にぎる。

『にぎる。』にようこそ! このブログは私が見たアニメやマンガの感想を自由気ままに書いています。

カテゴリ: 白銀の意思アルジェヴォルン・感想

最近放送・配信されたアニメ『白銀の意思 アルジェヴォルン』第24話は最終回。
 
 アランダス軍のカイエン・トシカズ准将と元独立第八部隊隊長であるサモンジ・ウキョウが無人機部隊ペルフェヴォルンを使い、
更にはススム・トキムネジェイミー・ハザフォードのアルジェヴォルンや、インゲルミア軍のシュトゥルームβも鹵獲してグレートウォール奪還に成功した。
だが、サモンジがカイエン准将の命令を無視して撤退するインゲルミア軍を追撃していた…というのが前回の流れで、
 トキムネたちはスズシロ・サオリ隊長に頭を下げ、独立第八部隊はアルジェヴォルンを奪還するためにグレートウォールに向かった。
 
 …そして第24話ではスズシロ隊長は
「サモンジ・ウキョウ大尉の救出に向かう」とカイエン准将に言い、グレートウォールを出ていた。
 その時カイエン准将は「殺してでも奪い返せ!」と部下に命令していた。
 ちなみにインゲルミア軍のシュライン・リヒトフォーヘンも参戦してアルジェヴォルンを探し回りながらペルフェヴォルンを撃破していたが、戦闘中に血を吐くなどNRシンドロームの影響からか精神状態は著しく不安定な状態にあった。

 …ついにアルジェヴォルンを発見した独立第八部隊。
 ロレンツ・ジュリアーノ伍長とシルフィー・アップルトン軍曹が乗るトレイルクリーガーでアルジェヴォルンを押さえつけ、ナミエ・ポートマンが乗るトレーラーでアルジェヴォルンに体当たり。
トキムネの協力でジェイミーがアルジェヴォルンに端末を差し込んで大人しくさせることに成功。
アルジェヴォルンは無事トキムネとジェイミーの手に。

 ちなみにロレンツはアルジェヴォルンを押さえつけるとき
「アカネちゃん、ごはん食べられなかったらごめんね…。」
と言っていたけれども、ソラノ・アカネが
「それ却下。私はパスタが食べたいの!以上!」
と言っていた。

 ジェイミーがアルジェヴォルンを起動するとき、一瞬『LOOK AT ME』のメッセージとともにサモンジの姿が見えたが、
「そうじゃない!あたしを見なさい!」と言ったジェイミーの手を取って、トキムネも「俺を見ろ!」とアルジェヴォルンに呼びかけた。

 こうしてアルジェヴォルンはトキムネとジェイミーのもとに。


 …サモンジが乗るコマンダー機を発見したトキムネ。
 そしてアルジェヴォルンをついに見つけたリヒトフォーヘン。
 だが、近づこうとした時…

「ファシネイター、アクティベート!」

 …突然怪音波が発せられトキムネとリヒトフォーヘンは苦しがった。

 トキムネは
「誰にも渡さん…。
ユーリンクシステム『白銀の意思』は…。
レイカの志の果て、夢だ…。
それをこんな形で…。
見ろ、この戦場を…
レイカは最後の実験の前に俺に言った。
『見ていてくれ』と…。
しかし俺が向き合う前に彼女は死んでしまった。
だから白銀の意思は最期まで見届ける…
アルジェヴォルンから降りろ…。」
というサモンジの声を聞いたが、聞こえてきたジェイミーの声にトキムネは苦しみを断ち切った。

「トキムネ!何グダグダしてんの!
その子はあんたとあたしのものなのよ!
それを信じて戦え!!」

トキムネは
「捕まえないと… アルジェヴォルンは俺達のものだ…」と思い、
サモンジが搭乗するコマンダー機に追いついてアルジェヴォルンでそれを殴り飛ばした。

「あんたは大馬鹿野郎だ…!
あんたのおかげで俺たちは生き残ってきた。

確かに戦場は醜いかもしれない…
でもあんたのおかげで俺は部隊の一員になれた!居るべき場所が見つかった気がした!
そんなあんたがこんなことをするのか…!?

