にぎる。

『にぎる。』にようこそ! このブログは私が見たアニメやマンガの感想を自由気ままに書いています。

April 2020

 現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿』の新事件は、『騒霊館殺人事件』
 この事件の始まりは帝洋大学オカルト研究部のメンバーが森海ヶ原キャンプ場に肝試しにやってきたことで、廃墟となった館を訪れたものの肝試しを始めようとしたときにポルターガイストが発生、テントを畳んでキャンプ場から逃げ帰ったこと。

 特にオカルト研究部の部員の一人に目の下にほくろがある「萌音(もね)」がいたが、当時の彼女は何者かに背中に血の手形を押されその時着ていたパーカーを脱ぎ捨ててメンバーと共に逃げ帰っていた
 そして萌音は後に唐崎星也という建設会社で働く男性と結婚し、今に至り体験宿泊・壮麗館再開発モニターのイベントに参加するため夫婦で森海ヶ原キャンプ場を再び訪れていた。

 ちなみに星也は萌音と同じ部なのかどうかは不明だが、大学でオカルト研究部だったことが直近の第2話で明かされていた。

 また、偶然にも今は音羽ブラックPR社で働く主人公・金田一一とその部下・葉山まりんが仕事で訪れていた…!

 ちなみにはじめとまりんの今回の仕事は電報堂PRからの依頼で、新しいリゾートホテル"壮麗館"のモニターイベントの仕切り。
電報堂PRの社員・白鳥麗桜黒原太と共に仕事をすることになった。

 ちなみに"壮麗館"は石造りで30年前にスコットランドから移築された洋館で元はリゾート開発のためにつくられたオーベルジュ。
「壮麗館」は当時のオーナーが付けた名前。 ところがバブル崩壊でリゾート開発会社が倒産、すでに移築の済んでいた壮麗館が残ったらしい。
 ちなみに建物の前には谷があり当初は頑丈なコンクリートの橋がかけられていたが20年ほど前に大雨が直撃、大規模な土砂崩れが起き橋が崩落、その後債権管理会社のメンテナンスのために仮設された吊り橋だけだ今の所壮麗館に行く唯一のルートになっているという。

 ―― 吊り橋、壊されそう(※確信)――


 【白鳥にぼーぜん、はじめとまりん】

 壮麗館を見たまりん
 「インスタ映えサイコーじゃないですか!」と言っていた。
一方はじめ
 「(なーんかイヤな予感…!)」と思っていたが、首を横に振り、
 「(イヤイヤ!イカンイカン!!こんなネガティブ思考は!!
そーゆー後ろ向きな発送が妙な事件を引き寄せてんだよ!!)」

と思った…。

 壮麗館に着いたはじめは、駐車場にあるバンから2泊3日分全員の食料をまりんと一緒に取りに行く仕事を白鳥から任された。
 13人分6食、78食、他にペットボトルのお茶や水、ビールにワイン、更には18時の夕食に合わせてセッティングも頼まれた。

 色々と仕事を白鳥に頼まれたはじめとまりんは「ぼーぜん」…
 棒(ぼう)になっていた…( ゚д゚)

 
 ・・・吊り橋を渡るはじめとまりん。

 まりんはじめ
 「ひどくないですか!?あの白鳥って女!
 (鬼畜が)ちょっとどころじゃないですよっ!
 てか黒原って人もっ!
 フツー手伝うって言いません!?こーゆー場合。
 終わったら今度はキッチンで温めて配膳でしょ?
 も~何なの!?人をアゴで使ってあの女!」
と言っていた。

 はじめは
「まぁまぁ、そこは何のための下請けなのかって話だから!
ほらっ、あとひと踏ん張りもう一往復で全部運び終わるから」
とまりんをなだめていた。

 またはじめ壮麗館について
「冷蔵庫や冷凍庫、電子レンジがしっかり用意されており、
しかも発電機が2台ありポンプで井戸から水まで引いてあり、
これって結構大掛かりなプロジェクトだと思うよ」
とまりんに言っていた。

 ちなみにまりんが言うにはクライアントはヒストリーリゾートジャパンとのこと。

 この話を聞いたはじめ
 「建物も由緒あるし首都圏からもアクセスいいし、景色は申し分ないから化ける可能性は少なくないんじゃない?
 そしたらウチも引き続きこのプロジェクトのPRに関わらせてもらえるかも…!」
とまりんに言っていた。

 それを聞いたまりんは
「そうですよね!なんかちょっとやる気出てきました!!いつもの敗戦処理的な仕事とはちょっと違うかもですね!」と言い、
吊り橋の上で走り出した…( ゚д゚)

