にぎる。

『にぎる。』にようこそ! このブログは私が見たアニメやマンガの感想を自由気ままに書いています。

August 2016

 現在週刊少年マガジンで連載中の『金田一少年の事件簿R・白蛇蔵殺人事件』
白蛇酒造の白神家次男・白神蓮月(実はモグリの医者を殺した逃亡犯・鬼門影臣)と白神家長男・白神左紺を殺害した事件の真犯人を金田一一が見つけたところ、「鷺森弦」を名乗っていた白神家三男・白神黄介であることが第9話までにわかっていた。

 第10話本物の白神蓮月がどうなったかについてなどが白神黄介の口から語られていた。


【罪を着せられた黄介】

 結論から言うと、蓮月は左紺に殺された。

 左紺は蓮月と黄介とは母親が違っていたが昔はそれなりに普通に仲良くやっていたので黄介はそれほど気にしていなかったが、
ある日白神酒造の後継者争いで父・白神音松と対立した。

 左紺は経営学を大学で学んだが、音松は酒造りの才のある蓮月に後を継がせたのだ。
左紺は「父が妻の鞠乃の事が大事だから自分を切り捨てようとした」と非難したが父に殴られたことに腹を立てて、5年前「行」という白神家に伝わる伝統行事で白蛇神社に放火し、蓮月を焼き殺したのだ。

(※ちなみに「行」とは蔵を継ぐ者が白蛇神社に三日三晩籠って神聖な白蛇蔵の湧き水だけを飲んで座禅をして過ごす行事。)


 …左紺は、夜中にガソリンタンクを持って白蛇神社に向かおうとするところを連月に代わって夜の見回りに向かおうとした黄介に見られたため殴って気絶させ黄介も一緒に殺そうとしていた。

 黄介に罪を着せるために「黄介が蓮月を殺した」という旨のメールを残していた。


 …ちなみに蓮月は生前、「行」の前日に蔵で左紺と言い争っていた。
また蓮月は黄介に「左紺とは俺らとは血を分けた兄弟なんだしもっと仲良くしないと」と言われた時にこう言っていた。

「兄弟かな…?
『あの日…(父に殴られた時)以来』左紺が俺をみる目つきは
まるで親の敵でも見るかのようだ。
お前も気をつけたほうがいいぞ、あいつひょっとしたら本気で…」

 蓮月の懸念通り、左紺は黄介を巻き込んで白蛇神社にて蓮月に対して放火殺人をした…。


【黄介を救った鬼門】

 …だが、黄介は全身にヤケドを負いながらも生きていた。
山二つ向こうの県境の林道で通り掛かった登山者に助けられた。

 顔のひどい火傷で人相がわからず一酸化中毒とショックで記憶を失っていたが退院後も頭からすっぽりとかぶる頭巾で火傷の痕を隠して日雇いのアルバイトをしながら生活していたという。
 その姿は、今回の事件で白蛇酒造にやってきた蓮月の姿そっくりだった。

 この頃黄介は蓮月殺しの濡れ衣を着せられて警察に指名手配されていたが頭巾をかぶっていた風貌で見つからずにいた。
 
 …そんな黄介が整形手術を受けて鷺森弦の姿になるきっかけになったのは、鬼門影臣と彼が紹介したモグリの医者だった。
 
 黄介は過去の記憶がなく不気味な風貌ゆえに裏社会の人間たち…暴力団とつながる犯罪集団の人たちと付き合うようになっていてそこそこの立場になっていたようだ。
 ちなみに「鷺森弦」という名前はホームレスの名前でカネで戸籍を買ったらしい。

 
 ある日飲み屋で鬼門と知り合いになった黄介鬼門が飲んでいた日本酒の名前が「白蛇」であったこと、
飲み屋の店主が白蛇酒造の次期社長が左紺であることを教えてくれたことで記憶が戻った。