誰のために? …姉ちゃんのため?

…いいや、違う!
あんたのやっていることはただの自分勝手だ!
そんなことのために姉ちゃんの名前を出すな!!

 …サモンジ隊長…。もう終わりにしましょう…。」

 …トキムネの言葉に、サモンジは、
「そうだな、終わりにしよう…」と答えた。
 
そしてサモンジは、ユーリンクシステムを『死なせた』。
トキムネの「やめてくれ」という声も虚しく…。

 …トキムネがアルジェヴォルンをを降りるとジェイミーが待っていた。
「『俺は死ななきゃいけない』という気持ちでいっぱいになってすごく辛くて寂しくて自分が消えそうになった」ということを明かすトキムネに対しジェイミーは
「でも、消えてない。」と言っていた。
 また、トキムネは
「あの中には俺がいた。そして…
ジェイミーがいた…」と言っていた。

 トキムネとジェイミーは静かに握手をしていた…。
 その時雨が降り出した。

 ちなみにリヒトフォーヘンはシュトゥルームβの中で息絶えていたようで、その最期をリーズ・ロデリック少尉が見届けていた。


 …戦いは終わった…。
カイエン准将とサモンジが向い合い、カイエン准将はサモンジを射殺しようとしていた
けじめをつけるために。

 けれどもカイエン准将は意外な人物に射殺された。
撃ったのは、スズシロ隊長だった

 
 …戦いが終わり、ジェイミーが勤務するキベルネス・マニファクチャリングカンパニーは潰れた。
 ジェイミーの上司のスグロ・ヨウゾウはトキムネとジェイミーが大きな声を出して驚くほどの大金をジェイミーに振り込んでいた。
(※「3桁間違えてたけどまあいいか」とスグロは言っていた)

 だが、スグロは何者かに撃たれ、倒れた…。

 …ところでウイルドリベルドの動きを追っていたエラルド・クァジモドはイズミ・シズマ大佐に
「義理は果たした」
と言っていた。
そのことからスグロを撃ったのはクァジモドと思われる。
 そしてクァジモドはイズミ大佐から「サモンジがユーリンクシステムの中にナンジョウ・レイカが居るのを見たらしい」ということを伝えられていた。

 他にも、「サモンジはグレートウォール奪還の功労者となり、カイエンを英雄視する動きもある、叙勲もないが断罪もない」とイズミ大佐からクァジモドは伝えられていた。
 
 それを受けて、クァジモドはイズミ大佐に
「ひょっとしたら元帥になるのはあんたかもしれない」
と言っていた…。

 …さて、職を失ったジェイミーは、とりあえずキベルネス社のライバル会社をあたってみることにした。
 独立第八部隊での経験をアピールしようかと考えていた。

 「軍の整備兵はいつでも大歓迎だ」とアカネは言っていたけれども
「それは最後の手段にする」とジェイミーは言っていた。
 

 ・・・そしてアランダスとインゲルミアは休戦協定と不可侵条約が結ばれた。
 
 そしてサモンジはアランダスの連絡将校としてインゲルミアのアーノルド・ホルムス中佐の元を訪れる…
 そこで物語が終わっていた…。


 ―― 【悲報】トキムネとジェイミー、結ばれず…。 ――

 伏線は少なくなかったはずなのに!! ヽ(`Д´)ノプンプン

 けれどもトキムネは独立第八部隊の隊員たちややアルジェヴォルン、そしてジェイミーを通して一人前の軍人になったと思う…。
 それにサモンジがカイエン准将に与した時はサモンジの生死が気になるところだったが、生きていてよかったなあ。
 特に、カイエンを撃ったあとで無言でサモンジの元を去るスズシロ隊長のシーンは印象に残った…

