にぎる。

『にぎる。』にようこそ! このブログは私が見たアニメやマンガの感想を自由気ままに書いています。

カテゴリ:アニメいろいろ > グラスリップ感想

 アニメ『グラスリップ』では
主人公・深水透子が両親と妹の陽菜とともに沖倉駆の家を訪れ、ピアニストである駆の母のピアノ演奏を聴いたが、
透子は冬の花火を見、そこでは駆は高山やなぎたちと親しかったけれども
最終回・第13話ではピアノの演奏が終わると透子は突然倒れてしまった。
透子が倒れてしまったことに責任を感じる駆だったが、起き上がった透子は演奏をもう一度聴くために駆の家に残っていた。
「すごくドラマチックなの」
と、透子は駆の母に言っていた。
そして透子は駆の家から帰ると工房で駆のためにガラス細工を作っていた。
 
 …透子が住む街に流星群が見られる日。
 透子が駆がいつも山を登って休む場所にやってくるとそこに駆がいた。
ただ、天気は生憎の曇り空だった。
 
 …透子は駆に冬の花火を見たということを話した。けれども駆には見えなかったという。

…それは「未来の欠片」なのか!?

けれども駆は「もうその言葉はそぐわない」と言った。

 透子は「私は駆を見たかった」
 駆は「透子を見たかった」
とお互いの気持ちを確かめ合った。


 そこで透子は駆のために色とりどりのビー玉のようなガラス細工を駆に渡した。
 そして夜空に向けて空高く二人でそれを放り投げると二人にはまるで流星のように見えた。

 ただ、流星群は透子と駆だけではなく高山やなぎ、白崎祐、永宮幸、そして透子の妹の陽菜にも見えていた。

 ちなみに透子の母は昔、流星群が見える日に夫に告白されたことがある、とのこと。

 …そして夏休みが終わって学校が始まったが駆は駆の母と共に旅立ってしまった…。

 透子は登校中に駆が自分を呼ぶ声を聞いた…。


 ― やはり、駆との別れは避けられなかったか…。

 けれども駆が口にしていた
「唐突な当たり前の孤独」
 それが駆から完全に消えたわけではないけれども、
少なくとも今の駆は透子という大切な人ができたし、
透子の母の話からもしかしたらいつか二人は再び出会い結ばれる…
そんな展開がありそうな予感


 …駆が3人に見えるシーンは最後まで謎だったけれども、
だからこそひと夏の透子と駆の恋の行方から目が離せなかったなあ


もっともネットではグラスリップの世界観が意味不明という声が少なくなかったけれども…。

【追記】
『グラスリップ』最終話のタイトルが「流星」だからといって
「マンダのりゅうせいぐんはつよい」と言うのはやめましょう。

(※参考
TVアニメ「グラスリップ」公式サイト
ストーリー
最終話 流星
http://glasslip.jp/index.html

 アニメ『グラスリップ』第12話には、
これまでになかった衝撃のシーンがあった。
 
 ― 季節が急に冬に飛び、深水透子は3年生になる前の冬に引っ越してきたことになっていたのだ!!

 また、沖倉駆は転校生ではなく日の出浜の街にずっと住んでいて高山やなぎ、井美雪哉、永宮幸、白崎祐と友達でカフェ「カゼミチ」に集う仲だった。
ちなみに透子は電車を降りた時に出会った駆に連れられてカゼミチにやってきていた。
 現実は駆が転校生で、透子が4人と友達のはずだが…。

 また、冬なのに花火大会があり、やなぎと雪哉、幸と祐、そして透子と駆はそれぞれ別の事情で花火を楽しんでいた。
 
 特に最後のほうではそれぞれに楽しんでいるはずのやなぎ、雪哉、幸、祐のところに駆が駆けていった…
しかもその時4人には透子の姿が見えなかったようだった…。


 ― 実はこのシーンは駆の家を深水家の家族みんなで訪れた時ピアニストの駆の母の演奏を聴きながら、部屋にあったガラス製の花瓶を眺めた時に透子が見た光景。
どうやら透子は「未来の欠片」を見たようだ。


