にぎる。

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カテゴリ: 『異能バトルは日常系のなかで』の感想

(※前編の続きです。)

アニメ『異能バトルは日常系のなかで』最終回となる第12話では
安藤寿来の異能『黒焔(ダークアンドダーク)』の第二ステージ『ダークアンドダークオブジエンド』の正体が
発動したら自分で消すことができない炎であることが明らかになり、安藤は工藤美玲生徒会長が文芸部にやってきて櫛川鳩子姫木千冬の異能を奪った時は
あえてダークアンドダークオブジエンドを美玲に奪わせ、かつて安藤が発動した時に千冬と神崎灯代と高梨彩弓がそれを解除した時のようにやっていた。

 実はこれは「F」という組織の残党・荻浦直江のしわざで、異能で美玲に憑依し、強力な異能を持つがゆえ異能バトルに関して邪魔な存在となる安藤たちを脱落させようとしていたのだ。

 ・・・さて、萩浦に操られて安藤たちに助けられてから2日も寝込んでいた美玲は彩弓に看病されていた。
 「異能者があれしきで寝込んでしまっては自分はまだまだだな」と美玲は言っていた。

 彩弓に感謝する美玲だったら、
「お礼は安藤くんに言って」と彩弓は言っていた。

 また、安藤が美玲を助けたことについて、彩弓はこう言った。

「安藤くんは自分も含めて異能を持つ人達を大事な仲間だと思っていて、そして仲間を決して見捨てることはできない。
時にはその思いが強すぎると感じることはあるけれども、自分の中には自分が知らない安藤くんがいるような気がする。
安藤くんの計画は無謀そのものだったけれどもその計画に自分は異を唱えず、『安藤くんならやれる』と思ってしまった。
もしかしたら取り返しがつかない事態になっていたかもしれない。とても理性的な判断だったとはいえない。
けれどももう一度同じ決断を迫られたとしてもやはり安藤くんの計画を支持するだろうと思う。」

「常に完璧な高梨さんでも以外に愚かな一面があったというわけか…」
彩弓の話を受けて美玲は言った。

そして
「お互い厄介な相手を好きになってしまったなあ」と美玲は言い、
「全くです。」と彩弓は言っていた…。

 ・・・一方、鳩子と灯代は本屋にいて、鳩子は灯代におすすめのラノベを紹介してもらっていた。
 灯代は安藤と買い物に行ったことを明かしたが、鳩子は
「その時の二人見ちゃったかも…」と言っていた。そして
「ジューくんと灯代が一緒にいても自然体って感じ。」とも言っていた。

 また鳩子は灯代に
「ケンカするほど仲がいい」ということを言っていたが、
「その時は灯代と安藤が一緒にいるのを見て焦っちゃった。
ジューくんがどっかに行っちゃうような気がして…。」
と、前に安藤とケンカしてしまった時のことを思い出していた。

けれども灯代は
「それはないよ!
鳩子の中で安藤は特別な存在、って思うよ。」と言った。

鳩子が
「あたしはジューくんが好き。
そして多分、ジューくんにもあたしを好きでいて欲しいって思ってる。
 だけどそれくらいかそれ以上に、今のままでいたいと思っているのかもしれない。」
と言った時、灯代は
「全ては結果ありき、か…。」とつぶやいた。
ちなみに
「まずは結果があって、そこから人が自分が納得できるような理由を後付するために過程を求める。それがこの世界の真理だ。」
これは桐生一が灯代に言っていたこと。
その時は何を言っているのか全然わからなかったが今は少しずつわかった気がする、と言っていた。

そして灯代は言った。
「前に鳩子に言われて答えられなかった質問、今は答えられるよ。
…私、安藤が好き。」

「うん、知ってた。」
鳩子はそう返した後で灯代に特殊ルビの話をした。
それは「仲間(ライバル)」というもの。
その基本的な例えもわからなかったが、今は少しだけ分かるようになった、と言っていた。
そして「負けないよ、灯代ちゃん」と灯代に鳩子は言っていた…。

 ・・・ところで安藤は公園で待ち合わせ中の千冬を見つけた。
千冬が約束の時間よりも早く来て立っていたので安藤は日射病を心配していた。

 また、安藤は自分たちと一緒にいるとまた千冬を怖い目に合わせてしまうのではないか、ということも心配していた。
けれどもその一方で出来る限り千冬が自分たちと一緒にいてほしいとも思っていた。