 …それにしても今後トキムネとジェイミーが再会することはあるのだろうか…?
 次に会うときは味方としてかもしれないけれども、もしかしたら敵どうしなんてことも…。

 そしてロレンツとアカネが恋人同士になるという展開は読めなかったなあ…。

 …『白銀の意思 アルジェヴォルン』は単なるロボットアニメで
「このロボットつええええええ」
…という展開ではなく、とにかく人間模様に重きを置いた作品だったなあ。

(※参考
オリジナルTVアニメ『白銀の意思アルジェヴォルン』公式サイト
STORY
24「白銀の意思」

 アニメ『白銀の意思アルジェヴォルン』は終盤もいよいよ大詰め。
カイエン・トシカズ准将サモンジ・ウキョウ大尉(元・独立第八部隊隊長)がペルフェヴォルン部隊を率いてインゲルミア軍に反攻作戦を試みている。
特に、サモンジは何とインゲルミアのシュトゥルームβとススム・トキムネとジェイミー・ハザフォードのトレイルクリーガー・アルジェヴォルンを鹵獲し、自分のものとしてしまった。

 とくに第23話ではサモンジ率いるペルフェヴォルン部隊は不退の大門を突破し、ついにはグレートウォールを取った。

 ちなみにカイエンはナカツカサ・ゲンショウ大将を部下に銃殺させていた。
 カイエンはインゲルミアに下り国を売ろうとしていたという情報漏洩を逆手に取っていた。

 前回、アルジェヴォルンを奪われたトキムネとジェイミーはスズシロ・サオリ隊長に頭を下げ、アルジェヴォルンの奪還の許可をもらい、スズシロ隊長も出撃していた。
 独立第八部隊の隊員たちも頭を下げていた。

 そしていよいよアルジェヴォルン奪還作戦が開始されたが、ジェイミーは端末の『LOOK AT ME』という表示が気になっていた。

そして、「『ME』はサモンジのことだ」とジェイミーが気付いた。

 サモンジがすべてのトレイルクリーガーを動かしていることシオノ・カオル、リクル・ヒカル、ソラノ・アカネは驚いていた。

 特に「トレイルクリーガーがサモンジ隊長に振り向くように仕向けている…」とカオルがつぶやいたことを受けてハンチョウが
「フラれた相手に振り向いてもらうのはなかなか難しい。
ただ誠実なだけじゃ相手も納得しないだろう」
と言ったことからジェイミーは
「システムの中に私もいる、自分にも何かできるはず…」
と思っていた。

 トキムネはカオルとヒカルとアカネに言われてジェイミーとふたりきりで作戦会議をすることに。
 
ジェイミーはトキムネに
「私がアルジェのシステムを直接見た方法…あれをやってアルジェを私の方に振り向かせる。
あんたは、あたしと一緒にアルジェと向き合うの。
アルジェのシステムには本来あたしとあんたが入ってる。
二人がいて初めてアルジェヴォルンなんだ、ってことをあの子に教えてやるの。」

「できるのか?」と聞くトキムネにジェイミーはこう言った。
「今までは起動するだけだったけど、今度はあの子にちゃんと向き合う!」
「最初にあんたとあたしと二人でアルジェヴォルンを動かしたんだもん、やれるよ絶対!」

トキムネはジェイミーに
「頼もしいなあ」と言っていた。

 …ちなみに二人の会話はカオルとヒカルとアカネがちゃんと傍受していた。
「なんか生々しいねえ」
「二人で向き合うって、お互いの全てをさらけ出すってこと?」
「トキムネはバカだからいいけど、ジェイミーは心のすべてを見せちゃうってわけで…」
「プラトニックここに極まれり?」

…恋愛的意味でトキムネとジェイミーの関係を想像していた…

色恋沙汰…( ゚д゚)ポカーン


ちなみに色恋沙汰といえばロレンツ・ジュリアーノが出撃するときにアカネに電話をかけていた。
この戦いが終わったらご飯食べに行こう」と。

初めて誘われたことに心躍るアカネだった…
 
 …トキムネたちはトキムネとジェイミーが初めて出会った場所を通っていた。
この時サモンジについて気になったことをスズシロ隊長に明かした。
 それはサモンジにアルジェを降りろと言われた時に
「お前は生きるんだ」
と言われたこと。
 「最初は自分勝手な言い草だと思ったが、アルジェを取り戻すとなったら、なんか違うな、って思って…。」