 黄介「これは「白蛇」じゃない! こんなものはニセモノだ!!」

  さらに鬼門が「白蛇酒造」と聞いて5年前の事件…白蛇神社全焼事件の記事を見つけた。 
鬼門は鷺森が指名手配中の黄介であることも勘付いていた。
 
黄介「俺は蓮月兄さんを殺してない!はめられたんだよ!!左紺の奴に!!」と話した。

 「蔵は蓮月が継ぐべきだった、父の判断は正しかった」

 「左紺みたいな『嫉妬』と『驕り』の毒で汚れた男では蔵は駄目になる…
だから決めた。

蔵にはびこる毒蛇は俺がこの手で排除する!」

これをきっかけに鬼門が紹介するモグリの整形外科医のところに行き、整形手術を受けた。

こうして黄介は、鷺森弦は、
「白蛇」…うちの蔵に巣食う「毒蛇」を噛み殺すために生まれ変わった
のだ…。



 ―― 残る謎は、

『鬼門の火傷の痕は誰によってつけられたか?』と

『モグリの医者を殺したのは鬼門だが、
それは鬼門の意思か?それとも鷺森(黄介)の指示か?』

…かな? ――

 
鬼門の火傷の痕は第4話で
「火事で焼かれたものではなく裏社会のヤクザの制裁みたいに拷問みたいなやり方だった」と剣持警部が明かしていたが、
黄介がそれを利用したのは間違いない。
 そして蓮月を演じる鬼門を口封じのために殺したのも十中八九そうなのでは…。

 ただ、
偶然にも鬼門はヤクザとの抗争で拷問されて…あるいは偶然の事故で顔に火傷を負ったから利用したのか、
それとも黄介が鬼門を拷問して顔に火傷を負わせた上「蓮月役をやれ」などと脅していたのかがわからないなあ。

 …どんな理由にせよ、鬼門は黄介に裏切られているのは間違いないなあ。
そして黄介に新たな顔を与えたモグリの医者も…。

 
 ・・・そして次回黄介は裏切りの果てに何を見て、
どんな言葉をはじめたちに投げかけられるのかが気になるなあ…。

(※ソース
週刊少年マガジン 第29号~第40号
『金田一少年の事件簿R・白蛇蔵殺人事件』
講談社(2016)

CASEFILE of Kindaichi Hajime:白蛇蔵殺人事件 #10
p141~p160(40号))

 最近放送されたアニメ『あまんちゅ』第8話はダイビングの話ではなく
ダイビング部の二宮愛ラブレターを受け取ったエピソードと
「ぴかり」こと小日向光「てこ」こと大木双葉が体力測定をするエピソードであった。

 特にこの回では愛について弟の二宮誠は困っていた。
学校の廊下で出会うといきなり蹴ってくるなど、足癖の悪さがとどまることを知らないことに…


【愛とラブレター】

 ある日、下駄箱にラブレターが入っているのを見つけた愛を誠は見つけた…というか鉢合わせた。
誠が近づくと靴を素早く履き替えてラブレターを持ってダッシュで外に飛び出した。
 
 …追いかける誠。

 ダイビング部でもラブレターのことはまるで気にしていないかのように全速力でランニングをしていた。
 なお、てことぴかりは全く状況が飲み込めず( ゚д゚)ポカーンとなっていた…。

 ・・・さて、手紙の差出人は今年から愛と同じクラスになった野球部の部員。
 けれどもろくに話したこともなく一体何が狙いでラブレターを出したのか愛にはわからなかった。

 「姉(あね)さんにもラブレター…?
まさか春が来たのでは…?」
 
 そう愛に言った誠は、愛の顔がすっかり真っ赤になっていたのを見た。

両手に頬を当てて座り込んだ愛
「やっぱり、そうなのかしら…?」と思っていた。

 恥じらう乙女のような愛の反応に驚く誠だった…。

 「どうすれば…?」と誠に聞く愛は、まだ手紙を読んでいなかった。
「読んでみなよ」と誠が言ったので読んでみることにした。

 
 ・・・手紙を読み終えた愛。
 なぜか、下駄箱に走りだした。

 実はラブレターは愛への手紙ではなく、
愛の下駄箱の下の人に当てられたものだった。

 「姉さんは赤っ恥をかかされてさぞかしご立腹…( ゚д゚)
野球青年の身が危険だ…( ゚д゚)
そして自分はきっととばっちりを受ける…( ゚д゚)」

 …そう思っていた誠だったが、そうではなかった。

 は手紙の最初の宛名しか読んでいなかったのだ。
 そしてこんなふうに思っていた

 「手紙を出した男子は手紙を書く時ものすごくドキドキしただろうなあ。
下駄箱に手紙なんて古風なことまでして、場所を間違っちゃうくらい緊張しちゃって…
きっと今も手紙のことで頭いっぱいでしょう?
そんなにまでして自分の気持ちを誰かに伝えるってものすごくパワーが要ることよね。」

