にぎる。

『にぎる。』にようこそ! このブログは私が見たアニメやマンガの感想を自由気ままに書いています。

タグ:μ's

 最近、

 クリエーター8人が2次元のアニメキャラクター8人組をデザインし、
さらに、彼女たちの声優を務める現実世界(3次元)の女性メンバー8人で構成したという。


 ―― これって、μ'sやAqoursよりもメンバーは一人少ないけれども、
彼女たちに対するあからさまな挑戦状に自分は感じるなあ。

 特に、Aqoursや『ラブライブ!サンシャイン!!』に。 ――


 中身はラブライブ!やアイマスの二番煎じにも関わらず、
圧倒的な力でねじ伏せようとしているようにしか見えない
し、
特にラブライバー(サンシャイナー)は
その力に乗るか(秋元康氏が提唱したアイドルグループに与する)か
それとも抗う(Aqoursに与する)かが試されているみたいだなあ。

 …勿論、『ラブライブ!』に関わるスタッフや声優たちも…。
 


 ・・・自分はアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』第13話(最終話)で言っていたAqoursの目標
「目の前の0は1にしよう」が、
今自分が現実に仕事をしているものと大いに関わっていると考えているので
Aqoursに、ラブライブ!に与したいと考えている。


 特に最近の『ラブライブ!』のような若い女性が登場するアイドルもののアニメといえば『アイマス』『アイカツ!』『プリパラ』『WUG』などがあるが、
これらに共通して『ラブライブ!サンシャイン!!』の作中に登場した言葉を借りて言うなら今のところ「0だった」ものがあると自分は考えているし、それは今からでも1にしていかなければならないと思う。
 
 …それは『NHKのど自慢』でプロではない人たちによりそれに関連する曲が歌われたことである。

 最近のNHKのど自慢でAKB48が歌われたことを考えると、
いずれは『ラブライブ!』などに先駆けて秋元康氏がプロデュースした2次元+3次元アイドルグループの歌が歌われることになるだろう。
 
 もし、これらが『ラブライブ!』などより先に歌われてしまったら、
「秋元康氏がプロデュースした2次元+3次元アイドルグループのほうがいい!」ということになり
『ラブライブ!』などはみんなに忘れられてしまうのでは…!
 
 その流れは、どんな世代でもかまわないので
何としてもファンたちが阻止しなければならない!!!

 …そう自分は考えている。


 ・・・とにかく『ラブライブ!』や『アイマス』など積み上げてきたものをまるで上書きするような
秋元康氏のやり方に徹底抗戦しなければならない!!!
 秋元康氏が徳川家康なら、Aqoursは真田幸村であって欲しい!!!

 …今の「アイドル戦国時代」と呼べる状況は、もうそこまで来ているように自分は感じるなあ。


 ちなみに「0を1に」という考えは調べてみるとビジネスの考え方の一つらしいが、
このままでは2次元までも秋元氏がビジネスの勝者となり
Aqoursの「0を1に」の考えが秋元氏と彼がプロデュースした2次元+3次元アイドルの考えになってしまう!
 そういう意味で、危機感なしではいられないなあ。

 
 …だが、もしかすると秋元康氏がプロデュースする2次元+3次元アイドルと
ラブライブ!(ラブライバー)やアイマスPなどとの争いに発展するシナリオは
秋元氏はすでに描いてしまっているのかも…?


(※ソース
日刊スポーツ
秋元康氏「2次元+3次元アイドル」プロデュースへ

ラブライブ!サンシャイン!! Official Web Site

  千歌「また0か…」

  曜「入学希望となると別なのかなあ…」

 アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』第12話では、
Aqoursがラブライブ!の予備予選を突破したけれども
浦の星女学院の来年の入学希望者数が0であったことに対して
高海千歌渡辺曜がこんな嘆きのつぶやきをしていた。


 これについて、自分は今、強く思うことがある。


【アニメには町おこしの力はない、って誰かが言っていたけど…】 
 
 『ラブライブ!サンシャイン!!』の世界…特にμ'sについて今、
「ある大きなデマ・誤解」が広まっているのでは……? 

 それは、

「μ'sが音ノ木坂学院の廃校阻止に一番貢献した」

ということでは…? 

 ・・・確かに、音ノ木坂学院が廃校を阻止したのはμ'sの活躍もある。
 
 けれども、
もっと別な理由が大きかったのではないか…?
 