 ところでインゲルミア軍のアーノルド・ホルムス中佐グレートウォールが攻められた時におかしい点を感じた。
「無人機部隊を指揮しているのは人間のはずなのにあまりにも戦いに迷いがなさすぎる。」

 そして、撤退戦を命じた。
グレートウォールを放棄するという。
 これに対してロンタール少佐は止めようとした。
「グレートウォールの死守はインゲルミアの補給線維持を意味します。来たるべき侵攻作戦のために…」
と言ったけれども
「その侵攻作戦の雲行きが怪しそうだな」とホルムス中佐は言った。
中央の意見はむしろ後ろ向きだから。

 それでも死守を主張するロンタールにホルムス中佐はこう言った。

「いったい、誰のための戦争なのかね?」

 …電話を受けたロンタール。
「あなたの言うとおりです。撤退を支持します。」と言っていた。

 
 …ペルフェヴォルン部隊がグレートウォールに入るのでトキムネたちも急いでいた。
 このときカイエン准将はここを拠点にしようとしていたが、何とサモンジがペルフェヴォルン部隊を動かした


 これを見たホルムス中佐は動き出した。

「死ぬつもりの者にあの無人機は必要なかろう。
私がもらう。
無人機こそ我が未来の礎…。我が宿願のカギである。
…迎え撃つぞ!!」

この時、ベルナルド・ガープ少佐は、
ホルムス中佐に「ウイルド・リベルドに逆らうつもりか!?」と言ったロンタール少佐を射殺した


 …サモンジの狙い…。
それは自分の命と引き換えにアルジェヴォルンと出会った時に時間を戻すこと。

 そしてトキムネはサモンジを止めようとした。

「あの人は自分のことばっかりだ。人のことは全く考えてない。
俺にも姉ちゃんにも、スズシロ隊長にも…
だから止めるんだ!アルジェを取り戻すんだ!」

「そんなこと誰も望んじゃいない!
…サモンジ・ウキョウ!!」


―― 「誰のための戦争」か
カイエンの場合は実はナカツカサ・ゲンショウ大将のようないわゆる老害の駆逐が目的だっただけのようにも見える…。 ――

 次回最終回はいよいよトキムネとジェイミーがサモンジの手からアルジェヴォルンを取り戻す回だが、ホルムスの迎撃の中でどう取り戻すのだろうか…?
そしてサモンジは、トキムネは生き残れるのだろうか…。

 特にトキムネがアルジェヴォルンを取り戻してからインゲルミア軍のシュライン・リヒトフォーヘンと再戦するのかも気になる所。

 それにしてもロンタールが撃ち殺されるとは…( ゚д゚)

 そして、トキムネとジェイミーは無事結ばれるのだろうか…?
 その伏線となるシーンが終盤になって毎回のように出てきたけれども果たしてどうなるのだろうか…。
 
 色んな意味で最終回は見逃せないなあ…。

(※参考
オリジナルTVアニメ『白銀の意思アルジェヴォルン』公式サイト
STORY
23「反撃」

 アニメ『白銀の意思アルジェヴォルン』第22話
予想もしないことが起きた。

 何と、ススム・トキムネが搭乗するアルジェヴォルンが鹵獲…すなわち奪われてしまったのだ!

 奪ったのはサモンジ・ウキョウ大尉。
 元はトキムネやジェイミー・ハザフォードがいる独立第八部隊の隊長だったサモンジだったが、
インゲルミア軍と和平を結ぶことに反対する主戦論者のカイエン・トシカズ准将に呼ばれアルジェヴォルンの無人版というべきペルフェヴォルン部隊を率いてインゲルミア軍と戦う事になってしまったのだ! 

