にぎる。

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カテゴリ: 『魔弾の王と戦姫(ヴァナディース)』感想

(※前編の続きです。)

アニメ『魔弾の王と戦姫』第13話は最終回。
フェリックス=アーロン=テナルディエ公爵をたった一矢で討ち取ったことにより、
ティグルのテナルディエ公爵との戦いに終止符が打たれた。

【凱旋】

凱旋の行事が行われた。
ティグルの隣にはレギン王女がいたが、ティグルは慣れない正装からか緊張のしっぱなしで顔が真っ赤だった。
その後ろにはふくれっ面のティッタがいた。

 エレンとリュドミラは…
 
エレン「本来ならティグルの隣に並ぶべきは私」
 
リュドミラ「そうね、私だわ。」

エレン「どうせこのあとライトメリッツに来る。」

リュドミラ「そうね、ティグルはやってくる。ジスタートに。」

 …相変わらず張り合っていた…( ゚д゚)ポカーン

 ちなみにジェラール=オージェとルーリックも張り合っていた…。
 
 …凱旋の行事のあとでボードワン宰相にファーロン王の寝室に案内された。
 そこには使者としてソフィーヤ=オベルタスの姿が。

 ファーロン王はレギンに父としても王としても不明であったことを詫びていた。
 
 また、ティグルはファーロン王に4つの条項をお願いした。
1.ブリューヌ王国はジスタート王国の協力に感謝し、戦費としてブリューヌ金貨五万枚を支払うものとする。

2.ブリューヌ王国はジスタート王国に対し此度の戦において必要とした経費を負担するものとする。

3.ブリューヌ王国はアニエスの地をジスタート王国に割譲するものとする。
その承認をレギン=エステル=ロワール=バスティアン=ド=シャルルが行うこととする。

4.ブリューヌ王国はジスタート王国に三年間の相互不可侵条約を提案する。

 特に3についてはレギン王女が次期のジスタート国王になることが認められたことを意味する…

 そしてティグルはリュミエール(月光の騎士)の称号を与えられ、
 ファーロン王はその数日後に息を引き取った…。

 ちなみにピエール=ボードワン宰相は、
ティグルにリュミエールの称号を与えられるということはティグルが次代の国王になることなのかとはっとしていた。

 そして物語は
「ティグル、お前に会えてよかった…。」というエレンの言葉で終わっていた…。


 ―― 最後はハッピーエンドだけれども、続きが見てみたいなあ…。 ――

 公式サイトにはその名はあるけれども戦姫オルガ=タムの出番はほとんどなかったし…。

 これからもエレンとリュドミラの、ジェラールとルーリックの張り合いは相変わらずっぽいけれども
 ファーロン王に毒を盛ったガヌロンは未だ生きているし、彼とつながりを持った人が新たな乱を起こしそうな予感がするし…。

 …それにしても、最初はエレンがティグルの将来の妻になりそうな予感と思っていたが
ボードワン宰相の言葉からレギンがティグルの将来の妻になる可能性も出てきたなあ…。
 
(※参考
TVアニメ『魔弾の王と戦姫』公式サイト
STORY OUTLINE
13.広がる世界

最近放送・配信されたアニメ『魔弾の王と戦姫』第13話は最終回で、
ティグル(ティグルヴルムド=ヴォルン)のフェリックス=アーロン=テナルディエ公爵との決着とその後が描かれていた。
特に最終決戦は予想外の結末を迎えた…

【バートランの死を乗り越えて…】
 前回ティグルの側近のバートランがアルテシウムの聖窟宮の地下でティグルがスティードからの斬撃を受けそうになったのをかばった結果息絶えた後でエレン(エレオノーラ=ヴィルターリア)たちが濃青の謎の光を見たが
その光の正体がまず明らかになっていた。
 
