にぎる。

『にぎる。』にようこそ! このブログは私が見たアニメやマンガの感想を自由気ままに書いています。

『にぎる。』にようこそ!
このブログは私「群良源(むらいげん)」が観た(読んだ)
アニメやマンガの感想を自由気ままに書いています。
現在『金田一少年の事件簿R』シリーズが中心です。
また『けものフレンズ』(再放送)の感想も書いてます。

twitterもよろしく https://twitter.com/genmurai

 現在『イブニング』で連載中の『金田一少年の事件簿30th』は、未だに『〇〇殺人事件』のようなタイトルなし。

 東北の鬼戸(おにのへ)村を金田一一七瀬美雪、そして佐木2号こと佐木竜二が夏休みの宿題の課題の取材に訪れるがそこで墓獅子祭の本番中に村の若者たちが相次いで殺される事件に巻き込まれる…

 そんなストーリーが展開されている。

 ――  自分はこのブログではこの事件に『墓獅子祭殺人事件』と仮題をつけることにした。 ――


 『墓獅子祭殺人事件』(仮)の犠牲者は今の所3人。

 墓獅子祭本番、星宮つむぎが舞を披露中に
 客席でニコチン毒が仕掛けられた毒針により殺された白神流星
 
 同じく本番中に
 音響室で背後から盆の窪をノミで突き刺され殺された鬼倉詩乃
 
 そして墓獅子祭の翌日、
 火の見櫓の高所で首を吊られ殺された鮫川涼馬


 第5話の終盤で鬼戸村の住人の一人・赤萩冬華と週刊代現記者・宇治木政宗によって5年前に吊り橋の崩落事故があったことが明かされ
 さらに十海七津美指導日誌によれば今回の事件の犠牲者3人は墓獅子舞中に金獅子を盗み出そうとした過去があったこともわかった。

 はじめは鬼戸村の関係者たちの話から

 ・兄を失った赤萩冬華
 ・息子を失った雨崎源五郎
 ・婚約者を失った宇治木政宗
 ・夫と子供を失った十海七津美
 ・家族を失った星宮庄吉星宮つむぎ

 の、6人の中に3人を殺した真犯人『墓獅子』がいると考えた。

 そして『イブニング』2023年1月1日号によると
 十海七津美の夫は「十海一郎」ではなく「十海鋭二」だということが明らかになった…!

 ちなみに、はじめが「十海一郎」という名を知ったのは『週刊代現』記者・宇治木政宗が持ち歩いていた新聞や雑誌の切り抜きファイル。


 ―― 七津美の夫は「鋭二」だったか…。
 誤植でないとしたら「十海」という名字の例の吊り橋事故の犠牲者は
「一郎」「美緒」「鋭二」の3人いるのか…?
 先生2人いるのか…? ――


 また前回第8話ではじめは、鮫川殺しについて「金獅子は『エサ』である」と推理した。
 また、火の見櫓でロープがかかっていた下の鉄棒のサビが擦れてなくなっていてロープにごっそり擦れた赤サビがこびりついていたのを見つけた。
 佐木の画像を見たときに、赤サビは数十センチあったことからはじめは空中密室のトリックを見抜いた
 またはじめは、星宮庄吉が撮影した墓獅子舞本番のビデオを見せてほしいと頼み
 佐木のノートパソコンで庄吉が撮った墓獅子舞の写真を見ると番号は「001」から順番通りだったが「043」と「044」が抜けていた。
 ちなみに「042」と「045」はつむぎが墓獅子舞を舞っているところだった。

 はじめは庄吉の写真を見た時、ある一枚について「気になることがある」と言い
 更にはじめは墓獅子舞を舞い佐木が庄吉に貸してもらった映像を見せてもらい写真に覚えた違和感の答えがわかり、
「匂いの正体」にも気がついた


 そして『謎はすべて解けた』という金田一一おなじみのセリフが登場した…!


