にぎる。

『にぎる。』にようこそ! このブログは私が見たアニメやマンガの感想を自由気ままに書いています。

July 2018

 オゥ…オゥ…オゥ…オゥ…オゥ…オーゥ♪
 明智警視長「ニジュウネンブゥリデスカ」(←違う)
(※元ネタ

 ―― 明智サンとは、20年ぶりの再会か…。 ――

 
 …現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿』
『金田一少年の事件簿』の主人公・金田一一が37歳になり、PR会社の社員としての仕事ではじめがかつて『オペラ座の怪人』に見立てられた殺人事件を3度解決した『オペラ座館』があった歌島4度目の『オペラ座の怪人』に見立てた連続殺人事件に巻き込まれるという、『歌島リゾート殺人事件』が展開されている。

 この事件では婚活ツアー客の桜沢楓鈴木実が殺されたが、
桜沢「犯人とイベント中に好きな人がかぶったから」という犯人の身勝手な動機で殺された。
 しかも犯人に演劇をやっていたことをまんまと利用され『二度殺された』
チャペルで殺されたふりをした後ヴィーナスの鐘で殺された。

 また、鈴木昔犯人と付き合っていたときに殺されかけたことがあった
 特に鈴木と犯人は体格が昔と変わっていたけれども、桜沢の遺体がヴィーナスの鐘で発見された時に
「やべぇ!やべーよ!! これってやっぱり… あの時の…」
と口走ったことから犯人にマークされたようだ。
 犯人は、昔鈴木に近づいて保険金目的で殺そうとしたことがあり
今に至り歌島で鈴木の言動やそぶりからかつて自分が殺そうとしていた人と確信した。
そしてシャンデリアの尖った部分に柔道…背負投げの要領で投げ飛ばして殺した。
 
 ・・・その犯人は、連続保険金殺人重要参考人として警察にマークされていた
看護師の麻生早苗だった…( ゚д゚)
 ちなみに麻生が歌島での婚活ツアーで狙っていたのは、ガソリンスタンド経営者の小野塚哲也だった。
 
 …はじめは麻生が犯人であることを指摘するも、麻生に隠し持っていた刃物で襲われ、部下の葉山まりんとともに崖に追いつめられた。
 けれども自衛隊の軍用ヘリで明智警視長が現れ、麻生は無事逮捕された。


 【はじめたち、謝罪! けれども客たちは…】

 「この度は予期せぬこととはいえ、
 皆様を大変な騒動に巻き込んでしまい誠に誠に…
 申し訳ありませんでしたっ!!(謝罪のお辞儀は45度30秒…)」

 「(やっぱり呪われたオペラ座館のあった歌島で何も起きないわけがなかった…!)
 (ああ…ここでもし最悪裁判ざたになったら…俺…ひょっとしてクビ…?)」

 婚活ツアー客たちの前で謝るはじめだったが、客たちは…

 …イチャイチャラブラブだった…

 ( ゚д゚)ポカーン

 はじめたちの謝罪そっちのけで
 カップルができていた…(・8・)

 不動産業の大竹比呂之はフリーアナウンサーの末次里菜とカップルになっていた。
 大竹は「悪いのは犯人であなた方は全然悪くない」と言っていた。
 末次は大竹をヒロさんと呼んでいて、
 警察の事情聴取が初めてで興味津々で大竹の男らしい一面が見られてご満悦の様子だった。
 二人は「歌島リゾートにまた来たい」と予約していた。

 料理人の黒木護は薬剤師の星村のぞみと結ばれていた。
 はじめには肝試しのペアを決めるカードが犯人によって書き換えられていた件について話していた。
 「ご希望に添えず誠に申し訳ない」とはじめは謝ったが、星村とカップル成立となったことに満足し、はじめに感謝していた。
 これについては、星村も微笑んでいた。

 麻生早苗に婚活ツアーで命を狙われていた小野塚哲也は、
 「(はじめが)事件の真相を暴いていなければあの恐ろしい女のえじきになっていたかもしれません」
と話していた。

