にぎる。

『にぎる。』にようこそ! このブログは私が見たアニメやマンガの感想を自由気ままに書いています。

May 2019

 現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿』
主人公・金田一一が部下の葉山まりんと挑む事件は、『京都美人華道家殺人事件』

 この事件は、音羽ブラックPR社の仕事ではじめまりんと共に京都の華道の赤池流家元・京極家を訪れたが、双子姉妹の妹・京極桜子喉を掻っ切った状態で枯山水にて倒れた状態で遺体となって見つかり、更には姉の京極薫子生け花教室をした部屋で何と首なし死体で見つかった
しかも、部屋が荒らされていて壁や掛け軸がズタズタに切り裂かれたあとがあった。
 これはは赤池流本家筋に伝わる奥伝に書かれた十則のうちの一つ
「傷んだ花はただ捨てるのではなく、しっかりと茎から花を切り離した上で捨てる。
 茎はそのまま捨てて構わないが、花だけは土に還してあげる。」
見立てたものらしかった。
 ちなみにはじめは第一発見者として山科六郎警部補から疑われている…。

 また、薫子の首なし死体は赤池流本家筋に伝わる奥伝に書かれた十則のうちの一つに見立てられたものらしかった。
 
 そしてこの事件の真犯人は、夜に京極雁流の首を刈ろうとしていた…!

 【はじめとまりん、ラブホテルに行く! だが部屋はどこかで見たことが…!】

 テレビをつけてウイスキーを飲んで酔っていた雁流を背後からナタで襲った真犯人。
 首を切って雁流を殺害後、自殺に見せかけたかったのかナタを握らせ赤池流秘伝書を花の上に置いて部屋を去った。

 一方はじめは、まりんが予約したホテルに向かったが、
まりんが予約したのは何と、ラブホテルだった…( ゚д゚)

 はじめはまりんとは出張中の上司と部下の関係なので困惑していたが、まりんは
「最近は女子同士の集まりで泊まったりすることがある、普通に宿泊代として会社に請求すれば大丈夫、わかりゃしない」
ということを言っていた。
さらに
「ベッドも広いから二人寝ても大丈夫ですね!!」と言ってみたり、
 シャワーを浴びる時もはじめが「カギとかちゃんと掛けるんだよ」と言うと
「さーてどうしましょう?」と発言し、はじめをドキッとさせていた。
 
 …ソファーで寝た振りしていたらシャワーを浴びて上がった後のまりんがはじめを抱きしめる…

 …そんな妄想を終了させたはじめは、七瀬美雪からのメールの着信に気づいた。
「フライト終わってシャワー浴びたとこ
ソファーで寝たりしちゃダメよ?」
とあった。

 「(はいはいわかりました。でも今夜ばかりはソファーで寝ないとダメなんです!)」
とはじめは思っていた…。


 ・・・そこにパジャマ姿のまりんがやってきてはじめに言った。

 「主任…あたしここどっかで見たことある気がするんですけど…
  なんかこうデジャブっぽいなにか…?」

 はじめはまりんが言ったことから、特にテレビの上にあった壁の絵を見て部屋の既視感に気づいた
そしてその部屋の画像をまりんに見せると「確かに同じかも!」と答えていた。

 はじめ
 「この時桜子さん、北海道に出張行ってたって話だったよな。」
 まりん
 「ええ!あたしも調べてみたんです。
 ほら!これです!
 このフラワーフェスタでスピーカーとして登壇してるんですよ!」

 まりんに桜子の画像を見せてもらったはじめ。
 はじめは京極雁流…ではなくその妻・京極鶴羽に重要な話をするためまりんと一緒に京極家に戻ったが、彼は既に殺された後だった…。

 ―― はじめが、仲居の波風千紘と板前の辻森遥に見せられた桜子のリベンジポルノ…。
実は薫子のものだった、ということかな。
 そういえばはじめが桜子に初めて会った時、薫子が洋服に着替えたと思っていたなあ。
すると桜子殺しの犯人が薫子という説も、間違いではなくなってきたかな……。 ――


 【雁流のダイイングメッセージ!?】

 「実は亡くなられた桜子さん・薫子さんについてある意外な"事実"がわかってしまったんです。
 この"事実"は桜子さん薫子さんが亡くなった原因に深く関わってると俺は思えてならないんです。
 雁流先生にもこのことをお伝えしたほうがいいかと思います。
 もちろん警察にも伝えますがその前に…」

 こう言って鶴羽に2つのスマホの画像を見せたはじめ
 すると鶴羽は血の気が引いた。
 そしてテレビの音がする雁流の部屋に行ったが、雁流は明るい部屋で右手に鉈を持った状態で首を切られ血を流して倒れていた。
なお、薫子の遺体のように首なし死体ではなかった。

