現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿』の新事件は、『騒霊館殺人事件』。
この事件の始まりは帝洋大学オカルト研究部のメンバーが森海ヶ原キャンプ場に肝試しにやってきたことで、廃墟となった館を訪れたものの肝試しを始めようとしたときにポルターガイストが発生、テントを畳んでキャンプ場から逃げ帰ったこと。
特にオカルト研究部の部員の一人に目の下にほくろがある「萌音(もね)」がいたが、当時の彼女は何者かに背中に血の手形を押されその時着ていたパーカーを脱ぎ捨ててメンバーと共に逃げ帰っていた。
そして萌音は後に唐崎星也という建設会社で働く男性と結婚し、今に至り体験宿泊・壮麗館再開発モニターのイベントに参加するため夫婦で森海ヶ原キャンプ場を再び訪れていた。
ちなみに星也は萌音と同じ部なのかどうかは不明だが、大学でオカルト研究部だったことが直近の第2話で明かされていた。
また、偶然にも今は音羽ブラックPR社で働く主人公・金田一一とその部下・葉山まりんが仕事で訪れていた…!
ちなみにはじめとまりんの今回の仕事は電報堂PRからの依頼で、新しいリゾートホテル"壮麗館"のモニターイベントの仕切り。
電報堂PRの社員・白鳥麗桜と黒原太と共に仕事をすることになった。
ちなみに"壮麗館"は石造りで30年前にスコットランドから移築された洋館で元はリゾート開発のためにつくられたオーベルジュ。
「壮麗館」は当時のオーナーが付けた名前。 ところがバブル崩壊でリゾート開発会社が倒産、すでに移築の済んでいた壮麗館が残ったらしい。
ちなみに建物の前には谷があり当初は頑丈なコンクリートの橋がかけられていたが20年ほど前に大雨が直撃、大規模な土砂崩れが起き橋が崩落、その後債権管理会社のメンテナンスのために仮設された吊り橋だけだ今の所壮麗館に行く唯一のルートになっているという。
―― 吊り橋、壊されそう(※確信)――
【白鳥にぼーぜん、はじめとまりん】
壮麗館を見たまりんは
「インスタ映えサイコーじゃないですか!」と言っていた。
一方はじめは
「(なーんかイヤな予感…!)」と思っていたが、首を横に振り、
「(イヤイヤ!イカンイカン!!こんなネガティブ思考は!!
そーゆー後ろ向きな発送が妙な事件を引き寄せてんだよ!!)」
と思った…。
壮麗館に着いたはじめは、駐車場にあるバンから2泊3日分全員の食料をまりんと一緒に取りに行く仕事を白鳥から任された。
13人分6食、78食、他にペットボトルのお茶や水、ビールにワイン、更には18時の夕食に合わせてセッティングも頼まれた。
色々と仕事を白鳥に頼まれたはじめとまりんは「ぼーぜん」…
棒(ぼう)になっていた…( ゚д゚)
・・・吊り橋を渡るはじめとまりん。
まりんははじめに
「ひどくないですか!?あの白鳥って女!
(鬼畜が)ちょっとどころじゃないですよっ!
てか黒原って人もっ!
フツー手伝うって言いません!?こーゆー場合。
終わったら今度はキッチンで温めて配膳でしょ?
も~何なの!?人をアゴで使ってあの女!」
と言っていた。
はじめは
「まぁまぁ、そこは何のための下請けなのかって話だから!
ほらっ、あとひと踏ん張りもう一往復で全部運び終わるから」
とまりんをなだめていた。
またはじめは壮麗館について
「冷蔵庫や冷凍庫、電子レンジがしっかり用意されており、
しかも発電機が2台ありポンプで井戸から水まで引いてあり、
これって結構大掛かりなプロジェクトだと思うよ」とまりんに言っていた。
ちなみにまりんが言うにはクライアントはヒストリーリゾートジャパンとのこと。
この話を聞いたはじめは
「建物も由緒あるし首都圏からもアクセスいいし、景色は申し分ないから化ける可能性は少なくないんじゃない?
そしたらウチも引き続きこのプロジェクトのPRに関わらせてもらえるかも…!」
とまりんに言っていた。
それを聞いたまりんは
「そうですよね!なんかちょっとやる気出てきました!!いつもの敗戦処理的な仕事とはちょっと違うかもですね!」と言い、
吊り橋の上で走り出した…( ゚д゚)
―― 吊り橋、壊れそう(※確信)――
【はじめ、まりんにキュンとする】
スマホで鎧を撮りまくる読者モデルの花塚衣舞や白鳥に室内調度の選び方を褒めていた家具輸入業の中根沢児郎など、各々が壮麗館を堪能していた。
「爪が汚いので切ってもらえますか?」
と言われていた…。
その姿を見たまりんははじめに
「言って下さい!爪切りくらい持ってますから!」と言って、爪切りを渡していた。
そして「おお!サンキュ、用意いいなぁ」と言ったはじめに対し
「女子なんで!」とニコと微笑むと、はじめは「キュン」となった。
だが、そんなはじめに七瀬美雪からメールが…( ゚д゚)
はじめちゃん
今何してる?