 そんな小野塚は声優の辻亜矢芽とカップルになっていた。
 小野塚いわく、
 
 「意外かもしれませんが、実は僕若い頃はアニメオタクで…
 昔亜矢芽さんが出演してたアニメ僕が好きで…」

 はじめ
 「(いや!そこは全く意外じゃない!!)」と思っていた…。

 ( ゚д゚)ポカーン

 小野塚は辻が『宇宙装機ダンガルガー』のニナ役であることを知っていて、それで話が盛り上がった。
 辻は小野塚に、一時アニメの現場で色々あってやさぐれていたことを話したが、小野塚

 「辻さんは優しい人なんですね。
 本当は繊細で傷つきやすいのに周りの人はそう見てないからちょっとムリしちゃうんじゃないですか?」

 と言ってくれたので、彼に惚れたようだ。

 ―― 将来小野塚と辻が結婚したら、一部の辻亜矢芽ファンはこう言うだろう…

 「でゅるわぁあああああぶるわっひゃあひゃひゃひゃひゃどぅるわっはあああああああああぎゃあああああうわああああああああ」

 まつらいさん…(´;ω;`)ブワッ ――

 
 …それはさておき、カップル成立が相次ぐ中一人だけ人数の関係上あぶれてしまった人がいた
 一級建築士の館林一樹だ。

 「あ~あ~、いいよね~!
みんなラブラブしちゃってさー、俺完全にあぶれちゃってるしー
 おれあの夜犯人の女から電話で「あなたの部屋に行くわ」なーんて言われて
メチャ期待して明け方までずっと待ってたんだぜ?
 ははは…!俺ホント運悪くね?

 館林はそうボヤきながらも、次の婚活ツアーがあるかどうかを聞いていた。
 「できれば5割引きで!」とはじめに言っていた。

 「よっしゃ、次こそかわいい女の子ゲットだぜ!」と立ち直りの早い館林だった…。

 ―― 館林はもしかして → ポケモンファン(※違う)――

 ところではじめは、殺人事件があったのに人数的に余った館林を除いて全員カップル成立したことについて「吊り橋効果」と考えていた。
 これは
 『立ってるだけで怖い吊橋と安定したコンクリの橋の上それぞれで男性から女性に電話をかけると
 コンクリの方はほとんど反応がなかったのに対し吊り橋で出会った方は半分くらい電話してくる』というもの。
  その理由は『吊り橋の恐怖からくるドキドキを恋と勘違いするから』らしい。
 今回の事件でいうと『事件が客の縁を取り持った』ようだ。

 まりんははじめに言った。
 
 「かっこよかったですよ?そんな"効果"なくても。
 今回の金田一主任、とってもかっこよかった!
 本当の探偵みたいで」

 
 【七瀬美雪からのメッセージ!】

 まりんが去るのと入れ替わりに、まるで計ったようなタイミングで
ライソ(LINE?)からメールが来た。
 はじめの幼馴染、七瀬美雪からだった。

 「大変だったね はじめちゃん……
 でも事件が解決してよかった
 ちょっとだけ一緒に
 いたかったかも…
 なんて」

 はじめ
 「(人の気も知らんで…!
 でも…おれはお前の『そーゆートコ』に
 何度となく助けられてたんだよなあ…
 美雪…」

 と思っていた…。

 
 【居酒屋で、新たな事件の幕開けの予感…?】

 佐木竜二「やーっぱり起こっちゃったんですねー、殺人事件!」

 村上草太「まー、お前そーゆー体質だからな~、金田一!」

 
 居酒屋にて、はじめは佐木2号と草太にこう言われていた。

 ―― 江戸川コナン「( ゚д゚)ガタッ」
    毛利小五郎「( ゚д゚)ガタッ」 ――
 
 またはじめが二人に歌島リゾートでの殺人事件について話すと、佐木2号は

 「僕もその現場でビデオ撮りたかったなー、
 先輩の焦りまくる顔!」

 と言っていた。

  ―― (;8;)<ハジメチャン… ――

 そしてはじめは草太と佐木2号に

 草太
 「今回も事件は無事解決したわけだし、
 こんなことそーそー起こるもんじゃないだろ?」

 佐木
 「ですよねー
 先輩、昔はたくさん事件を解決したけど、
 サラリーマンになってからめっきり事件に絡んでないし、
 そんなに事件に巻き込まれることなんてないですよねー」

 と言われていたが、

 「だといいがな…」

 と、真剣な表情を見せていた…!