 【吊り橋崩落事故の真相】

 『墓獅子祭殺人事件』(仮)第9話は青森県警の桑原火等士警部が関係者たちを集めにはじめのところにやってきたシーンから始まった。

 関係者たちははじめに次のようなことを言っていた。


 雨崎源五郎
 「診療を早めに切り上げてきたんだ。
 なにか事件のことでわかったと言うから…」

 十海七津美
 「さっき聞かれた"あの事故"と今回の事件はなにか関係があったの?」

 赤萩冬華
 「お兄ちゃんが死んだあの事故のことですが?十海先生。
 それならあたしもきかれたけど…」

 宇治木政宗
 「俺の婚約者もあの事故で命を落としたんだ。
 さっき見せた記事が参考になったんだとしたら、やっぱり動機はそこにあるのか?」

 星宮庄吉
 「俺が渡した写真が何か参考になったのかい?」


 星宮つむぎは、沈黙を貫いていた……。


 ・・・「ええ、庄吉さん。すごく参考になりましたよ。」

 はじめは庄吉にこう返し、

 「まず最初にこの事件を引き起こした動機について話そうと思う。
 皆さんだいたい察しは付いてると思うけどそもそもの始まりは5年前に起きたこの鬼戸村の観光名所であった吊り橋の落下事故だった

 と言い、事件の発端を語り始めた。

 「十海先生から聞いた話だとどうやら5年前も墓獅子舞の日にお宝の金獅子が一度盗まれかけたことがあったらしい。」
 
 これを聞いた庄吉とつむぎは驚き、庄吉ははじめに

 「まさか!! あのときも金獅子の管理を任されたがそんな話まったく聞いてないぞ

 と言うと、はじめは

 「ええ、そのはずです。
 見つけたのはたまたま通りかかった十海先生の夫・十海鋭二先生で、盗もうとしている連中を見とがめて事なきを得たんです。
 そしてその時の窃盗未遂の犯人こそが、今回殺された3人…まだそこそこ子供だった鮫川涼馬、白神流星、鬼倉詩乃だったんです。」

 「中卒で板金工場で働いていた鮫川がお宝を溶かして金塊にして大金を手に入れようと持ちかけたんじゃないかって話だった。」
 
と返し、
 「そうですよね?十海先生」
 と話した。

 「ええ、夫からそういうふうに聞きました。
 と十海七津美が答えると、庄吉

 「あきれたわ……!
 ガキの頃からろくでもない連中だとは思ってたが…」

 と言った。

 

 …「金獅子窃盗未遂事件について十海鋭二先生は学校や親には言わずしばらく様子を見ることにした。
 なんだかんだ言っても子供だし3人の将来のことも考えての気遣いだったんだろうと思う。


 話を続けるはじめはこう言い、更に話を続けた。

 「だがあの3人はそうは思わなかった
 
 数千万はする村の宝を盗もうとしたのがバレたら大騒動だ。
 学校はもちろん村にもいられなくなるかもしれない。
 仕事もクビになるだろうし最悪警察に…

 十海先生がいつ自分たちのことをバラすか毎日気が気じゃなかったはずだ。」


 そしてはじめは、

 「5年前鮫川・白神・鬼倉の3人が吊り橋の入り口の看板を見つけ、
 十海鋭二先生が子供の送り迎えに吊り橋を使うことを知っていたので役場の人が立てた立入禁止の看板を外してどこかに隠した


 「関係者の話では吊り橋は1~2人渡るくらいでは橋は落ちることはなかったので橋が軋むとかで脅かすだけのつもりだったが、
 思わぬことが起きてしまった……橋が壊れているという話だから他のルートに向かう予定だった観光客の一行が看板がなかったのを見て橋の修理が終わったものだと勘違いして一気にぞろぞろと吊り橋に来てしまった
  慌てた3人はきっとその看板を戻そうと思ったに違いない。
 しかし時すでに遅し、最悪の事態は起きてしまった。」

 「今回の連続殺人事件の犯人はおそらく…戻しに来た看板を抱えたままこの3人が現場から逃げるのを目撃したんじゃないだろうか
 自分たちのせいで起きてしまった大惨事の場から慌てて逃げ出すその姿をね。」

 「…そして、いまここに集まってもらった6人は全員が5年前の事故で大切な人を失っていて、あの3人を殺す充分な動機がある…
 鮫川・白神・鬼倉の3人を殺害した犯人 "墓獅子"はこの中にいる

