ダイビング部に入った「てこ」こと大木双葉
ダイビングのインストラクターを目指す「ぴかり」こと小日向光の日常を描いた
アニメ『あまんちゅ!』

 第6話では、てこがオープンウォーターダイバーの資格を得て
ぴかり達ダイビング部のメンバーと一緒に海に潜るため奮闘していた。
苦手だったマスククリアも、プール講習にて顧問の火鳥真斗先生の指導のもと、できるようになった。
 …もっともこの時のてこは、水着で100mは泳げなかったし、
シュノーケルとフィンでも泳げずに沈んでしまったけれども…。

 そんなてこには、小さい頃は夢がなかった。
小学校の七夕の行事で、短冊に自分の夢を最後まで書けなかった。
 一応、「みんなが笑顔になれますように」と書いたのだが、本当は何も思いつかなかったのだ…。

―― それにしても向こうからこっそりてこを応援するぴかりと二宮愛の水泳帽に描かれた
「ぴ」と「姉」…( ゚д゚)ポカーン

 そして応援するときつい夢中になってか愛に沈められる弟の誠…
(´・ω・`)ショボーン ――


【てこの夢のきっかけは、火鳥先生が誘ってくれたドライブ。】

 プール講習が終わった後、二ノ宮姉弟はメンテナンスを終えたドライスーツを取りに行くことに。
 
 火鳥先生てこぴかりにこれからの予定を聞いた後、二人は「ない」と答えたのでドライブに誘った。
二人のバディ記念ということで。

 ・・・火鳥先生は(常識的な範囲で)行きたいところをぴかりとてこに選ばせた。

 道の駅にある「アイちゃん」のところに行きたい、とぴかりが提案。
そこに行くことに。

 ちなみに火鳥先生の愛車「ぽこてん3号くん」
自分の運転を褒めながらぽこてん3号くんも褒めていた。
 どうやらぽこてん3号くんを乗り回したかったらしい。

(・▲・)ポカーン


 ・・・「てこがダイビング部に入るって決めてくれて、バディになれてすごくうれしい」
そんな気持ちを道の駅で明かしたぴかり。
それに対し、てこはこう返した。

「今日のプール講習は全然だった…
バディになって一緒に海に潜るなんてまだまだ…
でも私、諦めたくない!
ぴかりが誘ってくれて、ダイビング部に入ろうと決めて、
ぴかりが「大丈夫」って言ってくれて、
「いつか一緒に海の中に行くんだ」、って決めた…

「私ね、自分で決めて何かを始めたのって生まれて初めてかもしれない。
ぴかりのおかげだよ。
それと入学前に一人で海を見に行った時ぴかりのおばあさまに会って…
当たり前のことなんだけど当たり前に気づいて驚いたんだ。
海がとっても大きいってことに…
おっきな海なら、ちっこい自分にはない何かがある。本当の自分を見つけられる。
…そんな気がしたの。

ぴかりとおばあさま。
多分どっちが欠けても今の私はなかったと思う。
だからね、本当に感謝しています。ありがとう。

 …するとぴかりは照れて
頬を押さえて「イヤイヤ」言いながら首を振っていた。

 ・・・火鳥先生が現れた。

「うんうん、青春だね~
自分探しっていうやつだねえ。
その結果見つかったのは、友達への感謝の気持ちだったというわけだ。」

 ぴかりは顔をすっかり真っ赤にしてどこかに走り去っていった。

 …「それが青春。いいことだ。」
火鳥先生がクッキーシューをてこのために買ってきた。

 …「おいしい」と言ったてこに対して
「おいしいって思えることは、いいことだ。
ここに来てよかったか?」と言った火鳥先生。

 てこは火鳥先生に
「先生、頑張ります!
今のままじゃ全然ダメ、ダイビング部のお荷物だということわかってます。
最初はぴかりに誘われて入ったダイビング部ですけど、
今は必ずぴかりと、ダイビング部全員と一緒に海に潜りたいって思ってます。
それが今の私の願いだから…」
と言った。

 すると火鳥先生はこう言った。
「願いとか抱負とか目標とか…なくてもいいんだ。
勿論あってもいいが、なくても問題ない。
誰かに言われて始めたことでもいいじゃないか。
その後自分からやりたいと思えば、動き出せる。
動けば何かが変わる。
動けば必ず何かに出会えるんだ。」

 ・・・戻ってきたぴかりがリボンを持っていた。
「しあわせリボン」と言っていたぴかりは「アイちゃん」というモニュメントの前でお祈りして願いを託そうとてこを誘っていた。

 …しあわせリボンに書く願い。
最初てこの願いは
「ぴかりと愛ちゃん先輩と弟くん(誠)と海に潜ること」だったが
大きすぎると思ったので次のように書いた。

「50m泳げるようになりますように
 
あと、プール講習も合格できますように」

「(まずは小さな一歩から…)」と思う、てこだった。

 そしてぴかりの願いは…

「てこの願いが叶いますように」


 ―― てこがみんなといっしょに海に潜る事ができるようになった頃には、
小学校の頃に何気なく短冊に書いたこととしあわせリボンに書いたことを
てこはきっと思い出すんだろうなあ…

…ダイビング部の部員たちの笑顔を見て… ――

 第6話でてこは、マスククリアという小さな一歩を踏み出していたなあ。

 それにしても「てこの願いが叶いますように」というぴかりの願いは
将来インストラクターを目指すぴかりの小さな一歩かもしれないし、これからも叶っていくだろうなあ。

 てことぴかりがこれからどう歩んでいくのか楽しみだなあ。

【追記】

それにしてもファーストライブが多くの人々の厚意により成功し
東京にまで進出するという大きすぎる願いをいきなり叶えた静岡県の6人の某アイドル
今週どうなることやら…?

(※参考
TVアニメ「あまんちゅ!」公式サイト
ものがたり
第6話『ホントじゃない願いのコト』