 音ノ木坂学院について桜内梨子第7話・東京スクールアイドルワールド前夜の旅館で、
千歌に音ノ木坂学院について伝統的に音楽で有名」と言っていた。

 …「伝統的に」ということは決して遠くない昔にμ'sの活躍で音ノ木坂学院が音楽で有名になったわけではないことが伺えるし、仮にそうだとしたら梨子は

「音ノ木坂学院はμ'sのお陰で伝統的に音楽で有名になったのよ」

というようなセリフを千歌に言うのではないか。

 …すると廃校を阻止したのは
「μ'sの活躍と同時期に
他の部活も活躍していたからではないか?」
…という仮説が出てくるのでは。

 そういえばアニメ『ラブライブ!』第11話では、廃校を阻止の頃のライブ中高坂穂乃果が倒れたが、
これについて
「ライブは成功した、そうでなくても廃校阻止を成し遂げた」
といえるのだろうか?

 それに、ラブライブ!という大会そのものやそこでの活躍に
廃校を阻止する力は本当にあるのだろうか? 

 …千歌達Aqoursにはその答えを見つけて欲しいと自分は考えている。 


【本当に0を1にしてほしいのは…】
 
 ・・・ところで千歌はアニメ第12話で音ノ木坂学院Aqoursのみんなで行き、
音ノ木坂学院のある生徒から
 「残念ですけど、ここには何も残ってなくて…」
 
 「μ'sの人たち、何も残していかなかったらしいです。
自分たちのものも、優勝の記念品も記録も…」

 「ものなんてなくても心はつながっているから、って…
それでいいんだよ、って…」

と言われていた。

 これについて自分はこう思う。

 ――(※悪い例で申し訳ないが)

 一度殴られたり痛い目を見ないとわからない人がいるように、

心の中ではなくものという形で残さないとわからない人もいるのではないか?
 μ'sがいた頃のファンの中だけではなく、
μ'sが去ったあとμ'sを知った人の中にも…。 ――

 …アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』では
第7話で登場した寝そべりぬいぐるみなどに見られるように
μ'sのグッズはたくさん出てきていた。
 これはおそらくはファンや大会のラブライブ!の関係者がμ'sを残すために作ったものだろう。
 このシーンからμ'sは高坂穂乃果をはじめとする「キャラとしては」成功したといえよう。

 …けれどもμ'sが残した歌の…特に歌詞の良さは人々には伝わっていないように自分は思う。
特に歌詞についてそれを人生の糧としているような人がいないのでは。

 …μ'sやA-RISEの歌を街ゆく人が口ずさんでいる…
そんな光景はこれまでのアニメ『ラブライブ!』『ラブライブ!サンシャイン!!』にあっただろうか?

 それに大会のラブライブ!で披露される曲は新曲ばかりで
 予選の課題曲として
ラブライブ!の発展に貢献した最大の功労者μ'sならびにA-RISEの曲を使っても良さそうな気はするが
 そうでないのは彼女たちに対してどうなのだろうか…?


 ―― 「彼女たちが残した曲の歌詞の良さが
今に活かされなかったのでは…?」 

そう想わざるをえないなあ。 ――


 ・・・それに、μ'sやAqoursについて、まだ残していない「もの」が現実にもあると自分は考えている。

 それについても「彼女たちの曲の歌詞の良さ」だ。

 ただそれは、彼女たちが歌った歌のCDやブルーレイではなく、
 それを個人が決して彼女たちをマネしたものでもなく
自分なりにアレンジして歌った「歌」だ。
 
 最近流田Projectがμ'sの曲をカヴァーしたが、
自分が望んでいるのはそういった歌のプロのものではない。
(※流田Projectのμ'sカヴァーそのものは否定しないけど)

 それは、
 「『歌のプロではない素人が、
彼女たちの曲の歌詞の良さを老若男女に向けて
オープンな場所で拡散させる』という動き」だ。

 具体的に言えば、一例として
『ラブライブ!』『ラブライブ!サンシャイン!!』の曲を
歌の素人が『NHKのど自慢』で歌うということ。

  
つまりμ'sやAqours(※ソロ、ユニットも含めて)、A-RISE、Saint Snowの曲を
歌の素人が歌うということだ。 

 …ちなみにアイドルについて言えば、歌の素人が最近は『おそ松さん』のA応Pの曲や
『うたの☆プリンスさまっ♪』(うたプリ)のST☆RISHの曲を『NHKのど自慢』にて歌っていた。