 
 ―― はじめが今回のラストで真剣な表情を見せたのは、
 もしかするとはじめが事件を解決しなくなり、20年のブランク(?)を生じさせることになった過去の事件を思い出したからなのかも。
 それは、はじめの宿敵である『地獄の傀儡師』こと高遠遙一の件かな。 ――

 そもそも、高遠が作り出した傀儡あるいは本人による事件が20年も起きていないのは違和感がありすぎる。これについては、
 
 「高遠は20年の間にはじめが関わった何らかの事件で命を落としたか?」

 「あるいは高遠ははじめが巻き込まれた事件とは関係なしに20年どこかに潜伏して一度も姿を見せてないのでは?」
 
 「それともはじめの前に直接的にも間接的にもかかわらず、20年間温めてきた壮大な殺人計画を実行する前触れなのでは?」

 …想像は尽きないなあ。

 高遠がらみかどうかは今の所わからないが、
 「もう謎は解きたくない」とはじめに言わしめたであろう事件がもしあったとしたら
 その闇は、読者の想像以上に深そう
だなあ。
 


 【今後起こりそうな事件について。】

 「事件そのものは解決しても、そこから新たなドラマが始まる。」

 そういえば『金田一少年の事件簿』の劇場版でこのことをはじめは、
ジッチャン(金田一耕助)から聞いた事がある」と言ってたなあ。

 この劇場版の原作はマガジンノベルスの『オペラ座館・新たなる殺人』…つまり第2の『オペラ座館殺人事件』だが、
次の事件ははじめが『金田一少年の事件簿』時代に解決した事件の続きの話が展開されるかも

 例えば、はじめが事件を解決したことに対する復讐を目論む人が登場したりとか…
 
 実際、堂本剛が出演していたドラマ『金田一少年の事件簿』では、
はじめが背後から襲われた事件について、はじめが偽葬式を開いて襲撃犯を暴き出すエピソードがあったし。
 (※ちなみに、はじめ襲撃事件の動機は『怪盗紳士の殺人』のメインの連続殺人とは違う事件の犯人を暴かれた復讐だった)


 【なぜはじめが謎を解きたくなくなったのか?
 なぜ高遠遙一が姿を表さなくなったのか?】


 それにしても、『歌島リゾート殺人事件』の犯人・麻生早苗は
 高遠遙一が食いつきそうな不幸や憎しみを持ってはいなかったなあ。
 そして私のブログのコメントにも、麻生について「お粗末な犯行動機」とあったなあ。


 ―― はじめが「もう謎は解きたくない」と言っていたのは
 実は、何かの大きな事件がきっかけではなく
 麻生のような身勝手でつまらない犯罪者が相次いでいたからでは…

 これまでの『金田一少年の事件簿』に登場した不幸や憎しみを持つ犯罪者の多くは、
 高遠遙一にとっては今の言葉で言うと「エモい」だろう。
 また、読者たちにとっても…。
 そしておそらくは、はじめにとっても

 逆に、『歌島』の麻生のような犯行動機を持つ人たちは高遠にとって「エモくない」
 そしてそれはおそらく読者たちにとっても、はじめにとっても…。

 これでは、はじめが謎を解きたいとも思わないし、
 高遠も現れないのかな…(´・ω・`) ――

  …次の事件は、はじめと高遠、そして読者たちをヒリつかせるえもい展開と犯人を望む。
 本編の後に『イブニング』編集部が選んだ『金田一37歳の事件簿』単行本1巻の「エモい」レビューが公開されていたし。


 【ソース】
 イブニング 2018.8.14 NO.16
 『金田一37歳の事件簿』
 歌島リゾート殺人事件
 File13 嵐の後の歌島
 講談社 (P293~P314)