 そして、遺体のそばに伏せた状態で置かれていた赤池流秘伝書の下に、四つの花があった。

 鶴羽が言うには、保管庫にあった四種類の花でそれは
 「スカビオサ」「アリウム」「紫ヒヤシンス」「シオン」の4つだという。
 はじめは「どういう意味だ…?これはダイイングメッセージなのか?」と思っていた…。


 ―― 京極家に関わる人間で、仮にこれが雁流のダイイングメッセージだとすると
真犯人は四輪の花から連想されるものを知らない人物かな?
ダイイングメッセージを消せなかったのかな?

 あるいは真犯人が、4つの花から連想されるものを知っていて皆がダイイングメッセージと思うのを逆手に取り誰かに罪を着せている、という見方もできそうだなあ…。 ――

 前者の説を取ると、波風千紘、辻森遥、番頭の六波羅護のうちの誰かかな。
 後者の説を取ると、赤池流の誰かかな。

 そもそも、真犯人が雁流を殺したときに遺体のそばに赤池流秘伝書を置いたが、花に気づいていたか否かが気になるところだなあ。


 雁流あるいは真犯人が残した花の意味にはじめやまりんが気づくのは、何がきっかけだろうか。
 次回のストーリーが気になるなあ。


 【ソース】
 イブニング 2019.06.11 NO.12
 『金田一37歳の事件簿』
 京都美人華道家殺人事件
 File33 終わらない惨劇
 講談社 (P223~P244)

 現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿』
主人公・金田一一が部下の葉山まりんと挑む事件は、『京都美人華道家殺人事件』

 この事件は、音羽ブラックPR社の仕事ではじめはまりんと共に京都の華道の赤池流家元・京極家を訪れたが、双子姉妹の妹・京極桜子が喉を掻っ切った状態で枯山水にて倒れた状態で遺体となって見つかり、更には姉の京極薫子が生け花教室をした部屋で何と首なし死体で見つかった事件。

 特に薫子殺しの件では部屋が荒らされていて壁や掛け軸がズタズタに切り裂かれたあとがあった。
 ちなみにはじめ第一発見者として山科六郎警部補から疑われている…。

 ―― 双子美人姉妹が惨殺されてしまうとは…
生まれ変わったら魔法少女になって仲良くなってほしいなあ…
(※ちなみにGW中私は、とあるゲームの双子の魔法少女のストーリーにハマってました。(※関係ない) ――


 【首なし死体と赤池流の『イミシン』なしきたり】

 それはさておき、薫子が首を切断され殺されたのには第7話によると元ネタがあるらしかった。
 それは薫子と桜子の母・京極鶴羽山科警部補京極雁流薫子・桜子の関係について話した時のこと。
 
 鶴羽の話によると桜子は反発して事あるごとに雁流とぶつかっており
 薫子はストレスを溜め込んでいたのか、部屋に閉じこもって花の首を切っていた。
 ちなみに赤池流のしきたりの中には、「汚れた花の首を切る」というのがあるが、
羽が見ると花はどれも汚れているようには見えなかった。

 「庭に埋めてあげへんと。そこまでがしきたりやから。」
と言った子に鶴羽は我が子ながらぞくっとしたという。

 ・・・はじめ『赤池流のしきたり』について鶴羽に詳しく聞いた。

 本家筋に伝わる奥伝に書かれた十則のうちの一つ

 「傷んだ花はただ捨てるのではなく、
 しっかりと茎から花を切り離した上で捨てる。
 茎はそのまま捨てて構わないが、
 花だけは土に還してあげる。」

というもの。

 これを聞いた山科警部補「何やらイミシンなしきたりですな」と言い、
まりんもはじめに

 「これって絶対見立て殺人じゃないですか!?
 ほら、薫子さんの首を切り落として持ち去ったのはその赤池流の奥伝のしきたりにしたがったんだとしたら…!
そうやって何かになぞらえて殺すのって、ミステリーでは見立て殺人っていうんですよね!?」

と言った。

 はじめ
「(ちょ!?何言ってんの!?)」と思い、
「あのね葉山くん!!こーゆー場所でそーゆうことは…」
とまりんに言ったが、「私語は慎むように」とはじめとまりんは山科警部補に注意されてしまった…