 …それは、ティグルの持つ黒き弓で岩盤を打ち抜き外に脱出したため


 ・・・バートランの死を目の当たりにし落ち込むティグルとそれを静かに座って見守るティッタ
 エレンが落ち込むティグルに話しかけた。
「お前はどうしたい?」と。

「明日にしてくれ」と言うティグルに対しエレンが
「時間に迫られて仕方なしに答えを決めるだろう」と言った時
「君の目的はどうなの?」とティグルは聞いていた。

 …エレンは「誇れるような戦い」と答えた。

「ずっと私の中にある戦士としての誇り」
エレンは、昔自分が傭兵だったことをティグルに話した。

 「私が私であるために誇りを持つ」
…エレンの言葉にティグルは過日のオルメア会戦でリュドミラ=ルリエに話したことを思い出した。

「俺にだって意地がある。沢山の人からもらってきたティグルヴルムド=ヴォルンとしての意地だよ。」

 この言葉を思い出したティグルは
「そうか、そうだったな。俺が俺であるための…」とつぶやき、ティッタに
「ありがとう。心配させたな。すまなかった。」と言った。
 
 ティッタはティグルに泣きながら抱きついていた。
ティグルは「この戦が終わってアルサスに帰ったらバートランの話をしよう」とティッタに話していた。

 
 …ところでエレンは
「そろそろ自分がティグルに手を貸したもう一つの理由がわかる頃。
心意気ではないもっと実利的なものだ。」
 「ムオジネルはなんでブリューヌの南部を攻めた?
どうして港町を押さえようとした?」
と言っていた。

 ティグルは「それは貿易の拠点として…」と言いかけたとき気がついた。

 …『戦とは異なる様々な流れ』…。
 それは、ヴォージュ山脈。

 …アルサスとライトメリッツを結ぶ街道が整備されればライトメリッツは文化や産物を得ることにより領土はより豊かになる。
そしてアルサスも良くも悪くも変わっていくだろう…。
 そこは大きな目で領土を見つめる治める人間の器量次第だ…。

【ピエール=ボードワン登場】
 ・・・レギンのもとにブリューヌ王国宰相のピエール=ボードワンがやってきた。
 ティグルの父のウルスと王宮で会ったことがあるがティグルは忘れていたようだ。
 国王・ファーロン王が目覚めたことファーロン王はガヌロンに毒を盛られていたことを明かしていた。
 そしてファーロン王の命は長くないのでレギン王女を連れて急ぎニースに向かうように、と。

 …ティグルはボードワン宰相にテナルディエ侯爵と戦い、討ち取ること
そしてその後はアルサスの安全を確保し捕虜待遇でジスタートに行くことを伝えた。
平和が守られるのならばアルサスがジスタートのものとなってもいい…、とも…。

 ちなみにこの発言に対し
 「ちょっと待て!さすがにもうちょっと体裁を整えないと…」エレンは言い、
 「何なら私が賓客として迎えるわよ」リュドミラが言った。

 結局エレンとリュドミラはいつもの様に張り合うことに…( ゚д゚)ポカーン

「黙れちびっ子!」
「そっちこそ黙りなさいよ!」


【ティグルがたった一矢でテナルディエに勝った理由!】

 テナルディエを討つ最後の戦い。
 銀の流星軍の総指揮官はレギン王女。
 メレヴィルの野で、テナルディエ侯爵と戦うことになった。
 実はテナルディエは聖窟宮で敵の指揮官を失っていた。
 ちなみにその指揮官はティグルを討ち取ろうとした時バートランを斬ったが、崩落に巻き込まれ命を落としたスティードだった。

 テナルディエは、ティグルと一騎打ちをしようとしていたのだ。

 アルサスを襲ったテナルディエを許すまじと思うティグル。
 息子のザイアンを討ったことを許すまじと思うテナルディエ。
 二人の戦いが始まった。
 
 ティグルは黒き弓でテナルディエを射ろうとした。
 …だが、隣にいたエレンは…

 …何とティグルの頬を殴った!!

 エレンはティグルにこう言った。
「復讐心を持つなとは言わない。
だが、憎しみに酔うな。
それだけを武器にするな。」

 ティグルは、何と一矢でテナルディエに挑んだ。
 突っ込んでくるテナルディエ。
 狙いを定める一矢は、何と正確にテナルディエを撃ちぬいた!!!

 …ティグルはエレンのもつ剣・アリファールの風の力ではなく、リュドミラの言葉を借りて言えば
「風を味方につけて自分でテナルディエに勝った」のだ…!!


