七 瀬 美 雪 に…
…という話は置いておいて、本題の事件の話から。
現在週刊少年マガジンで連載中の『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』は『ソムリエ明智健悟の事件簿』が展開されている。
これは明智警視がソムリエとしてとあるレストランで働くが客であり羊山ワインサロンの参加者・金堂守社長が殺害される事件に遭遇した事件を、七瀬美雪と一緒にレストランのバイトをしている金田一一がグラスを洗っている間に明智警視が解決するエピソード。
これは明智警視がソムリエとしてとあるレストランで働くが客であり羊山ワインサロンの参加者・金堂守社長が殺害される事件に遭遇した事件を、七瀬美雪と一緒にレストランのバイトをしている金田一一がグラスを洗っている間に明智警視が解決するエピソード。
第3話となる最終話ではついに金堂社長を毒殺した真犯人を明智警視が導き出した。
…まず、毒はグラスではなく最初から「1945年シャトー・ラフィット」のワインボトルに入っていた。
そして関係者の多くが認める金堂社長の「吝嗇家(りんしょくか)」…つまりケチという性格だけではなく
金堂社長の「真の姿」を利用した毒殺トリックであることを…。
金堂社長の「真の姿」。それは…
「ワイン好き(※自称)」だったこと。
…つまりワインのことを全く理解していなかったこと。
明智警視は金堂社長のワインの飲み方について注目していた。
普通は体温をワインに伝えてしまわないために柄の部分(ステム)を持つのが常識だが、
普通は体温をワインに伝えてしまわないために柄の部分(ステム)を持つのが常識だが、
金堂社長はまるでコップのようにボウルの部分を持って飲んでいたことからそのことに気づいた。
また、ワインボトルの底に沈んだ澱は普通飲まないが、金堂社長はグラスに勢い良く注いでいた。
実はそこを犯人が利用していて、
「(「1945年シャトー・ラフィット」について)犯人は
「ワインは底の方にいくほど味が濃くなって美味しい」
と言っていたのでは?」
と明智警視は推理していた。
ちなみに「1945年シャトー・ラフィット」の残りが少なかったのはそのためだった。
・・・明智警視は
「毒のタイプはワインには溶け出さないマイクロカプセルのようなものに入った、胃に入ると胃酸で溶けるタイプの毒」とも推理した。そして
「それを仕込めるのは羊山ワインサロン主催者の羊山城である」
と…。
明智警視は「1945年シャトー・ラフィット」のボトルを事前に開けた時に最初からボトルの口をカバーするキャップシールに切れ目が入っていたことに気づいた。
これはオークションでワインを買った時に中身が本物かを確かめるためにキャップシールを切ってコルクを確認することもあるので気にすることでもなかったが、ソムリエが代わったのを他山光太郎シェフから聞いた時動揺していたことから羊山さんを犯人と特定した。
「キャップシールの切れ目は実は毒を注入するためだった、
「キャップシールの切れ目は実は毒を注入するためだった、
きちんとしたサーブができる者でないと確実に『金堂氏だけを殺せなくなる』可能性があったから…」
…そう明智警視は推理していた。
…そう明智警視は推理していた。
・・・「警察が調べた所で私の無念な気持ちはわかりゃしないさ!」
そう言っていた羊山さんの動機は、巨大ワインセラーにあった総額数億円…いや、金に変えられないものもあるワインを金堂社長に全部台無しにされたから。
…真夏のひどく暑い日のこと。羊山さんは体調を崩して入院し空調メンテナンスを金堂社長に依頼したが
金堂社長はケチな根性で巨大セラーの空調を切ってしまったのだ。
七瀬美雪はこう思っていた。
「でもケチとは言っても悪気があって電気切ったわけじゃないのね。それで殺されるなんて…」
でもワインマニア達は違っていた。
乳井三蔵「私と同じ立場だったら私だって…」エリゼ・ルロワ「ワインたちがカワイそうデース」梶木丸子「天罰ね!」楽乱樹「あの男…! 当然の報いだ!!」
ところで羊山さんは「1945年シャトー・ラフィット」を自分の誕生日に開けるために自室の小さなワインセラーに入れて置いていた。
けれども金堂社長に復讐し殺すための道具に使った。しかも羊山さん自身の誕生日に…!
明智警視はこのことをこう言っていた。
「あなたの誕生日を祝福するはずだったこの貴重なワイン『1945年シャトー・ラフィット』は
そうやって死神へと変貌してしまった訳ですね…!」
と…。
・・・ところで金田一一が洗い物を終えた時に剣持警部がレストランに来ていた。
殺人事件の捜査に。
けれども明智警視はすでに解決していて明智警視は
「詳しいことは七瀬さんに聞いて下さい」と言っていた。
そこで美雪にはじめが聞くと…
はじめ「美雪~! 事件怒って何で俺を呼ばないの!?」
美雪「いやその…すぐに解決しちゃったっていうかその~忘れてたっていうか…。」
はじめ「美雪~~~! そりゃね~よ!!」
明智警視は後のことを剣持警部に任せて去っていった…。
―― (;8;)<ハジメチャン…
七 瀬 美 雪 に 忘 れ ら れ て た
はじめは結局出番なしだったか…。
はじめにとってこの事件は
何があったかイミワカンナイまま終わっちゃった…
(´;ω;`)ブワッ ――
それにしてもワインの飲み方から金堂社長がワインについていわゆる「にわか」だと見抜くとは!
そして他の人達は「本当の意味でワインマニアだったから毒は飲まなかった」とも気づくとは!!
この事件は「メインとなる「1945年シャトー・ラフィット」を最初に飲むのは金堂社長だ」という展開を読んで犯人が毒を仕掛けたいわゆる「マジシャンズセレクト」かな?」と自分は思っていて犯人も一応当たっていたけれども、ワインをよく知る明智警視ならではの推理だったなあ。
…さて次回は「久々にあのアイドルが登場!?」とあるので速水玲香の事件かなと思われるが
短編か長編かわからない。
もし長編なら『ラブライブ!』の声優ユニット「μ's」が東京ドームでファイナルライブをやっている頃だからある意味タイムリーだと思うが
果たしてどんな事件が展開されるか気になるなあ。
…それにしてもエリゼ・ルロワ。
アニメでは「デース」という語尾からCV:東山奈央になるのかな?
(※参考
週刊少年マガジン 9号~12号
金田一少年の事件簿R ソムリエ明智健悟の事件簿
講談社(2016)
12号 p87~p106(最終話))