「私、頑張っている奴を見るとつい嬉しくなっちゃうのよ。
そういう奴が居るってだけでなんかいい気分。
それに、頑張っている奴を見るとパワーをもらえて、私も頑張らなくちゃって思うの。
それってむしろ、感謝だよね~」

 「今日は姉さんの意外な顔を見た気がする…」
そう思う誠だったが…

 「いい女見つけなさいよ」と愛に言われた時に
「姉さんも」と言ってしまったので
愛に蹴られてしまった…

 誠…(´・ω・`)ショボーン


 ―― 愛は弟に対しては足癖悪いけど
ラブレターに対しては顔を真っ赤にする可愛らしいところもあるんだなあ…。 ――

 けれども誠を蹴った時は愛の友達が引いていたからほどほどに…。

 …それにしても愛はラブレターを書いたことはあるのかな?

<追記>
ちなみに誠は片付けが苦手(片づけられない男)で愛が心配していた。
普段は誠を足蹴にする愛だがこっそり誠のロッカーを片付けていたなあ…。

それにしてもだるまは何に使うのだろうか…( ゚д゚)


【ぴかり、持久走の極意!?】

 ところで第8話後半の体力測定のエピソードでは、てこはガチガチだった。
その様子をぴかりは見ていた。

 ちなみにぴかりが思うにてこは、
「普通の人とは存在感が違っていて、ぴかりのところにやって来るときは時々ワンコのようになる」という。

 特に50m走の時にはぴかりの悪い癖を見た。

 それは途中で諦めること。嫌なことからすぐ逃げちゃうこと。

 てこは体力がないと思っていて、自分のことを「ダメ山ダメ子」と自称していた。

 ・・・けれども1000m走…持久走の時にぴかりはてこに耳打ちした。
とっておきのおまじないをかけた。
 ちなみにこの時のてこは「どうせビリだし…」と思っていたが…。

 とっておきのおまじない。それは
 
必ず最後尾からスタートして、できる限り疲れないように、疲れないように走り、
ラストで思い切りダッシュすること。

 要は、やり方と考え方…。
 嫌なことだからって、気持ちまで嫌になっちゃうことはないのだ…。

 てこは11位でビリにはならなかった。


 ・・・「またやりたい…」

 そう言ったてこにぴかりは「てこは負けず嫌いなのでは」と思った。
 てこは自分が「負けず嫌い」と人に言われたことは初めてだった。

 「てこについて知ってることが増えたから私はうれしいよ」とぴかりに言われたので
顔をすっかり赤くするてこだった…。

「どんなに大好きでよく知っていると思っても、
知らないことはいっぱいあって、
それを見つけると宝物を発見したようにドキドキして嬉しくなり、
またもっと好きになる」 

…てこの新たな一面を見つけたぴかりは
てこがもっともっと自慢の友達になった」と思っていた…。


 ―― てこは自分がダメな子だと思っているのは第4話のプール実習などでも同じようなシーンがあったけど
今回もぴかりに救われているなあ。 ――

 けれども、そろそろ出てきても良さそう。
…てこがぴかりを助けるシーンが。

 …けれどもその前にてこができることが少しずつ増えていくといいなあ、と自分は思っている。
負けず嫌いのてこなら、必ずしもぴかりと一緒にではないけど、乗り越えていけそう!

(※ソース
TVアニメ「あまんちゅ!」公式サイト
ものがたり
第8話 『秘めた思いのコト』『まだまだ知らないコト』

 ―― 2年前の鞠莉と同じようなことがもしこれからあったなら、
高海千歌たちAqoursの1・2年生ならどうするのだろうか? ――

 「鞠莉の足のケガを心配していた果南がわざと歌わなかった」というのが
黒澤ダイヤ・小原鞠莉・松浦果南2年前東京のステージで歌えなかった件の真相であることが第9話で明かされた
アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』

 鞠莉は2年後にその真相を知り、果南と和解し、Aqoursに加入。
そして鞠莉に果南の気持ちを話したダイヤもAqoursに加入し、これで9人のメンバーが揃った。


【鞠莉のケガの件の元ネタはもしかして…?】

 ところで足の怪我あるいは不調といえば、現実の世界で言えば絢瀬絵里役の南條愛乃さん。
MステやNHK紅白歌合戦には出場せずに最高のパフォーマンスをするためにファイナルライブに備え、μ'sのメンバーたちとやり遂げたと聞く。