【京極雁流の酒癖】

 山科警部補は番頭の六波羅護に薫子と桜子が殺される動機に心当たりがあるかどうかを聞いた。
 心当たりはなかったが、ここだけの話、雁流は個人的に大きな借金をしていたという。
 先代の京極青流の莫大な財産を引き継いだ薫子と桜子がいなくなればそれを好き勝手にできる立場だったのでそうしたのではないかと六波羅はみていた。
  また、姪といっても実は雁流と薫子と桜子には微妙に血の繋がりがないという。

  また、雁流の弟子・一乗寺錦によると雁流は酒癖が悪く桜子は雁流に酔って言い寄られたことがあり、それ以来犬猿の仲だという。
  そしてもう一人の弟子・黒樹左京
 「薫子と桜子は今は仲良さそうにしているが本当はそうでなかったと思う」
 と言い出した。

 青流先生は常々
「赤池流の後継ぎは妹の桜子はんや」
と言っており、そのことが二人に暗い影を落としていたのでは…、と黒樹はみていた。

 一方板前の辻森遥は、
「酔った雁流が厨房に入ってきて包丁を振り回した事があって、その時は本当に寿命が縮んだ」ということを山科警部補に話した。
 雁流はかなり衝動的な人格だったらしい。

 また仲居の波風千紘は山科警部補に
「寝ているときに酔った雁流に襲われたが鶴羽が来て助かった」ということを話した。

 関係者達の話を聞いた山科警部補雁流について、
「宗家はなかなか問題のある人だ」と評していた…。

 一方犯人は、
「(都合がいいように話が進んでいる…
 これなら…!)」
と思っていた…


【3人目の標的】

 ところで雁流は薫子が殺され遺体が発見されたときに山科警部補に
 「監視カメラの映像から外部からの侵入は確認されなかった、ということは薫子と桜子を殺した犯人はこの家の中にいる」
 「動機は、ここは古くから続く京都の旧家なので外の者にはわからん根深~い何かがあるのでは?」
と言われたのを不愉快に思い、ものすごい剣幕で怒り部屋に閉じこもってしまった。


 ・・・、はじめとまりん、そして山科警部補が現場を引き上げる頃、山科警部補が思うに枯山水は荒涼として不気味だった。
 犯人はますますそれが好都合だと思ったのか、行動を急いだ。

 部屋で一人ウイスキーを飲んでいた雁流の首を後ろから刃物で切ろうと、あるいは刎ねようとしていたのだ…!

 「…ったく、クソ面白くもない!
 どうせ揃ってコソコソと儂の悪口言うとったのやろ?
 違うか?」

 どうやらこれが、雁流の最期の言葉らしかった…

 
 ・・・一方はじめは桜子の遺体が枯山水で見つかる前日は外で宿を取れなかったが、薫子が遺体で見つかった日は、まりんが宿を取ることができた。
 はじめは現場から引き上げる前に山科警部補に薫子の首がまだ見つかっていないことを確認した。
 もし見つかったのなら、いの一番に母の鶴羽が呼ばれるはずだが、そういう気配がなかったから。
 
 そしてはじめは言った。

 「もしさっきうちの葉山が言った通り、これが赤池流奥伝のしきたりに見立てた殺人なら、首を花に見立てて庭に埋めた可能性もあるんじゃないですか?」

 …監視カメラには首を持って外に出た人物の姿は映っていないが
中庭…枯山水…もっと言えば今の踏み荒らされたところなら案外わからないかもしれない
 
 はじめは山科警部補にこのことを伝え、彼に明日枯山水を調べてみるようにさせた。

 ちなみにはじめは山科警部補に
「事件慣れしてるようだけど探偵でもしてたの?」と聞かれた時、

「え?いやまさか探偵なんてとんでもない?
もう謎は解きたくないんですから!」

と言っていた…。

 
 ―― まりんが言う通り赤池流奥伝に見立てた殺人なら、最初の犠牲者・桜子もそうすべきだったのでは…。
犯人がそうしなかったのは、もともと計画になかったからでは。 ――

 私は、桜子殺しの犯人は一連の事件の真犯人ではなく、薫子だったと睨んでいる。
薫子が殺人をすればDNAの関係から警察が後で調べても自殺と処理されるのでは。
もし今回の事件が真犯人一人だけだったら、桜子も首なし死体で発見されるはずだから。

 だが犯人は赤池流奥伝の存在を知らず
「憎き赤池流の人々は赤池流奥伝に見立てて殺しをすべきだった」ということを桜子殺しの後で気づいたのでは。

 そして薫子を手にかけた後で、雁流を手にかけていくのでは。

 …今のところ真犯人は誰かわからないが、次回からは雁流の首探しも進めていくことになるのだろうか。
 むしろ、雁流の首のほうが薫子のよりも先に見つかりそうな予感がするなあ。