 …透子と駆のお別れが近づいている。
 特に、駆は「唐突な当たり前の孤独」のことを口にしていてまた味わおうとしているようだ。
 そんな駆に透子がどんなことを言い、どう行動するのかが最終回の見どころになるのでは。
 
 …それにしても透子が見たのは実は駆の願いだったのでは。
 思えば現実の駆は透子を除けば親しい友人はいない。
今回透子が見た「未来の欠片の世界(?)」では駆はちゃんとやなぎたちと友達だった。

 すぐ転校というか引っ越してしまうので友達と呼べる人がいない…
それが駆が長年経験してきた「唐突な当たり前の孤独」であり、彼の悩みなのでは…。


…駆は引っ越すのか、日の出浜で透子たちと暮らすのか。
仮に前者だったとしても透子と過ごしたことは駆にとって決して忘れられないものであると信じたい。

(※参考
TVアニメ「グラスリップ」公式サイト
ストーリー
第12話 花火(再び)
http://glasslip.jp/index.html

 アニメ『グラスリップ』
第10話で沖倉駆が深水透子にファーストキスをするという大きな進展があった。
その時透子は嬉しかったけれども
「本当に駆は自分のことが好きなの…?」
と思っていた。
 そして11話では駆と透子が一晩を学校で過ごすというさらなる進展があっただけではなく、駆がピアニストの母の演奏を聞いてもらいたくて透子の家族も来て欲しい、と言っていた。
 
 ちなみに駆と透子が一晩を学校で過ごした時は、
透子の妹の陽菜が夕食の時透子を演じ、透子がいないことを一生懸命にごまかしていた。

おかげで陽菜は朝食は夕食のコロッケでお腹いっぱいで食べられなかった。

 …それにしても透子を演じたりコロッケを食べ過ぎて涙を流したり、
 朝早くに透子が戻ってきた時にむすーっとしながらも透子にVサインを決める陽菜はかわいかったなあ。


 ところで井美雪哉は高山やなぎのダンススクールに一緒に行き
永宮幸は白崎祐と汐見岳登山
ちなみに雪哉を見た他のダンススクールの生徒たちは
「あの人誰? やなぎの何?」
と大騒ぎしていた
という。
 また幸は駆に透子を取られたくないがために祐を利用してしまったことを謝った

 …さて、透子にだけは学校で一面の雪景色が見えていたが、
透子の両親と陽菜が駆の家を訪れた時、駆と二人きりで林の中で駆と透子お揃いのガラス細工のアクセサリーを通して見た時は駆にも花火が見えていた。


 そして駆は透子に打ち明けた。

「俺は母に演奏旅行に行かないかと言われた。
 でも、冬に訪れる『唐突な当たり前の孤独』を経験するのは
もう、いいかな…


 「私たち昨日、ずっと一緒にいたのに…」
透子は悲しくなった。

 …駆の家に戻ってきた透子と駆。
 透子が見た風景なのか、あるいはそうでないかは不明だが、
外は雪景色になっていた…。


 
 …メインの6人、
 透子と駆。
 雪哉とやなぎ。
 幸と祐。


 この3組のカップルの関係は着実に進展しつつあるが、
透子と駆のお別れもまた迫っていて、特に駆は
『唐突な当たり前の孤独』とやらを味わおうとしている。
 
 ―透子を選ぶか、母を選ぶか。―
 駆の選択は十中八九透子と思われるが
 透子の目にのみ映る雪景色と、3人いるように見える駆の謎がまだ解けていない。

 最終回まであと2話。
 透子と駆の関係はどうなるのか? 未来の欠片の謎は?
 今後の展開が楽しみだ。

(※参考
TVアニメ「グラスリップ」公式サイト
ストーリー
第11話 ピアノ
http://glasslip.jp/index.html

― 唐突な当たり前の孤独 ―

 アニメ『グラスリップ』に登場する謎の転校生・沖倉駆について
重要なキーワードが第10話でついに登場した。
 そして校舎に入ったニワトリのジョナサンを深水透子が追いかけるとそこには駆がいて
 ついにはファーストキスまで…!!