 ―― この頃流行りの「共感性羞恥」とは違うけど、アイドルのケガほどもどかしい物はないと自分は思う。
ケガはいつ起こるかわからないから仕方ないけど…。 ――
 
 
 ちなみにμ'sはアニメでは特に大きな怪我はなく…特に目立ったいわゆるケガ回はなかった。
もっとも、作者が難しい問題だから避けてきたのかあるいは気にも留めなかったのか知る由はないが…。

 …けれども自分は
「Aqoursのメンバーの誰かがいつか、鞠莉たちがかつて経験したような問題に直面するのでは…?」
と踏んでいる。

 自分が思うにケガをするのは高海千歌・桜内梨子・渡辺曜のうちの誰かで、特に千歌がケガの場合3年生が特に動きそうな予感がする。
 μ'sの高坂穂乃果が1期の終盤で意気消沈している時に絢瀬絵里が「穂乃果の手に救われた」と言ったようなセリフをおそらく千歌に言うだろうと思う。

  ―― とにかく
「鞠莉の足の怪我の件は、現実に膝の不調だった南條さんがモデルというか元ネタだったのでは…?」
…と思わざるをえないなあ。 ――
 

【ダイヤ様はAqoursに入ったけど…】

 ところでダイヤ第9話では
2年前のステージで鞠莉を心配するあまり歌わなかった果南をかばっているふしがあった。

 ダイヤは鞠莉に果南の気持ちを伝え、鞠莉が果南と直接話して(ビンタとハグで)和解したけど、
 
 ―― 自分が思うに、第2話で黒澤ルビィがスクールアイドルの雑誌を見ていた時にダイヤが
「見たくないから片付けて」と言ったシーンは実は
果南と鞠莉の問題とは実は別の問題ではないか…? ――

 ダイヤはスクールアイドルを妹のルビィのすすめもあって再び始めたけど、
スクールアイドルの大会で優勝とまでは行かないけれども
上位にならなかったらすぐ離脱する…そんなふうに感じている。

 そういえば第1話で千歌と曜がスクールアイドル部の申請書をダイヤに出した時(※申請書を出して2回目)ダイヤは千歌にこんな事を言っていたなあ。

「『ラブライブ!』に出場するにはオリジナルの曲でなくてはいけない…
スクールアイドルを始めるときに最初に難関になるポイントですわ。
東京の高校ならいざしらず、うちのような高校だとそんな生徒は…

 ・・・ダイヤはもしかしたら
『ラブライブ!で勝てなければスクールアイドルじゃないし、廃校も阻止できない』
と考えていて、特に東京の、都会のスクールアイドルに嫉妬みたいなものを抱いているのでは…?
と自分は思う。
 
 その嫉妬心が今はダイヤの中で眠っていて、東京スクールアイドルワールドのような大会の結果でふと燃え上がるように感じる。

 ―― それにしてもAqoursが活躍する頃のラブライブ!に出場する5000を超えるスクールアイドルはみんなパフォーマンス重視なのだろうか。
 μ'sとA-RISEの活躍で『スクールアイドルのレベルが向上した』とダイヤは第8話で言っていたけど、それって本当にレベル向上といえるのだろうか? ――

 …自分はAqoursらしさ、Aqoursしか出せない色を出せたなら
きっと評価は少しずつだが上がっていくのではと考えている。

 桜内梨子第8話で言っていたけど
0から100は無理だが、「0から1は不可能ではない」
…これを老若男女、多くの人に伝えられたらスクールアイドルランキングは上位になり、大会でも上位になりそうな予感がするなあ。

 特にラブライブ!ばかりがスクールアイドルではないことを示したり、
μ'sやA-RISE…特にμ'sが果たし得なかったことを果たしたら大勝利だと自分は考える。

 そのためには視聴者も動き、そのヒントをAqoursに与えることができたら…とも自分は考えている。

(※ソース
ラブライブ!サンシャイン!! Official Web Site 

ちなみに第9話のサブタイトルは 
『#9 未熟DREAMER』でした。)