 ―― 吊り橋、壊れそう(※確信)――
 

 【はじめ、まりんにキュンとする】

 一方モニター客たちは。

 スマホで鎧を撮りまくる読者モデルの花塚衣舞や白鳥に室内調度の選び方を褒めていた家具輸入業の中根沢児郎など、各々が壮麗館を堪能していた。
 
 一方はじめはお茶を客に配っているときに白鳥と間近で目があい…

 「爪が汚いので切ってもらえますか?」

 と言われていた…。

 そしてピューッと走り去ったはじめ
キッチンばさみで自分の爪を切ろうとしていた…((((;゚Д゚))))

 その姿を見たまりんはじめ

 「言って下さい!爪切りくらい持ってますから!」と言って、爪切りを渡していた。
 そして「おお!サンキュ、用意いいなぁ」と言ったはじめに対し

 「女子なんで!」とニコと微笑むと、はじめは「キュン」となった。

 だが、そんなはじめに七瀬美雪からメールが…( ゚д゚)

 はじめちゃん
 今何してる?
 またどっかで
 イベント?


 「(またお前はどこかで見てるよーなタイミングで~
 …だがイベントはイベントだ!!なんの問題もない!)」
と思っていた。

 …ちなみにはじめ白鳥と黒原を「白黒コンビ」と呼んでいた


 【ルポライター・佐熊洋平の悪夢】

 一方、花塚はルポライター・佐熊洋平と話をしていた。
 廃屋特集の記事を見せようとしたが、残念ながらネットはエリア外だった。
 その代わり佐熊は
 「壮麗館で廃屋マニアが何度か怖い目に会ってるらしい」
 「ポルターガイストって知ってる?」

 と花塚に言っていた。
 
 その話に唐崎夫妻久門朝香が食いついていた。

 「ポルターガイストは日本語で言う"騒霊"」と今回の事件のタイトル回収(?)をしその説明をする佐熊だったが、不動産会社で働く庭本大河は
 「錯覚とか自己暗示とか!大体そうに決まってる!」と言っていた。

 佐熊
 「録音されたり写真に撮られたりしてるから(ポルターガイストは)絶対あると思ってる」
 「昔この建物がスコットランドから移築された時の名称"壮麗館"になぞらえ
騒がしい霊の館と書いて"騒霊館"なんて呼ばれてるようですよ?ネットでは!」

 と言っていた。

 久門中根沢も彼の話に食いついていた。

 久門「そーゆーのも逆にアリなんじゃない?アメリカなんか"幽霊ホテル"とか人気みたいだし」
 中根沢「私はアンティーク家具の輸入の仕事をしてるんですがヨーロッパの古い家にはそういう話はつきものですからねぇ」


 はじめは佐熊の話を耳にしていた…


 ・・・さて、佐熊はソファーを指差して
 「以前訪れた時はそこで寝袋で寝たが『何とも言えない嫌な気持ち』になった」ということを中根沢に伝えた。
 
 「夜中夢とも現実ともつかない"悪夢"をずっと見ていまして、
 よく覚えているのが若い女が僕のそばにいて、


 『オネガイ……
 タスケテ…タスケ…テ……』」


 すると萌音「やめて!そんな話聞きたくない!」と叫んだ。
 星也「あっち行こう、大丈夫…大丈夫だから!」と萌音を連れて佐熊から遠ざかった。

 
 【はじめ、ポルターガイストに遭遇!?】

 黒原が現れ食事の支度ができたことを客たちに伝えた。
 ちなみにソムリエは、ホテル所属のソムリエである客の梅村修児が申し出た。
 白鳥は黒原に蝋燭に火をつけるように言った。

 客の一人・画家の鹿野美雨が言ったように、蝋燭により本当にヨーロッパの城にいるみたいなムーディーな雰囲気を出された
 また白鳥が言うには発電機で確保できる電力に限りがあるので、
部屋や廊下・ダイニング・リビングの証明は主に蝋燭でまかなうことになってい
るとのこと。

 …廊下にある蝋燭のカバーを持ち上げて中に火を付ける仕事をするはじめ
その仕事中、誰もいないカウンターバーのグラスがひとりでに落ちる現象を佐熊と黒原は目の当たりにした。
 一方はじめとまりんは廊下の蝋燭がひとりでに
「ポッ」「ポッ」「ポッ」と付いていく光景を目の当たりにした
…( ゚д゚)

 佐熊「ポルターガイスト…!?」と思っていた…。

 
 ――「ポッ」「ポッ」「ポッ」って、
 鳩ぽっぽかな? (・8・) (※違う) ――


 今回の事件はポルターガイストの謎も解く必要がありそうだし、犯人は遺体の背中に手形を残しそうだなあ。
 …それはポルターガイストの応用かな?
 