 【ソース】
 イブニング 2019.05.14 NO.10
 『金田一37歳の事件簿』
 京都美人華道家殺人事件
 File32 京極家の内情
 講談社 (P371~P392)

 元号が平成から令和になったが、私には令和に伝えていきたい魔法少女がいる。
 それは『UNITIA(ユニティア)』というゲームに登場する『魔法少女トゥインクル☆ジェム』。
 これに登場するアンナダイナは双子の魔法少女でしかもアイドル
 二人は、『ユニティア』のキャラの中でも、非常にキャラが立っていると私は思うし、ニチアサほどその名は知られてないけれども令和に残していきたい魔法少女だ。
 特にゴールデンウィーク中はイベント『劇場版魔法少女トゥインクル☆ジェム ~魔法の国が大ピンチ!勇気は世界を救う~』のストーリーは非常に凝っていて読み応えがあるので、何らかの別の形でも残ってほしいと考えている。
そして、今はそのストーリーの感想を私は書いている。 

【前回までのあらすじ】

 この話では打ち切り寸前の『魔法少女トゥインクル☆ジェム』を救おうとスーパーセレブ・オルセンが劇場版制作を提案、魔法の世界ミストレアで撮影を開始、ダイナとアンナは若き古代魔術師・レフィカールレフィ)や使い魔のヤーコ、トゥインクルジェムの熱狂的なファン・サーニャらと共演した。

 アンナがブッコワレー戦で落ち込んでいる時は、ダイナとサーニャアンナを応援、アンナは立ち直った。
 特にサーニャマジカルサーニャに…魔法少女になった。
 そして、ブッコワレーを撃破した。

 一方レフィは赫き大炎魔こと魔術師団副団長・ヴォルカに対して
夢の結晶を守るために戦った。
 レフィは劇場版のクライマックスシーン、
赫き大炎魔との最終決戦のシーンを撮っていた
のだ。
 
  そんなレフィは大炎魔に勝てず諦めようとした。
 使い魔のヤーコ
「覚悟をもって立ち向かいなさい」と言われるも…
 
 けれどもそんなレフィを応援したのは、アンナ、ダイナ、サーニャだった。

 「途方も無く憧れて、おっきな夢を見たんなら、余計なことなんて考えなくていい。ただ突っ走ればいいだけ」 byアンナ
 「レフィさんの素敵な夢、叶えてほしい」 byダイナ
 「魔法少女は夢を与えるもの!そんな人が夢を諦めるなんてしちゃダメ」 byサーニャ

 3人に励まされたレフィは全力で古代魔術を放った…!


 【レフィが超えるべきもの】

 「我に火炎と疾風を!」

 レフィの古代魔術が、赫き大炎魔に当たった。
 そして大炎魔は言った。

 「レフィカール・マッレウス。
 魔術の局地を志すならば、揺らがぬ心を持て。
 辿り着かんとするその頂を一途に見据える在り方にこそ、その真価はある。
 ゆめゆめ忘れぬことだ。」

 赫き大炎魔は消えていった…。


 ・・・大炎魔が消えた後。

 「はあ…やったみたいですわね」
アンナが言った。

 「はい、さすがは魔法少女です。
 さすがはトゥインクル☆ジェムです!」
サーニャが言った。

 そしてダイナ

 「あの、アンナちゃん、レフィさん、サーニャさん。
お決まりの決め台詞で決めるのです。」

 と言うと、

 レフィ「は、恥ずかしいですが仕方ないですね、やりましょう!」
 サーニャ「うう…今日は凄いことずくめです…生きててよかった…」
 
 そしてアンナの「それじゃいきますわよ!」という声のあとで、4人は言った。

 「トゥインクル☆トゥインクル☆ビクトリー!」

 
 …ちなみに子役のアーシェは、同じく子役のフクウいわく、感動してマジ泣きしていたとのこと。

 アンナダイナは、ちびっこ魔法少女応援隊が揃ったところで、元の世界に帰ることに。
 つまりレフィヤーコと守護獣グモモとお別れ…

 レフィは言った。
 「グモモさん、みんなを無事届けてあげてください。
 魔法少女トゥインクル☆ジェム、あなた達のおかげで脅威は去り、この世界は守られました!
 あなた達に感謝を…」
 
 アンナとダイナは笑顔で言った。

 アンナ「こちらこそ、魔女レフィカール。またどこかで会いましょう。」
 
 ダイナ「さよならなのです、レフィさん。」

 ヤーコも「さよならにゃー。」と言い、レフィ
 「さようなら、トゥインクル☆ジェム。」と言った…。


 【撮影終了後】

 ・・・カット!