 歌『え』なかったのではなく、歌『わ』なかった。

 …前回のアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』第8話では、
黒澤ダイヤが2年前に東京の大会のステージで歌えず、特にその後は小原鞠莉松浦果南の仲たがい状態になっていたが、
仲たがいについて「歌えなかったことで敗北したから」ではなかったことが最近放送された第9話で明らかになっていた。


【3年生組、2年前のステージの真相に迫る千歌たち】

 果南・鞠莉・ダイヤがスクールアイドルをやっていたことをダイヤから聞いた高海千歌
まずランニング中の果南を見つけると話を聞こうとするが逃げられてしまった。

 千歌は
「果南は東京のイベントで歌えなかったからって、
スクールアイドルをやめてしまうような性格ではない」
と考えていた。
 果南は千歌の幼なじみで、
千歌が幼いころ、水に飛び込めなかったけれども
「絶対できるから!」と応援してくれていたから…。

 …また、ダイヤの妹・黒澤ルビィがダイヤたちのことを知ってそうだったので
逃げるルビィをヨハネこと津島善子が捕まえて聞いてみることにした。

(※ちなみにヨハネは堕天使奥義堕天流云々を発動した…
だが国木田花丸のチョップでおさまった…
( ゚д゚)ポカーン)

 ルビィ…⌒°( ;ω;)°⌒ブワッ

 …ルビィの話によれば、
「姉は東京のライブ以後、スクールアイドルの話はほとんどしなくなった」という。

 また、果南を鞠莉は「逃げている」と思っていたが、ダイヤが果南をかばっている様子だった。
「逃げただなんて言わないで。逃げたわけじゃない」ダイヤが鞠莉に言っていたのをルビィは聞いていた。


 …まだ外は暗い早朝。ランニング中の果南の後をAqoursの6人がつけてみたが、バテてしまった。
ただ、果南が走っている様子は楽しそうで元気そうだった。
 そして神社(弁天島)で一人踊っているところも千歌は影で見ていた。

 そこに鞠莉が現れたが、復学届を提出はしたものの

 「やっと逃げるのを諦めた?」
と鞠莉が言ったとき、
 「学校を休んだのは父のケガが原因。
復学してもスクールアイドルはやらない」
と言って、去っていた。


い~かげんにしろ~!!!】

 鞠莉と果南が取っ組み合いのケンカをしたのはそれからのある日の浦の星女学院で。
階上の教室からステージ衣装が落ちてきたのを2年生の高海千歌・渡辺曜・桜内梨子の3人は見ていた。

 鞠莉が衣装を渡したのを果南が窓から投げたのだろう…。

「強情も大概にしなさい!たった一度失敗したくらいで…
千歌っちだって再スタートを切ろうとしているのに何で!?」と言う鞠莉
「もう2年前の話だよ?だいたいスクールアイドルなんて…」と言う果南
「二人ともおやめなさい!みんな見てますわよ!
果南にいくら言ってもスクールアイドルをやることはありません!」と言うダイヤ

 そこに千歌が割って入った。

「い~かげんにしろ~!!!」

大声で注意したのだ。

「もー!なんかよくわからない話を
いつまでもいつまでも
ず~っとず~っとず~~っと!!
隠してないでちゃんと話しなさい!!

ダイヤさんも鞠莉さんも果南さんも
3人揃って放課後部室に来てください。
いーですね!?」

 けれども3人からは詳しいことは聞けなかった。

 ちなみに果南は弁天島で踊っていたのをルビィが話した時
顔を真っ赤にしていた…。
 「スクールアイドルは絶対にやらない」の一点張り。


 ・・・けれどもダイヤに何か知っているのではと梨子が聞き、
逃げようとしたところをヨハネが取り押さえた。

 ―― それにしてもヨハネは
黒澤姉妹に強かったのか…⌒°( ・ω・)°⌒ ――



【腹を割って話そう】

 東京のイベントで果南は『わざと』歌わなかった。
「それはあなたのため」と鞠莉にダイヤは言った。

 2年前のイベント当日、鞠莉は足を怪我していたのだ。
「あのまま進めていたらケガだけではなく事故になってもおかしくなかった」

 …ダイヤは真相を語った。

 鞠莉は東京のイベント後の花火大会に向けてスクールアイドルを続けようとしていたが
留学や転校があるたびに断り続けていた鞠莉をずっと見てきた果南は
「このままでは自分たちのせいで鞠莉からいろんな可能性が奪われてしまうのではないか」と考えていた。

