にぎる。

『にぎる。』にようこそ! このブログは私が見たアニメやマンガの感想を自由気ままに書いています。

January 2020

 高遠遙一
 「地獄の傀儡師」の二つ名を持つ『金田一少年の事件簿』の主人公・金田一一の宿敵。

 現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿』では高遠は逮捕され特別拘置室にいるが
彼の意志を継ぐ「ゼウスのしもべ」が何人かいるらしい。

ちなみに「ゼウスのしもべ」の一人は『歌島リゾート殺人事件』で犯行を行ったが、はじめに謎を解かれ、とどのつまりで警察に逮捕された。
その人は高遠にアルテミスと言われていたことが明かされたが、刑務所にて差し入れのコンタクトレンズを使用したことにより始末された。
レンズにVXガスが仕込まれていたらしい。

 …さて、直近の『金田一37歳の事件簿・函館異人館ホテル新たなる殺人』の第10話…赤座光輝・綾野木ルカが舞台『箱館ウォーズ』の本番中に水島颯太により射殺され(?)さらにその水島も自殺に見せかけられて舞台で手首を切り天井に吊るされた状態で遺体となって発見された事件についてはじめは謎を解き関係者たちの前で謎解きを披露していたが、その最中にふと今回の事件について高遠の気配を感じたのだ。


 【本物の兇弾が放たれたのは…】

 「一つ大きな "謎"を明らかにしなければなりません。」
はじめがこう言うと葉山まりん
「それって!!
小道具置き場にあった水島さんのモデルガンを犯人がいつ本物の銃にすり替えたかってことですよね!!」
と言ったが、はじめ

 「それは"謎"でもなんでもないよ、葉山くん」と言った。

 …はじめが言うには、そもそも事件発生当初から犯人によって大きく"ミスリード"されていた。
 
 警察が考えた"事件の前提条件"…水島がすり替えられた本物のピストルで赤座と綾野木を舞台上で射殺してしまったということがそもそも犯人の計画した"シナリオ"であったという。

 はじめは舞台の袖のあたりを調べている時に舞台背景用の幕の合わせ目の左の方だけに強い火薬のにおいが残っていたことを関係者たちに話した。
 
 海枝博貴監督は
「舞台で使われた銃のものだろう?
丁度赤座や綾野木が水島の銃で撃たれたときその左側の幕は水島の方に寄せてあったから当然じゃないかね?」
と言ったが、はじめはこう言った。

 「本当にそうでしょうか?
 僕が見た感じでは舞台の水島さんと幕の間は結構離れてました。あの距離でそこまで強く火薬の匂いがつくとは思えません」
 「水島さんの銃は小道具置き場ですり替えられたわけではないんです!
 赤座さんが撃ち殺された時水島さんの銃はタダのモデルガンで、人なんか殺せる代物じゃなかった。
 では本物の凶弾はどこから放たれたのか。それが…
 ここなんです!左側に寄せられたこの幕と書割の間から真犯人は赤座さんを狙撃したのです!」


 はじめの推理に幸村真之助警視
 「バカな!銃を撃てば必ず銃声がするはずだろ?」と反論したが、
 いつき陽介がこれについて説明した。
 

 …いつきははじめに頼まれて電話でとある専門家に取材していたのだ。

 「舞台『箱館ウォーズ』で使われた22口径の自動拳銃であれば消音器をつけて撃てばかなり銃声は小さくなる」
という回答を得ていたのだ。

 「演出上銃を撃つ時は大きな効果音と音楽が鳴り響いていましたから銃声はほとんどかき消されたと思いますよ?」

 
 【はじめ、高遠の気配を感じる…!】

 いつきの説明を受けてはじめは

 「そう、水島さんは赤座さんを殺してなんかいないしもちろん綾野木さんも殺してない!
 彼女は舞台城壁で"撃たれた"時は、ちゃんと生きていたんだ。
彼女が殺されたのは滑り台をおりた直後…」