 と言った。


 …この時犯人"墓獅子"はこう思った

 「(まさか…
 気づいたというのか!? この事件の真相に!
 …いや大丈夫!
 あのトリックに気づくわけがない
 それに鮫川の首吊りにしたって不可能犯罪なんだ。
 大丈夫だ!絶対に……!」


 【空中密室の真相】

 「ちょっと待ってくれ金田一くん。
 この中に犯人がいるだって?
 それはありえないだろう!」

 「だって最初の2人があの本堂で殺された時
 ここにいる全員にアリバイがあったことはほかならぬ君が検証してたじゃないか。
 それにその後の鮫川涼馬の首吊りだってあれはどう見ても自殺だよ!
 あんな高い所に他人を吊るせるわけがない!そうだろ?」

 宇治木がはじめにこう言ったのではじめは鮫川の空中密室の謎…大柄な彼を高所に吊るす"空中密室殺人"という不可能犯罪をやってのけたのかを解き明かすことにした

 
 …関係者たちを火の見櫓前に集めたはじめは、
 佐木に鮫川に見立てたマクラを背負わせて火の見櫓の梯子を登らせた

 
 はじめは関係者たちに言った。

 「犯人は恐らく盗まれて行方不明の金獅子をエサに鮫川をおびき出した
 櫓の上に金獅子があることを思わせぶりに言ったのかもしれないな。
 金獅子はかなりの重量があるみたいだがリュックにでも入れて背負って降りるくらいできるだろう


 なにより5年前にも盗もうとした大金のお宝だ。
 目の前に現物をチラつかせればすぐに飛びつくと踏んだんだろう
ね。」

 
 ・・・佐木が火の見櫓の入り口に着いた。

 佐木は鮫川の首に見立てたマクラをひょっこり出すと櫓の入り口に仕掛けられた地上にいる美雪がロープを引っ張った

 すると、『マクラの首』が締まった

 「引っ張ったロープは櫓の別の鉄骨にしばりつけ、
 鮫川が死んだとわかったあとの引っ張り用のロープは一方を放して回収すればまさに首吊り自殺に見える"空中密室"の完成
となる。
これならここにいる誰にでもできる。」

 と、はじめは推理した…。


 【庄吉さんが本堂の星神・鬼倉殺しのカギを握る…?】


 「でも…ちょっと待って金田一さん。
 それで鮫川さんを殺すことはできたとしても白神さんと鬼倉さんを殺すことはここにいる誰にもできなかったんじゃない?
 まさに全員にあったわけだから。あたしも含めて。」

 赤萩はこう言ったが

 「そのトリックももう解決済みさ」

 とはじめは返した。

 
 …はじめは関係者たちとともに本堂に向かった。


 はじめは関係者たちの前でこう言った。

 「あの時ここにいる全員が確かにこの場に揃っていた。
 そしてそれぞれがほんの短い時間だけ席を立ったりしていた。
 まったく墓の外に出ていない人もいたがどっちみちその誰にも鬼倉詩乃を殺すことはできなかったし、墓の外に出ていなくなっている間に白神流星の椅子の背もたれに毒針を仕込むことができた人物もいないかのように思える。

 しかし実はこの中に1人だけこのふたつの殺人をやってのけることができた人物がいるんだ!

 そのことに俺が気づいたきっかけは……

 庄吉さん、あなたがさっき渡してくれた写真です。

 正確には写真そのものではなくメモリーカードから欠けてた写真があったこと。
 その理由を考えたらひとつの答えが出た

 あなたは"ある可能性"に気づいていくつかの写真をメモリーカードから消して俺に渡しましたね?」

 沈黙を貫こうとする庄吉にはじめは言った。

 「いいや!わかってる。
 あなたは知っている!!
…そう、この事件の真犯人"墓獅子"の正体は「あんた」だよ!

 
 ―― (;8;)<ツムギチャン… ――

 庄吉さんが庇った時点でこれは確定なのでは…?


 でも、自分がこの事件の犯人以上に気になったのは
今回の犠牲者の墓獅子窃盗未遂事件を偶然目撃した十海七津美の夫「十海鋭二」とは別の
「十海一郎」という人物。

 この人物については宇治木政宗が持ち歩いていた切り抜きファイルにあった人物で、宇治木によりわざわざ偽装したものだ…、という線はなさそうだなあ。

 でもフォルダ名の「GUILTY」は引っかかる…!