 こうして『劇場版魔法少女トゥインクルジェム』の撮影は、オールアップした。

 撮影後、ヴォルカヤーコに言った。
 「前途ある魔術師を導くのも我らの努めだ。
 レフィカールに伝えておいてくれ、いつでも我が魔術師団に歓迎する、と。」

 だが、ヤーコは言った。

 「伝えておきますわ。でも、お断りするかと。
 なにせ、進むべき道は決めたはずですから。
 

 ―― サーニャとアーシェの誘拐事件は、前途ある魔術師・レフィに
「覚悟を持って魔術の局地を志してほしい」
という狙いがあったのかな。
そしておそらくは魔法少女トゥインクル☆ジェムに対しても…  ――


 一方、ディレクターはオルセンに謝った。
 けれどもオルセン

 「わたくしはわたくしが見たいものを撮っただけよ
 それを良くしたのは、オーダーに応えてくれた出演者の彼女たちよ」

 と言った。

 ディレクターは
 「あとのことは任せてくれ、最高の仕上がりにしてみせる!」と言い、オルセンは
 「ええ、期待してるわ。このわたくしにエクセレントと言わせてみせなさい」と言い、
 「(ふふ、これで『魔法少女トゥインクル☆ジェム』が打ち切られることはないわね)」と思っていた…。

 【目が隠された『アリクイ』】

 『劇場版魔法少女トゥインクルジェム』の終わりは、
劇場版が公開された後のネオラントでの街でのインタビューの場面だった。

 「アクションシーンはとてもかっこよかった」
 「子供と一緒に見て親である私のほうが感動した」
 
  という感想があったが、その中に赤髪に蛇腹剣を持った女性
  
「ああん、映画だぁ?見てねぇよ。
 涙の跡…?
 あ、あくびした後に決まってんだろうが!」

 と言っているものがあった。
 (※ちなみに「※プライバシー保護のため、一部画像を加工しております。」というテロップがあり、
目のところが黒で隠されていた。)

 ―― ちなみにこれは、ヴェロニカというアリーナクイーンの女性で、
アンナにとっては憧れの女性。
 昔、ヴェロニカにダイナと一緒に助けられたことをきっかけに、
アンナは正義の味方を目指そうと思ったから。

 どうやら、ヴェロニカも映画を見たらしかった… ――

 TVシリーズも大盛況で、虹の調査団のマキアリュインテラグモモもテレビのインタビューの様子を見に来ていた。
 特にテラ「グモモ先生は大活躍でした」と言うと、グモモは頬を赤くして照れていた。
 ちなみにリュインの出演シーンはカットされてしまった…。

 一方レフィカールは魔術の研究で忙しいからか現れなかったかに見えたが、上空を見ると…

 「とめてえええええ!」

 レフィカールの箒・グリーンボルトの制御が効かなくなってしまったらしく、
悲鳴を上げていた…。

 最後にアリアが登場し、『劇場版魔法少女トゥインクル☆ジェム』が
記録的な大ヒット、連日連夜の大行列になったことを伝えていた。
 おもちゃの売上も回復、番組も打ち切られなくなった事も伝えていた。
 また、アンナ、ダイナ、マジカルサーニャについては、
 「語るに及ばずですね」と言っていた。

 そして

 「さて、この物語はこれで終わりです。
 やっぱり映画って良いものですね。
 それではまた次回をお楽しみに…
 さよなら、さよなら、さよなら!」

 と結んでいた…

  ちなみにテロップには「オルセンプロデュース社」の名があった…。

 そしてどう見ても『プリキュア』のエンディングみたいな
かわいらしいイラストが登場しそれには

 「またみてね」と描かれていた…

 ( ゚д゚)ポカーン

 ―― 劇場版魔法少女トゥインクルジェム のストーリーはよかった。
特にラストシーンでオルセンが親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいくシーンは涙無しには見られなかった。

オルセン「I'll Be Back.」 (※違う) ――

 オルセンはゲームでは凶悪な性能で、賛否両論生んでいるけれども
『劇場版魔法少女トゥインクルジェム』のストーリーではは間違いなく『魔法少女トゥインクル☆ジェム』を陰ながら助け、アンナやダイナを成長させたなあ。

 劇場版を作る前のアンナとダイナは、番組から与えられた脚本に従って魔法少女を演じていたけれども、視聴率低下を知ったトゥインクルジェムの大ファンのオルセンは、持ち前の財力で魔法の世界・ミストレアで劇場版を作り、そこにいる魔術師団の人たちや魔女と一緒に映画を作ることで、特に特撮シーンといえる魔法による戦いは本気でやらせてアンナとダイナを本当の意味で魔法少女にしていたなあ。

