院】

 ヨハネは「都会的でかわいい小悪魔(※自称)」なキャラだが、
浦の星女学院に通うのが嫌だった…都会の高校に入りたかったらしい。

「浦の星女学院が廃校になるのは当たり前でもう少し早くなくなってくれたならもっと別の高校に行けたかも…」
そう思っていたヨハネだったが、
Aqoursが始まってから浦の星女学院の景色…みかん山のてっぺんの景色が好きになったという。
そしてこう思うようになった。

「もうすぐなくなっちゃうこの学校で。
私たちがいたこと。この学校があったこと。
せめてみんなの中に形にして残したい…
この気持ちが海や山を超えて遠くに届きますように。」と…。

【曜と浦の星女学院】

「ヨーソロー!」が決め台詞の
Aqoursが地元のイベントの応援に行き、お礼にアジの干物をもらったことを伝えていた。

 曜は
「少しずつでもたくさんの人の目に触れて少しでもAqoursに興味を持ってくれる人が増えてみんなに応援してもらえたら本当にうれしい」と語っていた。
また、千歌たちの活躍もあってだんだん「世界に飛び立て!」と応援してくれる人も増えているということも伝えていた。

 そんな曜には…いや、Aqoursには伝えたい事があるという。

「私たちがここにいること。
みんなですごく頑張ってること。
いつか、この場所が空っぽの廃校になっても、
私たち、Aqoursがいたこと…ずっとずっと覚えて欲しいんだ」


 ―― μ'sの、音ノ木坂学院の場合は高坂穂乃果が無理をして倒れてしまった頃には廃校は阻止できていた。
 でもAqoursの場合は浦の星女学院の廃校は覆らないのだろうか…? ――

 ヨハネと曜の発言から、今のAqoursには
「このまま君たちの学校が廃校になっていいのか!?」などと啖呵を切り
Aqoursを世界に飛び立つほどのスクールアイドルにしてしまうようなキャラクターが必要かな、と自分は思う。
 特にAqoursのファーストシングル『君のこころは輝いてるかい?』の冒頭に「みらい、変えてみたくなった」とあるみたいに
9人が「廃校という運命をなんとかして変えたい!廃校を阻止したい!」という考えになる…
…つまり、Aqoursが『君のこころは輝いてるかい?』を作るきっかけになるような人物が…

 …けれどもそういったキャラの登場はアニメでは2期になりそうな予感。(アニメ1期ではメンバー集めかな?)
 もしいるとしたら学校の先生や地元の一般人…かな?
 特にそのモデルとなるキャラは、Aqoursに対して今年貢献したリアルの人物だったりして…?

 …とにかく、次号から連載が始まるジーズマガジンの『ラブライブ!サンシャイン!!』のコミックが楽しみだなあ。

(※参考
電撃G's magazine2016年4月号
ラブライブ!サンシャイン!! (P132~143)
『Aqours Gallery スクールアイドルの舞台裏1・2』(P139・140)
アスキー・メディアワークス)



 最近の『ラブライブ!』は、南ことりがアキバで「ミナリンスキー」としてメイドカフェで働いている1期9話のエピソードが放送されたが、
『ラブライブ!サンシャイン!!』ではAqoursのスペシャル朗読動画の第3回が公開された。
  
 第3回は、松浦果南
ちなみに2月10日に誕生日だったので、生誕祭もTwitterにて盛り上がっていた。

 ・・・さて動画において、果南は驚くべきことを口にしていた。
それは物語の舞台となる浦の星女学院について、
「μ'sがいた音ノ木坂学院とは違って完全に廃校になることが決定済み」
ということ。

 こうなると、
「『ラブライブ!サンシャイン!!』のAqoursの物語は
μ'sがアニメ1期の時にやったように単に生徒数を集めて廃校を阻止する物語ではないかもしれない」
と自分は思わざるを得ない。

 …浦の星女学院は田舎の学校なのでAqoursは生徒数を集めるよりはむしろ内浦の老若男女の人々にまず認知される必要があるのでは。
 音ノ木坂学院みたく生徒を集めるのは難しいと思うし…。

 特に同世代の人々だけではなくすでに学校を卒業した大人にも興味を持ってもらえるような…。
つまりはローカルアイドル的なのを目指す必要があるのでは?
 
