にぎる。

『にぎる。』にようこそ! このブログは私が見たアニメやマンガの感想を自由気ままに書いています。

August 2019

 ま た 双 子 か


 現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿』『京都美人華道家殺人事件』に登場する事件の重要人物といえば
 京極薫子京極桜子双子

 ちなみに『金田一少年の事件簿』に登場した双子で事件の重要人物になった双子といえば、
 『異人館ホテル殺人事件』不破鳴美こと北見蓮子文月花蓮こと北見花江

 実は直近の『イブニング』18号(2019年9月19日号)で
『京都美人華道家殺人事件』の次の事件の舞台函館異人館ホテルであることが明かされた。

 ―― すると、北見蓮子の再登場が大いに有り得るなあ。

 ちなみにドラマ版の『金田一少年の事件簿・異人館ホテル殺人事件』は急性盲腸炎で倒れた金田一一に代わって七瀬美雪が謎を解いていて、
しかも『銀狼怪奇ファイル』とコラボしていたなあ。

 ということは、次の事件でははじめに代わって葉山まりんが謎を解くという展開も…?

  あるいは、どこかと何らかのコラボがある可能性も…?
でも、ゲームキャラに強引にはじめやまりん、美雪や速水玲香がユニットとして登場する展開はナシの方向でお願いします。――



 直近の『京都美人華道家殺人事件』では双子がトリックで重要な役割を果たした
『異人館ホテル殺人事件』でもトリックこそ違えどそうだったなあ。

 すると次の事件『函館異人館ホテル異聞』でもおそらくはまた双子が登場するかも…?

 
 ・・・でもその前に『京都美人華道家殺人事件』の関係者たちが事件後どうなったかについてをまとめる。


 【一乗寺錦の決意】

 『京都美人華道家殺人事件』で京極桜子と京極雁流を殺害した雁流の弟弟子・黒樹左京が警察に連れて行かれた。
 その後姿を見ていたまりんはじめに言った。

 「なんか今でも信じられない、あんな真面目そうな人があんな恐ろしいことするなんて…」

 だがはじめは言った。

 「彼だけじゃない、みんな色々やり過ぎてた」
 「フツーに考えればそこまでいかなかったのに
 赤池流というカンバンの重さも手伝ってこじれにこじれていった…。
 俺も以前はよく見たよ…!
 家をめぐる骨肉の争いってやつ…」


 ―― 【もしかして】飛騨からくり屋敷殺人事件(首なし村殺人事件) ――


 でもはじめまりん

 「へ~よく見たんだ!金田一主任そーゆーの!」と言われると、

 ギクっとしてはぐらかしていた…(;゚Д゚)

 
 そんなはじめはまりんに赤池流がどうなるかを聞かれると

 「まぁ…なんとかなるんじゃないの?
 何百年も京都でバン張ってる家なワケだし…!」


 と答えていた

 ・・・一方、残された弟子・一乗寺錦京極鶴羽
 「これからはあんたの好きにしたらええ」と言われていた。
 京極家はもうお終いと思っていたのだ。

 けれども一乗寺はこう答えた。

 「わかりました。ほなら私の好きにさせてもらいます。
 鶴羽はん、どうか私をこれまで通りここに置いてください!
 私は先代の青流先生にはえろう世話になった者です!
 青流先生が大事にしてきたこの赤池流を支えて生きてゆきたいんです。
 全国には沢山の赤池流の弟子がおりますし、一度ここを去った先輩方も今ならきっと協力してくれるはずですわ!
 いざとなったら助け合うのが同門です!鶴羽はんは決して一人やあらしまへん!」

 一乗寺の言葉を聞いた鶴羽はヘナヘナと座り込んで嬉し泣きした。

 「びっくりしたわぁ…錦にそないなこと言われるなんてなぁ…
あんたもここを出ていくつもりやとばかり思うとったから」


 一乗寺は鶴羽とともにこれからの赤池流のためにがんばることにした……。

 

 【『追及ktkr』からの『嫌な予感しかしないシリーズ』】

 出張から帰って音羽ブラックPR社のオフィスでぐったりしていたはじめはおどおどしていた。
 なぜなら京都への出張精算の領収書には不透明な支払いが混じっていたから。
 その支払いは宿がなくてまりんと一緒に泊まったラブホテル代。

 庶務の氷川鏡美にそれを指摘されてしまった…((((;゚Д゚))))

 はじめは
「(はい!追及キタコレ!)」と思っていた。

 それについてはキラリーン☆と現れたまりんが自信満々に答えていた
 
「それで経理の追及の手から逃れられる…?」とはじめは思っていたが、
氷川はあっさり承諾してしまった。
 
 はじめは
「内神田課長があの領収書を見たら…」と思っていたがまりんは

 「見やしませんて領収書まで!
 大体金田一主任やましいこと何もしてないんですから。もっと堂々としてくださいよ。
 もー主任ってば気が小さいっていうか小市民っていうか…」