 さて今回の話ではまず永宮幸が透子と白崎祐に麒麟館の展望台で地球照を見せ
夏目漱石を引き合いに出して「月がきれい」
すなわち「二人のことが好きだ」という想いを伝えたが、
 透子は恋愛に関しては鈍感だった…。


 …けれども幸と祐の関係は小説をネタにした(暗号?)メールのやり取りで順調な様子。

 また、高山やなぎ井美雪哉の関係はやなぎに関して透子の妹の陽菜が応援していて
特に雪哉が陸上部の合宿でいない間、雪哉の代わりにやなぎが所属する水泳部の練習するプールの前を5時半に通るようになったことから
「私にとって『五時半の君』はやなぎだ」
他の部員に陽菜は胸を張って言っていた。
 ちなみに陽菜は家族にやなぎからもらったお下がりの赤い服を見せていた。

 第10話で合宿から戻ってきた雪哉は前にやなぎからもらったメールの
「黒1白2」のメールの謎を解いた。
 それはジェラート屋の前で寝そべっている猫のことだった。
 また、浜辺でランニングをしているやなぎを見かけた雪哉はやなぎに見つからぬよう隠れていた。
 そして家にはやなぎより先に家に着いていてお互いに
「おかえり」
と言っていた。
 
 …どうやら、雪哉とやなぎの関係もいい感じになっているようだ。

 一方、駆はカフェ「カゼミチ」を訪れ幸の家がどこにあるのかを教えてもらっていた。
 そして幸の家に行き、幸と一緒に神社にお参りに。

 「あなた、透子ちゃんのこと全然守ってない」
 「そうだな、それは高山にも言われた。
透子は俺に守ってほしがっているのかなあ…。
彼女といると、落ち着くんだ。
俺が透子に助けてもらってもいいかな。」
 「私も、透子ちゃんに助けてもらっているかも。
私、きっとあなた以上にはキラキラしたもののことは知らないと思う。」

そして、幸は駆に聞いた。
「…あなた、透子ちゃんの事好きなの?」


 一方、駆の家を訪れた透子。
けれども駆は留守で帰ろうとしたが駆の両親と話をすることに。

駆は小さい時から両親がずっと引っ張りまわしたので場所がない」
「長くて2年ぐらいしかいなくて…」
「すぐに友達はできたけれども友達は毎年お祭りモードに入ってしまって駆のことを忘れてしまう」
という両親の話を透子は聞いた。

 特に駆はその様子を
「唐突な当たり前の孤独」と呼んでいた…。

 …夕方、透子がやってきた。
ふと、透子は雪が降っているのが見えた。
そして校庭のニワトリたちを見てみるとジョナサンの姿がなかった。
 そこで校舎内を探すと、美術室の前にジョナサンと駆の姿があった。
 
 透子は駆に雪が見えたこと、そして駆が雪の中で自分にキスをしたことを話した。
駆は
 「俺達が見たり聞いたりしたのは未来の欠片じゃなかったかもしれないが、
透子には何かが見え、聞こえていたのは間違いない」