と言った。

 …犯人は綾野木が滑り台をおりた直後に彼女を至近距離で射殺していたのだ。
 
 特にいつきが取材したことによれば
 「22口径を至近距離で撃った時体を貫通するので雑誌越しに撃つなどして体内に弾が残るよう工夫したのではないか」
と専門家が答えていたとのこと。

 それを受けてはじめは
 「これはもう…相当に用意周到に準備された計画犯罪です!
 おそらく銃ひとつとっても海外へ行って何度も試写したり訓練したりして弾の威力を図ったりしたんでしょう。
 計画を立てた人物はただ者じゃない!
 恐ろしい頭脳を持つ天才的な…」

 この時はじめは、はっとなった

 そして
 「ともかく真犯人"碧血鬼"はとてつもない周到さと悪魔の知恵でこの恐るべき連続殺人をやってのけた…
 最初に東京で殺されたリュウ小野寺さんを手にかけたのも恐らくこの人物でしょう。

 また「綾野木と赤座の体内から発見された銃弾は間違いなく水島が舞台で手にしていた銃から発射されたものだった
」と幸村警視が言っていたことについてもはじめは、
 「説明する方法はたった一つ…
モデルガンと本物の銃のすり替えはこの舞台の上で行われたってことですよ」
と言っていた。

 そしてリュウ小野寺・赤座光輝・綾野木ルカの3人を殺害し、自殺に見せかけ罪をなすりつけ水島颯太を殺した真犯人・碧血鬼をはじめは指摘した…。


 【碧血鬼のミスは、水島のニセ遺書メール!】

 はじめが指摘した人物…それは、岡倉純だった。

  はじめは、
 「赤座が撃たれた後岡倉が水島に「銃貸せ!」と言って大通具に向けて撃ち、それが本物の銃であることを確認した時に
 「岡倉の本物の銃と水島のモデルガンをすり替えたのでは」
と言い
 「あの時の映像はこの佐木もしっかり撮ってますからひょっとしたらすり替えの瞬間が写ってるかもしれませんよ?
と付け加えた。

 またテレビ局を装ったいたずら電話も岡倉の仕業であり、それはアリバイ作りのため…岡倉のシナリオでは銃のすり替えはゲネプロ後の小道具置き場でなければならず、だからゲネプロ後にすぐ異人館ホテルからいなくなることで 「自分には銃のすり替えが出来なかった」という鉄壁のアリバイを手に入れようとした、ともはじめは指摘した。

 ・・・はじめは岡倉がホテルを出たことで大きなミスを犯したことを話した。

 それは水島の遺書めいたメールに
 『あのまま舞台が続けば着るはずだった最後の衣装を纏い』とあったが、岡倉が外出中岡倉を気遣った水島が海枝監督に
 「この白くて派手すぎる衣装はやめたたほうがいいんじゃないか」と自ら申し出た
ことを岡倉以外把握していたこと。

 衣装変更について、本番直前に帰ってきてすぐさま舞台に立った岡倉ただ一人が知らなかったので、
 はじめは「岡倉は碧血鬼だ」と特定した
のだった。
 
 岡倉は
 「あいつが勝手に言ったことなんて知るわけないだろ?
それで俺が犯人だなんてちょっとムチャすぎないか?
 証拠はあるのかな?
 そのトリックとやらを俺がやったっていう証拠!
 "知らない"だけで犯人扱いなんてごめんだな!」

と言ったが、はじめ

 「証拠ならありますよ。警察が調べれば必ずわかる決定的証拠がね…!」

 と言った。


 ―― 今回のはじめの反応から、
『アルテミス』に次ぐ、第2の『ゼウスのしもべ』登場フラグかな? ――


 ただ『碧血鬼』とは別に、その監視役(はじめに犯行を暴かれ逮捕される前に(あるいは後で)犯人を始末する役)が舞台上にいそうな予感がするなあ…。

 それにしても拳銃とモデルガンのすり替えの瞬間は、果たして佐木が撮った映像に映っているのだろうか…。
 はじめは『碧血鬼』に罪を認めさせるため、何か罠を仕掛けていそうだなあ…。
 実はすり替えの瞬間はなかった、とか…?