 そういうのを見ると自分は、
本戦に選ばれた人は選んだ曲にどんな想いを込めているのかな?」と思っている。
 「選ばれた人たちは本番では言えなかったけど、
その曲の歌詞あるいは曲を歌う歌手の生き様が
選ばれた人の人生の糧になっているのかも」と思う。

 
 ・・・そういえば千歌
東京スクールアイドルワールドで得票数0という大敗を喫した時、
梨子に言われたことを受けて
「0を1にしたい」という事をAqoursのみんなに言っていたが、
 「0を1にする」を達成するのは
Aqoursというよりは
むしろ現実の自分たちに他ならないと自分は考えている。

 
 ・・・例えば、くだんの『NHKのど自慢』に関して言えば
『ラブライブ!』の曲でのど自慢本戦出場を成し遂げた人は未だ0である。
もしそれが成し遂げられれば、0が1になるだろう。

  「0を1にする」ということは現実でも
何かを成功させようとするときに大事な考え方の一つと思われる
し、
 このAqoursのスタンスを乗せた曲の数々は
次の世代にも伝えていきたいと自分は考えている。

 今後NHKのど自慢に『ラブライブ!』のAqoursの曲で本戦出場を成し遂げた人は、
ぜひ、「0を1にする」というAqoursのスタンスを伝えて欲しい。

 自分も近々地元で『NHKのど自慢』があるというので
Aqoursの曲で挑み、「0を1にしたい」と考えている。
0を1にすることを教えてくれた人々に感謝するために。

 「現実の世界でAqoursに関して
『0から1』を体現してみせる。」

 …これが最大級のAqoursへの応援になると自分は考える。

(※ソース
ラブライブ!サンシャイン!! Official Web Site

ちなみに第12話のサブタイトルは
『#12 はばたきのとき』でした。)

 前回第11話桜内梨子が東京のピアノコンクールに出場のため
ラブライブ!の予備予選は8人で挑むことになったAqoursが描かれた
アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』
 
 第12話では梨子がトロフィーを取ったことから
最優秀賞かどうかはわからないが入賞したことが描かれていた。

 そして…
 
 走らないと落ち着かない松浦果南
 食べないと落ち着かない国木田花丸
 魔法陣を描いて祈らないと落ち着かないヨハネこと津島善子
 
 そんなAqoursが気になる予備予選の結果は…
落ちた…。と思ったら…

曜「エントリー番号順だった。」

( ゚д゚)ポカーン

 …けれども見事予備予選を通過した!!!

 
【ゼロ、再び】

 AqoursのPVは約15万再生でコメントも多数寄せられていたが、
 Aqoursには一つ大きな問題が。

 それは浦の星女学院の今年の入学希望者数が0だったこと。
9月(September)に学校説明会を行う予定だったが…。

 高海千歌
「また0か…」と落胆していた。

 ちなみに小原鞠莉・松浦果南・黒澤ダイヤ加入前のAqoursは
第7話第8話で東京スクールアイドルワールドに参加したが得票数は0だった。
 生徒会長のダイヤと理事長の鞠莉はAqoursの活躍で
「学校の名前も知れ渡ったはず」と踏んでいたが、現実はそうではなかった。

 …ちなみに渡辺曜の話によれば
この頃はμ'sは音ノ木坂学院の廃校を阻止していた、学校の存続が決まっていたという。
 また果南が言うには
「浦の星女学院がある場所は東京みたいにほっといても人が集まるところではない。
果南のダイビングショップも予約は今日は0だったよ」とのこと。

 …それを聞き、千歌はこう言った。

「でもそれを言い訳にしちゃいけないと思う。
それがわかった上で私たちはスクールアイドルやってるんだもん!」

 そしてみかん味のかき氷をかっこむ千歌だったが…

…やはりキーンと頭にきてしまった…。

( ゚д゚)ポカーン

 そして千歌はこう思った。
 「μ'sと私たちは何が違うのだろう…?
リーダーの差、かな?」


【ダイヤ様の東京への対抗心は、幼い頃の思い出から?】

 千歌は
「『μ'sとAqoursの違い』
『μ'sがどうして音ノ木坂学院を救えたのか』
『何がすごかったのか』を
東京に行ってこの目で見つけ、みんなで考えたい」としていた。