―― たった一矢でテナルディエ公爵を討ち取るとは…( ゚д゚) ――
 
 確かにすごいけれども、憎しみに支配されそうになっているティグルに気づいたエレンはもっとすごいかも
 きっとエレンの言葉にはティグルに出会う前、傭兵だった頃に復讐心で誰かを倒してしまった暗い過去があるのかも…。
 もっともそれが明かされるのは別の話だが…。

 また、もしリュドミラに会い、ともに戦うまでに関係が親密になっていなければテナルディエ公爵を倒せなかったかもしれないし、
ヘタをしたら敵としてティグルの前に立ちはだかっていたかも…。
 
 そう考えるとティグルの人脈は想像以上だなあ…。

(※参考
TVアニメ『魔弾の王と戦姫』公式サイト
STORY OUTLINE
13.広がる世界

 アニメ『魔弾の王と戦姫』第12話
戦死したとされるレグナス王子の正体が刺客に襲われていたのを保護した女性・レギンであることがレギンの口から明らかとなり、
レギンが王族であることを証明するためにティグル(ティグルヴルムド=ヴォルン)たちとともにアルテシウムの地下に王家の者にのみ開けられると伝えられている扉を目指すことになるエピソード。

 ちなみに第12話のオープニングではエレン(エレオノーラ=ヴィルターリア)、リュドミラ=ルリエリムアリーシャティッタ、そしてレギンが水浴びをするシーンから。
 リムアリーシャの胸が大きいということが話題になっていた。
 その後、みんなで買い物に行ったあと、ねぼすけなティグルを起こすことに。
 前にリムアリーシャがティグルの口に剣を突っ込んで起こしたことがあったが、この回では動物の殺気を感じると瞬時に起きることをエレンが利用していた。
 具体的にはエレンが寝ているティグルの上にまたがって顔を近づけること。

  するとティグルはエレンを押さえつけた。
 この時ティグルの手はエレンの胸を触っていた…。

 …この光景にみんな顔を赤くしながらびっくりしていた…。

 ちなみにエレンが言うには
「あんなマネはもう二度としない」とのこと…。


 ・・・さて、ティグルたちはレギンを連れて町外れにあるモーシアの神殿からアルテシウムの聖窟宮を目指すことに。
 この時、ティグルの側近のバートラン
「わしも神殿に連れてってもらえませんかね」と言っていた。

「この戦が終わったら若はジスタートにお行きなさるのでしょう。
わしももう歳です。
若が行くのならブリューヌのどこだろうと地の果てまでもと思っておりますが体がついていかない…
この戦ではできるだけわしを若のおそばに置いてくだせえ。」

ティグルは「危険なときは真っ先に逃げて」とバートランに言っていた。
 
 …「逃げ足だけは人一倍」と言っていたバートラン。
 …だが、聖窟宮でバートランにあんなことが起きようとはティグルは予想していなかった…。

 また、エレンもティグルに同行することに。
この探索はエレンの未来にも関わるから。
 リムアリーシャやリュドミラは
「上に立つ者の行動ではないし戦姫としての自覚に欠ける」
と言っていたけれども、エレンはこう言った。

「リム、私より強い者を5人用意できるか?
それに、これは重大な局面だ。
私たちが何よりも優る大義を得られるか否かがこれで決まる。
ついていくのではない、ともに行くのだ。」

そしてティグルはエレンに言った。
「危険に遭遇した時の優先順位は、まず君自身、そして次がレギン殿下。いいな。」


 ・・・ティグル一行はモーシアの神殿に隠し階段を見つけ、その先で龍と神々が戦っている壁画を見つけた。
ちなみにレギンによると龍のみが神々を傷つけられる存在らしい。

 けれども、そこにはフェリックス=アーロン=テナルディエの姿も…!!!

「本当に生きていたのか。レグナス王子…
いや、レギン王女。」

 ・・・レギンはバートランに連れられて逃げた。
 
 ティグルとエレンたちはテナルディエ公爵の兵士たちと戦うことに。
 特にエレンはテナルディエと、そしてティグルとルーリックはスティードという騎士と戦うことに
スティード自分の額を正確に射ぬこうとしていたことから
「『シーヴラーシュ』という異名も作り話ではないな」とティグルに言っていた。

 ・・・戦っている最中に、聖窟宮の崩落が起きた。

 それでもスティードはティグルに向かってきていた。
 エレンが援護しようとするが先に脱出してとティグルが合図した。
 けれどもティグルはスティードに斬られそうになった!!