 「Aqoursの活躍がきっかけになり
例えば浦の星女学院の廃校反対運動が大人から起こるなど、
大人を動かさないかぎりAqoursに未来はない」
と自分は考える。
 

 ・・・ちなみに果南と高海千歌の関係
「ほとんど腐れ縁」とのこと。

 果南から見れば千歌はいつも突飛なことばかり考えている子。

「内浦の浜辺に星の砂を作る方法」
「果南が住んでいる向かいの島に橋を架ける方法」

 海で一緒に泳いだりスポーツをしたり、なにかと千歌といっしょになることが多かったらしい。
 
 ちなみに果南はカラオケが苦手だが、千歌に何度も付き合わされたという。
 
 そして果南は、「スクールアイドルをやる」ということを千歌が言い出した時
「こんな田舎の浜辺の街でスクールアイドルも何もないと思うけど…」
と思っていたが、
「やりたいというならとりあえず付き合うしかないでしょう。
こんなところで高校生が何かやりたい、ってなったら助け合わなきゃ。
私は家業のダイビングスクールの手伝いもあるし、
島住まいだけどその分もともと部活はやっていなかったから時間無くはないし。
歌ったり踊ったりはガラじゃないけど、コピーバンドぐらいなら出来るんじゃないかな…?」
と思っていた。
 ただ、先に述べたように浦の星女学院の廃校がすでに決まっていることを気にかけていた…。


 ―― Aqoursのファーストシングル『君のこころは輝いてるかい?』の冒頭の歌詞にあった
未来を「変えてみたくなった」が
「変えたい!」「変えなきゃならない!!」になることは、今後あるのか? ――

 スクールアイドルをはじめたりAqoursを作ったりという「きっかけ」は
「変えてみたくなった」というちっぽけなものでいいけど、
廃校について千歌たちが真に危機感を覚え、
Aqoursの9人が廃校阻止にどんな行動を取るのかは気になる所。

 …ただ、浦の星女学院の場合、Aqoursの9人だけで廃校阻止というのは無理がありそう。
 地域の力、大人の力も必要だと思う。
 例えば名家の娘である黒澤ダイヤ・ルビィ姉妹の両親など…。

 ただ、財力よりはむしろ、Aqoursの9人の親族に「ラブライブ!」という大会の関係者がいたら面白そう。
 高校生をターゲットにした大会といえば高校野球があり、そこで活躍した人の中にはプロからスカウトされることもあるし、「ラブライブ!」でもA-RISEがプロになったというけれども、
「『ラブライブ!』という大会そのものはそもそも何を目指すものか?」は
μ'sのエピソードでは詳しく触れていなかった
と思う。
 それゆえAqoursが大会について理念や目指すものを詳しく知るエピソードがあったらいいなあ。

 自分は「ラブライブ!」で優勝することで廃校という未来を変えられるとは思わない。
「ラブライブ!」に向けてAqoursが何をしたのかがむしろ廃校阻止に向かっていきそうに感じる。

(※参考
ラブライブ!サンシャイン!! Official Web Site

YouTube
ラブライブ!サンシャイン!! Aqoursスペシャル朗読動画【第3回: 松浦果南 編】

「 μ’sが解散する」

今世間は大騒ぎしている。

 それはアニメは映画にてμ’sが解散したし、
新田恵海さんをはじめとするμ’sのメンバー役の声優も様々な事情があるのだろうだから
解散するのはごく自然な流れのように感じる。

 けれども解散という現実を受け入れられない人も少なからずいるように感じるし
中には「ファン離れを起こしている」と報道するところも一部ある。



 ・・・ただ、自分は

「そもそも『ラブライブ!』っていうのは
μ’sという一グループが解散したことで音ノ木坂学院の物語はおしまいか?」

「『ラブライブ!サンシャイン!!』という新作を出したことは
μ’sのことは、特に音ノ木坂学院のことは綺麗サッパリ忘れてしまおう…という魂胆か?」

というのを考えると「そうとは思わない」というのが持論である。


 ・・・そう考える理由は、『ラブライブ!』と『ラブライブ!サンシャイン!!』のホームページのアドレス。
ちなみに

ラブライブ!
http://www.lovelive-anime.jp/otonokizaka/

ラブライブサンシャイン
http://www.lovelive-anime.jp/uranohoshi/


 …もし『ラブライブ!』がμ’sの物語であるならばHPアドレスを

http://www.lovelive-anime.jp/us/ 

にでもすればよいと思うし、

『ラブライブ!サンシャイン!!』もAqoursだけの物語であるならHPアドレスを

http://www.lovelive-anime.jp/aqours/ 

とすればよいと思う。

 でもそうしない、ということは『ラブライブ!』製作者側に何らかの意図があるように自分は思う。


 …ところで、それぞれのアドレスの「.jp」の後の部分はそれぞれ「音ノ木坂学院」「浦の星女学院」を示している。

 …そもそも高坂穂乃果たちがスクールアイドルを思い立ったのは
音ノ木坂学院の廃校を阻止するためではなかっただろうか。
すると映画を見た人はこんな疑問を思い浮かべるのではないか。

「矢澤にこ、東條希、絢瀬絵里が卒業後、音ノ木坂学院には廃校の危機は一度もなかったのだろうか?」

 にこから部長を任された小泉花陽は新アイドルグループを作ったと思われるが、その結果はどうだったのだろうか?
その結果次第では廃校こそないもののアイドル研究部廃部の危機もなかったとはいえないのではないか?