 ・・・「(自分に一言も相談しなかった果南をぶん殴る!)」
ダイヤの静止を振り切り、大雨の中外に飛び出した鞠莉
果南を殴らないと気がすまなかったのか、あるいは果南の気持ちにずっと気づかなかった自分が悔しかったのか…
その真相は不明だが、鞠莉は少なくとも大泣きしていて
その泣き声と涙は大雨にかき消されていたと思われる
・・・

 …鞠莉は転んだ時に思い出した
「離れ離れになっても鞠莉の事ずっと忘れないから」と言っていた果南の言葉を…。


 ・・・スクールアイドル部、部室。

 鞠莉は果南を呼び出した。
いい加減話をつけようと思ったから。

「将来なんてどうでもいい、留学なんて全く興味なかった。
当たり前じゃない!だって果南が歌えなかったんだよ…?
放っておけるはずない!!」
そう言った鞠莉は果南をビンタした。

「私が果南を想う気持ちを甘く見ないで!!」

 一方果南は

「だったら素直にそう言ってよ!ちゃんと言ってよ!」

 ビンタされる準備をしていた鞠莉だったが、果南はそんな鞠莉をハグしていた。

 …鞠莉と果南は互いにハグして一緒に泣いていた…(´;ω;`)


 学校の外、校門でダイヤは千歌に
「鞠莉と果南を頼みましたよ。ああ見えて繊細ですから。」と言っていたが、
ルビィ「親愛なるお姉ちゃん、ようこそAqoursへ!」と衣装を渡し、
ダイヤもまたスクールアイドル部に入った。

 こうしてAqoursは9人となり、
おそらく花火大会のステージでであろう…新曲『未熟DREAMER』を披露した…。

 ちなみにAqoursのユニット名を考えたのはダイヤで、
2年前の果南・鞠莉とのユニットもそうだったという…。


 ―― もし千歌たちAqoursの1・2年生が
かつての鞠莉・果南・ダイヤのような場面…
メンバーの一人が本番前…あるいはその直前にケガという場面に遭遇したら
どんな答えを出していただろうか? ――

 果南がしたようにわざとステージで歌わないという選択、あるいは別の選択…
 …とにかくいわゆるケガ回はまたありそうな予感がするなあ。

 主人公の千歌は、メンバーが苦境に立たされたのを目の当たりにした時どう動くか。
…Aqoursのリーダーの見せ所だなあ。

 …それにしても鞠莉と果南もお互いに素直になれた…かな?

 でも、ダイヤはどうだろうか…?

 …思えばアニメ1期では、まだダイヤは泣いてないなあ。

(※ソース
ラブライブ!サンシャイン!! Official Web Site 

ちなみに第9話のサブタイトルは 
『#9 未熟DREAMER』でした。)

(;8;)<ホノカチャン…
(;8;)<タマチャン…

 前回のアニメ『ReLIFE』第8話ではバレー部の玉来ほのかが再試のための勉強で疲れて部活中に倒れてボールを転がし、それがバレーの練習中の狩生玲奈を転ばせて足を捻挫させその責任を感じたほのかが謝ろうとしたが狩生に辛く当たられてしまった。

 ちなみにほのかは狩生に
「あたしは天才じゃないの!
あたしは努力して努力してやっとなの!
ほのかにはわからないかもしれないけど、
あたしなんかいなくたってチームには何の影響もないじゃん!
ほのか一人いれば勝てるんだから!」
と言われてしまった…。

 ほのかと狩生は親友だが狩生はかつてほのかにスポーツの面で劣等感を感じていた。
(※なお狩生の日代千鶴についての劣等感の問題は、
日代の笑顔の件も合わせて第5話で解決済み。
それ以降、狩生は日代と一緒に学食で昼食を取るように。)


【みんな、玉来ほのかと狩生玲奈のことが心配…。】

 ほのかと狩生の様子が変…。

 そのことはほのかの幼なじみである犬飼暁朝地信長だけではなく、
日代も気になっていた。

 狩生がいない学食で日代はほのかに

「玉来さん、ちょっとブサイクですね」と言っていた。

 それを聞いたほのかは自分が泣いていたのがバレてしまったのかと思っていた。
そこで日代に聞いた。

「ヒシロンって、
頭がいいことで周りの人を傷つけたりぶつかっちゃったりしたことって今まであったっけ?
人のやる気を削いじゃったり、もう全部一人でやればいいじゃん…って思われたりとか…」