 それに対し千冬は
「安藤たちと一緒にいる!それが千冬の使命!
だって、安藤は千冬が守るから!」
と言っていた。

 安藤は千冬に「サンキュー!」と言ったあと、
「一つだけ約束して。
たとえ誰かを守るためでも、異能で誰かを傷つけることは絶対しないで。」と言った。
そして黒焔(ダークアンドダーク)を見せながら、
「異能は……ただ、かっけーだけでいい。」と言った。
 
 …その時、安藤は頭を灯代に後ろからハリセンで叩かれた。

「こんな町中でバカな真似しないでよ! こっちまで恥ずかしくなるわ!」
ちなみに鳩子と彩弓も来ていた。

 …「何言ってんだよ、お前だってこっち側の人間じゃねえか!」と言い返す安藤。
「バカな事言わないでよ!全然違うから!」と灯代は言い返した。

「自分に素直になれよ、自分をさらけ出そうぜ」
「あんたはさらけ出しすぎよ!」

 安藤と灯代の言い争いはしばらく続いた…( ゚д゚)

 
 …文芸部の部員たちは毎日同じような、でもちょっと違う日々を重ねていく。
 5年後、10年後自分たちがどうなっているかはわからないけれども、
「わかるのは今、見えるのは今。目の前だけ。
だから一生懸命な今を重ねていこう…
それが私たちの日常…」

というような灯代のナレーションで物語は締められていた…。

―― 灯代と安藤はお似合いのカップルだなあ。 ――

 灯代が「安藤が好き」ということを鳩子に明かしたことから二人は安藤をめぐる恋のライバルになってしまったけれどもいい感じに締まっていたなあ。
もしもアニメ2期があるとしたらこの恋のバトルの行方…かな。

 …それにしても安藤たち文芸部は「バージンチャイルド」ということで桐生一…もとい「霧龍・ヘルドカイザ・ルシ・ファースト」の異能バトルというか精霊戦争にはほとんど巻き込まれていなかったけれども、
彼の異能バトルを描いたバトル中心の作品も見てみたいなあ。

 思えば『異能バトルは日常系のなかで』は何となくだが
ソウルイーター』に対する『ソウルイーターノット!』みたいだったし…。

(※参考
テレビ東京 あにてれ
異能バトルは日常系のなかで
EPISODES
第12話「『日常』ユージュアルデイズ」

 アニメ『異能バトルは日常系のなかで』最終話となる第12話では、
第8話の終わりに明かされた安藤寿来の異能、黒焔(ダークアンドダーク)の第二ステージという
「ダークアンドダークオブジエンド」の正体が明かされた。

 前回第11話の終わりに、工藤美玲生徒会長が文芸部にやってきた時「腕が熱い」と言っていたのでそれを櫛川鳩子が異能・五帝(オーバーエレメント)で消そうとしたが、
美玲はそれを奪い鳩子を攻撃してきた。
そして今回第12話では、姫木千冬がそれを異能でかばおうとするも千冬の異能・創世(ワールドクリエイト)を美玲に奪われてしまった。
 分が悪くなった神崎灯代が永遠(クローズドクロック)で時間を止めて文芸部のみんなは撤退した。

 …カラオケボックスで作戦会議を建てる安藤たち。

 「ばらばらにならず一緒にいた方がいい。」
高梨彩弓はそう言っていた。
 
 そんな彩弓は
「あれは本当に工藤さんだったのだろうか、まるで別人のようだった」と言っていた。
千冬は
「さっきの工藤さんは偽物?」と言っていた。
 
 これを受けて安藤は
「確かに外見と能力は工藤さんだったが、人格は別人のように思えた。
誰かが工藤さんを操っているか、乗り移っているパターンじゃないのか?」と言った。
 
そこで安藤は直接美玲に電話で聞いたが、何を聞いても「ノーコメント」で返された。
 そこで一時間後に文芸部室で会う約束をすることに。

 ・・・一方ボウリング場の跡地では美玲の後ろに相模静夢がいて、地面にはそれとは別の「F」と呼ばれる組織の残党である荻浦直江という女性が倒れていた。
このことから萩浦が美玲に異能を用いて憑依しているものと考えられる。