 …ところで『サンシャイン!!』のテーマに「助けて、ラブライブ!」とあったが、
助けてといえば小泉花陽が星空凛と西木野真姫に引っ張られて屋上の穂乃果たちのところに向かうときに
「ダレカタスケテー!」と言っていたのを思い出す人は少なくないと思うし、これがテーマの回収に繋がるのではと想像がつくだろうし、
「アニメにてAqoursのメンバーは元μ’sのメンバーに会うかもしれない」
という期待も膨らむのではないか。

 
 ・・・自分が思うに、『ラブライブ!』というのは
学校に登場したμ’sやAqoursという単体のアイドルそのものが主体の作品ではないと思う。

 学校の存続こそが主体なのではないか。

つまり、
「スクールアイドルを通して、廃校を阻止する」
「スクールアイドルで廃校という未来を変える」
ということが音ノ木坂学院にも浦の星女学院にも共通することではないのか。

 
 ・・・そして『ラブライブ!』は現代版の『三国志』だと思う。
『ラブライブ!』は歴史物。

 アニメ版では高坂穂乃果、園田海未、南ことりがスクールアイドルで廃校を阻止するために結束したが、
れは劉備が関羽、張飛と義兄弟になったのをほうふつとさせる。
もっとも海未とことりは穂乃果の幼なじみだが…。

 武器は海未が使っていた弓矢とかの本物の武器ではなく、スクールアイドル活動こそが武器なのでは。

 劉備たちが最初は流浪の身だったがやがて蜀という「国」を作りそれを守るために戦ったように、
『ラブライブ!』でいう「国」は学校だと思う。
 
 特に『三国志』に登場する武将たちには戦死病死に限らず寿命があり、
『ラブライブ!』のスクールアイドルも卒業という避けられない寿命のようなものがある。

劉備から諸葛亮、そして劉禅・姜維と蜀の国が引き継がれたように、
『ラブライブ!』のスクールアイドルも学校という「国」を守るために卒業後に後輩に引き継がなければならないと自分は思っている。

 再び廃校話が持ち上がらないように、仮に持ち上がったとしてもそれを阻止できるようにスクールアイドルは存在し続け、
後輩たちに引き継いでいくことこそがスクールアイドルの使命なのでは?

 μ’s解散が近づく中、やっていかなければならないことは、μ’sの解散を見届けつつ、次代につなげてあげることではないかと自分は考える。
 特に2016年正月早々新世代『サンシャイン!!』のAqoursメンバー・黒澤ダイヤの誕生日がある。

 Twitterでは #黒澤ダイヤ生誕祭2016 として盛大に祝われそうな予感…
…だが、μ’sのメンバー祝う時よりは少ないかもしれない。
特にμ’s解散発表ショックから立ち直れずにいる人もいるかも。
 …でも、自分はちゃんと祝ってあげようと考えている。


 ・・・『ラブライブ!』は本来、アイドルとして大成することが目的ではなく
廃校を阻止するためにスクールアイドルをやる話のはず。

 廃校の危機を乗り越えたその後…特に先輩の卒業後、
次の廃校の危機に備えてスクールアイドルは更に精進すべきではないのかなと私は思っている。

 μ’sの解散はたしかに悲しいことだと思うが、それを乗り越えて次の世代がどう進んでいくかを自分はむしろ楽しみにしている。
特にμ’sに憧れたメンバーがいるAqoursは学校は違えどまさに次の世代。
μ’sと全くつながり無しってことはないと思うし、μ’sだった穂乃果たちから学ぶことで廃校の危機を防ぐヒントを掴みそうに感じる。

 『ラブライブ!』というコンテンツを長続きさせるためには、次の世代が動き出すことが必要。
μ’sの解散を嘆くより、卒業したにこ、希、絵里からバトンを渡された花陽たちが音ノ木坂学院を守るべきだと思う。

 Aqoursも廃校の危機を阻止するために動き出し、廃校を阻止。
そして将来黒澤ダイヤ、松浦果南、小原鞠莉が卒業しAqoursが解散したとしても
後輩たちに、未来にバトンを繋いで欲しいと自分は思っている。

 最後に。

 もし『ラブライブ!』の制作にコーエーテクモなど歴史ものを作るのに長けた企業が関わっていたならば
 主人公たちがスクールアイドルをやる目的を正しく伝えられたように思う…。

(※参考
ラブライブ! Official Web Site

ラブライブ!サンシャイン!! Official Web Site

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