 ザヤンツェクの戦場でインゲルミア軍のシュトゥルームβと戦っているところにサモンジの援軍としてトキムネたちは駆けつけたが、サモンジがファシネイターを起動させシュトゥルームβやアルジェヴォルンの動きを止めた。
 サモンジはトキムネに機体から降りるように言い、トキムネが抵抗すると銃を向けていた。
 トキムネはスズシロ・サオリ隊長から降りなさいと言われたので仕方なく降りたがアルジェヴォルンを奪われてしまった。

 トキムネはサモンジに
「ペルフェヴォルンのことは忘れろ」と言われていた。

 ちなみにトキムネの後輩のナミエ・ポートマンがトキムネのところに向かっていったが、ペルフェヴォルンに止められてしまった。

「アルジェヴォルンはジェイミーと俺、2人の機体だ」
「部下を踏みつけてまで、あなたははいったい何がしたいのか」
「何をするかは勝手だけどあんたを信じたやつぐらい納得させてから行け」

そんなトキムネの言葉も虚しく、サモンジはアルジェヴォルンとシュトゥルームβを奪って去っていった…。

 
 …幸いトキムネやナミエは無事だったが、敵味方とも機体をサモンジに鹵獲されてしまった。
 さらに悪いことにイズミ・シズマ大佐から「北西部基地に戻れ」という命令が…。

 その命令に従おうとするスズシロ隊長にジェイミーは口を開いた。

「アルジェヴォルンを追いかけさせて下さい!」

けれどもスズシロ隊長は命令だと言って聞かず、ジェイミーは落ち込んでしまった。

「スズシロさんの言うとおりかも…
トキムネが生き延びるためにはアルジェがいなくなったほうが…」

 そんなジェイミーのつぶやきを聞いた時、トキムネはサモンジに対する怒りを爆発させた。

「人のこと勝手に「生きるの死ぬの」って…
『アルジェのことは忘れて生きろ』って、余計なお世話だ!!!」

「俺は死ぬためにアルジェに乗ってるんじゃない!
なんでそんなこと言われなきゃいけないんだ!」
 
「俺は決めたんだ!自分で決めたんだ! アルジェに乗るって…。
決めるまで散々迷ったこととか、なんにもわかってない!!
大体ジェイミーがいないのに、メンテナンスどうするんだよ!!」

 トキムネの言葉に、ジェイミーは
「トキムネはバカだった」
「でも、そんなトキムネとアルジェに一緒に乗ると決めた」
ということを思い出した。

 …そしてトキムネとジェイミーは基地に戻ろうとするスズシロ隊長に頭を下げて
「アルジェヴォルンを追わせて下さい!」
と言った。

 軍人たちも頭を下げた。

クツワダ・ツトム「今回ばかりはトキムネに賛成です!」
オクイ・マサル「隊長を一発食らわさないと気がすまない!」
コシカワ・ショウヘイ「このまま終わるなんて絶対嫌です!」
タニタ・コウジ「すみません、監督不行き届きです。」

シルフィー・アップルトン「本来なら諫める立場ですが、部下を撃たれて見過ごせるほど人間はできていません。」
ロレンツ・ジュリアーノ「こういう青臭いのは案外好きみたいでして…」

 ソラノ・アカネ、シオノ・ヒカル、リクル・カオルの整備班も頭を下げた。
 
「整備という立場ですが、機体を奪われた悔しさはわかるのでお願いします!」
 そしてハンチョウは
「この歳まで去る者は追わずでやってきたが、死ぬ前に一度だけ曲げてみるのもいいだろう」
と言った。

 テライ・アキノ「シーカーがペルフェヴォルン部隊の追跡を続けている」ということを伝え、
「それこそ第八部隊らしいと思う」と言い
 そして、ナミエ
「トキムネとジェイミーを応援している」
と頭を下げ、
トキムネたち全員、スズシロ隊長に頭を下げていた。

 これに対してスズシロ隊長は、
「これから私が命令することは命令違反ゆえ皆軍人でいられなくなるかもしれませんが、
第八部隊はこれからアルジェヴォルンの奪還に向かい、ペルフェヴォルン部隊の進軍を阻止し、サモンジ隊長を止めます。」
と言った…。


―― 敵はサモンジ隊長…( ゚д゚)
まさかの展開だ…( ゚д゚) ――

 けれどもみんなでスズシロ隊長に頭を下げるシーン
アルジェヴォルンに関わってきた独立第八部隊がアルジェヴォルンを奪われたトキムネとジェイミーのためというわけではなくサモンジ隊長を止めるために一つになった名シーンだなあ。

 …ただ、悪あがきの果てにサモンジ元隊長の命はあるのだろうか…?