 また今回、いわゆる「白黒コンビ(白鳥と黒原)」が唐崎星也・唐崎萌音夫妻が大学でオカルト研究部だったという話を聞いてなかったということは意外と重要な手がかりになりそうだなあ。
 恐らく今回の事件の犯人のターゲットは唐崎夫妻である可能性は高いだろうし、もし唐崎夫妻以外の登場人物が殺され続けたならば白黒コンビのいずれかが事件の真犯人である可能性が高くなりそうだなあ。
 『金田一少年の事件簿』の『悲恋湖伝説殺人事件』のように、犯人が討つべきを討てず結局は無差別殺人のようになっていったようになるだろうし…。

 【ソース】
 イブニング 2020.05.12 NO.10
 『金田一37歳の事件簿』
 『騒霊館殺人事件』
 File55 悪夢の前触れ
 講談社 (P97~P119)

 現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿』『函館異人館ホテル新たなる殺人』が終わる前に「白鳥麗桜(しらとりれお)」という名前が出てきた。
 この人物は主人公・金田一一とその部下・葉山まりんが次の仕事で共に新しいリゾートホテルのモニターイベントの仕切りをする人物。
 電報堂の営業二課の社員とのこと。

 はじめは「麗桜」という名前から「えらいキラキラネームだからきっと若い女の子では?」と
想像というか妄想を膨らませていた…

 ( ゚д゚)ポカーン

 【ポルターガイストから逃げたことが、事件の動機!?】

 さて新事件『騒霊館殺人事件』森海ヶ原キャンプ場帝洋大学オカルト研究部肝試しにやってきたシーンから始まった。
 10人を超えるメンバーは夜中に吊り橋を渡り廃墟となった洋館(城?)を訪れた
 ちなみに城は部のメンバーが昼間に下見をしていた。
 部長の話によると、人の気配はなくリビングは壁ががっさり崩れ相当ヤバイ雰囲気だったという。

 肝試しのルールは
 「ふたり一組でろうそくを持って館の地下に行き、そこに置いてあるタロットカードを一枚ずつ持ってくる」というもの。

 その説明をしていたが、突然館じゅうに音が鳴り響き、しかもドアの奥に変な光が見え、割れる音や、女の人の笑い声も聞こえてきた。

 「騒霊(ポルターガイスト)!?」と男子部員が騒ぎ、パーカーを着ていた右目の下にほくろのある女子部員は何者かに背中を突然押された。
 背中を押された彼女の名前は「萌音(もね)」。
萌音が部員に言われて背中を見ると、何と血の手形がパーカーについていた…!

慌てた萌音はパーカーを脱ぎ捨て悲鳴を上げて館の外に出た

 「ポルターガイストにとりつかれる!!」と他の部員も館の外に飛び出して、テントを畳んで撤収した。

 …ちなみに、オカルト研究部部長は皆から逃げ遅れ気味だったようだ

 ほくろに特徴がある、部員の一人・萌音
 彼女は中小建設会社で働く唐崎星也(からさきせいや)という一つ年上の男性と結婚し、
現在金田一一と出会う頃には27歳になっていた…。


 ―― 吊り橋がギィギィ言ってたから、部長なのかどうかはわからないけど、
もしかすると皆が逃げたときに吊り橋が壊れて崩れて館があるところに取り残された部員がいたのでは…。
 今回の事件のターゲットは大事な人を置き去りにして死に至らしめたオカルト研究部員たちに対する復讐なのでは…? ――

 【白鳥麗桜の姿を見たはじめは…】

 現在の萌音の話をする前に、麗桜について。
 はじめとまりんは電報堂を訪れた。
 自社ビルである電報堂を訪れると麗桜は彼女の部下・黒原太(くろはらふとし)とともに現れた。
 はじめ麗桜を見てこう思った

 「(美人。すっげー美人!
 あの細いヒールに踏まれたい…)」


 鼻の下を伸ばして、「でれ~」としていた……

( ゚д゚)ポカーン
 
 ―― もし隣に七瀬美雪がいたら、はじめは美雪につねられてそう(※確信) ――

 
 【これから起こる事件の舞台】

 麗桜によるプロジェクトの説明が始まった。
 
 後に今回の事件となる舞台は本格的な石造りの洋館"壮麗館"。
 30年前にスコットランドから移築された洋館で元はリゾート開発のためにつくられたオーベルジュ。
 「壮麗館」は当時のオーナーが付けた名前。
 ところがバブル崩壊でリゾート開発会社が倒産、すでに移築の済んでいた壮麗館が残ったという。