 どういう意図で作ったのだろうか…?

 とにかく、「十海鋭二」と「十海一郎」の関係が自分は気になるなぁ。

 「一郎」については
 宇治木の切り抜きファイルによれば死亡確認はなされているが、
 「鋭二」は……?

 今回第9話では、雨崎源五郎は
 「十海鋭二先生が…」
 と言っていたけど、それは5年前に今回の連続殺人事件の犠牲者の3人が墓獅子窃盗未遂事件を十海鋭二先生が偶然目撃したことについてで、十海鋭二先生の生死については一言も言っていなかったなぁ。
 はじめも「十海一郎」の名前を出さなかったなあ。

 これがシラを切り続ける真犯人『墓獅子』に対する切り札になるのではと思うなあ。

「十海鋭二(十海一郎)」が「十海一郎(十海鋭二)」の誤植でない限りは…

 それと「犯人は複数なのか?」ということについてはターゲットの3人を始末することを一人でやってのける方法がありそうな気がするなあ。
 

 【ソース】
 『イブニング』2023 01.01 1号
 『金田一少年の事件簿30th』
 File 23 欲望の首吊り
 講談社 (p357~p378)

 現在『イブニング』で連載中の『金田一少年の事件簿30th』は、未だに「〇〇殺人事件』のようなタイトルなし。

 東北の鬼戸(おにのへ)村金田一一七瀬美雪、そして佐木2号こと佐木竜二が夏休みの宿題の課題の取材に訪れるがそこで墓獅子祭の本番中に村の若者たちが相次いで殺される事件に巻き込まれる…

 そんなストーリーが展開されている。

 ――  自分はこのブログではこの事件に『墓獅子祭殺人事件』と仮題をつけることにした。 ――


 さて、『墓獅子祭殺人事件』(仮)犠牲者は今の所3人。

 墓獅子祭本番、星宮つむぎが舞を披露中に
 客席でニコチン毒が仕掛けられた毒針により殺された白神流星
 
 同じく本番中に
 音響室で背後から盆の窪をノミで突き刺され殺された鬼倉詩乃
 
 そして墓獅子祭の翌日、
 火の見櫓の高所で首を吊られ殺された鮫川涼馬


 第5話の終盤で鬼戸村の住人の一人・赤萩冬華と週刊代現記者・宇治木政宗によって5年前に吊り橋の崩落事故があったことが明かされ
 さらに十海七津美の夫で中学校教師・十海一郎の指導日誌に

 「3人の生徒が大変なことをしでかした。
 墓獅子の舞の最中を狙って、村の宝の金獅子を盗み出そうとしたのだ。」

 「たまたま通りかかった私が彼らを見つけ元の場所に戻させて事なきを得たがこのまま見過ごすわけにはいかない。
 舞のあと呼び出してなぜこんなことをしたのか事情を聞くことにした。」

とあったように今回の事件の犠牲者3人は墓獅子舞中に金獅子を盗み出そうとした過去があったこともわかった。
 (※ちなみに一郎は5年前の吊り橋事故で故人)

 はじめは鬼戸村の関係者たちの話から

 ・兄を失った赤萩冬華
 ・息子を失った雨崎源五郎
 ・婚約者を失った宇治木政宗
 ・夫と子供を失った十海七津美
 ・家族を失った星宮庄吉星宮つむぎ

6人の中に3人を殺した真犯人『墓獅子』がいると考えた…

 直近の第8話はその続きである…!