 トキムネとジェイミーが結ばれる結末は予想できるけれどもスズシロ隊長はサモンジ隊長をどうするのだろうか…?
 サモンジ隊長をトキムネに討ち取らせるか、
 それとも逮捕という形を取り、その後スズシロ隊長がサモンジに定期的に面会という展開になるのだろうか…

 トキムネとジェイミーは生き残ると思うけれども、サモンジ隊長の運命やいかに…?

(※参考
オリジナルTVアニメ『白銀の意思アルジェヴォルン』公式サイト
STORY
22「動乱」

 「小人閑居して不善を為す」。

シーカーがコインランドリー(?)でこんなことをつぶやいていたが

「小人」…
すなわち器量の小さい人はカイエン・トシカズ准将のほうか?
それとも最高枢密院のほうか…?

そして

「閑居して不善を為す」…
これは何もできずにいたカイエン准将が蜂起というか離反したことか?
それとも最高枢密院やそれを支持する者たちが保身のために和平の道に走ったことか?

 …ちなみにこのシーンではシーカーのつぶやきよりも
リクル・ヒカルが下着を落としてしまそれをコシカワ・ショウヘイが拾ったが、シオノ・カオルに蹴られてしまったのに目が行ってしまいそうだが、
ーカーの何気ないつぶやきは今後の展開で注目すべき言葉だと私は思う。

 さて戦況についてはインゲルミア軍がシュトゥルームβを投入し、グレートウォールを取りアランダス攻略の最重要拠点にされてしまうほどアランダス軍が劣勢。
 アランダス軍の上層部も頭を抱えていた。

 カイエン准将は 
「まだ打つ手が無いわけではない。
ペルフェヴォルンによる反攻作戦を試みるつもりである。」
と口を開いたが、最高枢密院は
「これ以上の戦いはいたずらに国を疲弊させるだけ」
とインゲルミアとの停戦に向けて動き出していた。

…「今も血みどろになって戦場を這いずりまわっている戦士の未来はどうなる!?」
「お前たちはいたずらに枢密院の言葉を繰り返しているだけ」
「言葉を慎むのはそっちじゃねえかよ!」
と、カイエンはいわゆる「老害」の軍人たちに言っていた。

 そして
「愛想が尽きた。」と言うと
主に若手の軍人たちが立ち上がった。

「お前らはそこで死ぬまで椅子を温めていろ。
これからは俺の好きなようにさせてもらうぜ。」

 …そしてカイエン准将たちは部屋を退出した。

 
 …ところでアランダス独立第八部隊のスズシロ・サオリ隊長は「カイエン准将がいずれ解任されるだろう」ということをイズミ・シズマ大佐から伝えられた。
そしてカイエンにサモンジ・ウキョウ元隊長が巻き込まれていることも。
 心配するスズシロ隊長にイズミ大佐は「心配する必要はない」と言っていたが、
「サモンジがカイエンと何をするつもりなのかはわからない」と言っていた。
 ただ、カイエンは「一度決めたら必ずやる性格だ。」と言っていた。
そしてカイエンの行動は、「私に一切関わるなという意思の現れ」だと…
 
 それに対し、スズシロはイズミに「納得しかねます。」と言っていた…。
 
 ちなみイズミ大佐はこの後最高枢密院直属に転属となり、
インゲルミアとの和平推進チームに加わることになった…。

 
 …さて、反攻作戦の要となる、サモンジ大尉が操るペルフェヴォルン。
 実は、インゲルミア軍のロンタールがその情報をアランダスの内通者から手に入れていた。
 ペルフェヴォルンがトレイルクリーガーの無人機であることも、サモンジ大尉の情報も…。