 それゆえ、Aqoursのみんなで再び東京へ。
そして梨子と再会した。

 
 …ちなみにダイヤは東京に因縁があるようだったが、
それは幼い頃の苦い思い出があることが妹の黒澤ルビィから明かされていた。

 …東京に行った時に路線図を見て迷子になって(?)泣き出したらしい。

 ダイヤ
 「ごちゃごちゃ…ごちゃごちゃ…
ピギィィィ!!」

 ちなみにこれについて千歌はこう言った。

「トラウシだね

ヨハネに「トラウマね」とツッコまれた…

( ゚д゚)ポカーン


 …一方梨子は女性向け雑誌の『カベドン!!』駅のロッカーに必死で隠していた。
でも、飛び出してしまった…

梨子ちゃん…(´;ω;`)ブワッ


 ・・・それはさておき、千歌は神社である人と待ち合わせの約束をしていた。
 それはμ'sかなと思っていた黒澤姉妹だったが…

 …Saint Snowの鹿角聖良と鹿角理亞だった。

「まさか!?」と心躍らせていた黒澤姉妹は、「なーんだ」とがっかりしていた。


【Saint Snow との再会】

 Saint Snowの二人からはPVの再生数がAqoursより上であることを千歌たちは聞かされた。
けれども「決勝では勝つ」と言っていた。
 ちなみにSaint Snowがスクールアイドルを始めたきっかけはA-RISE
 また、A-RISEやμ'sの何がすごかったのか・何が違うのかを考えたことはあるけれども、
答えは出なかったという。

 「ただ勝つしかない、ただ追いついて同じ景色を見るしかないのかも」と思っていた。

 それを聞いた千歌は鹿角姉妹にこう聞いた。

 「勝ちたいですか?
ラブライブ!勝ちたいですか?」

けれども二人には

凛亞「姉様、この子バカ?」
聖良「なぜラブライブ!に出るのです?
μ'sやA-RISEはなぜラブライブ!に出場したのです?」

と言われた。


【いざ、音ノ木坂学院へ。そして千歌の決意…】 

 決勝大会の発表を見るため、モニターのところにやってきた千歌たち。

 「ちょっと想像できないなあ…」と思っていた千歌だったが、
梨子の提案で音ノ木坂学院に行くことになった。

 梨子は前に東京スクールアイドルワールド出場のために来た時に
わがままを言って来られなかったと思っていたので9人で行こうと思っていたのだ。


 ・・・階段を登り、音ノ木坂学院へ。
そこで出会ったのはμ'sの小泉花陽と星空凛を合わせたような姿の女子生徒。

 その女子生徒から聞いたμ'sについてこんな事を言っていた。

 「残念ですけど、ここには何も残ってなくて…」
 
 「μ'sの人たち、何も残していかなかったらしいです。
自分たちのものも、優勝の記念品も記録も…」
 
 「ものなんてなくても心はつながっているから、って…
それでいいんだよ、って…」

 …この時Aqoursの前にある母娘があらわれた。
娘は階段の手すりをまるでμ'sの高坂穂乃果が滑り降りるように滑り降りていった

 …千歌はほんのちょっとだけどヒントを掴んだ。

 そいてAqoursのみんなといっしょに音ノ木坂学院に向かい
「ありがとうございました!」とお辞儀をした。

 ・・・帰りの電車で。
 そこで千歌はふと思いつき、
 Aqoursは海に行くことに。


 千歌は、Aqoursのメンバーたちの前で
「μ'sの何がすごかったかわかった」と語った。

 「多分、比べたらダメなんだよ。
追いかけちゃダメなんだよ。
μ'sも、ラブライブ!も、輝きも…」

 梨子はそれを受けてこう言った。
 
 「一番になりたいとか、
誰かに勝ちたいとか…
μ'sってそうじゃなかったんじゃないかな?」

 千歌は更にこう言った。

 「μ'sのすごいところって、多分何もないところを、何もない場所を思いっきり走ったことだと思う。
みんなの夢をかなえるために。
自由に、まっすぐに!
だから、飛べたんだ!!」

 「μ'sみたいに輝くということはμ'sの背中を追いかけることじゃない。
自由に走るってことなんじゃないかな。
全身全霊、何にもとらわれずに!
自分たちの気持ちに従って!」