と言い、それを認めようと透子が思った時、駆は
「こうすれば、それは『未来の欠片』ということだ。」
と、透子にキスをした…。


 …ついに駆が透子にキスで思いを伝えたか…( ゚д゚)
 けれども駆の両親の話から駆はまたすぐに引っ越してしまいそうに感じる…。
 
 それに幸と祐に関しても幸の体調が急変する展開もないとも限らないし、やなぎと雪哉の関係もこのまま順調に行くとも限らない。

 …さて、最終回までに残る謎は

「駆の『唐突な当たり前の孤独』」
「透子が見た雪」
「3人いるように見える駆」


の3つだが駆とのお別れの前に透子と駆はその謎を解くことが出来るのか…、という意味で次回以降の展開が私は気になる。

(※参考
TVアニメ「グラスリップ」公式サイト
ストーリー
第10話 ジョナサン
http://glasslip.jp/index.html

アニメ『グラスリップ』第9話では、
主人公・深水透子を慕う青年・沖倉駆が「未来の声」が聞こえなくなってしまうという動きがあった。
 それ故、夜に透子の家のガラス工房でガラス越しに話すシーンでは、二人の間にどこか隔たりができてしまっていた…。
 ちなみにこのシーンでは、駆が透子の「未来の欠片」と駆の「未来の声」の手がかりがつかめるかもと思って透子を美術室に誘おうとしていたが、透子はそこで見た雪が衝撃的すぎたのか、「行かない」と駆に断っていた…。

 …その一方で退院した永宮幸が大きな動きを見せていた。
 白崎祐に

件名:明日のために

「夢十夜」


という謎のメールを送っていた。
 また

名人伝」
明日、4時に麒麟館に来てください。


というメールも。

 …祐が約束通り麒麟館に来てみるとそこには幸とともに透子の姿が。
 幸は、最初麒麟館にツバメの巣があるということや昔透子の絵が麒麟館に飾られたことがあるということを話題にしていたが、突然、
「閉館時間が過ぎてもここに残りたい」
と言い出した。

 幸の狙いは、
幸は大好きな透子と祐と一緒に月の影がうっすらと見える地球照を見たかったのだ。

透子は幸に
「ここに連れてきてくれてありがとう。」
月、キレイだよ。」

と言ったが、祐ははっとした。

 …「夢十夜」というメールを見て夏目漱石を調べたところ、彼が英語教師をしていたとき
I love you. の訳し方を「月がキレイだよ」と訳したから…。


そのことを祐が透子に言うと、透子はびっくりしてしまった。
けれども幸が透子の事を大好きなことに、透子自身は気がついていなかった。
「そしてそれは、私のセリフ。」
と幸が言うまでは…。

 …けれども祐は『名人伝』の謎は解けていない模様。
 ちなみに『名人伝』は中島敦の作品で
「弓の名手を目指す男がが弓の名人と仙人に師事して晴れて弓の名人になったけれども弓そのものを忘れてしまう…。」
というあらすじだが、『名人伝』の謎はのちのエピソードで明かされることになりそう。
 それは祐と幸にとって楽しいことなのか、それともつらいことなのか…。

 …ところで高山やなぎと合宿中の井美雪哉の関係は距離は離れているものの順調の様子。
 やなぎはメールを雪哉に送っていたがようやく電話で話ができるようになってからは
「今年の夏はいろんなことがある」ということや、両親が再婚のした時の話、そして帰ってきた時は日の出浜で会おうと約束していた。
 ちなみにやなぎは透子の妹の陽菜が家を訪れた時に着られなくなった服をプレゼントしていた。
陽菜は気に入った様子。
また、陽菜は透子のことが気になっていてやなぎに聞いてみたところ、
「詳しくはわからないけれども透子は恋をしているのではないか」
「失恋じゃないと思うよ」
と言っていた。


 そして、「新しい自分になる」とやなぎが言った時、
「私、やなぎさん応援してます!」
と言っていた。


 …今回は駆の未来の声が聞こえなくなったことで透子との距離は遠ざかりつつあったけれども、
 検査入院中に透子を駆に取られたくないと焦ってか祐を利用してしまったことで祐との距離が離れていた幸が持ち直してきたかな。
 
 持ち直したというよりはむしろ、幸が祐のことを好きだけれども
それとは別の意味で(※もしかしたら同じ意味かもしれないけれども)透子が好きということが明るみになった
かな。

 さて次回第10話は、ニワトリのジョナサンのエピソードとのこと。
 ジョナサンは透子たちの関係をどう変えていくのだろうか…。

(※参考
TVアニメ「グラスリップ」公式サイト
ストーリー
第9話 月
http://glasslip.jp/index.html

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