最近放送・配信されたアニメ『白銀の意思 アルジェヴォルン』第24話は最終回。
アランダス軍のカイエン・トシカズ准将と元独立第八部隊隊長であるサモンジ・ウキョウが無人機部隊ペルフェヴォルンを使い、
更にはススム・トキムネ、ジェイミー・ハザフォードのアルジェヴォルンや、インゲルミア軍のシュトゥルームβも鹵獲してグレートウォール奪還に成功した。
だが、サモンジがカイエン准将の命令を無視して撤退するインゲルミア軍を追撃していた…というのが前回の流れで、
トキムネたちはスズシロ・サオリ隊長に頭を下げ、独立第八部隊はアルジェヴォルンを奪還するためにグレートウォールに向かった。
…そして第24話ではスズシロ隊長は
「サモンジ・ウキョウ大尉の救出に向かう」とカイエン准将に言い、グレートウォールを出ていた。
その時カイエン准将は「殺してでも奪い返せ!」と部下に命令していた。
ちなみにインゲルミア軍のシュライン・リヒトフォーヘンも参戦してアルジェヴォルンを探し回りながらペルフェヴォルンを撃破していたが、戦闘中に血を吐くなどNRシンドロームの影響からか精神状態は著しく不安定な状態にあった。
…ついにアルジェヴォルンを発見した独立第八部隊。
ロレンツ・ジュリアーノ伍長とシルフィー・アップルトン軍曹が乗るトレイルクリーガーでアルジェヴォルンを押さえつけ、ナミエ・ポートマンが乗るトレーラーでアルジェヴォルンに体当たり。
トキムネの協力でジェイミーがアルジェヴォルンに端末を差し込んで大人しくさせることに成功。
アルジェヴォルンは無事トキムネとジェイミーの手に。
ちなみにロレンツはアルジェヴォルンを押さえつけるとき
「アカネちゃん、ごはん食べられなかったらごめんね…。」
と言っていたけれども、ソラノ・アカネが
「それ却下。私はパスタが食べたいの!以上!」
と言っていた。
ジェイミーがアルジェヴォルンを起動するとき、一瞬『LOOK AT ME』のメッセージとともにサモンジの姿が見えたが、
「そうじゃない!あたしを見なさい!」と言ったジェイミーの手を取って、トキムネも「俺を見ろ!」とアルジェヴォルンに呼びかけた。
こうしてアルジェヴォルンはトキムネとジェイミーのもとに。
…サモンジが乗るコマンダー機を発見したトキムネ。
そしてアルジェヴォルンをついに見つけたリヒトフォーヘン。
だが、近づこうとした時…
「ファシネイター、アクティベート!」
…突然怪音波が発せられトキムネとリヒトフォーヘンは苦しがった。
トキムネは
「誰にも渡さん…。
ユーリンクシステム『白銀の意思』は…。
レイカの志の果て、夢だ…。
それをこんな形で…。
見ろ、この戦場を…
レイカは最後の実験の前に俺に言った。
『見ていてくれ』と…。
しかし俺が向き合う前に彼女は死んでしまった。
だから白銀の意思は最期まで見届ける…
アルジェヴォルンから降りろ…。」
というサモンジの声を聞いたが、聞こえてきたジェイミーの声にトキムネは苦しみを断ち切った。
「トキムネ!何グダグダしてんの!
その子はあんたとあたしのものなのよ!
それを信じて戦え!!」
トキムネは
「捕まえないと… アルジェヴォルンは俺達のものだ…」と思い、
サモンジが搭乗するコマンダー機に追いついてアルジェヴォルンでそれを殴り飛ばした。
「あんたは大馬鹿野郎だ…!
あんたのおかげで俺たちは生き残ってきた。
確かに戦場は醜いかもしれない…
でもあんたのおかげで俺は部隊の一員になれた!居るべき場所が見つかった気がした!
そんなあんたがこんなことをするのか…!?
誰のために? …姉ちゃんのため?
…いいや、違う!
あんたのやっていることはただの自分勝手だ!
そんなことのために姉ちゃんの名前を出すな!!