 …けれどもスティードに斬られたのはティグルではなかった…。

 …崩落がおさまった時、スティードは崩落に巻き込まれ息絶えていたが、ティグルの横でバートランが倒れていたのだ…。
 バートランは、ティグルをかばいスティードに斬られていたのだ…。

 …バートランはティグルにこう言った。
「ご無事ですか… 若…。」
「若の手はあったけえなあ…。」
「若が無事で年寄りが体を張ったかいがあったものです…。」
「もうすぐ春が来て、緑が…」

坊っちゃんは懸命にやっておられます…。
ウルス様が残されたアルサスを守るために…
平和を守るために…、わしはそれが嬉しくて…誇らしいのです…。」

「ウルス様が倒れられた時、わしは何一つできなかった…。
何もできなかったのが不安だった…
果たして14の坊っちゃんにアルサスを治められるのかと…。」
「マスハス様にはマスハス様の領土があり、つとめがある…」

「だが、まったくもって杞憂ってやつでした…。
坊っちゃんは…いいや、若はわしが思っていたより何倍も素晴らしい方だった…。」
「だからウルス様の心配は杞憂です… 何も心配は…。」

「わしはいい主を持って…
若…。ティッタ…。」
 …バートランはティグルやティッタ、そしてティグルの父・ウルスを思いながら逝った……。

 …アルテシウムに入ったら聖窟宮の真上に向かおうとしていたエレンたちは濃青の謎の光を見た。
 その先でティグルとすでに亡くなっていたバートランをエレンは見た。


「バートランが命を懸け国境を超えティグルのところにやってきたのがすべての始まりだった…。
彼の声を聞いたからこそ、ティグルが立ち上がった…。」
エレンはそうつぶやいていた。

 一方、ティグルはバートランを失い、静かに悲しみに暮れていた……。


 ―― バートラン…(´;ω;`)ブワッ ――

 聖窟宮の崩落は十中八九ガヌロン公爵の置き土産とやらと思われるが、
ティグルはバートランの死をどう乗り越えるのだろうか…。
 自ら立ち上がるのか、それともエレンの叱咤激励で目を覚ますのか…?

 テナルディエとの最終決戦はどう決着が付き、レギンが王族であることはどう証明されるのか…?

 …そして最後の戦いが終わったあとで、レギンは、エレンは、リュドミラは
ティグルに対して何を想うのか…。

(※参考
TVアニメ『魔弾の王と戦姫』公式サイト
STORY OUTLINE
12.聖窟宮(サングロエル)

 アニメ『魔弾の王と戦姫』第11話
戦姫の一人ヴァレンティナ=グリンカ=エステスが大鎌・エザンディスを使って空間を切り裂いてティグル(ティグルヴルムド=ヴォルン)の寝室に入ってきたシーンからスタート。
ティグルは人の気配がしたので目を開けて手を伸ばしたがヴァレンティナの胸に触れると目を閉じて再び眠ってしまった。

「もしも起きていたなら不敬罪で死刑ですよ」と言っていたヴァレンティナは空間を切り裂いて消えていった。
 
 …ちなみにヴァレンティナはソフィーヤ=オベルタスとも会っていた。
王都も王宮も賑やかすぎて疲れてしまうけれども自分の国にこもっていると情報が疎くなる…、ということをソフィーヤに話していた。
 ちなみにこの時のソフィーヤ「エレン(エレオノーラ=ヴィルターリア)が戦を始めて半年が経つが状況によっては撤退させるべきだろう」ということで特使を任されていた。

 ・・・一方、ペルシュ騎士団の城砦に滞在中のエレンとリュドミラ=ルリエは相変わらず。
エレンはリュドミラに「オルミュッツに引き上げるがいい!」と言っていたが、
「ジスタート王から自分は監査を任された」とリュドミラは言い返した。

 
 …ところでティグルは自分が寝ている時に触った胸の感触が誰のものなのか、気になっていた。
 目の前にいるリムアリーシャのものなのだろうか…、と。
 
 そんなティグルの前に、レギンが現れた。
 それはちょうどディナントで戦死したというレグナス王子についてマスハス=ローダントと話をしていた時のことだった。
 「幕営に彼によく似たものがいるので心当たりはないか」と聞かれた時、レギンは現れたのだ。

 そしてレギンを見た時マスハスはびっくり仰天。

レギンは、自分がレグナスという名前で生きてきたこと。
本名がレグナス=エステル=ロワール=バスティアン=ド=シャルルであること。
6年前ヴァンセンヌで狩猟祭を一人抜けだした時に狩猟祭を抜けだしたティグルに出会い、
射落とした鳥を焼き鳥にしたのをごちそうになった事があることを明かした。