 この時の日代は「ちょっとよくわかりません」と返したが、
のちにほのかと狩生の件について海崎新太の家を訪れて相談することに。

 日代はそれだけではなく、ほのかが狩生を避けているのを廊下を一緒に歩いている時に見ていた。
(※他にも日代は見ていないが狩生に話しかけようとするとほのかは声が出なくなっていた。)
 またほのかとの昼食後には「友達 様子 おかしい 対処法」でググろうとしていたが、そうせずに海崎のところを訪れていた。

 …それにしても、
海崎のLIME(LINEみたいなもの)に「Hello」のスタンプメッセージ(?)を何度も送り続ける日代って一体…。

( ゚д゚)ポカーン


 ・・・ちなみに当の海崎は放課後の夕方、再試対策の勉強を切り上げて
「オーガ(大神和臣)と狩生を二人きりにしてやろう」という「オッサンのはからい」を見せていた。

 そんな海崎は学食で日代と玉来と狩生が一人でバラバラに食事するようになったことや、狩生が部活に行っていないことから
「日代と玉来に何かあったのでは」と思っていた。


 ・・・さて、オッサン…
もとい海崎のはからいにより二人きりになったオーガと狩生。

 オーガは狩生に「先に帰って」と言われたが
オーガは狩生の課題が終わったから一緒に帰ろうとしていた。
 けれども狩生に「空気読めない」と言われたオーガは
「何それ!
今日の狩生、輪をかけて感じ悪い。」と言われたが
「ほら、駄々こねてないで帰ろうね~」と狩生の手をとった。

 そして、狩生がオーガの手を振りほどき転んでしまった時に、
「ほっといてよ!
聞こえなかったの?
いつまでそこに居んのよ…!
ほっといてって言ってるの!」
と狩生に言われたが、オーガはこう言った。

「さすがに泣いている女子置いて帰れるわけないだろ。
非力で抱えてあげられないけれども、肩ぐらい貸すから下まで一緒に降りよう。
階段でコケたら大変だよ。」

 …オーガの肩を借りて階段を降りる狩生はこう思っていた。

 「私が男だったら、こんな女絶対嫌だ…。
 プライドばっか高くてすぐキレて、わけわかんない…。
 ほのかもあんなひどいこと言われてもう絶交されてもおかしくないのに…。

 素直になれない…。
 どんどん自分のことが嫌いになっていく…。」

 …ちなみにリライフ研究所のサポート課の夜明了小野屋杏
被験者の海崎ともう一人の被験者が思春期の高校生たちとうまく関わっているかが気になっていた。
 ちなみに、思春期の高校生たちと関わることで歳を重ねて鈍ってしまった感情を刺激するのもリライフ実験の目的らしい。


【海崎新太、日代千鶴の相談に乗るが日代を…】

 海崎は日代が自分の家を訪れてほのかのことを相談に来た時、焦っていた。
服をきちんとしなければならなかっただけではなく、
先にも述べたが「Hello」のメッセージを何度も送られたから…( ゚д゚)
 
 ちなみに日代が電話で相談しなかったのは友達と長電話の経験が一度もなかったから…。

 なおも海崎はまだ動揺していた。
「日代は男一人の部屋で動揺しているのではないか…
うまく帰らせたほうがいいのか…
日代さんの鈍感レベルはオーガ並だから気にしないほうがいいのか…」と。

 ちなみに動揺している海崎に小野屋杏からメールが。

「襲っちゃダメですよー☆」

( ゚д゚)ポカーン

 ちなみにこのときの海崎は夜明と小野屋に監視されていた…。

 
 ・・・日代はほのかと狩生のことを海崎に話した。
すると海崎は「日代が空気を読むようになった」ということを話した。
直接本人に聞かずに海崎に聞いていたから。

私はなぜ遠回りを…?
自分のことではないからだと思います…。
私は感情がバカなのでいろいろと間違えます。
自分のことだったらそれでもいいんですが、
狩生さんと玉来さんのこと、私がバカをして間違えるわけにはいかないので…」