 でも碧血鬼は相当な銃の使い手なので下手をすると佐木について20年前の悪夢が蘇るかも、だなあ…。
 あのときは兄の竜太が…竜太が…(;8;)

 
 …そういえば綾野木と赤座が射殺されるシーンでは岡倉演じる土方歳三(トシ)は出てきてなかったなあ。
 覆面作家・三田村匠はもしかすると高遠遙一あるいは岡倉純かな?

 そして何より、『異人館ホテル殺人事件』にも『京都美人華道家殺人事件』にもあった双子要素。
 はじめは葉山まりんに20年前の犯人について警察関係者ということは言っていたが双子のことは話してなかったことがずっと気になるなあ。
 もしかすると、はじめが言う「決定的証拠」のヒント、かな?
 特に拳銃について…!

 …とにかく次回は、碧血鬼の最後の悪あがきに注目したい。


(※ソース
 イブニング 2020.02.11 NO.04
 『金田一37歳の事件簿』
 『函館異人館ホテル新たなる殺人』

 File49 碧血鬼のシナリオ
 講談社 (P45~P66))

 現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿』『函館異人館ホテル新たなる殺人』の解決編が令和2年になってスタートした。

 そもそもこの事件は金田一一が20年前に『異人館ホテル殺人事件』を解決した函館の異人館ホテルが舞台で、はじめは20年ぶりに、仕事のために訪れることになった。
部下の葉山まりんと共に訪れた。
 そこでフリーライターのいつき陽介と再会し、映像の仕事で訪れた佐木竜二にも会った。
 
 …はじめは、異人館ホテル殺人事件から20年経った現在も、殺人事件に遭遇した。
 舞台『箱館ウォーズ』の出演者・赤座光輝綾野木ルカが舞台イベント本番中に水島颯太が撃ったモデルガン…ではなくすり替えられた拳銃で射殺され、さらにその水島がのちに自殺に見せかけられ手首を切られた状態で遺体が舞台に地上から4mはある高さにワイヤーで吊るされた状態で遺体発見となった…、というもの。
 なお、この事件の担当は、幸村真之助。警視庁捜査一課警視で明智警視長に金田一一のことを尋ねた…というよりは「金田一一が驚異的連続殺人犯である」という迷推理を披露した…

 ( ゚д゚)ポカーン

 だが幸村警視は、赤座・綾野木・水島とつながりがあると思われるミュージシャン・リュウ小野寺(小野寺隆司)の密室トリックを暴いていた。

 彼は小野寺が握っていた舞台『箱館ウォーズ』のチケットを見つけ、
舞台『箱館ウォーズ』が行われる異人館ホテルにたどり着き、
 赤座・綾野木・水島の殺人現場にはじめと共に遭遇した。

 ・・・だがはじめは舞台の奈落の底に血痕を見つけたことや、「幕の合わせ目が臭う」というまりんの指摘などから今回の事件の謎を解いた

 「謎がすべて… 解けちまった…」


 【はじめ、幸村警視を煽る】

  幸村警視赤座・綾野木・水島殺しについて解決したものと思っていた
 はじめはそんな幸村警視のもとを訪れ、
「真相を明らかにするために警察の方で関係者全員を集めていただけると助かる」
と言っていた。
 