 ・・・安藤は彩弓に
もう一度だけ『あれ』を使わせて」と言った。

 灯代は
「ダメよ!危険すぎる!
あんただって『もう二度と使わない』って約束したじゃない!」
と言った。

けれども安藤は
「他に方法がない。
工藤さんの異能相手にまともな方法じゃ戦えない。
無茶な作戦かもしれないけれども、それでもこれが俺の考えられるベストな方法だ。」
「それ以外にもっといい方法ってあるかなあ。」

彩弓は
「これ以上安藤くん以外に異能についての戦いを考えられる人はいないでしょうね。」と言い、
千冬が、「安藤に協力する」と言ったのををきっかけに、鳩子も灯代も彩弓も安藤に協力することにした。

 …そして約束の時間。
 安藤は約束の場所、文芸部室に現れた。

 他の仲間を呼ばないことに苛立っている美玲だったが、安藤は他の文芸部員には自分が何があっても来ないように言ってあった。
 
「最初はなんの役にも立たない主人公の異能が覚醒し、最強の異能となるのは王道のパターン…」
 
 …その時、安藤は黒焔の第二ステージを再び覚醒させた。

「地獄の扉が今開く、
『インフェルノゲートマキシマム(地獄開闢の門全開解錠)』!!」
 
 これを見た美玲は安藤の異能を奪った。

 だが、ダークアンドダークオブジエンドは自分自身をも焼き尽くす炎で発動者にも消せない炎だった。
だから文芸部の灯代や彩弓を安藤に使うのを禁じていたのだ。

 ちなみに安藤が第8話でそれを発動させて自分ではどうすることもできなくなった時には、
灯代がゲートを開き、千冬がギロチンをつくりだし燃えている安藤の手を切り落としてそれをゲートに封印し、そして彩弓が切り落とされた安藤の手を元に戻していたのだ。

 …美玲を助けるべく、安藤は灯代たちをここで初めて呼んだ。
 混乱する美玲をしっかり抱きしめた安藤は千冬と鳩子、そして自分に異能を返すように言い灯代、千冬、彩弓に自分がダークアンドダークオブジエンドを発動した時のようにしたのだ。

 鳩子は衝撃の光景に涙し、この時のために異能を使った千冬と灯代も泣きだしてしまった。

 
 ・・・こうして美玲の…
いや、荻浦直江の企みは潰えた
悔しがり、「次で絶対終わらせてやる」という萩浦に対し、
 「まあ、まあ、素人の怖さってやつですかね。」という相模。
さらにそこに『霧龍・ヘルドカイザ・ルシ・ファースト』こと桐生一が現れた。
 
桐生は相模に
「二度と『バージンチャイルド』(※安藤たちのこと)に手を出すな」と言っていた…。


―― 一度発動したら己の身を焦がすまで消えない…
衝撃の異能と、その衝撃の解除方法…( ゚д゚) ――

 安藤たち文芸部は霧龍・ヘルドカイザ・ルシ・ファーストがやっている異能バトルとやらに本格的には巻き込まれなかったし、それを知ることはなかったけれども
美玲を助ける方法やダークアンドダークオブジエンドの正体とその解除方法は奇想天外なものだったなあ。

 それにしても安藤がダークアンドダークオブジエンドを発動させ解除できなくなった時に安藤を助ける方法を思いついた彩弓はさすがだなあ。

(※感想は後編に続く)

(※参考
テレビ東京 あにてれ
異能バトルは日常系のなかで
EPISODES
第12話「『日常』ユージュアルデイズ」

(※前編の続きです)
 アニメ『異能バトルは日常系のなかで』第11話の冒頭は
銀髪にサングラスにマフラーをした謎の女性が自転車のチェーンが外れて直すのに手間取っていたので安藤寿来が直してあげるシーンだった。
 
 ちなみにその人物の名前は「軋姫(きしひめ)」
…ではなく、謎の女性の自転車の名前が軋姫。

安藤に「ありがとう」と言いかけたのを訂正し、
「褒めて遣わすぞ、人の子よ」と言っていた。
 
 それを聞いた安藤はため息をついて
「お前さ、やめたほうがいいぜ、そういうの。
知ってるか?お前みたいなやつ、中二病っていうんだ。
お前が自分で考えた設定もお前が憧れた虚構の世界も実際には存在しねえんだ。
いつかお前も後悔すると思うぜ。
『なんてイタいことやっていたんだろう』ってな。」