またどっかで
イベント?
「(またお前はどこかで見てるよーなタイミングで~
…だがイベントはイベントだ!!なんの問題もない!)」と思っていた。
…ちなみにはじめは白鳥と黒原を「白黒コンビ」と呼んでいた。
【ルポライター・佐熊洋平の悪夢】
一方、花塚はルポライター・佐熊洋平と話をしていた。
廃屋特集の記事を見せようとしたが、残念ながらネットはエリア外だった。
その代わり佐熊は
「壮麗館で廃屋マニアが何度か怖い目に会ってるらしい」
「ポルターガイストって知ってる?」
と花塚に言っていた。
その話に唐崎夫妻と久門朝香が食いついていた。
「ポルターガイストは日本語で言う"騒霊"」と今回の事件のタイトル回収(?)をしその説明をする佐熊だったが、不動産会社で働く庭本大河は
「錯覚とか自己暗示とか!大体そうに決まってる!」と言っていた。
佐熊は
「録音されたり写真に撮られたりしてるから(ポルターガイストは)絶対あると思ってる」
「昔この建物がスコットランドから移築された時の名称"壮麗館"になぞらえ
騒がしい霊の館と書いて"騒霊館"なんて呼ばれてるようですよ?ネットでは!」
と言っていた。
久門や中根沢も彼の話に食いついていた。
久門「そーゆーのも逆にアリなんじゃない?アメリカなんか"幽霊ホテル"とか人気みたいだし」
中根沢「私はアンティーク家具の輸入の仕事をしてるんですがヨーロッパの古い家にはそういう話はつきものですからねぇ」
はじめは佐熊の話を耳にしていた…
「夜中夢とも現実ともつかない"悪夢"をずっと見ていまして、
よく覚えているのが若い女が僕のそばにいて、
『オネガイ……
タスケテ…タスケ…テ……』」
すると萌音が「やめて!そんな話聞きたくない!」と叫んだ。
星也は「あっち行こう、大丈夫…大丈夫だから!」と萌音を連れて佐熊から遠ざかった。
【はじめ、ポルターガイストに遭遇!?】
黒原が現れ食事の支度ができたことを客たちに伝えた。
ちなみにソムリエは、ホテル所属のソムリエである客の梅村修児が申し出た。
白鳥は黒原に蝋燭に火をつけるように言った。
客の一人・画家の鹿野美雨が言ったように、蝋燭により本当にヨーロッパの城にいるみたいなムーディーな雰囲気を出された
また白鳥が言うには発電機で確保できる電力に限りがあるので、
部屋や廊下・ダイニング・リビングの証明は主に蝋燭でまかなうことになっているとのこと。
…廊下にある蝋燭のカバーを持ち上げて中に火を付ける仕事をするはじめ。
その仕事中、誰もいないカウンターバーのグラスがひとりでに落ちる現象を佐熊と黒原は目の当たりにした。
一方はじめとまりんは廊下の蝋燭がひとりでに
「ポッ」「ポッ」「ポッ」と付いていく光景を目の当たりにした…( ゚д゚)
佐熊は「ポルターガイスト…!?」と思っていた…。
――「ポッ」「ポッ」「ポッ」って、
鳩ぽっぽかな? (・8・) (※違う) ――
今回の事件はポルターガイストの謎も解く必要がありそうだし、犯人は遺体の背中に手形を残しそうだなあ。
…それはポルターガイストの応用かな?
また今回、いわゆる「白黒コンビ(白鳥と黒原)」が唐崎星也・唐崎萌音夫妻が大学でオカルト研究部だったという話を聞いてなかったということは意外と重要な手がかりになりそうだなあ。
恐らく今回の事件の犯人のターゲットは唐崎夫妻である可能性は高いだろうし、もし唐崎夫妻以外の登場人物が殺され続けたならば白黒コンビのいずれかが事件の真犯人である可能性が高くなりそうだなあ。
『金田一少年の事件簿』の『悲恋湖伝説殺人事件』のように、犯人が討つべきを討てず結局は無差別殺人のようになっていったようになるだろうし…。
【ソース】
イブニング 2020.05.12 NO.10
『金田一37歳の事件簿』
『騒霊館殺人事件』
File55 悪夢の前触れ
講談社 (P97~P119)
この事件の始まりは帝洋大学オカルト研究部のメンバーが森海ヶ原キャンプ場に肝試しにやってきたことで、廃墟となった館を訪れたものの肝試しを始めようとしたときにポルターガイストが発生、テントを畳んでキャンプ場から逃げ帰ったこと。
特にオカルト研究部の部員の一人に目の下にほくろがある「萌音(もね)」がいたが、当時の彼女は何者かに背中に血の手形を押されその時着ていたパーカーを脱ぎ捨ててメンバーと共に逃げ帰っていた。
そして萌音は後に唐崎星也という建設会社で働く男性と結婚し、今に至り体験宿泊・壮麗館再開発モニターのイベントに参加するため夫婦で森海ヶ原キャンプ場を再び訪れていた。
ちなみに星也は萌音と同じ部なのかどうかは不明だが、大学でオカルト研究部だったことが直近の第2話で明かされていた。
また、偶然にも今は音羽ブラックPR社で働く主人公・金田一一とその部下・葉山まりんが仕事で訪れていた…!