 それを知ったマスハスはついには気絶してしまった…。

 
 ちなみにレギンが男のふりをしていたのはブリューヌでは娘しか産めなかった王妃は軽蔑され、王女の王位継承権は限りなく低いからとのこと。
 また、レギンがティグルに正体を打ち明けたのはティグルに下心がなく、南の民のために必死に戦ってくれていたから。
 そして、ティグルは自分のお願いを聞いてくれた時も優しかったから…
 …つまり自分の体を拭いてくれたから。

 
 …レギンの話から、ティグルは「レギンが国王陛下の御子である」ということを証明する必要があると考えた。
 レギンはルテティアの都市・アルテシウムの地下に、王家の者にのみ開けられると伝えられている扉があり、それは宰相も知っていることだと言った。
 ティグルは、レギンに
「行こう、アルテシウムへ。」と言った。

 一方、フェリックス=アーロン=テナルディエは黒、赤そして黄色3体、合わせて5頭の竜を用意していた…。
 また、特別に作られた鎖には他の戦姫を食い殺すこともできるであろう仕掛けがあるらしい。

 さらに、ティグルが向かおうとしているアルテシウムの地下にガヌロン公爵が仕掛けを施そうとしていた…。
またガヌロンは置き土産としてアルテシウムの街に火を放ち行方をくらました。

 
 ・・・アルテシウムに向かった銀の流星軍はテナルディエの軍とビルクレーヌ平原で激突した。
 エレンとリュドミラは側面を突破し、竜に迫った。
 そして黄色い竜3体を撃破したが、黒と赤の竜がこちらに迫っていた。
 エレンは、竜が吐いた炎に対し、リュドミラをかばって背中を火傷した。
 
 …一方ティグルたちは奮戦中。
「踏みとどまれ!
ここで退いたら何も得られないばかりか今持っているものさえもことごとく失うぞ!
お前たちは何のためにここにいる!?」
 

 ・・・太陽が中堅に達した頃に双方は後退。
エレンとリュドミラは竜につけられた鎖に竜技を打ち消す仕掛けがあることに気がついた。
ただ、「竜技を防げるならば難敵であっても強敵ではない」とエレンは言い、リュドミラも同感だと思っていた。
「戦姫が二人並んで戦うのだから、次は倒す」とティグルにリュドミラは言った。

 …戦が再開された。
 銀の流星軍は目標地点まで後退を続け、2体の竜をエレンとリュドミラに任せた。
目標地点に着いたら、右翼左翼に展開した。

 エレンとリュドミラは赤い竜を撃破し、残るは固い黒い竜。
 リュドミラが氷の矢の雨を降らせ、エレンが上空から竜に突っ込んで剣を突き刺し、レイ・アドモスを発動。
 内側から崩すことで黒い竜を撃破した。

 竜を撃破後、夕方。
 エレンとリュドミラは背中合わせに座っていた。

リュドミラ「戦姫を倒す絶好の機会なのにね…」

エレン「それどころではないのだろう。この戦いは我々の勝ちだ…。
あとはティグルに任せて間違いない…」

リュドミラ「そうね…」

それは間違いではなさそう。
あとはテナルディエを倒すのみならずレギンが王家の者であることを証明する、ということかな。 ――

 今回はいつもは張り合っているエレンとリュドミラが協力して竜にあたっていたなあ。
 …「喧嘩するほど仲がいい」とはまさにこのことか!?

 それにしてもガヌロン公爵は地下にどんな仕掛けを施したのだろうか…?
 その仕掛けは間違いなくティグルたちに牙を剥いてくるだろうと思われる…。

 そしてティグルを訪れたヴァレンティナの目的は一体……。

(※参考
TVアニメ『魔弾の王と戦姫』公式サイト
STORY OUTLINE
11.戦姫二人

 アニメ『魔弾の王と戦姫』第10話はオルメア会戦と呼ばれる戦で、
ティグル(ティグルヴルムド=ヴォルン)のもとにオルミュッツ公国の戦姫リュドミラ=ルリエが援軍に駆けつけたエピソードの続き。

 …ティグルはリュドミラとともに策を講じ、『バルバロス』の異名を持つムオジネルのクレイシュ=シャヒーン=バラミールの軍と戦うことに。

 最初は撤退戦でムオジネル軍が難民を追う展開かと思われたが、実は難民に扮した銀の流星軍とオルミュッツ軍で、丘に潜んでいたティグルとリュドミラの軍とともに攻め込んでいた。
 ちなみに実際の難民は丘の上の砦に立てこもっていたが、中には不満を述べるものもいた。
 ティグルも「より多くの人を助けるためには仕方のないこと」と言い聞かたのだが、ある一人の難民が
「ティグル伯爵に従えば助かるだけではなくオルミュッツの者達に一泡吹かせられる」と声を上げると、不満の声はピタリと止んだ。

