(・8・)<レイカチャン!
…現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿』は『函館異人館ホテル新たなる殺人』が展開中で、金田一一の推理で謎が全て解かれ真犯人『碧血鬼』の逮捕により事件は終結したかに見えた。
だがはじめは「引っかかる」と言い、
はじめの謎解きに協力したフリーライター・いつき陽介は『碧血鬼』こと岡倉純について
「奴が何か隠してる、と俺のカンが言ってる」と言い、
現在映像の仕事をしているはじめの後輩・佐木竜二は「(岡倉は)誰かを庇っている」と思っていた…
…はじめは舞台『箱館ウォーズ』の脚本を書いた覆面作家『三多村匠』を岡倉の共犯者とみていたが、
「それは俺」と岡倉は言っていた…
そんな中、はじめは函館から東京に戻る前に、20年前は人気アイドルだった速水玲香と再会した。
そんな玲香は…
【速水玲香37歳の事件簿】
・・・はじめと同じ37歳になり、もうすぐ高校を卒業する息子がいた!
はじめは赤座光輝が射殺される例の舞台のときに、玲香が観劇に来ていた姿を見ていたのだ。
…さて気になる玲香の現在は、フラワーショップ『Rei』を開業していた。
ちなみにアレンジメントで東京に出張することもあるという。
はじめにはボックスフラワーとショップカードをプレゼントしていた。
「そっちでもまた会えるといいな」と玲香は言っていた。
―― フラワーアレンジメント…
フラワーアーティスト…
京極桜子さん…(´;ω;`)ブワッ ――
…はじめが玲香と話し中に七瀬美雪からメールが来た。
それは玲香から
「ところで七瀬さんは今何してるの?」
と聞かれた直後だった…( ゚д゚)
はじめは
「(お前は千里眼か~!!)」
と思っていた…((((;゚Д゚))))
玲香には
「え~七瀬さんはですね~
いわゆるひとつのCAという仕事を~」
と言っていた…。
…またはじめは玲香に
「息子さんのお父さんは…まだ……」と言っていた。
「ええそうね…」と玲香が言うとはじめは
「なんで金田一君がゴメンなの?そんなの変でしょ」
と、玲香は言っていた…。
ちなみに碧血鬼の事件のことはいつきから聞いていた。
【パワハラ上司・内神田課長】
東京の音羽ブラックPR社に戻ってきたはじめは、内神田課長にこう言われていた。
「今回の件も大変なことになったねぇ~金田一ク~ン
いやぁ~まぁ君のせいでないことはわかってるけど、にしても何度も何度も…
もう"疫病神"レベルというか~」
同僚の女性社員は「ププ!疫病神だって…」とひそひそ話状態で吹き出していた。
すると、はじめの部下の葉山まりんは言った。
「内神田課長!それってパワハラだと思います!
金田一主任のおかげで警察もお手上げな事件が解決したんですよ?
あの活躍!!ほんと見てほしかったです!」
…ちなみに件のひそひそ話していた女性社員たちは
「やっぱあの二人あやしくね?」とひそひそ話していた…
・・・まりんの話に焦ったはじめは
「すいません課長!お話の途中ですがまだ業務報告書を書き終わってないので…」
と言って、まりんの話をストップさせた。
はじめはまりんに自販機のところで
「あのね、うちは普通の会社だから事件のこととか業務に関係ないことは社内に話題にしないでくれよ、頼むからさ。」
と言った。
「なんですか?せっかく活躍したのに!!」
「すごい才能だと思うんですけどね、世の中のためになる!」
と言ったまりんに対しては
「なんででも!ほら!
もうああいうの懲りたっていうか…
謎なんてほんともう解きたくないんだ」
「(世の中のためになる)としてもそれで不幸になっちゃう人もいたりするんだよ」
と言っていた…。
【まりん、はじめを怪しむ…((((;゚Д゚))))】
はじめはまりんが
「そー言えばー
函館から帰る前の晩、主任コソコソ出かけてましたけどー
あれ誰かと合ってたんですか?」
と言った時、ギクッとなった( ゚д゚)
はじめは
「(なに俺ウソついちゃってんの?やましいことがあるわけでもないのに…)」
「(だ~~~~!そんなのイチイチチェックしてんじゃねー!!)
「(てか俺!! ウソにウソを重ねて これじゃまるで浮気の言い訳じゃん!?」
と思っていた…
―― (;8;)<ハジメチャン… ――
そんな時、いつきからライソ…メールが来た。
「金田一、調べがついたぜ?
ヤツに会いにいかねぇか?
