(・8・)<フミチャン! (・8・)<ヒサシブリ!

 久しぶりに連載再開された『金田一少年の事件簿』
既に『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』とタイトルが変わっているが
今年で25周年
 最近は京王電鉄・都営交通・タカラッシュとコラボした謎解きイベントが開催されているとのこと。

 ・・・ここまでは現実の話。
 
 …今回の事件『金田一二三誘拐殺人事件』で、
フミにとっては短編の『金田一フミ誘拐事件』に次いで2度目の誘拐事件の被害者となる。
 
 ―― ただ、フミが誘拐犯に殺されるのかについては
「それは十中八九ない」と自分は思う。
誘拐の目的はフミではなくもっと別なもの…
つまり誘拐は目くらましで誘拐犯には絶対に殺したい人物がいそうな予感がする。 ――

 
【手がかりは、新撰組!!】

 そもそも金田一一のいとこ・金田一二三が誘拐事件に巻き込まれたのは
京王線・高幡不動駅の金剛寺(高幡不動)で開かれる新撰組まつりに行ったとき
 フミは小学生限定の「子供コスプレ隊」に参加し着替え室にいた時に背後から何者かに襲われてしまったのだ


 …ちなみにはじめは、フミの父・金田一丙助が幻のコーヒー豆を求めエチオピアに行ってしまったため保護者代わりにフミについていくことになった。
 
 ちなみにはじめは七瀬美雪も誘った。
なおその本心は…

 美雪とデートして『ヤろう』としていたこと。
しかも、顔にちゃんと描いてあったのでフミにお見通しだった…

「コスプレさせたらフミはさっさと家返して美雪と二人きりに。
そしてネットで厳選した沿線のデートスポットであんなコトやそんなコト…」
という本心(下心)を…

( ゚д゚)ポカーン

 ・・・さて、フミ・はじめ・美雪が向かった金剛寺は新撰組副長・土方歳三の菩提寺。
 フミが参加したい子供コスプレ隊の他にこの日は特別に新撰組隊士・同姓同名コンテストが開かれていた。

 ちなみにはじめ新撰組に関する知識は名前をゲームで知っている程度。
しかも近藤勇・土方歳三・沖田総司は漫画のキャラではなく実在したことを、新撰組まつりに来て初めて知ったという。
だからなのか、はじめは
「新撰組に『金田一一』という名前の人がいるのではないか」

と思っていた。
 ちなみに『一(はじめ)』といえば、新撰組には斎藤『一』がいる。

 ―― 今回はまだ登場していないが新撰組隊士と同姓同名の人物が続々と登場しそう。
 特に殺され方は現実の隊士の死に様に見立てられる可能性が高そう。
 例えばこれから「近藤勇」という人物が登場したら、首無し死体で発見されるとか。 ――


 【これからの事件のヒントは、第1話前半の美術の授業!?】

 ところで『金田一二三誘拐殺人事件』第1話前半には、はじめの美術の授業のシーンがあった。
 はじめは徹夜で朝までゲームしていたので瞼に目を描いて寝る古い手を使って美術の先生をごまかしていたが、
これで5回目ということでバケツを持って廊下に立たされることに

 そこに校務員のおじさんに忘れ物を届けに来たと理由をつけて校舎に入ってきたフミがはじめの前に現れ
「新撰組まつりの子供コスプレ隊に参加したいから保護者役で付き合って」
という話をした。

 このときフミの提案ではじめは、
美術室にあった修理申請中のダビデ像(?)を使って
バケツを持って廊下に立たされているはじめを演出
した。

 ダビデ像「……。(解せぬ)」

 ―― このコマでは、事件の重要な手がかりになる「!?」が大きく描かれていたなあ。
これはこれから起こるフミの誘拐事件で使われるだろうトリックの大きなヒントになるかも…
あるいは、フミが誘拐犯から逃げ出す手段かも…。――


 ――これから、フミを誘拐した真犯人は、
誘拐を餌に本命である新撰組隊士と同姓同名の人物を殺していくのではないか? ――

 また犯人は冒頭で
「調布… 明大前… 渋谷… 森下… 住吉… 大門…」
「一瞬のミスも許されない。必ずやってのける…必ず…!!」
と言っていたことから、列車トリックも登場しそうな予感がするなあ。

 それにしても犯人のいる場所、
ダンボールの山が周りにあることから、そこはどこかの事務所っぽい場所だったなあ。
 そして特別開催された「新撰組隊士・同姓同名コンテスト」も実は犯人の計画だったりして。
 今回の事件の容疑者たちはまだ明かされていないが彼らは金剛寺の関係者か祭りの関係者か参加客
その中には新撰組隊士と同姓同名の人物が少なからずいるかも。
 
 そして、同姓同名ではないものの新撰組隊士・神崎一二三の名前の一部を持つ
金田一二三はこれからどうなってしまうのだろうか…

(;8;)<フミチャン…


【ソース】
週刊少年マガジン 2017年第31号
『金田一少年の事件簿R・金田一二三誘拐殺人事件』
講談社 (第1話)p12~p36