 と言っていた。

 そして
 「でも…そんな人が事件が起こると大活躍!!
だから気になっちゃうんですよね~」

とはじめに近づいて言っていた。

 その様子を見た女性社員ユカ・チハル・メグの三人組は

 「ねぇねぇキンダニと葉山なんか怪しくね?
 よく二人で出張いくよね~
 やぁ~考えすぎじゃん?
 あの冴えない中間管理職と若くてそこそこかわいい葉山がなんて…ねぇ~
 ありえんわ!」

 と、はじめに丸聞こえな声でひそひそ話していた…( ゚д゚)

 そんなはじめに、内神田課長が新たな仕事を与えた。

 今は繁忙期で営業ははじめ以外出払っているので、函館の函館異人館ホテルのイベントをはじめに任せたのだ。


 「なんですと~~~!?」

 と叫ぶはじめに、内神田課長はひっくり返ってしまった。

 ( ゚д゚)ポカーン

 はじめが叫んだのは、20年前異人館ホテルでの殺人事件に巻き込まれ、解決したことがあったから。
 内神田課長は「葉山との迷コンビでよろしく」と言い「ラララランチ~♪」と昼飯を食べに行ってしまった…

 ( ゚д゚)ポカーン

 異人館ホテルでは20年前、佐木竜二の兄・佐木竜太が殺されたことがあるので、はじめは胸騒ぎがしていた
(※もっとも竜太がアニメでは一命をとりとめたが)

 「(嫌な予感しかしねぇ~!!)」とはじめが思うオフィスの外では、
カラスの群れが鳴いていた…( ゚д゚)


 【迷警視・幸村真之助】

 幸村真之助。
 警視庁捜査一課の27歳の警視。
真田幸村と真田信之を合わせたような名前の警視は
 
 「またか…
 自分の勘が確かならとんでもない事件に繋がるかもしれない…!」

 と思っていたが、とんでもなかったのは……

 彼の立てた仮説。

 それは『歌島リゾート殺人事件』『タワマン殺人事件』『京都赤池流京極家殺人事件』の難事件で悪質な3つの事件に偶然とは思えないほど関わり、20年前にもよく事件に巻き込まれていたという金田一一について。

 それを明智健悟警視長に話した。


 「驚異的連続殺人犯…!
 それが"金田一一"の正体だとしたら…!!


 もしそうだとしたらこれは恐ろしいことです!
 
 殺人鬼が復活したんですよ!?
 20年間の沈黙を破って!!
 一刻も早く誰かが "彼の正体"を暴かなければ
 今後犠牲者は増える一方です!
 警視長はなぜ今まで彼を泳がせてこられたんですか!
 明智警視長!?」

 
 幸村真之助の迷推理に、明智警視長

 「…待って…」と言い、手で顔を隠して腹筋崩壊をこらえていた…。

 
 ( ゚д゚)ポカーン

しかも

 「警視長!!マジメに答えてください!
 私は真剣なんですよ!?」

 と幸村警視は言っていた…( ゚д゚)


 ―― 迷 探 偵

 もとい、

 迷 警 視 登 場 ――


 次回の『函館異人館ホテル異聞』では真田警視の熱血迷推理間違いなしと思われるが、
 ドラマ版の『異人館ホテル殺人事件』のように、
はじめが何らかの病気あるいはケガで事件には関われずまりんと真田警視がはじめに助けてもらう展開…

 …なんてこともあるのかな?

 真田警視の迷推理に、はじめもまりんも

「( ゚д゚)」「^^;」といった顔になりそうだ
なあ。

 …ただ、次の事件では北見蓮子の再登場はありそう
 そして双子の登場はどうかというと、『京都美人華道家殺人事件』の謎解きの完答者がいたかどうか、
あるいは限りなくゼロに近い大穴中の大穴であるだろう、コラボの内容によるかな…?

 とにかく次回以降は真田警視の活躍とはじめとの関わりに注目したい。



 【追記】
 そういえば『イブニング』では俺の推し漫画・応援キャンペーン開催中だが、みんなの応援メッセージの最新版が雑誌ではまだ公開されていないなあ。

 もしかすると読者からのキャンペーンの応援メッセージが『金田一37歳の事件簿』の次の事件『函館異人館ホテル異聞』の展開で活かされる…、なんてことも…?