 けれどもティグルとリュドミラの軍は第7軍を追っている時に後ろから第6軍に急進されたことからたちまちピンチに陥った。
 
 リュドミラが
「あたしには戦姫としての、ラヴィアスを受け継いできた者としての誇りがある」
と言い、あきらめずに敵に立ち向かう様子を見たティグルは
「俺にだって意地がある。沢山の人からもらってきたティグルヴルムド=ヴォルンとしての意地だよ。」
これを聞いたリュドミラは
 「だったら一緒に戦いなさい!
あなたの背中は、私が守る!」と言った。


 …ティグルとリュドミラのもとに思わぬ援軍が現れた。
ペルシュ、リュテス、カルヴァドスの3つの騎士団が次々に駆けつけたのだ。
この展開は偵察を出していたクレイシュは読めなかった。

 特にカルヴァドス騎士団のオーギュストはかつてヴォルン家に仕えていて、今は亡きロランから手紙で今のティグルのことを知ったという。
「ティグルは今、ブリューヌのため民のために戦っている。
ティグルのもとに馳せ参じてほしい」
と…

 …さらに援軍が次々に現れる状況にクレイシュは追い詰められた。
 それはちょうど本体が疲労困憊しているだろうから正面から攻めなければよい…、と考えていた頃だった。

 クレイシュは全軍に後退を命じた。
 そしてブリューヌ南部の船団がテナルディエ公爵の軍に敗れたという報を受け、クレイシュは撤退を決意した。

 そして敵の指揮官のティグルのことについてもっと調べるとともに、褒め称えようともしていた…。
 特に後者については、ティグルに「流星さえも射落とす者」という意味で
 『シーヴラーシュ』の称号をティグルに与えていた。

 ちなみにティグルを褒め称える使者が来た時はティグルはウトウト…。
 そしてリュドミラから事実上の勝利を伝えられると、
ティグルはリュドミラを押し倒すような格好で眠ってしまった。

 「何するの!?」と思っていたリュドミラだったが、
「あなたはずっと戦ってきたのよね…
あなたの意地、見せてもらったわ。」
と思うリュドミラだった。

 そしてジェラール=オージェがティグルの様子を見に来た時にはティグルとリュドミラは仲良く寝てしまっていた。

 ちなみに翌朝、エレン(エレオノーラ=ヴィルターリア)が親友の戦姫・サーシャ(アレクサンドラ=アルシャーヴィン)のところから戻ってきたのを感じたリュドミラは、
 エレンに自分がティグルと一緒にいるのをまるで見せつけるかのようにしていた。

 …エレンが戻ってきてから…
ティグルをめぐって張り合うエレンとリュドミラは相変わらずだった…

( ゚д゚)ポカーン

 ちなみにこの時ティグルはリュドミラに「自分のことは『ミラ』と呼んで」と言われていた。


 …そして夜。
 ティグルはエレンと満天の星空の下で話をしていた。
「親友は無事だったのか」ということ、
「たくさんの兵を死なせてしまって申し訳なかった」ということを。

エレンは
「リュドミラがムオジネルの大群にティグルのために立ち向かったのはティグルが自分が見込んだ男である証拠だ」と言っていた。

 そしてエレンはティグルに寝転がるように言って一緒に手をつないだ。
「お前は今日までの戦いを後悔していないのだろう?
ならばそれでいい。
後は勇敢に戦っていった者達のためにお前の信ずる神に祈ってやってくれ」

そして「ありがとう」とティグルに言っていた。
 
ティグルとエレンは互いにつないでいた手を握り直した…。


 ・・・一方、銀の流星軍に保護されていた女性・レギンが動きを見せていた…。


―― 久しぶりのエレンキタ━(゚∀゚)━! ――

 ただ、リュドミラについて言えばエレンとの関係は相変わらずだけれども、
 オルメア会戦をきっかけにティグルの関係はより深くなっていったかな。

 …さて、物語も終盤戦。
「テナルディエ公爵を討つ」というのが大目標だと思うけれども、
それに至るまでにティグルとエレンに待ち受ける戦いはいかなるものなのだろうか…?

(※参考
TVアニメ『魔弾の王と戦姫』公式サイト
STORY OUTLINE
10.オルメア会戦

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