現在週刊少年マガジンで連載中の『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』は
『聖恋島殺人事件』のストーリーが進行中。
特に最近では解答編が展開されていて、3人の医師、影尾風彦・潮小次郎・寒野美火が殺された事件について、主人公・金田一一が真犯人を当てていた。
―― 久しぶりに真相当てクイズ…もとい犯人当てクイズ。
自分は真犯人の『一人』に伊豆丸険を挙げていた。
ちなみに伊豆丸が犯人だという根拠は次のこと。
①影尾殺しの時、影尾の死体を演じるためにフードを使った形跡が残っていたこと②潮殺しの後、潜水道具(シュノーケル(?))の跡が顔に残っていたのを海星終吾に撮られていたこと③寒野殺しの時、寒野の額に刺さったものを水中銃と言い当てたこと
今週登場した第13話では、はじめは真犯人『セイレーン』を伊豆丸と指摘し、
くだんの②と③のことを推理で確かに言っていた。
そして寒野殺しの時に寒野を騙って手紙を出していた人物は霧声…
つまりは共犯なのではと思っていたが、
つまりは共犯なのではと思っていたが、
第13話では意外な展開を見せた…!
部屋割りを決めた鬼島高彦と合わせて… ――
【シュノーケルの跡と、鬼島の「これで三人目だ」発言の真相!?】
伊豆丸が一連の殺人事件の犯人である根拠は、やはり海星が撮影した映像にあった。
釣りから帰ってきてシャワーを浴びた後の伊豆丸は、
最初シュノーケル…もとい水中メガネの痕はなかったが
海に潜って冷え切った体が温まるに釣れ血の巡りが良くなると
その水中メガネの痕がくっきりと浮かび上がってしまったのだ。
ちなみに鰐瀬たかしは伊豆丸が真っ赤な顔をして怒っているのかと思っていたが、
水中メガネの痕だった…
水中メガネの痕だった…
・・・ところで第9話で鬼島高彦は
「これで三人目だ…」という言葉をつぶやいていたのを海星に撮られていたが、
はじめが真相当て中に伊豆丸の水中メガネの痕の話をした後で
「なんてこった…
それじゃ、『あれ』も殺人…?」とつぶやいたのだ。
鬼島の話によると
「前にも引きの強い魚に引き込まれて海に落ちてライジャケを着ていたのにそのまま溺れ死んだ人がいたんですよ。だから今回も「ああ…また事故だ」ってすぐ思っちまったんだが」
とのこと。
…この話は、はじめを「はっ」とさせていた。
――鬼島の話から
伊豆丸の本当の動機は今回の事件で殺された三人に医療中の事故で家族など大切な人を殺されたことに対する復讐ではなく、
大切な人が釣り中の事故に見せかけて殺された件に対する復讐なのだろうか…? ――
【寒野を騙った手紙を書いた人は…】
…何と、アルバイトの見知らぬ女性だった!!!
( ゚д゚)ポカーン
( ゚д゚)ポカーン
( ゚д゚)ポカーン
3回( ゚д゚)ポカーンしました。
ちなみに前者は、コテージをある場所に作った外国人のバイト。
後者はペルソナドールを演じた帰国直前の外国人のバイト。
…それはさておき、はじめは剣持警部に頼んで指紋を調べてもらっていたが
その結果は寒野の手荷物にあった寒野自筆のメモと同じ指紋が検出されなかった。
更に言えば、メモの筆跡と手紙の筆跡が全く違っていたのだ。
この筆跡は右竜あかねのでも霧声昼子のでもなかった。
(※ちなみに右竜は
「先生の字はもっと汚い」と編集者の奥ノ木武蔵に言われていた…
(´・ω・`)ショボーン)
…さらにはじめは、
「伊豆丸は寒野の部屋を水中銃による自動殺人に都合の良い場所にした」と推理した。
実際、鬼島は聖恋島に来る前に伊豆丸にコテージの部屋割りを頼まれていたと証言していた。
伊豆丸は
「寒野先生が部屋のロケーションにこだわる人だから
私がいちいち気を回さないと機嫌が悪くて大変なんだ」
私がいちいち気を回さないと機嫌が悪くて大変なんだ」
と言っていたが、はじめはこんなことを言っていた。
「上手い言い訳だよな。
製薬会社の営業と医者という立場を利用し、ただのゴマスリに見せかけて自分の殺人トリックに都合のいいように色々と仕込みをしていったんだ。」
「寒野に睡眠薬を仕込んだのは直前の夕食のときで、
そもそも伊豆丸は製薬会社の人間だから強力な睡眠薬の知識もあるし手に入れることができ、
いいタイミングで寒野を眠らせるぐらい訳なかった」
ちなみに自動で水中銃を寒野の額に当てるトリックで使うのは
ボートと糸(医療用の溶ける糸)と安全ピン。
伊豆丸は次のような手順で水中銃を放った。
①寒野のコテージの外のベランダに水中銃を固定する。②コテージの壁に安全ピンを刺す。③桟橋小屋のボート、水中銃の引き金、安全ピンの3か所に糸を通す。すると大きな輪が糸で出来上がる。④引き潮に乗ってボートに付いた糸がどんどん引っ張られる⑤ドア側の安全ピンが抜けることでドアの前にいる伊豆丸は銃が撃たれるタイミングを知ることができた。⑥何十秒後かに水中獣の引き金が引き絞られ、寒野の額に命中する。⑦撃った反動と糸により水中銃は海に落ちる
ちなみに伊豆丸が水中銃と口走ったのは彼のミスではなく、
はじめや剣持警部に水中銃の恐怖を煽りまだ仕掛けが残っているかもしれないベランダにすぐ飛び出せないようにするためだった。
けれどもはじめは伊豆丸の「水中銃」発言をおかしいと思っていた。
ボウガンの可能性もあったから。
(※ちなみに自分も問題の第8話について、最初はボウガンだと思っていた。)
・・・伊豆丸はしらを切り続けた。
「影尾殺しでは自分はずっとはじめたちと行動していたが
遺体をどうやって集合場所のコテージに運んだのか」とはじめに聞いてきた。
これについてはじめは「カップ&ボールが教えてくれた」と言った…
―― ま た バ イ ト か ! ――
寒野の手紙は寒野本人が書いたものではなく
今回の事件の関係者である霧声昼子か右竜あかねが書いたものかと思ったが、
まさかバイトを雇って書かせていたとは…( ゚д゚)
これで霧声共犯説が消えてしまうのか…
しかも部屋割りを決めたのは確かに鬼島だったが、
伊豆丸が事前に部屋割りを指示していたのか…
伊豆丸が事前に部屋割りを指示していたのか…
よって鬼島共犯説も消えてしまうのか…
…いや、影尾が殺された第一の殺人では伊豆丸が死体を演じていたことがライフジャケットのフードを使った形跡があることからわかるし、伊豆丸が影尾の死体を演じていたのとは別に桟橋小屋に戻るというかむしろ入ろうとしていた人物がいたから共犯者の存在もあるのでは…
…けれども『カップ&ボール』で伊豆丸の単独犯だということが証明されるんだろうなあ…
・・・とにかく最近の『金田一少年の事件簿』のトリックを考える時は
バイトに注意しないと…( ゚д゚)
突然出てくるから気を抜かないようにしよう( ゚д゚)
(※ソース
週刊少年マガジン 2017年第1号~第17号
『金田一少年の事件簿 聖恋島殺人事件』
CASEFILE of Kindaichi Hajime: 聖恋島殺人事件 #13
講談社(2017)(第13話)p435~p454)