 
 【しまっちゃう金獅子とみっちり美雪】

 『墓獅子祭殺人事件(仮)』第8話冒頭では雨崎先生村人たちと協力して村の保管庫に金獅子をしまうシーンから始まった。
 雨崎先生曰く「御開帳は墓獅子舞の間だけ、来年まで金獅子はしまわれる」とのことだった。

 …雨崎先生が去った後、はじめは墓獅子祭のときに金獅子を入れていた部屋の柵を突破して中に入ろうとしていた
 男にはムリだ、ということで美雪が代わりに入ることに。
 だが尻がみっちりとつかえてしまったのでので入れなかった
 
 そのときはじめは

 「ん~? オジサンが押してあげよーかぁ?」と言って尻を触ろうとしてきたので
 後で美雪に頬をビンタされたのは言うまでもなかった…

 ( ゚д゚)ポカーン


 …子供はともかく高校生以上の男子はもちろん美雪くらいの体格だと女子でも柵の突破は難しいことがわかった。

 これについて佐木は

 「動機がある6人の中だとなんとか入れそうなのは赤萩とつむぎ

 はじめは

 「殺された鬼倉も細身だったからギリ入れそう。
 それと鍵を持った雨崎先生も自由に出入りできたはず
……」

 と考えた。

 金獅子を盗み出した動機については、佐木が
 「やっぱりお金目当てですかね?」とはじめに聞いたところ

 「あの金獅子は溶かして金塊にしたとしても何千万かの価値があるし、
 現に5年前鮫川と白神、鬼倉の3人は墓獅子舞の最中盗もうとした。
 ひょっとしたらあの金獅子は鮫川たちを引きつけるエサだったんじゃ…」

 と言うと、美雪と佐木は

 「エサ!?」

 と驚いた。
 

 【はじめ、空中密室の謎を解く】

 「この事件はいろいろ複雑すぎる…!
 謎を解くにはひとつずつ手がかりを見つけていくしかない!」

そう言ったはじめは第3の殺人の舞台になった火の見櫓に向かった。

 …「鮫川の死体を吊り上げるにはよほど人数がいない限り難しい」と考えたはじめは火の見櫓をのぼりロープがひっかけられていたところにたどり着いた。

 「ロープは引っ掛けられた少し下の部分で結ばれていて自殺と考えても不自然ではない…」

 とはじめは考えていたが、ロープがかかっていた下の鉄棒のサビが擦れてなくなっていたので

 「この位置ならちょうどロープが接してるところだけど側面がこすれるのならともかくこんな上面の部分までごっそり擦れるものか?」

 と思った。

 ―― ロープ「(赤サビを)ゴッソリウバウゾー!」 (※違う)

 最近は『デパプリ』の「キュアフィナーレ」こと「菓彩あまね」の誕生日だったなあ。 ――


 …それはさておき、はじめは佐木に問題のロープをビデオに撮ったことを確認、見せてもらった。

 するとロープにごっそり擦れた赤サビがこびりついていたのを見つけた。

 佐木が画像を見ると赤サビは数十センチあり、はじめは
 
 「ただ首を吊っただけならこんなふうにサビはつかないはずだ」と佐木に言い、しばらく考えたあと

 「やっぱりこいつは自殺なんかじゃない
 "墓獅子"はあるトリックを使ってまさに"空中密室"で鮫川を殺害したんだ!!」

 と佐木と美雪に言った…!


 【星宮庄吉が撮影した墓獅子舞の写真に第一・第二の事件を解く手がかりが!?】

 次にはじめたちが向かったのは星宮つむぎの家

 つむぎは墓獅子舞後のお祓いのために不在だった。

 はじめが用があるのはつむぎではなく祖父の庄吉

 墓獅子の最中いろいろな位置から写真を撮ったのでそれらの写真にはその場にいた多くの客の様子が写り込んでいるはずと考え、庄吉に

 「俺はこの事件の謎を解きたい!
 そのためにはあなたの撮った写真が必要なんです」


 と頼んだ。

 庄吉は佐木に

 「そこのメガネの君もビデオを撮ってなかったかい?」と聞いていたが、佐木

 「僕は前列でほとんど舞台だけ撮ってたんで客席の方は」と答えた。

 
 ・・・庄吉は佐木にデジカメのメモリーカードを渡した
 佐木のノートパソコンで庄吉が撮った墓獅子舞の写真をはじめたちは見た。

 ファイルを見ると番号は「001」から順番通りだったが「043」と「044」が抜けていた
 ちなみに「042」と「045」はつむぎが墓獅子舞を舞っているところだった。