 簡単に言うと、今までのアンナとダイナは「与えられた魔法少女」だったけど、
劇場版の本気の魔法による撮影を通して自ら困難に立ち向かい
アンナがくじけた時はダイナが頑張って戦ってアンナを元気づけて
「本物の魔法少女」に近づいたかな、と思うなあ。

  特に今回の話ではダイナが活躍していたなあ。
 ダイナはセッキョーマ役のマルセルと会話した時は引っ込み思案なことをマルセルに打ち明け、魔術研究所に遊びに来てもいいよと言われていたし、
 ブッコワレー戦ではどんなに強いエクレールの攻撃を受けても立ち上がり、戦意喪失したアンナを常に勇気づけていた。

 ダイナは映画撮影終了後「ミストレアに行きたい」と言い出して虹の調査団団長に送ってもらってかマルセルと再会し、
足繁く通っているうちに将来は魔術を研究する人になりそうな予感がするなあ。

 とにかく、ダイナとアンナは
「番組が終わっても」…「ゲームが終わっても」
何かしらの形で『魔法少女トゥインクル☆ジェム』の続編があることを願いたい。

 『ユニティア』とは違って『魔法少女トゥインクル☆ジェム』をメインストーリーとしたバージョンのゲームが出てきても良いと思うけど、ゲーム以外に小説や漫画やアニメなど違った形で出てきてもよいと思うし、むしろそちらのほうがよいと思うなあ。

 そういえば、『ユニティア』の主人公・虹の調査団団長はリュインと幼い頃から家族として育っているけど、
 アンナとダイナはミストレアではなく、科学の世界ネオラントの人間。

 特に「リーダーさん」とアンナとダイナからは主人公は呼ばれているけど、
 『魔法少女トゥインクル☆ジェム』においてアンナとダイナを主人公に据えるならば、
 主人公はネオラントの人間でアンナとダイナを幼少時から支えてきた人にしたほうがよいと思うなあ。

 『劇場版魔法少女トゥインクルジェム』は、若い世代にもおすすめできるストーリーで
 『魔法少女トゥインクル☆ジェム』を軸にストーリーを進めるという手も考えたほうがよいと思うなあ。

 本当の意味で「トゥインクル☆トゥインクル☆ビクトリー」目指して
特にストーリーが発展していってほしいなあ。


【ソース】
UNITIA 信託の使徒×終焉の女神 公式HP

 ※ストーリーはゲーム『UNITIA』内のリミテッドクエスト
『劇場版魔法少女トゥインクル☆ジェム ~魔法の国が大ピンチ!勇気は世界を救う~』による。
EVENT STORY 8『トゥインクル☆ビクトリー』より

 元号が平成から令和になったが、私には令和に伝えていきたい魔法少女がいる
 それは『UNITIA(ユニティア)』というゲームに登場する『魔法少女トゥインクル☆ジェム』
 これに登場するアンナダイナは双子の魔法少女でしかもアイドル。
 二人は、『ユニティア』のキャラの中でも、非常にキャラが立っていると私は思うし、ニチアサほどその名は知られてないけれども令和に残していきたい魔法少女だ。
 特にゴールデンウィーク中はイベント『劇場版魔法少女トゥインクル☆ジェム ~魔法の国が大ピンチ!勇気は世界を救う~』のストーリーは非常に凝っていて読み応えがあるので、何らかの別の形でも残ってほしいと考えている。
そして、今はそのストーリーの感想を私は書いている。

 【これまでのあらすじ】

 この話では打ち切り寸前の『魔法少女トゥインクル☆ジェム』を救おうとスーパーセレブ・オルセンが劇場版制作を提案、魔法の世界ミストレアで撮影を開始、ダイナとアンナは若き古代魔術師・レフィカール(レフィ)や使い魔のヤーコ、トゥインクルジェムの熱狂的なファン・サーニャらと共演した。

前回第6話では、魔術師団長・エクレールが演じるブッコワレーとの本気のバトルでは
アンナが戦意喪失してしまった。
 前日に「トゥインクルジェム打ち切り」と「オルセンスポンサー降板」を聞いてしまっていたのもあったのだろう。
 「魔法少女なんて続けてももう無意味…」と思うアンナ。