俺もついていかせてくれ」
【矢吹碧=◯◯◯◯ !?】
はじめはいつきに岡倉純について調べるように頼んでいた。
いつきからの連絡を受けたはじめはいつきと共に明智健悟警視長を訪れ
彼を通して岡倉に会いに行った。
岡倉本人から本当の動機を話してもらうために…
いつきが掴んだ情報は「矢吹碧(やぶきみどり)」という女性について。
いつきは矢吹碧に会い、その姿を見た。
矢吹は長野の病院に入院しており、ベッドの上でたくさんのチューブや管に繋がれてやっと生きてる状態で意識回復の見込みはほぼないという。
はじめは岡倉に
「この"矢吹碧"さんこそがあなたがかばおうとした天才脚本家"三田村匠"…ですね?」
と聞いた。
…いつきは脚本家の三多村匠のギャラの振込先からたどりなんとかヒントを捕まえた。
…矢吹碧は長野の病院に最初から入院したわけではなく、3年前に都内の病院で入院したが意識が戻らないと判断され「とある人物の後ろ盾」で長野の病院に入院したという。
また東京の病院を訪ね取材をし、看護師が何か言いづらそうにしていたのでちょっとお礼をはずんだ所、矢吹の事故は「ドラッグ絡みの事故」だったという。
当時新人女優の矢吹碧(24)がマンションの非常階段で頭から血を流して倒れているのを住人が発見し、病院に担ぎ込まれた。
矢吹は意識不明の重体。血液からは大量の違法薬物が検出され争った形跡もないことから警察は薬物中毒による転落事故と判断した。
いつきはこれがひっかかり昔の記者仲間・徳さんに聞いた。
徳さんは矢吹碧について次のようなことを言っていた。
徳さんはこれらの話をした後でいつきに
「そーいやすっげー真っ青になったのがひとりいたな…
スカイウォーカーのオカジュン、岡倉純だ!」
と言っていた…。
・・・いつきがこの事を話した後、はじめは岡倉に言った。
「岡倉さん…正直に答えてください!
あなたが胸の内に隠している本当のことを…!」
矢吹碧を長野の病院に転院させるきっかけとなった「とある人物」。
普通に考えると岡倉純だろうが、そうではない可能性もあるかも、だなあ…。
もしかすると『函館異人館ホテル新たなる殺人』の関係者たちの中にいるかも…?
今回は「長野」という地名が唐突に出てきたし。
だからといって、長野といえば真田家、ゆえに幸村真之助警視が実は三多村匠…
…なんてことはないだろうなあ。
岡倉純、矢吹碧を除く『函館異人館ホテル新たなる殺人』の関係者の中に、長野とつながりがある人物はいるのだろうか…?
あるいは高遠遙一…もっといえば「ゼウスのしもべ」だろうか…?
また矢吹碧は岡倉純の恋人あるいは妹と思われるけど、
もし件の「とある人物」が岡倉ではなく別の人物だったなら、
殺人こそ行わなかったものの岡倉の犯行(特に赤座殺し)を舞台本番中に目の当たりにしながら見て見ぬふりをしてそうだなあ。
そしてその人物こそ「共犯」とはじめが岡倉の共犯と最初に疑った「三多村匠」なのかも、だなあ…。
いつきが今回突き止めたのは「本当に 岡倉純=三多村匠 ?」ではなく
「『碧血鬼』の元ネタは何か」「岡倉の本当の動機は何か」だと思うなあ。
また本物の三多村匠が地獄の傀儡師・高遠遙一とつながりがあるのなら、今頃岡倉を始末しようと動いてるかもしれないなあ。
次回こそ、三多村匠の正体が明かされて欲しいなあ。
…それにしても「もう謎は解きたくない」をはじめに言わしめた事件はどんなものなのだろうか…。
【ソース】
イブニング 2020.03.10 NO.06
『金田一37歳の事件簿』
『函館異人館ホテル新たなる殺人』
File51 速水玲香
講談社 (P71~P92)
…現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿』は『函館異人館ホテル新たなる殺人』が展開中で、金田一一の推理で謎が全て解かれ真犯人『碧血鬼』の逮捕により事件は終結したかに見えた。
だがはじめは「引っかかる」と言い、
はじめの謎解きに協力したフリーライター・いつき陽介は『碧血鬼』こと岡倉純について
「奴が何か隠してる、と俺のカンが言ってる」と言い、
現在映像の仕事をしているはじめの後輩・佐木竜二は「(岡倉は)誰かを庇っている」と思っていた…
…はじめは舞台『箱館ウォーズ』の脚本を書いた覆面作家『三多村匠』を岡倉の共犯者とみていたが、
「それは俺」と岡倉は言っていた…
そんな中、はじめは函館から東京に戻る前に、20年前は人気アイドルだった速水玲香と再会した。
そんな玲香は…
【速水玲香37歳の事件簿】
・・・はじめと同じ37歳になり、もうすぐ高校を卒業する息子がいた!