 「私は0を1にしたい。
あの時のままで、終わりたくない!
それが今、向かいたいところ!」


 ・・・千歌の言葉にAqoursは本当に一つにまとまった。

 
 千歌がみんなで円陣を組むとき、曜が提案した。

 「親指と人差指で1を作って、円陣を解いて1にしよう」と。
「0から1を表現しよう」と。

 そしてAqoursの9人は曜の提案の円陣で
「Aqours、サンシャイン!!」をしたのだった…。


 …自由に、Run&Run。
自分たちで決めて、自分たちの足で。
 Aqoursはラブライブ!本戦に挑むのだった…。


 ―― A-RISEの輝きを追いかけるSaint Snow。

 μ'sあるいはA-RISEの輝きを追いかける
約7千のスクールアイドルたち。

 その一方で、彼女たちμ'sを追いかけずに自分たちの足で歩むAqours。

 …Aqoursはまた一つ成長したなあ。 ――

 特に、12話ラストで千歌の部屋からμ'sのポスターが外されたシーンがあったように
千歌はμ'sの呪縛(?)から解き放たれたなあ。


 ・・・ただ、今の大会のラブライブ!はどうなのだろうか?
 千歌のやり方はアイドルとして正しいと思うけれども、
最終話におけるラブライブ!のAqoursの得票数は
0あるいは1とかいう結果ではないだろうか?

 その審査の基準はもしかすると「μ'sやA-RISEにどれだけ近づけたか」になっていたりして。

 ただ、千歌が第12話で
「μ'sだけではなくラブライブ!も追いかけてはいけない」
という境地にたどり着いたことは
 おそらく次回1期の最終話ではないけど2期で苦境を乗り越える重要な展開に関わるのは間違いないと思う。

 とくに「ラブライブ!を追いかけない」という千歌の決意は、
 例えば千歌達Aqoursが今の大会のラブライブ!のあり方に疑問を投げかけ、
いずれはラブライブ!という大会そのものの改革、あるいはラブライブ!のスピンオフ大会ができるなどの動きが起きそうに感じる。

 千歌は鹿角姉妹との会話から察するに
ラブライブ!で勝つことが目的とは考えていないようだった
し、
特にそれはラブライブ!で勝つことが目的の鹿角姉妹と対照的に描かれていたから…。


【追記】

 第12話で梨子が持っていた雑誌『カベドン!!』には
『カベクイ!!』という似たような本がある模様。
 
 明日9月19日に主にTwitterで展開される #桜内梨子生誕祭2016 では
主に千歌による壁ドン・壁クイイラストが多数投稿されそうだなあ。

(※ソース
ラブライブ!サンシャイン!! Official Web Site

ちなみに第12話のサブタイトルは
『#12 はばたきのとき』でした。)

 最近、『俺は18歳のアイドルヲタク』という漫画がTwitterに投稿され、話題になっているという。
 
 この漫画は18才のアイドルオタクの男がアイドルにハマりオタク道を突っ走っていたが
気がつけば25歳になった頃、
男が応援してきたアイドルは普通の女の子に戻って大学生活をエンジョイしていたり結婚していたり、オタク友達だった人も就職や彼女ができたため現実に戻っていったが、
男は将来のことなど考えずにオタク道を突っ走ってきたため

「俺はもしかして
とんでもない生き方をしてきたのではないか?」

「俺はこれからどうなる?」

と考えるようになった。

…そしてこう考えた。

「俺が今のぼっている人生という階段。
この階段の先は希望に満ち溢れた光なんて無くて
縄がぶら下がってるだけなのかもしれない」
 
 というストーリーだった。

 ―― 一見するとこの漫画はオタクのテンプレっぽく見える。
 けれども自分はそれ以上に、この漫画に描かれているオタクがまるでアイドルにあこがれてアイドルを目指す人々の末路のように見え、
特にアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』に登場するスクールアイドルたちの末路にも見えた。 ――


 …思えば第8話黒澤ダイヤは妹の黒澤ルビィ高海千歌たちを迎えた時に去年のラブライブ!にエントリーしたスクールアイドルの数が7236であることを明かしただけではなくその背景として「A-RISEとμ'sによりスクールアイドルの人気が揺るぎないものになった」ということを言っていたなあ。