 そんなアンナを救ったのはダイナの言葉だった。
 「ダイナにとって、アンナは憧れ。
 どんな事があっても絶対に諦めたりしないから。」

 そして、サーニャの言葉もアンナを救った。
 「たくさんの勇気と夢と希望をもらった。
諦めそうな時、アンナとダイナは心の支えになった。」
 
 そして応援は、サーニャを魔法少女・マジカルサーニャにする奇跡を起こした。
 こうしてマジカルサーニャとアンナとダイナは、ブッコワレーに立ち向かっていった…


 【ブッコワレーとの戦いはベストシーン!】

 そもそもブッコワレーとのシーンはあくまでも撮影。
でも魔術は、本気。
 強大な力に、ダイナと戦意を取り戻したアンナ、そしてマジカルサーニャは立ち向かい、
 ブッコワレーに勝利した。

 手下のロウェーヌ演じるゲコクジョーも涙目で撤退した。

 サーニャ「やりましたー!さすがはトゥインクル☆ジェムです!」
 アンナ「ふふっ、当然ですの!
 ダイナ「やっぱりアンナちゃんはこうなのです!」 
 アンナ「さあ、レフィカールさんのもとへ行きますわよ!」
 ダイナ&サーニャ「はいっ!」

 監督のオルセンは、
これ以上ない最高のシーンが撮れた」
「これこそ私が見たかった魔法少女、毎週視聴するに値する作品」と絶賛し、
ディレクターも感動の涙を流していた。
 ちなみに、エクレールは「やられるのは難しい」と言い、
「ノリノリで撮影していた」と虹の調査団団長に言われた時は、
 「団長の瞳を釘付けにできたようだ」と話していた。
(※ちなみにエクレールは団長のことを強く慕っているらしい)


 【飛ばないグリーンボルト】

 一方クライマックスシーンでは夢の結晶のある場所にて
レフィが「赫き大炎魔」こと魔術師団副団長・ヴォルカと本気で対決するシーン。

 ちなみに夢の結晶は、アイズの錬金術により作られたもの。

 
 ・・・撮影は、すでに始まっていた。
 
 「人面魚の鱗、亀の鮮血、ヤドリギに滴る朝露。
 巡れ巡れ巡れ!天より来たる者、地に還れ!」

 レフィは大炎魔の炎を雨を降らせて弱める作戦に出た。
 大炎魔には効かなかったので、今度は

 「来たりて去るもの、くるりと回って吹きすさべ!」
 と唱えて風を起こした。

 だが、効かず大炎魔の攻撃を受けてしまった。

 大炎魔は言った。

 「どうしたんだ、古き魔女よ。
 これで終わりってことはないだろう。
 お前は今、自分の魔術では勝てないと思っているだろう。
 図星だったか。
 だがお前が私に勝てないのは魔術そのものに問題があるのではない。
 術者であるお前自身に問題がある。
 制御が難しく、条件が複雑で効率性が乏しい。
 確かに古代魔術の欠点は多い。
 だがそんなものは些細な問題に過ぎない。
 なにせ古代魔術を産み出した者たちはすべての条件を達成し、
 後世に語られるほどの大魔術を完成させたのだ。
 つまりお前にそれを再現できない道理はない。

 諦めるつもりか。
 ならばお前に夢の結晶を守護する資格はない。
 ここから立ち去ることだ。」

 レフィ大炎魔の攻撃に諦めかけていた。

 「(私は私を信じたからこそ、古代魔術を紐解かんと魔導書を開いたのに…
 でもこのザマは何…魔術師団には勝てない…フレミィさんにも届かない…
 結局私はマッレウスの魔術を再興させることなんて…)」

 しかも、レフィの箒・グリーンボルトは応えなかった。
「飛んで」と命令しても…

 使い魔のヤーコは言った。

  「あなたの気持ちを聞くまではグリーンボルトは飛ばないわ
 ねぇ、レフィ。あなたが夢に向かって一途に頑張ってきたのは誰よりも知ってるつもりよ。あなたが他の魔術師に笑いものにされた時、誰よりも何よりも傷ついたのだってわかってる。
 諦めて楽になれるならそうしたらいい。
 でも続けるなら、覚悟を持って立ち向かいなさい。

 「何を偉そうに!
 だって憧れだけじゃ夢を見ることだけしかできないじゃない…!
才能がなければ夢は叶えられないから…
 だから、私は…」

 そうレフィが返した時、声がした。
 
 
 【アンナとダイナとサーニャ、レフィを応援!】

 「才能とか、家柄とか、本物とか嘘とか、
そんなものクソくらえですわ!!」

 アンナの声だった。

 「途方も無く憧れて、おっきな夢を見たんなら、
余計なことなんて考えなくていい。ただ突っ走ればいいだけですわ!