 はじめは庄吉の写真を見た時、ある一枚について「気になることがある」と言った。


 【はじめ、墓獅子舞を舞う】

 庄吉が撮影した墓獅子舞本番のある一枚が引っかかったはじめ佐木

 「もう少し後ろの位置でいいから俺が墓獅子のマントと頭つけて動くとこ撮影してみてくれ!」

 と言った。

 佐木は「呪いが怖くて推理ができるか!やるぞ!!」というはじめについて
 「(こないだはビビりまくってたくせに…!)」
 と思っていた…


 …墓獅子舞の頭は意外と重いけれども案外周りは見えるとはじめは思った。
 頭をかぶったはじめは何かに気づいたがとりあえずテキトーに踊ってみることにした。

 よったよったと踊るはじめは美雪に
 「なんか不格好ね~」
 と言われてしまった…

 (;8;)<ハジメチャン…

 …はじめは踊った動画を佐木に見せてもらったあと、佐木が撮った映像も見せてもらった。

 両手を広げるつむぎの墓獅子の他に、客席で撮影中に仕事先から電話が来てケータイで電話する宇治木の様子が映っていた

 そして小さな子供が前に出てきて墓獅子のマントをめくろうとして十海先生に回収されていく様子も映っていた。

 この辺りで佐木に動画を止めるようにはじめは言った。

 ちなみにこのシーンについて美雪と佐木は

 美雪
 「あ、これ覚えてる!
 ちっちゃい子が入ってきて慌てて十海先生が幕の外に出してた」
 佐木
 「この子かってに子供会を抜け出してきたみたいですよ。
 いいんですかね?子供が勝手に墓獅子舞見ちゃっても…」

 と言っていた。

 
 …佐木に動画を止めるように言ったはじめは言った。

 「写真に覚えた違和感の答えがようやくわかった
 あとあの"匂い"の正体も…ね」

 そして言った…

 「謎はすべて解けた!!

 と…!

 ―― 匂いは白神のタバコの臭い…かな? ――

 おそらく墓獅子舞本番、つむぎは墓獅子舞の頭の中の臭いが気になっていただろうなぁ…。

 「(相変わらずタバコくさいなあ…)」と…。

 でも、本番の舞中にどこかでつむぎと何らかの理由で入れ替わったのかな
あるとしたら電話中の宇治木とすれ違う辺りで幕を利用して…


 また、庄吉が撮影したつむぎの墓獅子舞本番の動画の欠番については、
 つむぎが映っていた…のではなく映ってなかったのでつむぎをかばおうとして庄吉が消したのかもしれないなあ。

 …はじめが感じた動画の違和感は、庄吉が撮影したナンバー026の墓獅子の写真がつむぎにしては妙に背が高かったことかな?

 つむぎでないとしたらつむぎは………あっ(※察し)


 ・・・つむぎの墓獅子舞の墓獅子祭は殺された3人にとっては金獅子を盗めなかった5年前のリベンジだったのかもしれないなあ。
 つむぎを新たに加えて金獅子盗に挑むも今回の事件の真犯人"墓獅子"に逆に利用されてしまったのかな…?

 それにしても今回の事件の被害者である白神・鬼倉・鮫川がもし生きていたとしたら次は子供会を抜け出した少年と組み、墓獅子盗をやらせていたのではと思うなあ。


 次回は今回留守だったつむぎにはじめたちが迫るがはじめたちに思いもよらぬ展開が待ち受けていそうな予感がするなあ。
 「謎はすべて解けた」発言の後で新たな事件が起きてしまう…とか!?

 …そういえば「謎はすべて解けた」の後で
 殺人事件が発生することは過去の『金田一少年』シリーズにあっただろうか…?