 ちなみにアランダスの内通者はペルフェヴォルンの存在を望ましいとは思っていないようだ。

 …ところでアルジェヴォルンを駆るススム・トキムネはインゲルミア軍との戦いで隙を見せてしまったことがあったが、
 ジェイミー・ハザフォードの
「後ろ!」
という声を聞き、すぐさま反応。
 
「さっき、ジェイミーの声が聞こえた。」とトキムネは言っていた。


 …ちょうどその頃カイエン准将に逮捕命令が。
 だが、当のカイエンも動き出した。

「歴史は誰が作るのか、ジジイどもに教えてやる。」
 
そしてカイエンは演説を始めた。

「今日、私が敬愛する諸君に対して極めて重大な事実を告げなければならない。

 諸君は知っているだろうか?
アランダス国防の中枢に巣食う奸賊共が諸君に対して卑劣な背信行為をはたらいていることを。

 諸君が愛する家族、国土を守るためその身をていし、命を賭して戦ってきた。
それは「ただ勝利のみがアランダスを守る」という揺るぎなき信念によるものだ。
然るに、軍上層部は昨今の戦況に鑑みインゲルミアの軍門に降るという唾棄すべき決断を下そうとしている。

 騙されてはならない!これは偽りの和平である。
インゲルミアに降伏を唱える者共の狙いは自らの保身と戦後利権の独占である。
そこに真の和平を求める高潔な精神はひとかけらも存在してはいないのだ!

 立て、兵士諸君!
今は軍の中枢は腐敗しきった将軍共ではない!」

 …カイエンの演説に呼応した者たちは武装蜂起し、ナカツカサ・ゲンショウ大将らにもそれが伝えられた。
 
 そしてトキムネやジェイミー、スズシロ隊長ら独立第八部隊のメンバーたちは
カイエン准将の演説を静かに聞いていた…。

 
―― この戦は負ける。 ――

 カイエン准将の言葉を借りて言えば、カイエンの蜂起も失敗に終わるのでは。
 …ロンタールがペルフェヴォルンとサモンジ元隊長の情報握っちゃってるし。

 …ただ、そうなるとスズシロ隊長とサモンジ元隊長が結ばれなくなってしまうのでは…
 
 トキムネとジェイミーはアルジェヴォルンの特殊なノイズやエンディングから
二人は最後に無事結ばれることがほのめかされていると思われるが…。

 果たして独立第八部隊の選択は…? 

 …それにしても謎の商人ツァン・タオズがいるウイルド・リベルドが動き出すのはいつだろうか…?
そろそろ動き出してもいい頃合いだと思うのだが…?

(※参考
オリジナルTVアニメ『白銀の意思アルジェヴォルン』公式サイト
STORY
21「動乱」

最近放送されたアニメ『白銀の意思アルジェヴォルン』第20話では
ススム・トキムネがアルジェヴォルンに搭乗することはなかったが、
「ジェイミー、アルジェヴォルンに乗るの巻」ということで
ジェイミー・ハザフォードがアルジェヴォルンを起動したけれども意識を失ってしまいトキムネに看病されるという展開があった。
 
 この回からアルジェヴォルンは技術者、すなわちジェイミーの脳内に干渉してデータの破損・異常を早期発見できるように改良され、ジェイミーは
「トキムネがどういう気持ちで乗っているのか少しでも理解できたら…」と思っていたが、
ユーリンクシステムを「頭の中で見て」気持ちが悪くなったという。
見ているものと頭のなかが一緒になってどっちが外でどっちが自分なのかわからなくなってしまったという。

 …ジェイミーは戦いの怖さは傍から見てはわからないけれども、
「トキムネが見てきたものはこういうものなのかな」
「アルジェヴォルンのシステムはこんなにひどいものなのかな」
「こんなひどいものをトキムネに乗せていたんだな」
と思い、涙を流してしまった。