すると謎の女性は

「白き十二の翼剣(クライマックスブレイドホワイト)!」と言って自転車で安藤に体当たりしてきた。
そして
「虚構は確実に存在するのよ!」
「ねーよ!」と言い争いになった。

 そして謎の女性は
「ここよ!
フィクションはここにある!」
と安藤の胸を拳で指した。

 謎の女性の正体…
それは神崎灯代だった…。


 …さて、灯代は夏休みのある日、「あさって空いているか」という内容の電話を安藤から受けた。
安藤は一緒に夏祭りに行かないかと誘っていて灯代も安藤も浴衣姿だった。

 安藤に「浴衣が似合っている」と言われて思わず灯代は顔を真っ赤にした。
「何言ってんの!?
浴衣なんて、誰が来たって似合うんだから…」と恥ずかしがりながら言う灯代だった。
「今日見てきた中で灯代が一番いいと思う」と安藤は言っていた…。

 安藤におごってもらうのは悪いなあと思っていた灯代は安藤に
「射的で勝ったほうがおごられるのはどう?」と提案した。
 やってみたところ、安藤が弾を当てるも景品を倒せず、一方灯代は命中させた景品を全て倒していた。
 それゆえ灯代が安藤におごられることに。

 …安藤と一緒に歩く灯代。
 安藤が人通りの無い道を進み出した。
 そして安藤は灯代に
「お前、俺になにか話すことない?」と改まって言った。

安藤が自分に話したいことがあるのかと思っていた灯代は、戸惑っていた。
そこで
「鳩子が『灯代に意地悪しちゃった』というようなことを言っていた」ということを、安藤は言った。


 …「鳩子、そんなふうに言っていたんだ…。
いじわるなんかじゃないわよ。
何もなかったわけじゃないけどそれは女子同士の話だからあんたに言うようなことじゃないかな…。」

 「でも安藤らしいよね。
それに安藤に話したいことはあったんだ。
ラノベの新人賞、二次で落ちちゃった。
 相談してもらったし、お祝いもしてもらったし、ちゃんと言わなきゃって思っていたけど…。」
灯代は安藤に言った。

「言いづらいことをわざわざ報告してくれてありがとう。」
という安藤に対して灯代は戸惑っていて
「他に言うことあるでしょ、慰めなさいよ」
と言っていたけれども安藤は

 「お前が一生懸命やっていたことは知ってる。
だからその苦労も悔しさもお前だけのものだ。
中途半端な共感だけは絶対にしたくない。
 灯代はさ、励ましたり慰めたりしたくて俺に報告したわけじゃねえだろ。
ただきっちりと義務と責任を果たしてくれただけだ。
だから、ありがとうだよ。」

 安藤の言葉を聞き、灯代は文芸部で安藤と一緒にやってきたことを思い出した。
 そして思わず涙が出てしまった。
「自分は安藤のことが好きなのだ」と気がついたから…。

 その時花火が灯代の目の前ではっきりと見えていた…。


 …さて、夏休みのある曇った日に安藤たち文芸部員たち工藤美玲生徒会長に文芸部室に呼び出された
 美玲は右腕をかばいながら「腕が熱い!」と言い、櫛川鳩子が異能「五帝」を使おうとしたが、
何とその異能は美玲に奪われてしまった!!
そして奪った異能で鳩子を攻撃しようとしていた…。

 ちなみに美玲は安藤たちを呼び出す前日に謎の女性と接触していた…


―― ようやく第8話で登場した安藤の異能の第二段階というべき
「ダークアンドダークオブジエンド」の全貌が明らかになるのか…。 ――

もっとも他の文芸部員からはひんしゅくを買っていたみたいだが…。
すごいものなのか、それともくだらないものなのか最終回が気になる…

それにしても「軋姫」は銀髪の女性の名前ではなく自転車のほうか…。
灯代扮する銀髪の女性のほうが軋姫でも良かったかも…。

(※参考
テレビ東京 あにてれ
異能バトルは日常系のなかで
EPISODES
第11話「『存在』キューピッドエラー」
TRAILER
第12話「『日常』ユージュアルデイズ」

最近放送・配信されたアニメ『異能バトルは日常系のなかで』第11話
前回の姫木千冬高梨彩弓に続けて櫛川鳩子神崎灯代の水着回だったのだが
灯代の場合は安藤寿来と一緒ではなく一人でプールだった。
その代わり、夏祭りに一緒に行くエピソードがあった。