 だが幸村警視

 「おことわりします!
 なぜ我々プロの捜査員が中小PR会社の社員の依頼をわざわざ受けて捜査方針を変更しなければならないんですか?」


と言っていた。


 はじめ
 「それはですね…
 このままだと真相は闇に葬られ、真犯人"碧血鬼"の思うツボになってしまうから…」

 幸村警視
 「"碧血鬼?" それが真犯人だというのですか?
 はっ!ずいぶん古臭い探偵小説みたいなネーミングですね。」

 はじめ
 「なぜあなたはそんなに事件を終わらせたがるのですか?」

 幸村警視
 「終わらせたいわけではなく終わっているのですよ。それを蒸し返したくないだけだ」

 はじめ
 「蒸し返すと困ることでもあるんですか?」


 はじめは更にこう言った。

 「たしか事件を担当していた"刑事"でしたよね!幸村警視ももちろんご存知かと思いますが?
 あの時の犯人の刑事も事件を終わらせようと必死でしたよ?」


 幸村警視はムッとなった。そしてはじめに言った。

 「わかりましたよ!そこまで言うならこちらで関係者を全員集めてさしあげましょう。
 ただし!"バカげた茶番"で終わってしまった場合!!
 警察業務に支障をきたす越権行為をしたとあなたの会社の上司に報告させていただきます!」


 はじめは
 「えっ…ええ~かまいませんとも!」
 と返した。

 ちなみに、そんなはじめの気持ちは
 「(もちつけ…もちつけオレ…)」((((;゚Д゚))))

 
 こうしてはじめ幸村警視を動かして関係者全員を劇場の舞台上に集めた


 …ちなみに幸村警視が関係者全員を集める前にはじめはいつきにこう言っていた。

 「俺みたいなただのPR会社の社員が言うより、警察が一声かけるほうがちゃんと集まってくれる。
 しかたないんです!」


 ちなみに『歌島リゾート殺人事件』で実証済み、とはじめは言っていた。

 また佐木は「あの刑事がみんな呼ばなかったらそれまでですね~」と言っていたが
はじめは「そんなエンギでもねーこと!」と言った。
 
 【 × 4m → 0m ◯ 0m → -4m 】

 幸村警視は関係者達を集めた
 関係者たちは皆「事件は終わったもの」と思っていたので集めるのに苦労したことを語っていた。

 関係者…この事件の容疑者は次の7人。

 ・『デスペラード』マネージャー・壇はるみ
 ・元『スカイウォーカー』・岡倉純
 ・元『スカイウォーカー』・中神聖也
 ・『デスペラード』メンバー・五代玄一郎
 ・俳優・刈谷ユダ
 ・俳優・最上翔太
 ・演出家、監督・海枝博貴


 ・・・はじめはまず、水島の自殺を否定した。

 "空中密室"のトリックの答えをくだんの7人と幸村警視の前で明かした。

 「(その"空中密室"の答えは)舞台の地下に広がる"奈落"にあったんですよ。
 逆転の発想です。
 上に上がって殺すことができないなら、下に下ろせばいい。
 この"セリ"を使って!」


 はじめはセリを操作し、下におろした。
 
 …はじめの推理によると水島殺しの手順は次の通り。

 
 1.何らかの理由をつけて水島と控室で合う約束を取り付ける。
 (※証拠は控室に水島が注文したポット入りの珈琲とカップが未使用のまま二人分残されていること)
 
 2.水島の控室のドアをそっと開けて侵入、水島にクスリを嗅がせるなどして不意打ち昏倒させる。
 (※争う形跡がなかったのが証拠)

 3.気を失った水島を白い死に装束のようなステージ衣装に着替えさせ、大道具を移動させる台車などを使って舞台上に連れてくる。
 (※犯人は万が一誰かに出くわすことを考えマスクや帽子などで従業員のような変装をしていたと考えられる)