はじめは赤座光輝が射殺される例の舞台のときに、玲香が観劇に来ていた姿を見ていたのだ。
…さて気になる玲香の現在は、フラワーショップ『Rei』を開業していた。
ちなみにアレンジメントで東京に出張することもあるという。
はじめにはボックスフラワーとショップカードをプレゼントしていた。
「そっちでもまた会えるといいな」と玲香は言っていた。
―― フラワーアレンジメント…
フラワーアーティスト…
京極桜子さん…(´;ω;`)ブワッ ――
…はじめが玲香と話し中に七瀬美雪からメールが来た。
「はじめちゃん今何してる?
確か出張中だよね?
函館の夜景見てひとりビール
飲んでたり?」
それは玲香から
「ところで七瀬さんは今何してるの?」
と聞かれた直後だった…( ゚д゚)
はじめは
「(お前は千里眼か~!!)」
と思っていた…((((;゚Д゚))))
玲香には
「え~七瀬さんはですね~
いわゆるひとつのCAという仕事を~」
と言っていた…。
…またはじめは玲香に
「息子さんのお父さんは…まだ……」と言っていた。
「ええそうね…」と玲香が言うとはじめは
「………ごめん」と言った。
「なんで金田一君がゴメンなの?そんなの変でしょ」
と、玲香は言っていた…。
ちなみに碧血鬼の事件のことはいつきから聞いていた。
【パワハラ上司・内神田課長】
東京の音羽ブラックPR社に戻ってきたはじめは、内神田課長にこう言われていた。
「今回の件も大変なことになったねぇ~金田一ク~ン
いやぁ~まぁ君のせいでないことはわかってるけど、にしても何度も何度も…
もう"疫病神"レベルというか~」
同僚の女性社員は「ププ!疫病神だって…」とひそひそ話状態で吹き出していた。
すると、はじめの部下の葉山まりんは言った。
「内神田課長!それってパワハラだと思います!
金田一主任のおかげで警察もお手上げな事件が解決したんですよ?
あの活躍!!ほんと見てほしかったです!」
…ちなみに件のひそひそ話していた女性社員たちは
「やっぱあの二人あやしくね?」とひそひそ話していた…
・・・まりんの話に焦ったはじめは
「すいません課長!お話の途中ですがまだ業務報告書を書き終わってないので…」
と言って、まりんの話をストップさせた。
はじめはまりんに自販機のところで
「あのね、うちは普通の会社だから事件のこととか業務に関係ないことは社内に話題にしないでくれよ、頼むからさ。」
と言った。
「なんですか?せっかく活躍したのに!!」
「すごい才能だと思うんですけどね、世の中のためになる!」
と言ったまりんに対しては
「なんででも!ほら!
もうああいうの懲りたっていうか…
謎なんてほんともう解きたくないんだ」
「(世の中のためになる)としてもそれで不幸になっちゃう人もいたりするんだよ」
と言っていた…。
【まりん、はじめを怪しむ…((((;゚Д゚))))】
はじめはまりんが
「そー言えばー
函館から帰る前の晩、主任コソコソ出かけてましたけどー
あれ誰かと合ってたんですか?」
と言った時、ギクッとなった( ゚д゚)
はじめ
「ああ ちょっと現地の友達にね、近くまで来たからさ。」
まりん
「フーン、女性?」
はじめ
「えっ?い いや男性だよモチロン」
まりん
「へー、じゃ あのボックスフラワーの入った紙袋、その男の人がくれたんだ。
ま いっか! また二人で出張行きたいですね!主任!」
はじめは
「(なに俺ウソついちゃってんの?やましいことがあるわけでもないのに…)」
「(だ~~~~!そんなのイチイチチェックしてんじゃねー!!)
「(てか俺!! ウソにウソを重ねて これじゃまるで浮気の言い訳じゃん!?」
と思っていた…
―― (;8;)<ハジメチャン… ――
そんな時、いつきからライソ…メールが来た。
「金田一、調べがついたぜ?
ヤツに会いにいかねぇか?