 ま、躓くこともありますけど…」

 ダイナも続けて言った。
 
 「諦めちゃだめなのです!
 レフィさんの素敵な夢、叶えてほしいのです!」

 マジカルサーニャも言った。

 「魔法少女は夢を与えるもの!
 そんな人が夢を諦めるなんてしちゃダメなんです!」

 
 アンナ「さあ、あなたが本物の魔法使いなら立ち上がってみせなさい!」
 ヤーコ「戦うか、逃げるか。レフィ、決断を。」

 レフィは言った。
 「私はいにしえより続く魔術の大家、マッレウス家のレフィカールです。
 さあグリーンボルト、全力で飛びなさい!
 あの方に私の古代魔術をお見せします!
 皆さんは、時間稼ぎを!」


 ダイナ「レフィさん、期待してるのです。
 アンナ「次、失敗したら許しませんわよ。」
 レフィ「愚問です!
 大炎魔「それが答えか、ならばその覚悟のほど私が見極めてやろう!さあくるがいい!」


 そして、大炎魔との最終決戦が始まった…!


 ―― 魔法少女トゥインクル☆ジェムの強さは、
「決してくじけない」というよりは、アンナとダイナのどちらかがくじけそうになったら、
全力で勇気づけるというところにありそうだなあ。 ――

 特に今回の場合はレフィが挫けそうになっている場合で、そういう時はアンナもダイナもそしてサーニャも、全力でレフィを勇気づけているなあ。

 そういうシーンやストーリーはこれからもっともっとあってほしいなと思うし、
 『魔法少女トゥインクル☆ジェム』はシリーズ化して欲しいなあ。
 アンナとダイナとサーニャ、そしてレフィカールは
これまで『ユニティア』に登場したキャラが挫けそうになったときに助けになって、
助けられた側がただ助けられるだけではなく、勇気を、成長を見せてほしいなあ。

 そういう話が続くならば、作る側にとってもモチベーションが上がりそうに思うなあ。

 
 さて、果たしてアンナは、ダイナは、サーニャは、そしてレフィは
『劇場版魔法少女トゥインクルジェム』の撮影を通して何を得たと考えるのだろうか。

 次回はいよいよ、最終回の感想…。
だが、『魔法少女トゥインクル☆ジェム』はこれで終わりではなく、もっともっと続いてほしいなあ。

【ソース】
UNITIA 信託の使徒×終焉の女神 公式HP

 ※ストーリーはゲーム『UNITIA』内のリミテッドクエスト
『劇場版魔法少女トゥインクル☆ジェム ~魔法の国が大ピンチ!勇気は世界を救う~』による。
EVENT STORY 7『夢』より

 『魔法少女トゥインクル☆ジェム』は魔法少女の双子・アンナダイナ
 メインヒロインを務める子供向けの特撮。
 最近は視聴率低下やおもちゃの売上不振などから打ち切りが騒がれていたが
スーパーセレブ・オルセンが劇場版を作ると提案した。

 撮影場所のミストレアで出会った若き古代魔術師・レフィカール
トゥインクル☆ジェムの大ファン、サーニャも撮影に加わった。

 撮影は順調に進んだ…かにみえたが、
 アンナとダイナが番組打ち切りの噂とオルセンのスポンサー降板の話を聞いてしまった。
 アンナはひどく落ち込んだ。

 だが、ダイナはアンナのために奮闘した。
 オルセン「スポンサーを続けて」と直訴した。

 またダイナサーニャと子役・アーシェが誘拐された時、
立ちはだかった魔術死団四天王の最後の一人・ブッコワレーの容赦ない攻撃に対しても
一人立ち上がり、魔法少女をやめたいと意気消沈していたアンナを元気づけた。

  「アンナちゃんは、どんな事があっても夢を諦めたりしない!」
  「たとえ番組が終わっても、私とアンナちゃんは魔法少女トゥインクル☆ジェム!
  ずっと、ずーっと!」

 そんなダイナの言葉に元気づけられたアンナは、心から感謝し、戦線に復帰。

 一方、ダイナとアンナを応援していたサーニャに奇跡が起きた。
 サーニャは、魔法少女・マジカルサーニャになったのだ…!

 こうして、アンナとダイナは新たな仲間・マジカルサーニャとともに
ブッコワレーに再び挑むのだった…!


【ソース】
UNITIA 信託の使徒×終焉の女神 公式HP

 ※ストーリーはゲーム『UNITIA』内のリミテッドクエスト
『劇場版魔法少女トゥインクル☆ジェム ~魔法の国が大ピンチ!勇気は世界を救う~』による。
EVENT STORY 6『立てないアンナ』より

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