ちなみにはじめとまりんの今回の仕事は電報堂PRからの依頼で、新しいリゾートホテル"壮麗館"のモニターイベントの仕切り。
電報堂PRの社員・白鳥麗桜と黒原太と共に仕事をすることになった。
ちなみに"壮麗館"は石造りで30年前にスコットランドから移築された洋館で元はリゾート開発のためにつくられたオーベルジュ。
「壮麗館」は当時のオーナーが付けた名前。 ところがバブル崩壊でリゾート開発会社が倒産、すでに移築の済んでいた壮麗館が残ったらしい。
ちなみに建物の前には谷があり当初は頑丈なコンクリートの橋がかけられていたが20年ほど前に大雨が直撃、大規模な土砂崩れが起き橋が崩落、その後債権管理会社のメンテナンスのために仮設された吊り橋だけだ今の所壮麗館に行く唯一のルートになっているという。
―― 吊り橋、壊されそう(※確信)――
【白鳥にぼーぜん、はじめとまりん】
壮麗館を見たまりんは
「インスタ映えサイコーじゃないですか!」と言っていた。
一方はじめは
「(なーんかイヤな予感…!)」と思っていたが、首を横に振り、
「(イヤイヤ!イカンイカン!!こんなネガティブ思考は!!
そーゆー後ろ向きな発送が妙な事件を引き寄せてんだよ!!)」
と思った…。
壮麗館に着いたはじめは、駐車場にあるバンから2泊3日分全員の食料をまりんと一緒に取りに行く仕事を白鳥から任された。
13人分6食、78食、他にペットボトルのお茶や水、ビールにワイン、更には18時の夕食に合わせてセッティングも頼まれた。
色々と仕事を白鳥に頼まれたはじめとまりんは「ぼーぜん」…
棒(ぼう)になっていた…( ゚д゚)
・・・吊り橋を渡るはじめとまりん。
まりんははじめに
「ひどくないですか!?あの白鳥って女!
(鬼畜が)ちょっとどころじゃないですよっ!
てか黒原って人もっ!
フツー手伝うって言いません!?こーゆー場合。
終わったら今度はキッチンで温めて配膳でしょ?
も~何なの!?人をアゴで使ってあの女!」
と言っていた。
はじめは
「まぁまぁ、そこは何のための下請けなのかって話だから!
ほらっ、あとひと踏ん張りもう一往復で全部運び終わるから」
とまりんをなだめていた。
またはじめは壮麗館について
「冷蔵庫や冷凍庫、電子レンジがしっかり用意されており、
しかも発電機が2台ありポンプで井戸から水まで引いてあり、
これって結構大掛かりなプロジェクトだと思うよ」とまりんに言っていた。
ちなみにまりんが言うにはクライアントはヒストリーリゾートジャパンとのこと。
この話を聞いたはじめは
「建物も由緒あるし首都圏からもアクセスいいし、景色は申し分ないから化ける可能性は少なくないんじゃない?
そしたらウチも引き続きこのプロジェクトのPRに関わらせてもらえるかも…!」
とまりんに言っていた。
それを聞いたまりんは
「そうですよね!なんかちょっとやる気出てきました!!いつもの敗戦処理的な仕事とはちょっと違うかもですね!」と言い、
吊り橋の上で走り出した…( ゚д゚)
―― 吊り橋、壊れそう(※確信)――
【はじめ、まりんにキュンとする】
一方モニター客たちは。
スマホで鎧を撮りまくる読者モデルの花塚衣舞や白鳥に室内調度の選び方を褒めていた家具輸入業の中根沢児郎など、各々が壮麗館を堪能していた。
一方はじめはお茶を客に配っているときに白鳥と間近で目があい…
「爪が汚いので切ってもらえますか?」
と言われていた…。
そしてピューッと走り去ったはじめは
キッチンばさみで自分の爪を切ろうとしていた…((((;゚Д゚))))
その姿を見たまりんははじめに
「言って下さい!爪切りくらい持ってますから!」と言って、爪切りを渡していた。
そして「おお!サンキュ、用意いいなぁ」と言ったはじめに対し
「女子なんで!」とニコと微笑むと、はじめは「キュン」となった。
だが、そんなはじめに七瀬美雪からメールが…( ゚д゚)
はじめちゃん
今何してる?