…サモンジ隊長…。もう終わりにしましょう…。」
…トキムネの言葉に、サモンジは、
「そうだな、終わりにしよう…」と答えた。
そしてサモンジは、ユーリンクシステムを『死なせた』。
トキムネの「やめてくれ」という声も虚しく…。
…トキムネがアルジェヴォルンをを降りるとジェイミーが待っていた。
「『俺は死ななきゃいけない』という気持ちでいっぱいになってすごく辛くて寂しくて自分が消えそうになった」ということを明かすトキムネに対しジェイミーは
「でも、消えてない。」と言っていた。
また、トキムネは
「あの中には俺がいた。そして…
ジェイミーがいた…」と言っていた。
トキムネとジェイミーは静かに握手をしていた…。
その時雨が降り出した。
ちなみにリヒトフォーヘンはシュトゥルームβの中で息絶えていたようで、その最期をリーズ・ロデリック少尉が見届けていた。
…戦いは終わった…。
カイエン准将とサモンジが向い合い、カイエン准将はサモンジを射殺しようとしていた。
けじめをつけるために。
けれどもカイエン准将は意外な人物に射殺された。
…撃ったのは、スズシロ隊長だった。
…戦いが終わり、ジェイミーが勤務するキベルネス・マニファクチャリングカンパニーは潰れた。
ジェイミーの上司のスグロ・ヨウゾウはトキムネとジェイミーが大きな声を出して驚くほどの大金をジェイミーに振り込んでいた。
(※「3桁間違えてたけどまあいいか」とスグロは言っていた)
だが、スグロは何者かに撃たれ、倒れた…。
…ところでウイルドリベルドの動きを追っていたエラルド・クァジモドはイズミ・シズマ大佐に
「義理は果たした」
と言っていた。
「義理は果たした」
と言っていた。
そのことからスグロを撃ったのはクァジモドと思われる。
そしてクァジモドはイズミ大佐から「サモンジがユーリンクシステムの中にナンジョウ・レイカが居るのを見たらしい」ということを伝えられていた。
他にも、「サモンジはグレートウォール奪還の功労者となり、カイエンを英雄視する動きもある、叙勲もないが断罪もない」とイズミ大佐からクァジモドは伝えられていた。
それを受けて、クァジモドはイズミ大佐に
「ひょっとしたら元帥になるのはあんたかもしれない」
と言っていた…。
「ひょっとしたら元帥になるのはあんたかもしれない」
と言っていた…。
…さて、職を失ったジェイミーは、とりあえずキベルネス社のライバル会社をあたってみることにした。
独立第八部隊での経験をアピールしようかと考えていた。
「軍の整備兵はいつでも大歓迎だ」とアカネは言っていたけれども
「それは最後の手段にする」とジェイミーは言っていた。
・・・そしてアランダスとインゲルミアは休戦協定と不可侵条約が結ばれた。
そしてサモンジはアランダスの連絡将校としてインゲルミアのアーノルド・ホルムス中佐の元を訪れる…
そこで物語が終わっていた…。
―― 【悲報】トキムネとジェイミー、結ばれず…。 ――
伏線は少なくなかったはずなのに!! ヽ(`Д´)ノプンプン
けれどもトキムネは独立第八部隊の隊員たちややアルジェヴォルン、そしてジェイミーを通して一人前の軍人になったと思う…。
それにサモンジがカイエン准将に与した時はサモンジの生死が気になるところだったが、生きていてよかったなあ。
特に、カイエンを撃ったあとで無言でサモンジの元を去るスズシロ隊長のシーンは印象に残った…。
…それにしても今後トキムネとジェイミーが再会することはあるのだろうか…?
次に会うときは味方としてかもしれないけれども、もしかしたら敵どうしなんてことも…。
そしてロレンツとアカネが恋人同士になるという展開は読めなかったなあ…。
…『白銀の意思 アルジェヴォルン』は単なるロボットアニメで
「このロボットつええええええ」
…という展開ではなく、とにかく人間模様に重きを置いた作品だったなあ。
(※参考
オリジナルTVアニメ『白銀の意思アルジェヴォルン』公式サイト
STORY
24「白銀の意思」