 『金田一少年の事件簿』の主人公・金田一一は20年後、
『金田一37歳の事件簿』にてとあるPR会社の主任になっていた。
 『金田一37歳の事件簿』最初の事件で部下の葉山まりんと共に訪れたのは、かつてはじめが少年時代に『ファントム(歌月)』を名乗る者による連続殺人を3度解決したオペラ座館のある歌島であり、はじめが37歳となった今は歌島リゾートになっていた。
 そしてはじめが20年ぶりに婚活イベントの仕事で訪れた歌島で、はじめとまりんは参加者の桜沢楓鈴木実『オペラ座の怪人』の犠牲者に見立てられ相次いで殺される…、特にはじめにとって歌島では第4の連続殺人事件に巻き込まれた。
 
 だがはじめは、今は警察を退職した「剣持のオッサン」こと剣持勇元警部まりんの協力により
 今回の事件の犯人『第四のファントム』麻生早苗であることを見抜いた。

 …ここまでが『歌島リゾート殺人事件』第11話までの流れだった。

 
 <麻生早苗のイベント参加目的と犯行動機!>

 ―― 出麻生早苗…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
今年のお盆に化けて出てきそう(※確信) ――

 「やだ!あたしが人殺しなんて冗談にも程がありますよ~金田一さん!
 鈴木さんはとてもいい人だったし…桜沢さんとは話が合ってとっても仲良くしてたのに
あたしにあの二人を殺す動機なんてないわよ、ねえ!葉山さん」

 第12話でこう言って笑顔でとぼける麻生の後ろ手には、
刃物が握られていた…((((;゚Д゚))))

 だがはじめは今のところ気付いておらず、麻生にこう言った。

 「動機…ね…!
 私が見聞きした殺人の動機は過去の『罪』や根深い怨念が多かったけど、
あなたの場合はもっとシンプルだ。
 
 ただジャマだから殺した――でしょ?」

 「桜沢さん殺しの動機については正直想像の域を出ませんが、
 大体こんな感じじゃないですか?」

 「あなたは『ある目的』のためこの婚活ツアーに参加しその目的にぴったりの人物を見つけた。
 それがガソリンスタンド経営者の小野塚さんだ。
 あなたはなんとしても彼を『もの』にすべく、のっけから猛アタックをかけていましたよね?
 ところが小野塚さんを追い回してるうちにまずいことに気付いた。
 小野塚さんと桜沢さんが実はお互いのことを気に入っていて、カップル成立目前までいってたんですよ。」

 ちなみに麻生は桜沢にカードを見せてもらった時
 「(ちっ、やっぱりそうか…コイツは殺す…絶対殺す!」と思っていた

 
 ・・・はじめの話を聞いたまりんは言った。
 「好きな人がかぶっただけで『殺す』とか!!
 そ…そんなの無茶苦茶ですよ!!」

 麻生も
 「そうよ!そんなことで人殺しなんてバカバカしい!」
と反論。

 だが、はじめは言った。

 「確かにフツーじゃありませんよね、こんなこと。
 …でも、あなたは『そういうタイプ』の人間なんじゃないですか?

  連続保険金殺人重要参考人、麻生早苗さん!」

 

 ―― O原M莉「嫉妬ファイヤーァァァァ!!ノξソ>ω<ハ6」
 ↑
 これが殺人の動機かよ…((((;゚Д゚)))) (←違う) ――



 はじめ「あなたはまだ気付いていなかったようですが、警視庁捜査一課と関係の深いある人物からの確かな情報です。」

 …はじめは剣持のオッサンから麻生の正体を聞いていた

 「連続保険金殺人重要参考人として捜査対象になっていて、麻生が恋人関係になった男を次々に殺している可能性が浮上してきている。
 もしそうだとしたらその婚活ツアーも次の獲物を漁るために参加したのかも知れない」

 はじめはこの剣持のオッサンの話を受けて、
 麻生が「小野塚と結婚し財産をそっくりいただきその上で保険金をかけて殺す」という計画を立てていたのでは、と推理した。
 「お人好しっぽくて金持ちの小野塚さんはまさに『格好の獲物』」だから…