 4.舞台のワイヤーアクションの仕掛けを体に固定し、奈落に下げたセリのギリギリ縁まで水島を連れて行く。

 5.奈落に向かって水島の腕を伸ばさせ、水島の手首の動脈を刃物で切る。

 6.あらかじめ打っておいた遺書メールを水島のスマホから一斉送信する。

 7.スマホと水島の指紋をつけたナイフを奈落の底に投げ落とす。

 8.水島の絶命と出血が収まったことを確認、ワイヤーで水島を舞台天井に向けて吊り上げる。
 それと同時に奈落から舞台上にセリを上げる。

 9.あとはセリの外にも少し血を飛ばしてやれば出来上がり。

 このトリックならば4mの高さから血がしたたったと鑑識は判断するだろう…。
だが最上はそれを実行した証拠があるのかをはじめに聞いた

 そこではじめは、関係者達とともにセリに乗り、"奈落の底"に向かった

 
 【オキシドールの霧吹きで浮かび上がる証拠!】

 まりんにセリを下げてもらったはじめは、医務室から借りたオキシドールが入った霧吹きを取り出した。
 オキシドールを血に振りかけるとシュワっと泡が出るという。

 岡倉は「ああ、そういう実験あったな子どもの頃」と言っていた。
 また幸村警視は
 「血液中のカタラーゼ酵素に過酸化水素水が反応して水と酸素に分解する時の酸素が泡になって見える」
と言っていたが、はじめは

 「あーそういう仕組みなんですね。さすが高学歴のエリート刑事さん!」
 と言っていた…

 幸村警視「(#^ω^)ムッ」

 …はじめ奈落の底でセリの下辺りに小さな点々を見つけていた
 
 そこにオキシドールをつけると、泡が出てきた
 それが、くだんの水島殺しにセリが使われた証拠だった…。

 「大きなセリだから出血の範囲がほとんど中に収まるだろうと犯人は読んでいたが
 ごく少量の小さな血しぶきは飛んでいた」

 
 はじめはそう言って、まりんにセリを上げるように言った。
 

 【犯人を特定するポイント】

 舞台上に戻る時はじめは言った。

 「水島さんは自殺ではなく誰かに殺されたんです。
 そしてそいつは赤座光輝も綾野木ルカも殺し、東京でリュウ小野寺も殺した人物…
 
 じつはその人物を特定するヒントは、水島さんが最後に送ったと思われたこの"遺書メール"にありました。
 20年ぶりにこの箱館異人館ホテルで起きた連続殺人の真犯人"碧血鬼"はこの舞台の上にいます!!」


 ―― セリは下げたのか…( ゚д゚) ――

 ただ自分が思うに『金田一少年の事件簿』の『異人館ホテル殺人事件』は、
はじめが言ったように「事件の犯人は刑事だった」は確かに見どころだけど、
それ以上に、関係者が双子という点は見逃してはならないポイントだと思うなあ。
 特に『函館異人館ホテル新たなる殺人』は前事件『京都美人華道家殺人事件』が解決してすぐ起きた事件だし、この事件と『異人館ホテル殺人事件』は最も重要な関係者が双子であるという共通点があるところはスルーしてはならないところのはずだが…。
 
 …特に自分は『函館異人館ホテル新たなる殺人』の双子要素はなさそうであるのではないかと睨んでいる。
 それは真犯人『碧血鬼』は拳銃を二丁使って今回の事件の犯行を行ったのではないか、ということだ。
 モデルガンと拳銃のすり替えは実は拳銃二丁、そこが双子要素ではと思っている。
 言い換えると、幸村警視がモデルガンと見ていた銃は実は拳銃だったのでは。

 具体的には碧血鬼は拳銃の一丁をモデルガンと偽って水島あるいは他の銃に関して全くシロウトと思われる出演者…特に水島に日常的に使わせ、赤座・綾野木が殺されたときも水島は使っていたのでは。

 綾野木と赤座を水島が撃つ演技では、
碧血鬼は舞台裏の幕の合わせ目辺りから本物の拳銃で綾野木と赤座を水島の演技に合わせてまんまと確実に狙撃し、かつ水島に罪を着せる事ができた
のでは。

 碧血鬼は、普段から拳銃を使い慣れている人物で誰かの復讐のためではなく実は単に人殺しがしたいだけなのかもしれないなあ。

 とにかく、『函館異人館ホテル新たなる殺人』は『京都美人華道家殺人事件』の双子(京極姉妹)とも合わせて『異人館ホテル殺人事件』の双子(北見姉妹)の話がはじめの口から出てくるのが、自分は待ち遠しいなあ。


 【ソース】

 『イブニング』 2020.01.28 NO.03

 『金田一37歳の事件簿』
 『函館異人館ホテル新たなる殺人』

 File48 「空中密室」の正体
 講談社 (P29~P50)

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