 
 それにしても『異聞』なので殺人事件は起こらず、殺人事件を未然に阻止するあるいは未遂の展開がもしかするとあるかもと思う。

 そして、20年の時を経て函館異人館ホテルにもまた双子が登場するのだろうか。

 …『京都美人華道家殺人事件』の謎解きの再試験として…?
 (※もしかしたら、美人華道家事件は完答者ゼロ!?)
 

 【ソース】
 イブニング 2019.09.10 NO.18
 『金田一37歳の事件簿』
 『京都美人華道家殺人事件』

 File39 京の都に別れを告げて
 講談社 (P199~P220) 

 現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿』
『京都美人華道家殺人事件』の解答編が終わり、クライマックスを迎えようとしている。

 ―― 今週で完結するのかと思いきや、あと1話あるのか…( ゚д゚) ――

 そもそもこの事件は、金田一一と部下の葉山まりんが京都の伝統文化を伝える仕事で京極家の世話になったが「双子姉妹の妹」京極桜子、「双子姉妹の姉」京極薫子が相次いで殺され、家元の京極雁流も殺された事件。

 この事件は、実は桜子殺しと薫子殺しの犯人が違っていた。
 最初の犠牲者となった桜子は、姉の薫子が殺したのだ…。

 また、薫子は桜子殺しを問い詰めた犯人によって殺された。
 犯人は刃物を振り回していたので絞殺したが、その際犯人に噛まれてしまったのでやむを得ず首を切断し、雁流がつくった花器の中に隠した
 
 だが雁流がふと「サイコやないか?」発言をしたことから、犯人は口封じのために彼も殺した

 特に薫子と雁流を殺した犯人は、雁流の弟弟子・黒樹左京だった…!



 【黒樹を初めて見た薫子がしたこと】

 黒樹が言うには、黒樹は小5のときに当時小6の桜子京極家に連れて来られたことがあり、そこで桜子と薫子の母・京極鶴羽と初めて会ったという。

 当時の黒樹は名字が「吉澤」だったので「ヨシ君」と呼ばれていた。
(※2度姓が変わって今の「黒樹」になった)

 …これを黒樹が話すと、鶴羽は黒樹と初めて会ったときのことを思い出した

 
 …黒樹が桜子と出会ったのはある日一人で近くの河原でヒマつぶしに生け花をしていたら、それを見た桜子

 「センスええなあ、あんた!
 せやけどこここんなんすると…ほら!イイカンジ?」


 と、生け花をしてみせたことがきっかけ。

 黒樹は桜子に会いたくて、
 畏れ多いと思いながらも赤池流で生け花の稽古を続けていたという。
 
 …ところが、薫子は黒樹を初めて見たとき、こう言った。

 「ちょ…!
 なんや!?このみすぼらしい子…!!
 勝手に家に入って!」

 「桜子!これあんたの友達?
 こんな子にお花なんて合わへんのとちゃう?
 はーっ!!
 久しぶりにお稽古しよ思ったのに…!
 やっぱやめやっ!」

 桜子いわく、「姉の薫子はちょっと神経質というか面倒」。

 黒樹「同じ顔でも性格はまるで違うんや」と当時はただただびっくりしたという。


 【黒樹の母は再婚相手を…!】
 
 それから1年後、黒樹は母の再婚で引っ越したため赤池流に通えなくなったが、
桜子とメールをやり取りしていた。
 桜子は、メールで花を新しい花器に生けたのを見せていた。

 「ええわ、桜ちゃんらしい!
 自由っていうか、楽しげっていうか…
 また一緒にお花のお稽古したいな…」


 そう黒樹は思っていた。

 でも母の再婚相手は酒が入るとすぐ暴力を振るう人でどうしようもない男だった…。

 そして黒樹の母は、あるひ再婚相手を刺し殺してしまった…!

 桜子は黒樹から最近ちっともメールが来ないので心配していた
彼のメールから彼の母が起こした事件のことを知って驚いた。
 
 黒樹は桜子が再会したときは、母の再婚相手から暴力を振るわれていてあばらにヒビが入っていた

 
 …黒樹は母の実家の丹後町に行くことを伝えた。
 
 「桜ちゃん…もう俺と会わんほうがええよ。
 俺…"人殺しの子"やから…
京極家の娘の桜ちゃんには不釣り合いやわ!」


 これを聞いた桜子は黒樹に言った。

 「そんなん全然関係ないよ!
 あたしにとってヨシ君はヨシ君やから!」



 【桜子がフラワーアーティストになった理由】

  黒樹は高校卒業と同時に赤池流門下生となり、青流の弟子になった。
 青流は素晴らしい華道家の先生
「桜子とともに教えを受けていた頃が一番充実していた」黒樹は語っていた。

 けれども青流が急死後、弟の雁流が家元を名乗ると
 気に入らないことがあると当たり散らし、華道より自分の陶器を売り込むことばかり考え
 あっという間に赤池流の弟子も財産もギリギリまで減らしてしまった
という。