俺もついていかせてくれ」
【矢吹碧=◯◯◯◯ !?】
はじめはいつきに岡倉純について調べるように頼んでいた。
いつきからの連絡を受けたはじめはいつきと共に明智健悟警視長を訪れ
彼を通して岡倉に会いに行った。
岡倉本人から本当の動機を話してもらうために…
いつきが掴んだ情報は「矢吹碧(やぶきみどり)」という女性について。
いつきは矢吹碧に会い、その姿を見た。
矢吹は長野の病院に入院しており、ベッドの上でたくさんのチューブや管に繋がれてやっと生きてる状態で意識回復の見込みはほぼないという。
はじめは岡倉に
「この"矢吹碧"さんこそがあなたがかばおうとした天才脚本家"三田村匠"…ですね?」
と聞いた。
…いつきは脚本家の三多村匠のギャラの振込先からたどりなんとかヒントを捕まえた。
「あとは『碧血鬼』の『碧』って字と重なってひょっとしたらと思ったんだが…」と言うと
岡倉は目をそらしていたので
いつきは「どうやらビンゴだったようだな」と言った。…矢吹碧は長野の病院に最初から入院したわけではなく、3年前に都内の病院で入院したが意識が戻らないと判断され「とある人物の後ろ盾」で長野の病院に入院したという。
また東京の病院を訪ね取材をし、看護師が何か言いづらそうにしていたのでちょっとお礼をはずんだ所、矢吹の事故は「ドラッグ絡みの事故」だったという。
当時新人女優の矢吹碧(24)がマンションの非常階段で頭から血を流して倒れているのを住人が発見し、病院に担ぎ込まれた。
矢吹は意識不明の重体。血液からは大量の違法薬物が検出され争った形跡もないことから警察は薬物中毒による転落事故と判断した。
いつきはこれがひっかかり昔の記者仲間・徳さんに聞いた。
徳さんは矢吹碧について次のようなことを言っていた。
「あの事件は警察の見解は全然納得してない」
「自分の見立てによると恐らく監禁集団レ◯プ」
「現場のマンションは古い建物で防犯カメラもなく証拠はなかったが、
マンションの住人の一人が当時水島颯太と噂があった綾野木ルカだった」
「矢吹碧は綾野木と同じプロダクションの後輩だった」
「警察はその線でルカを調べたがアリバイがあり、水島の部屋に転がり込んだとみられる」
「自分の見立てでは空き部屋になった綾野木の部屋がデスペラードメンバーのヤリ部屋になっている。
これについて住人から目撃証言を得ており、マスクとサングラスとフードで顔を隠した若い奴らが3人位で
ヘロヘロに酔っ払った女をちょくちょく連れ込んでいた。
どの部屋かまではわからないがエレベーターはいつも3階で降りていた。
ちなみに綾野木の部屋は3階にあり、矢吹碧が落ちたのは2~3回の踊り場。
薬漬けにされ監禁部屋から必死に逃げたがふらつく足で非常階段を降りようとしたが転落。
ヤリ部屋の発覚を恐れた水島たちは重症の矢吹をほったらかして水島たちのアリバイ作りに走っていた。」
徳さんはこれらの話をした後でいつきに
「そーいやすっげー真っ青になったのがひとりいたな…
スカイウォーカーのオカジュン、岡倉純だ!」
と言っていた…。
・・・いつきがこの事を話した後、はじめは岡倉に言った。
「岡倉さん…正直に答えてください!
あなたが胸の内に隠している本当のことを…!」
―― とある人物の後ろ盾(※意味深)
ラノベのタイトルみたいだなあ…。 ――
矢吹碧を長野の病院に転院させるきっかけとなった「とある人物」。
普通に考えると岡倉純だろうが、そうではない可能性もあるかも、だなあ…。
もしかすると『函館異人館ホテル新たなる殺人』の関係者たちの中にいるかも…?
今回は「長野」という地名が唐突に出てきたし。
だからといって、長野といえば真田家、ゆえに幸村真之助警視が実は三多村匠…
…なんてことはないだろうなあ。
岡倉純、矢吹碧を除く『函館異人館ホテル新たなる殺人』の関係者の中に、長野とつながりがある人物はいるのだろうか…?
あるいは高遠遙一…もっといえば「ゼウスのしもべ」だろうか…?
また矢吹碧は岡倉純の恋人あるいは妹と思われるけど、
もし件の「とある人物」が岡倉ではなく別の人物だったなら、
殺人こそ行わなかったものの岡倉の犯行(特に赤座殺し)を舞台本番中に目の当たりにしながら見て見ぬふりをしてそうだなあ。
そしてその人物こそ「共犯」とはじめが岡倉の共犯と最初に疑った「三多村匠」なのかも、だなあ…。
いつきが今回突き止めたのは「本当に 岡倉純=三多村匠 ?」ではなく
「『碧血鬼』の元ネタは何か」「岡倉の本当の動機は何か」だと思うなあ。
また本物の三多村匠が地獄の傀儡師・高遠遙一とつながりがあるのなら、今頃岡倉を始末しようと動いてるかもしれないなあ。
次回こそ、三多村匠の正体が明かされて欲しいなあ。
…それにしても「もう謎は解きたくない」をはじめに言わしめた事件はどんなものなのだろうか…。
【ソース】
イブニング 2020.03.10 NO.06
『金田一37歳の事件簿』
『函館異人館ホテル新たなる殺人』
File51 速水玲香
講談社 (P71~P92)