 またはじめこの事件の犯人が看護師であることに気付いていた。

 「ゴルフボールを脇の下に挟むと脈を止められることを知っていて、特に桜沢の脈を真っ先に取ったのは麻生だったから」
 「死体のフリした桜沢の首に何重にもロープを巻き付けさせたのは、看護師の感覚では脈は手首だけではなく頸でもとることがあるから」

 「普通の職業の人間ならそんなこと考えやしない」

 これが根拠だった。


 <麻生早苗(むかしのすがた)と鈴木実(むかしのすがた)!!>

 「鈴木さんを殺したのだって、彼に正体を気づかれたからじゃないのか?」

 こう語るはじめは、剣持のオッサンから鈴木実の昔の写真を送ってもらっていた。
 剣持のオッサンは警視庁にコネのある知り合いから書き換え前の運転免許証の写真を手に入れていたのだ。
 鈴木は昔、メガネをかけていて今よりも数十キロ太っていたのだ。

 はじめは鈴木が桜沢の遺体をヴィーナスの鐘で見つけたときに、
 「やべぇ!やべーよ!! これってやっぱり… あの時の…」
 と口走っていたことから、

 「彼が以前麻生のターゲットにされて殺されかけたことがある」
 「鈴木は殺人事件が起きたのを見て、
 かつて自分を騙して近づき殺そうとした女が身近にいることを悟ったのでは」
 「ひょっとしたら鈴木は麻生に殺されかかったショックで一大決心してダイエットしたのかもな」

と推理した。

 …ちなみにはじめはこのことをまりんと麻生の前で話すときに
 
 「お互いの風貌が全然変わってしまっていた」と話した。

 そしてはじめは鈴木の昔の姿について話した後で、麻生の昔の姿を話した

 実ははじめは剣持のオッサンを通し、麻生が看護大学生だった頃に大学柔道関東大会に出場した時の写真も送ってもらっていたのだ。

 
 …実は麻生も、昔は太っていたのだ。

 その証拠に、彼女は重量級…78キロ以上の階級で優勝した経験があった

 「今の麻生は痩せたとはいっても柔道の達人だから
優男の鈴木をぶん投げて
逆さにしたシャンデリアにぶっ刺して殺すことなんてわけないんじゃないか」
と、はじめは推理した。


 <まりんも、はじめの推理に役に立っていた!>

 「証拠はあんのかよ…!」
 と言った麻生に対し、はじめは
 
 「あんたが綿密な計画を立てないタイプの犯罪者だと気づかせてくれたのは、
そこにいる葉山くんが指摘した犯人のケアレスミスのおかげだった」

 と答えた。

 それはジョセフ・ブケーの綴りが全然原作の"Buquet"と違ったもの("Bukey")になっていたから
 「綿密な計画犯罪じゃ起こりえないミス」とはじめは言った。
 
 そして麻生が『オペラ座の怪人』のエピソードになぞらえるフランス語の文面をネットの翻訳機能を使ってでっち上げしかも元の登場人物の名前もネットから拾ったものをそのまま翻訳にかけたのでは、と推理した。

 「逆に咄嗟の思いつきでこれだけのトリックを仕掛けたのはたいしたもんだよ!
 さすが殺人の常習犯!」

 「でもそういう行き当たりばったりの犯罪は大抵あちこちに指紋やら何やら証拠を残しているもんなんだ。
 たとえばあのゴルフボールや氷の入ったビニールの指紋をふきとったりしたかい?」
 それに肝試しの組み合わせを決めたあのカード。
 紙にも指紋は残るけど、気を使って書いたかい?」
 
 「仮につかなかったとしても、あんたの筆跡は専門家が見ればばっちりわかるぜ。」

 「そうそう、桜沢さんを吊るした『ヴィーナスの鐘』は?
 もしそこに桜沢さんを絞め殺したロープが残っていたとしたら、そこからあんたの皮膚片だって見つかる可能性は十分あるんだぜ!」

 つい昔のノリで犯人・麻生早苗を追い詰めていくはじめだったが、
 まりんは鬼気迫る麻生の表情に震えていた…((((;゚Д゚))))

 そして麻生が動いた。 

 「そうね、あなたの言うとおりね金田一さん。
 これからはもう少し証拠を残さないよう気を使うわ。
 今あなたに言われた証拠も全部始末するつもり。

 …そう、
 お前ら二人をブッ殺してからな!!