 そんな桜子黒樹に言った。

 「赤池流と縁を切ってフラワーアーティストとして独立する。
 これは赤池流のため
 今までのように赤池流として活動していたら収入はすべて叔父に食いつぶされてしまう…
少しでも家計を支えるためには独立して私の収入分は手を付けさせないようにしなければならない。
 でも姉と叔父だけでは絶対立ち行かなくなるから、左京くんに赤池流を影で支えてほしい。」

 黒樹は誰よりも赤池流を想っている桜子が赤池流と縁を切ることについて、
「本当にいいのか」と言っていたが、桜子は言った。

 「平気や!いつか戻れる日はきっと来る!
 そん時はまた一緒に赤池流を盛り立てよ?」


 桜子は「独立のことは鶴羽たち家族や京極家関係者には黙ってほしい」と黒樹に伝えていたのだ…。

 「桜子は遊び歩いている体でよく出かけていたが、本当はほとんど仕事で飛び回っていた」

 黒樹は、はじめたちに伝えた。
 

 …ところで問題のリベンジポルノが撮られた日は、桜子は黒樹と北海道に旅行に行っていた
 はじめの推理どおりに。

 黒樹「仕事がメインの旅行、イベントの手伝いだった」と付け加えた。
 ちなみに部屋に戻る前に
 「本当…ありがとね!」と桜子にキスされていた。


 …桜子はなりは派手でも根は真面目な人
 
 …黒樹は、日付を見なくてもリベンジポルノは桜子のではなく薫子だと気づいた
  
 また薫子を呼び出したときは問い詰めようとは思い殺す気はなかったけれども、
いきなり鉈で切りかかられたのでカッとなって殺してしまった


 そして逃げおおせたい一心で証拠隠しに必死になり、
雁流が花器の違いに気づいたので殺したとき
はこう思っていた。

 「そうや…元はと言えばすべてあんたのせいや…!
 あんたが家をメチャクチャにしたせいで桜子はんは…!」



 ・・・「ふふ…
カエルの子はカエルですわ。
私は母親殺しの人殺しになってもうた。
 こんな男…もう死ぬしかないですわ…!」

 こう言って左京は刃物を取り出した…!



 【黒樹の涙】

 「よせ!!」

 はじめは自分の体を刺そうとする黒樹を止めた。

 「どあほかよさんか!」
と、山科六郎警部は刃物をはたき落とした。

 一方まりん
 「主任~~
 死なないで~~
 主任~~」

 
 と、大声で泣き叫んでいた。

 「うるさいね!葉山くん
 こんなんで死ぬわけないだろう」
と、はじめはまりんに言った。

 そして黒樹に

 「別にわざとじゃないってわかってる!
 左京くんは本当はいい奴だ、
それを知ってたからこそ桜子さんは君のすべてを受け入れたんじゃないのかい?」

 と言った。

 
 ・・・このとき黒樹には、桜子の声が聞こえた

 「そんなん全然関係ないよ?
 あたしにとって…
 ヨシ君はヨシ君やから…」


 そしてガクンとうなだれて、号泣した…。



 ―― (;8;)<ヨシクン…
(;8;)<サクラチャン… ――


 双子の妹の桜子は、一見すると赤池流に消極的…
でも実は赤池流を愛し自らは縁を切ってフラワーアーティストとして独立、
想いを黒樹に託すことで赤池流を守ろうとするしっかり者だった
なあ…。

 それにしても幼い頃から出来の良い妹と比べられ続けてか
ついには妹を殺してしまった薫子がむしろ桜子より可哀想
だと自分は思うなあ。

 薫子は実はずっと孤独でその寂しさをきっと押し殺してきたのだろうけれども
その鬱憤が大人になり、ついには「リベンジ某」と言う形で出てしまったんだろう
なあ…。

 …とにかく薫子・桜子の双子は何らかの形で救われてほしいと思う。

 あと『イブニング』の『推し漫画応援キャンペーン』、
 次回こそは更新されてほしいなあ。

 そして小学生の時の桜子の
サングラスを掛けたひまわりの上着と
文鳥の上着がかわいかったなあ(・8・)


 【追記】

 そういえば最近のあるゲームに、
消極的だけど実はしっかり者の双子の魔法少女の妹が登場するものがあったなあ。
自分が思うに、その子と『京都美人華道家殺人事件』の京極桜子が何となく重なる気がするなあ。

【ソース】
 イブニング 2019.08.27 NO.17
 『金田一37歳の事件簿』
 京都美人華道家殺人事件

 File38 本当の桜子
 講談社 (P281~P304) 

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