またどっかで
イベント?
「(またお前はどこかで見てるよーなタイミングで~
…だがイベントはイベントだ!!なんの問題もない!)」と思っていた。
…ちなみにはじめは白鳥と黒原を「白黒コンビ」と呼んでいた。
【ルポライター・佐熊洋平の悪夢】
一方、花塚はルポライター・佐熊洋平と話をしていた。
廃屋特集の記事を見せようとしたが、残念ながらネットはエリア外だった。
その代わり佐熊は
「壮麗館で廃屋マニアが何度か怖い目に会ってるらしい」
「ポルターガイストって知ってる?」
と花塚に言っていた。
その話に唐崎夫妻と久門朝香が食いついていた。
「ポルターガイストは日本語で言う"騒霊"」と今回の事件のタイトル回収(?)をしその説明をする佐熊だったが、不動産会社で働く庭本大河は
「錯覚とか自己暗示とか!大体そうに決まってる!」と言っていた。
佐熊は
「録音されたり写真に撮られたりしてるから(ポルターガイストは)絶対あると思ってる」
「昔この建物がスコットランドから移築された時の名称"壮麗館"になぞらえ
騒がしい霊の館と書いて"騒霊館"なんて呼ばれてるようですよ?ネットでは!」
と言っていた。
久門や中根沢も彼の話に食いついていた。
久門「そーゆーのも逆にアリなんじゃない?アメリカなんか"幽霊ホテル"とか人気みたいだし」
中根沢「私はアンティーク家具の輸入の仕事をしてるんですがヨーロッパの古い家にはそういう話はつきものですからねぇ」
はじめは佐熊の話を耳にしていた…
・・・さて、佐熊はソファーを指差して
「以前訪れた時はそこで寝袋で寝たが『何とも言えない嫌な気持ち』になった」ということを中根沢に伝えた。
「夜中夢とも現実ともつかない"悪夢"をずっと見ていまして、
よく覚えているのが若い女が僕のそばにいて、
『オネガイ……
タスケテ…タスケ…テ……』」
すると萌音が「やめて!そんな話聞きたくない!」と叫んだ。
星也は「あっち行こう、大丈夫…大丈夫だから!」と萌音を連れて佐熊から遠ざかった。
【はじめ、ポルターガイストに遭遇!?】
黒原が現れ食事の支度ができたことを客たちに伝えた。
ちなみにソムリエは、ホテル所属のソムリエである客の梅村修児が申し出た。
白鳥は黒原に蝋燭に火をつけるように言った。
客の一人・画家の鹿野美雨が言ったように、蝋燭により本当にヨーロッパの城にいるみたいなムーディーな雰囲気を出された
また白鳥が言うには発電機で確保できる電力に限りがあるので、
部屋や廊下・ダイニング・リビングの証明は主に蝋燭でまかなうことになっているとのこと。
…廊下にある蝋燭のカバーを持ち上げて中に火を付ける仕事をするはじめ。
その仕事中、誰もいないカウンターバーのグラスがひとりでに落ちる現象を佐熊と黒原は目の当たりにした。
一方はじめとまりんは廊下の蝋燭がひとりでに
「ポッ」「ポッ」「ポッ」と付いていく光景を目の当たりにした…( ゚д゚)
佐熊は「ポルターガイスト…!?」と思っていた…。
――「ポッ」「ポッ」「ポッ」って、
鳩ぽっぽかな? (・8・) (※違う) ――
今回の事件はポルターガイストの謎も解く必要がありそうだし、犯人は遺体の背中に手形を残しそうだなあ。
…それはポルターガイストの応用かな?
また今回、いわゆる「白黒コンビ(白鳥と黒原)」が唐崎星也・唐崎萌音夫妻が大学でオカルト研究部だったという話を聞いてなかったということは意外と重要な手がかりになりそうだなあ。
恐らく今回の事件の犯人のターゲットは唐崎夫妻である可能性は高いだろうし、もし唐崎夫妻以外の登場人物が殺され続けたならば白黒コンビのいずれかが事件の真犯人である可能性が高くなりそうだなあ。
『金田一少年の事件簿』の『悲恋湖伝説殺人事件』のように、犯人が討つべきを討てず結局は無差別殺人のようになっていったようになるだろうし…。
【ソース】
イブニング 2020.05.12 NO.10
『金田一37歳の事件簿』
『騒霊館殺人事件』
File55 悪夢の前触れ
講談社 (P97~P119)