 麻生は、はじめとまりんを刃物を持って追い回し、崖まで追い詰めたのだ!!

 ちなみに麻生は、はじめとまりんのところに来る前に「集まりは中止になった」と他の参加者に言っていた。
 だからいつもだと事件の関係者が集まるはずなのに、来なかったのだ。


 <意外な援軍!!最初は非協力的(?)だったが…>

 「やばい!!この女凶暴な上に柔道の達人だ、運動不足の中年じゃ一発でシメられちまう!」

 はじめはまりんを連れて崖まで逃げるが追い詰められてしまった。

 「そら死ねや~~~ヒャーヒャヒャヒャ」と刃物を振り回す麻生だったが、
 上空から突然、軍用ヘリがやってきた

 そして降りてきたのは、何と明智健悟警視長だった!!
そして、明智警視長により、麻生は殺人未遂の現行犯で逮捕された。

 
麻生「え!? え!? ( ゚д゚)」

 …明智警視長第5話では
「警視庁捜査一課の判断として船を出せないならば、
私がそれを強要するような命令を部下たちに出すわけにはいきません。
 台風の日に離島にヘリを出すなんて自殺行為です。」
と断っていたが、それは警視長のヘリの話だった。

 悪天候でも飛べる自衛隊の大型軍用ヘリに出動を要請していたのだ。

 「やっぱりやればできるじゃないですか」
 「どうやらお祖父さまの名を汚さずに済んだようですね、金田一君」

 明智警視長に助けてもらったはじめはヘナヘナとなって座り込み

 「来るなら来るって言ってくれりゃいいのに…
 ほんっと性格悪いな相変わらず!」
 と言った。

 明智警視長
 「誉め言葉と受け取っておきましょう」と言っていた…。


 
 ―― オゥ…オゥ…オゥ…オゥ…オゥ…オーゥ♪

 明智警視長「ニジュウネンブゥリデスカ」(←違う)

 でも「明智警視長小原鞠莉説」浮上、かな?――

 『ラブライブ!サンシャイン!!』の小原鞠莉は
小原家のヘリで2年ぶりに沼津にやってきて、
 『金田一37歳の事件簿』明智警視長
自衛隊の大型軍用ヘリ
今回第12話20年ぶりにはじめのところにやってきたし( ゚д゚)

 次回第13話で明智警視長は「20年ぶりですか」とはじめに言うか、気になるなあ。

 ・・・それはさておき今回の事件は、もしはじめがはじめの宿敵である『地獄の傀儡師』高遠遙一だったら、麻生に刺されつつも間違いなく殺していたかもなあ。
 実際『高遠少年の事件簿』で高校時代の高遠は犯人・霧島純平に刺されつつも、見事に返り討ちにしていたからなあ。

 特に麻生は、『高遠少年の事件簿』の霧島を彷彿とさせるなあ。
 高遠はこの作中で彼を
 「自分の気に障ることがあるとすぐカンシャクを起こして人目を引こうとする」
 「犯行動機は実に短絡的で押し付けがましい自己満足」
と評していたが、麻生が歌島で桜沢や鈴木にしたことももまさにそれだと自分は思う。

 それにしても、麻生と鈴木の昔の姿については予想外だったなあ。
 「昔と今で風貌が全然変わってしまっていた」といえば『雪鬼伝説殺人事件』の登場人物を思い出すが…

 【ソース】
 イブニング 2018.7.24 NO.15
 『金田一37歳の事件簿』
 歌島リゾート殺人事件
 File12 決着
 講談社 (P185~P206)

 『高遠少年の事件簿』
 講談社 原作 天樹征丸 漫画 さとうふみや
 (2014)

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