 けれどもその先にあるのはまさにアイドルの道で、メンバー全員が将来アイドルを本気で目指していたA-RISEならまだしも、
μ'sのメンバー全員がアイドルを目指していたわけではないので
(※例えば南ことりは服飾関係の海外の学校への留学の話が持ち上がっていたことがアニメではあったし)

「スクールアイドルを極めた先、あるいは頂点は一見すると栄光だが
見方を変えれば自分の将来やりたいことが叶わなくなるような地獄なのかも…
特にμ'sにとっては…」

と、自分はくだんの漫画を見て考えた。
つまり、ラブライブ!で優勝したμ'sはメンバーたちが本当にやりたいことができずにアイドル活動せざるを得ない 状態に今もなっているのではないか、と。


 …スクールアイドルにエントリーした少女たちはおそらくは千歌と同様にμ's(あるいはA-RISE)に憧れてスクールアイドルになろうと思ったのだろう。
 
 けれどもスクールアイドルの上位になれなかった人たちは諦めたか途中で他に何かやりたいものが見つかったのでその階段を登るのをすでにリタイアしているものと思われる。
 特にくだんの漫画でアイドルあるいはドルヲタを引退してもいわゆるリア充にはなっていない人というのは描かれていなかったことを考えると、リタイアした人が天国に行けるとも限らない。

 つまりスクールアイドルの道はリタイアしても地獄だし、やりきっても地獄のような気がしてならないなあ。
特に今のμ'sは、やりきって地獄に落ちているのでは…?


 ・・・そういえばアニメ第8話にて「東京スクールアイドルワールド」で高海千歌たちが出会った「Saint Snow」鹿角聖良・鹿角理亞は千歌たちにこんな事を言っていたなあ。

聖良「μ'sのようにラブライブ!優勝を目指しているとしたら諦めたほうがいいかもしれない」

理亞「バカにしないで…! ラブライブは…遊びじゃない…!」

 …特に理亞の発言もし
「スクールアイドルのトップに立った先も地獄だよ」
という意味も含んでいるとしたら、
「Saint Snow」はμ'sやA-RISEの秘密…「彼女たちは今!?」的なものを知っていて、
なおかつ相当聡いライバルキャラだなと思う。
 
 …もしかすると再登場した時はμ'sやA-RISEの今を語ったりして…?


 ・・・ところで、Aqoursが目指すスクールアイドルについてカギになると思われる言葉が第8話にある。
 
 東京スクールアイドルワールドで得票数0だったことが悔しくて泣いていた千歌に対して
桜内梨子千歌にこんな事を言っていた。

「みんなで一緒に歩こう、一緒に。
今から0を100にするのは無理だと思う。
でももしかしたら1にすることはできるかも。
あたしも知りたいの。それができるか。」

 この梨子の言葉が、μ'sや他のスクールアイドルが描かなかった・描けなかった未来を描きそうな予感がする。
自分が思うに、「0を1にしようとする人を応援する動き」…かな?

 …Aqoursが「0を1にすることの大切さ」を忘れ「0を100に」しようとした時、地獄にたどり着いてしまいそうに自分は感じる。
 言い換えれば、「0を1にすること」は地獄に行き着かない一歩になりそう。

【追記】

 そういえば漫画『俺は18歳のアイドルヲタク』の中で男性

「人生は一度きりだから今を全力で楽しむ」と言っていたなあ。

 一方μ'sは『僕たちは一つの光』の歌詞の中で「今が最高」と歌っていたなあ。

 …そのせいか、自分はくだんの漫画に描かれたアイドルオタクの男が
μ'sをはじめとするスクールアイドルと重なって見えてしまったのかなあ。


(※ソース

ライブドアニュース
アイドルオタクの末路を描いた漫画 身につまされると話題に

ラブライブ!サンシャイン!! Official Web Site 

 ―― 2年前の鞠莉と同じようなことがもしこれからあったなら、
高海千歌たちAqoursの1・2年生ならどうするのだろうか? ――

 「鞠莉の足のケガを心配していた果南がわざと歌わなかった」というのが
黒澤ダイヤ・小原鞠莉・松浦果南2年前東京のステージで歌えなかった件の真相であることが第9話で明かされた
アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』