 そんなジェイミーにトキムネは
「俺はアルジェに乗ってよかったと思ってる。」
と言った。

「新米で下手くそだった俺がアルジェに乗って戦えるようになった」
「俺は第八部隊が大好きだよ、大好きになった」
「戦っている、戦争をしているのにほっとする」
「ジェイミーも入れてみんながいるから俺は戦える」
 
そんなトキムネの言葉を聞いたジェイミーは
「ありがとう」と言っていた…。


 …ところでトキムネたちが所属する独立第八部隊には大きな動きがあった。
 サモンジ・ウキョウ隊長が独立第八部隊を離れカイエン・トシカズ准将の部隊についたので、
スズシロ・サオリ副隊長が独立第八部隊の隊長になったのだ。
 また、サモンジは中尉から大尉になった。

 そしてサモンジ隊長はペルフェヴォルンを動かすようになり、インゲルミア軍に対する戦果はめざましく
独立第八部隊が前線で戦うことはなくなり後方支援に回るようになった。

 …ただ、目覚ましい戦果の中でも保身のために講和に賛成するアランダス軍将校もいた

 
 …独立第八部隊の兵士や整備士たちは、例えばナミエ・ポートマンとシルフィー・アップルトンがショッピングに出かけたりするなど戦時中であるにもかかわらず平和な日々を2ヶ月ほど過ごしていたが、
 オクイ・マサル
「自分たちが生き残ってこられたのはサモンジ隊長がいたからこそだ」
ということをある日バーでトキムネに明かしていた。
オクイは「サモンジ隊長がいたからこそ生き残れた」と言っていた。
(※特に隊長不在の時は「トキムネの頑張りがあったから生き残れた」とオクイは語っていた。)

「俺達はサモンジ隊長に生かされている。
…なのに、一言もなしにサヨナラかよ!!」

 オクイの言葉にトキムネは
「いや、サヨナラもしてない…」
と言った。

そこに
「なにくだ巻いてるんだ?」コシカワ・ショウヘイクツワダ・ツトムがやってきた。

 トキムネはジェイミーに呼ばれたためバーを出て、オクイは酔いつぶれたが、
シルフィーやコシカワたちは
「俺達は第八部隊にすっかり馴染みきった」
「サモンジさんは今頃何をしているのだろう…」
第八部隊を離れたサモンジ元隊長のことを気にかけていた。

 一方、インゲルミア軍にも動きが。
 シュライン・リヒトフォーヘンが戦線に復帰するという。
 
「白銀の意思とやらに魅入られた」とインゲルミアの将校は言っていた…。


―― 今回はトキムネに看病されるジェイミーのエピソードだったか…。

ハンチョウ
 
「『新型機イコール優秀な機体』というわけではない。
いい機体っていうのは操縦士と整備士が育てていくものだ。
これからはトキムネと二人、アルジェヴォルンをお前さんたちの機体に作り上げていくといい。」

と言っていたようにトキムネとジェイミーにいわゆる「あるフラグ」を立てちゃっているような気もするし、
 
 また、スグロ・ヨウゾウが作中で言っていたようにアルジェヴォルンをジェイミーが起動しトキムネとが操縦することである種のノイズが生じているように、
トキムネとジェイミーはいかに切っても切り離せない存在であるかを匂わせる発言もあり、
最終回に二人が結ばれるという可能性がますます高まっているように感じる。

 ただサモンジ元隊長がペルフェヴォルン使用中にトキムネの姉・ナンジョウ・レイカのようにNRシンドロームになり命を落としてしまうという展開はあってほしくないなあ…。

 次回はインゲルミア軍との戦いが本格的に展開されそうだが、
 トキムネとジェイミーはもちろんのこと、サモンジ元隊長とスズシロ隊長も最後に結ばれてほしいなあ…

(※参考
オリジナルTVアニメ『白銀の意思アルジェヴォルン』公式サイト
STORY
20「もうひとつの意識」

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