 そうつぶやいた日代は海崎にこう言った。

「去年、私のクラスにはいじめがありました。」

 日代はこの事態を収めようと「やめなさい」と注意したが、
いじめは悪化しいじめられた子は2年の終わりに転校したという。
とくに日代はいじめられた子に
「余計なことをしないで、自分が耐えていれば今以上にひどくはならないのに…」と言われていた。

 ・・・この時海崎はリライフ前に働いていた会社のことを思い出した。
 …特に海崎の教育係である女性の先輩のことを。

先輩はこう言っていた。

「海崎君は正しいと思う。
でも組織の中では我慢も必要なの。
たとえ理不尽でもね。
私は大丈夫だから。
だから海崎君も……大人になって…。」

 ・・・日代はいじめられた子について
「彼女は彼女なりに均衡を保っていた。
けれども自分の感情だけで踏み込んで事態を悪化させた。
自分には人の気持ちを考えた行動ができないのだとひどく後悔している…
その後は言われたとおりに口を出さず見ないように過ごした」
と語った。

 それを受けて海崎は自分の会社での経験を学校に置き換えて語った…
つまり「学校で日代さんのように先輩がいじめられていたのを自分が止めようとした」と語ったが
海崎はいじめられた子について日代に聞いたことと同じことを言われた時に
昔のことを、先輩のことを思い出して息が詰まってしまったのだ。

 …日代はこう言ったのだ。 

 「その方はその後どうなったんですか?」


 ・・・「海崎さん…?」と呼ぶ日代。

そんな日代を思わず海崎は、抱いてしまったのだ…!
そして謝った。 

「すみません…
俺がもっと大人だったら…!
すみません…
すみません…」

 思わず日代を抱いてしまった海崎は我に返り
「通報しないで」と謝っていたが、日代は

「よかった…。いつもの海崎さんです」

と安心した笑顔
を見せていた。

 そして日代は
「狩生と玉来の件についてそっとしておくのが最善かなと思っていたが
二人が別々にいるのが嫌だ」
ということを海崎に明かしていた。

 海崎は自分も二人の件を何とかしたいと思っていたが
「踏み込んで良いのだろうか…?
本来同級生でもないのに彼らの貴重な青春を壊してしまったらどうする?」
という恐怖を感じていた。

 けれども日代は思いもよらぬ言葉を口にした。


【日代さん、立ち上がる。】

「一緒にリベンジしませんか?」

 失敗を引きずっている自分を倒したいという思いから。
 「失敗は忘れてはいけないと思います。
でも悪い思い出のまま引きずって逃げ続けていたらいつまでも変われないと思うんです。
失敗があったからこそできるようになることもあると思うんです。
海崎さん、一緒にリベンジしてくれませんか?

ちなみに日代は、海崎の手をとって

 「ファイオー!」 と叫んでいた…。

 …( ゚д゚)ポカーンとなる海崎だったが、
日代の表情は自信にあふれていた…。


 ・・・そして日代は海崎とともに夜にバレー部の練習中のほのかのもとを訪れ、狩生について部室で話をすることに。

 一方、犬飼と朝地は部室でほのかが海崎と日代と話しているのが聞こえたのに気づくと、犬飼がオーガと一緒にいる狩生をそこに連れて行った。
 …ほのかの想いを聴かせるために。

 するとほのかは思わぬことを口にした。

 「本当は高校ではバレーやらないつもりだった」と…。


 ―― 日代はほのかと狩生のトラブルについて海崎に相談…
これは、日代の成長といえるなあ。
あと学食のオムライスも… ――

 ただ日代が海崎に言っていたいじめの件は本当に去年のことなのだろうか?
 もしかするといじめの話は海崎の話のように日代が「例のアレ」をやる前の話なのでは…?

 それにしてもほのかと狩生の件についてオーガも犬飼も自分なりに答えを出そうとしているみたいだなあ。

 …すると二人の件は海崎・日代・オーガ・犬飼・朝地がそれぞれにだけど一丸となって…
いや、ほのかと狩生も一丸となり解決に向かうのでは…?

 特に自分の殻に閉じこもって「もうこのままバレー部を引退しよう」と思っている狩生が
誰のどんな言葉や行動でその考えを吹き飛ばすかが次回は気になるなあ。

【追記】

記事タイトルを変更しました。 

(※ソース
TVアニメ『ReLIFE』公式サイト
STORY 第9話
「リベンジ」

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