 このときはじめ
 「(移築って…
 こりゃ向こうから幽霊5~6匹つれて来てんじゃね?)」

と思っていた。

 また建物の前には谷があり当初は頑丈なコンクリートの橋がかけられていたが20年ほど前に大雨が直撃、大規模な土砂崩れが起き橋が崩落、
 その後債権管理会社のメンテナンスのために仮設された吊り橋だけが今の所壮麗館に行く唯一のルートになっているという。

 麗桜の話を聞いたはじめは「(どこかで聞いた話だなぁ…!)」と思っていた。

 …今回のイベントは壮麗館と周辺の開発途上の土地を債権として買い取ったリゾート開発企業ヒストリー・リゾート・ジャパンからの依頼で
麗桜が渡したレジュメには
 「体験宿泊・壮麗館再開発モニター募集」とあった。

 
 【白鳥サマ】

 「要約するとどういう目的のイベントかわかってらっしゃいますよね?」

 麗桜がはじめに聞いたがはじめはギクッとなった。
 ちゃんと話を読んでいなかったから…。

 でも、そんな時は部下のまりんがはじめに代わって説明していた。

 「(お~~!!こんな時の頼もしい部下が…)」とめをうるませるはじめだった…。

 (;8;)<ハジメチャン…

 …まりんの説明によると今回のイベントは壮麗館をどうするかについてをお客様にアンケートをとり決めてもらうこと。

 ・古い洋館のイメージを活かし最低限のリノベーションで済まして雰囲気を壊さず営業を開始
 ・完全に取り壊した上で営業を開始
 ・大幅改修を施した上で営業開始

 この判断をモニターとしてお客様に実際に泊まってもらいアンケートを行い判断するためのイベント


 とのこと。

 「よくできました!」という麗桜の発言にまりんはカチンと来たようで

 「ありがとうゴザイマス…白鳥サマ…!」と言っていたのではじめは
 
 「(どう どう!おちついて!葉山クン)」とまりんをなだめる素振りを見せながら
 「(見た目通りのドSだなぁ… 菜々緒みてぇ…)」
 「まぁ…何事もなく終わればいいんだけど…」
 
 と思っていた…。


 【唐崎萌音、再び森海ヶ原キャンプ場を訪れる。】

 イベント当日。森海ヶ原キャンプ場。

 元・帝洋大学オカルト研究部の唐崎萌音は夫の唐崎星也と共にイベントに参加していた。

 他にも次の参加者がいたので、以下に挙げる。

 ☆鹿野美雨(しかのみう):画家・36歳

 ☆庭本大河(にわもとたいが):不動産会社勤務・29歳
 
 ☆佐熊洋平(さくまようへい):ルポライター・45歳

 ☆花塚衣舞(はなづかいぶ):読者モデル・23歳

 ☆梅村修児(うめむらしゅうじ):ホテル所属のソムリエ・33歳

 ☆中根沢児郎(なかねざわじろう):ヨーロッパ家具輸入業・50歳

 ☆九門朝香(くもんあさか):商社マンの妻・専業主婦・25歳


 …霧で向こう岸が見えない中、吊り橋を渡る参加者たち。

 唐崎夫婦は
 
 萌音「やだ…霧がどんどん濃くなってない?」
 星也「風がないだけマシだろ?」

 と会話し、

 鹿野はカメラで幽玄な眺めをカメラで撮りまくっていた。
 
 また衣舞はふらついたところを庭本にぶつかったが、早くもいい感じになっていた。

 風が強くなったところではじめの前に壮麗館が見えた。

 だがはじめはこの時、壮麗な館の影に潜む狂おしいほどの憎悪と殺意の源の存在を知らなかった…!


 ―― 今回の事件は『金田一少年の事件簿』の『悲恋湖伝説殺人事件』と似た展開になりそうだなあ。
 メインターゲットは萌音だけど、先に彼女と歳が近そうな星也、庭本、九門あたりを無差別に殺していきそうだなあ。 ――


 動機はオカルト研究部で吊り橋が壊れたことで廃墟に取り残されて命を落とした当時のオカルト研究部員(おそらく部長)を死に至らしめた人物に対する復讐かな。

 そして吊り橋は壊されそう(※確信)

 またこれから起きる事件の犯人は遺体に赤い血の手形を残していきそうだけど誰の血を残すのだろうか…?

 …そういえばコメントに「白鳥麗桜が『レダ』を連想させる」というようなものがあったけれども、
麗桜は壮麗館に来ているのか…?それとも…?

 次回以降が気になるなあ。 


 【ソース】
 イブニング 2020.04.28 NO.09
 『金田一37歳の事件簿』
 『騒霊館殺人事件』
 File54 騒霊の館
 講談社 (P45~P66)

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