 …さて、鳩子とは安藤は櫛川家との合同家族旅行で海に行った。
 作中では寿来の姉の安藤真智がいた。

 特に鳩子は「LOVEKAWA」という雑誌の「真夏の海の恋愛マニュアル」を見て黒い水着を選び…
 …安藤を押し倒した!
そして
「もう! 男の子ならちゃんと受け止めてよ!」
「いじわる言うと泣いちゃうぞ?」などと言った。

「鳩子、今日テンション高くない?」と言う安藤は鳩子の水着を、
「女子高生雑誌から飛び出してきたみたいだ(女子高生雑誌に乗っていた組み合わせをそのままセット買い)」
と言っていた。

それに対して鳩子は思わず
「どうしてわかったの!?」と言ってしまった。

 …鳩子は雑誌に書いてある恋愛マニュアル通りに事を進めてみた。

 …ボールをぶつけてしまった時に
「私のせいじゃないんだからね!」と上目遣いで言ったけれども
安藤に「何、その謎ツンデレ?」と言われてしまった。

ちなみに恋愛マニュアルのステップ1には…
1.常に笑顔を絶やさずに
2.愛されるのはうっかりさん
3.明るく元気にちょっぴりわがままに
4.上目遣いでいつも可愛く
5.相手の名前をいっぱい呼ぼう
とあった。

 ところが日焼け止めを塗ってもらおうと思ったら日焼け止めが空で、
捕まえて欲しくて安藤に追いかけてもらったが自分が速く、
 誰もいない砂浜で安藤を押し倒し迫ったけれども…

 自分が熱射病で倒れてしまった…。

 鳩子…(´・ω・`)ショボーン

 
 …夜、鳩子は安藤に灯代にいじわるしてしまったことを安藤に明かした。
安藤は
「鳩子がそう勝手に思っているだけでは」
「鳩子は人間だし、意地悪くなってしまうこともあるのでは」
と言った。

 すると鳩子は
「ジューくんに聞きたいことがあるの。」
「あたしたちって、ずっと友達だよね。
ずっと、ずっと前から…。
でも違う大学行ったり就職したりして大人になってあんまり会わなくなってしまったら、もうこんなふうにジューくんと話すこともなくなったりするのかなあ…。」
と聞いた。

安藤は
「中学2年時の冬のこと、覚えてるか?
雨の日にお前の家に突っ立ってた事あっただろ?
あの時ちゃんと言わなかったかも知れなかったけれども、
俺、鳩子がいたことですげー救われた。」

「鳩子はただの友達じゃなくて俺の恩人だから。
とにかく俺にとって鳩子は特別なんだよ。
それは大人になったって、ぜってー変わんねえから。」

鳩子は
「まだ、あの時のこと…?
やっぱり何でもない。」
 
「そっか、私は特別なんだ…。」
と言い、
安藤のことを「寿来」と名前で呼ぶと
安藤は顔を思わず真っ赤にして吹き出してしまった。

 安藤は、自分のことを鳩子に名前で呼ばれるとものすごい違和感があったから…。

「これからも『ジューくん』って呼んでいい?特別に?」
「いいよ」と安藤に言われた鳩子は
「わーい! 公認だね!」と言い、
『ジューくん』を嬉しそうに何度も呼び続け更には海に向かってその名を叫んでいた…。


―― 鳩子と安藤の関係は雑誌に書いてあったマニュアル通りには行かなかったけれども、
普段の関係こそが一番なのでは…。
たまにケンカをしてしまうこともあるけれども…。 ――

 それにしても鳩子がツンデレを演じようとしてもすぐ安藤が見抜いてしまうというか違和感を感じてしまうのは家族で一緒に旅行するほどの幼なじみだからかなあ。
むしろツンデレは灯代のほう、というのもないわけではないと思うけれども…。

(※感想は後編に続く)

(※参考
テレビ東京 あにてれ
異能バトルは日常系のなかで

EPISODES
第11話「『存在』キューピッドエラー」
TRAILER
第12話「『日常』ユージュアルデイズ」

(※前編の続きです)