 鞠莉は2年後にその真相を知り、果南と和解し、Aqoursに加入。
そして鞠莉に果南の気持ちを話したダイヤもAqoursに加入し、これで9人のメンバーが揃った。


【鞠莉のケガの件の元ネタはもしかして…?】

 ところで足の怪我あるいは不調といえば、現実の世界で言えば絢瀬絵里役の南條愛乃さん。
MステやNHK紅白歌合戦には出場せずに最高のパフォーマンスをするためにファイナルライブに備え、μ'sのメンバーたちとやり遂げたと聞く。

 ―― この頃流行りの「共感性羞恥」とは違うけど、アイドルのケガほどもどかしい物はないと自分は思う。
ケガはいつ起こるかわからないから仕方ないけど…。 ――
 
 
 ちなみにμ'sはアニメでは特に大きな怪我はなく…特に目立ったいわゆるケガ回はなかった。
もっとも、作者が難しい問題だから避けてきたのかあるいは気にも留めなかったのか知る由はないが…。

 …けれども自分は
「Aqoursのメンバーの誰かがいつか、鞠莉たちがかつて経験したような問題に直面するのでは…?」
と踏んでいる。

 自分が思うにケガをするのは高海千歌・桜内梨子・渡辺曜のうちの誰かで、特に千歌がケガの場合3年生が特に動きそうな予感がする。
 μ'sの高坂穂乃果が1期の終盤で意気消沈している時に絢瀬絵里が「穂乃果の手に救われた」と言ったようなセリフをおそらく千歌に言うだろうと思う。

  ―― とにかく
「鞠莉の足の怪我の件は、現実に膝の不調だった南條さんがモデルというか元ネタだったのでは…?」
…と思わざるをえないなあ。 ――
 

【ダイヤ様はAqoursに入ったけど…】

 ところでダイヤ第9話では
2年前のステージで鞠莉を心配するあまり歌わなかった果南をかばっているふしがあった。

 ダイヤは鞠莉に果南の気持ちを伝え、鞠莉が果南と直接話して(ビンタとハグで)和解したけど、
 
 ―― 自分が思うに、第2話で黒澤ルビィがスクールアイドルの雑誌を見ていた時にダイヤが
「見たくないから片付けて」と言ったシーンは実は
果南と鞠莉の問題とは実は別の問題ではないか…? ――

 ダイヤはスクールアイドルを妹のルビィのすすめもあって再び始めたけど、
スクールアイドルの大会で優勝とまでは行かないけれども
上位にならなかったらすぐ離脱する…そんなふうに感じている。

 そういえば第1話で千歌と曜がスクールアイドル部の申請書をダイヤに出した時(※申請書を出して2回目)ダイヤは千歌にこんな事を言っていたなあ。

「『ラブライブ!』に出場するにはオリジナルの曲でなくてはいけない…
スクールアイドルを始めるときに最初に難関になるポイントですわ。
東京の高校ならいざしらず、うちのような高校だとそんな生徒は…

 ・・・ダイヤはもしかしたら
『ラブライブ!で勝てなければスクールアイドルじゃないし、廃校も阻止できない』
と考えていて、特に東京の、都会のスクールアイドルに嫉妬みたいなものを抱いているのでは…?
と自分は思う。
 
 その嫉妬心が今はダイヤの中で眠っていて、東京スクールアイドルワールドのような大会の結果でふと燃え上がるように感じる。

 ―― それにしてもAqoursが活躍する頃のラブライブ!に出場する5000を超えるスクールアイドルはみんなパフォーマンス重視なのだろうか。
 μ'sとA-RISEの活躍で『スクールアイドルのレベルが向上した』とダイヤは第8話で言っていたけど、それって本当にレベル向上といえるのだろうか? ――

 …自分はAqoursらしさ、Aqoursしか出せない色を出せたなら
きっと評価は少しずつだが上がっていくのではと考えている。

 桜内梨子第8話で言っていたけど
0から100は無理だが、「0から1は不可能ではない」
…これを老若男女、多くの人に伝えられたらスクールアイドルランキングは上位になり、大会でも上位になりそうな予感がするなあ。

 特にラブライブ!ばかりがスクールアイドルではないことを示したり、
μ'sやA-RISE…特にμ'sが果たし得なかったことを果たしたら大勝利だと自分は考える。

 そのためには視聴者も動き、そのヒントをAqoursに与えることができたら…とも自分は考えている。

(※ソース
ラブライブ!サンシャイン!! Official Web Site 

ちなみに第9話のサブタイトルは 
『#9 未熟DREAMER』でした。)

↑このページのトップヘ