 アニメ『異能バトルは日常系のなかで』の終盤は、
「夏休みに安藤寿来と一緒にプールあるいは海に行く」というテーマなのか姫木千冬高梨彩弓のエピソードが第10話で展開され、
安藤は彩弓とプールに行った翌日の次回第11話櫛川鳩子との合同家族旅行で海に行き、
そして次の次の第12話では神崎灯代と一緒にプールに行く…
そんなストーリーになりそうな予感。

 さて、第10話の後半で彩弓は安藤を電話で呼び出してプールに誘った。
彩弓の妹の舞矢がドタキャンしたためペアチケットを一人で使うことになったので安藤を誘ったのだ

その場所は前に千冬と九鬼円と一緒に行ったプールだった。

 ちなみに舞矢のドタキャンは安藤と彩弓の恋を応援するという相模静夢が仕組んだことらしく、
しかも相模は彩弓の水着をあらかじめ舞矢にビキニに交換してもらっていた。

 …「アドバイスはありがたいが、それに従うかどうかは私が決める。」
それが彩弓の相模に対する考えだが、
「水着は水に濡れたら透ける」という相模の言葉を聞いて水が出る仕掛けや子供が水に飛び込んで水しぶきが飛び出したのを何と瞬間移動で避けたり、
飛び石では水に落ちないようにバランス感覚を魅せ
そしてウォータースライダーでは何と浮き輪の上に乗り、しかもフィニッシュでは水に落ちないようにプールの外まで飛び、着地を見事に決めていた…。

( ゚д゚)ポカーン
よい子は絶対にマネ…できない…( ゚д゚)ポカーン

 …けれども水がかかってしまった。
 「水着が透けてしまった…!」と思って顔が真っ赤になり悲鳴を上げる彩弓だったが、
実は水着は水がかかっても透けないものだった。

「いや~ 楽しい見世物でしたよ。
高梨先輩すごくかわいかったです。
今先輩のファンが急上昇してます」と大笑いした相模。
彩弓は相模の顔を強く殴った。

「今までありがとうございました。
本日を持って操り人形を卒業させていただきます。」
そう言う彩弓に対して相模は
「フェアプレー精神のつもりですか…?
あなた絶対恋愛で損するタイプの人間ですね。
もっとエゴイスティックにならないと恋愛では永遠の敗北者ですよ。」
と言った。

「仮にそうだとしても、自分を貶めてまで勝つことに意味があるとは思えません。
私は可能な限りフェアでありたいと思っています。
さようなら、相模くん。」
そう言って彩弓は去った。

 その後、相模は萩浦直江という元「F」に所属していた人物に電話をかけていた。


 …ところで安藤は彩弓に泳ぎを教えてもらっていた。
 
「安藤のポジティブさは脳天気すぎてイラッとする」ということを言っていた彩弓は安藤に
「よかった。いつもの彩弓さんだ。」と言われた。
「今日の彩弓さん、いつもとちょっと違うな、と思ってたんですけど、やっぱりいつもの彩弓さんでした。」
安藤はそう言っていた。

「あ、当たり前です! 変なこと言わないで下さい!」
そう言う彩弓に安藤は
「今の感じの彩弓さんが一番好きです」と言った。
そして彩弓も
「今の感じの安藤くんが好きですよ」と言っていた…。

一方灯代は安藤の予定を聞いていた。

「明日は家族旅行に行き明後日に帰ってくる。」
「高校生にもなって家族旅行はないわ~、と思っているけれども姉には逆らえない」
「鳩子との合同の家族旅行」
といったことを安藤から聞いたけれども、灯代はプールには安藤を誘えなかった…。


―― 相模の次の一手は…? ――

 安藤と彩弓をくっつける作戦が失敗に終わったというよりは相模が彩弓のハプニングを楽しみにしてたのを彩弓に見ぬかれたというか、
そもそも安藤と彩弓の関係は相模が心配することじゃなかったかな…

 ただ、相模は新たな動きを見せていて、次回の鳩子回、あるいは次の次の灯代回に現れそうな予感
もし相模が彩弓をあきらめてないとしたら相模は鳩子や灯代を妨害しそうな予感。
 でもそれぞれの持つ異能であっさりと退けられそう…。

 …とにかく、次回鳩子が安藤との関係をどう深めていくのかが楽しみだ

(※参考
テレビ東京 あにてれ
異能バトルは日常系のなかで

EPISODES これまでのお話
第10話「『迷路』フールズラビリンス」
TRAILER 次回予告
第11話「『存在』キューピッドエラー」

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