 【ソース】
 『イブニング』2022 12.13 24号
 『金田一少年の事件簿30th』
 File 22 吊り橋事故
 講談社 (p73~p94)

 現在『イブニング』で連載中の『金田一少年の事件簿30th』は、未だに『〇〇殺人事件』のようなまさかのタイトルなし

 東北の鬼戸(おにのへ)村を金田一一七瀬美雪、そして佐木2号こと佐木竜二
 夏休みの宿題の課題の取材に訪れたが
 そこで墓獅子祭の本番中に村の若者たちが相次いで殺される事件に巻き込まれた…

 そんなストーリーが展開されている。

 ――  自分はこのブログではこの事件に『墓獅子祭殺人事件』と仮題をつけることにした。 ――


 『墓獅子祭殺人事件』(仮)の犠牲者は今の所3人。

 墓獅子祭本番、星宮つむぎが舞を披露中に
 客席でニコチン毒が仕掛けられた毒針により殺された白神流星
 
 同じく本番中に
 音響室で背後から盆の窪をノミで突き刺され殺された鬼倉詩乃
 
 そして墓獅子祭の翌日、
 火の見櫓の高所で首を吊られ殺された状態で発見された鮫川涼馬


 第5話の終盤では鬼戸村の住人の一人・赤萩冬華と週刊代現記者・宇治木政宗によって、5年前に鬼戸村で吊り橋の崩落事故があったことが明かされた。

 特に第6話のラストではつむぎの墓獅子舞の仕切り直し終了後の楽屋で、つむぎの背後に何者かが迫った。

 直近の第7話は、その続き……!


 【5年前のビデオカメラの持ち主と、星宮つむぎの家族】

 前回ラストでつむぎに迫ったのは宇治木政宗だった。

 宇治木は、はじめたちとの会話から、5年前につむぎが子供に似つかわしくない高性能のビデオカメラを手にして吊り橋を撮影したことがわかったのでその件でつむぎに話を聞こうとしたのだ。

 つむぎは
 「あれは……亡くなった父のカメラです。
 父はテレビ制作会社の撮影技師だったんで」
 と答えた。

 宇治木はつむぎの父が亡くなった理由を聞こうとしたが
 つむぎの祖父・星宮庄吉が
 「話すことはなにもない!! つむぎに近づかんで欲しい!!」
と止めた。
 だがつむぎは庄吉を止めてこう言った。

 「5年前の事故の時、実は私の母と弟のゆうきも犠牲になったんです」

 …宇治木が知っている5年前の吊り橋崩落事故の犠牲者名簿には "星宮" という名前はなかったが、つむぎが言うには
 
 「両親は私が小さい頃離婚して母と弟は母の旧姓"東山"を名乗っていました。

 宇治木は名簿の『東山祥子・東山ゆうき』がつむぎの家族だったことを知った。

 …つむぎは続けた。

 「あの日両親は、もう一度やり直そうってことで
 父の実家があるこの鬼戸村に母と弟と一緒に私も訪れていた
んです。
 あの時の父は急に体調を崩したおじいちゃんに付き添って家に帰り、あたしたち3人で吊り橋を見にいったんです。」


 吊り橋の上の母と弟を撮影する5年前のつむぎは父のプロ用のビデオカメラを手にエヘンと笑顔で撮影していたが、その時に例の吊り橋崩落事故を目の当たりにしてしまったのだ…!

 母・祥子はゆうきをかばうように抱きしめながら吊り橋から落ち亡くなり、後に祥子とゆうきの遺体を確認した父はあまりのショックで人が変わったようになり1ヶ月に自殺したという…

 つむぎの発言を聞いた庄吉は

 「もういい!言わんでいい」と言い、宇治木は

 「…すまない。君にイヤなことを思い出させちまって…」

 と言った。

 一連の会話を扉の影で小学校教師・十海七津美が聞いていた


 【十海一郎の指導日誌】

 つむぎの話を聞いたはじめ美雪佐木竜二
 十海七津美の姿が見えたのではじめは彼女を呼び止めた。

 そして5年前の吊り橋事故のことを聞いた。

 ・・・十海先生は現在一人暮らし。
 十海先生は中学校教諭の夫・十海一郎
6歳の娘・十海美緒を吊り橋事故で亡くしていたことが十海先生の部屋の写真からわかった。

 「5年前の事故は今回の事件の犠牲者である白神・鬼倉・鮫川の3人がちょうど中学生だった頃だ」
 とはじめが言うと、十海先生が

 「白神くんと鬼倉さんはそうね。
 鮫川くんは中学を卒業してた
けど…」
 
 と言った。
 
 はじめは
 「なにかご主人が彼らについて話してたとかそういうことは?」

と聞くと、十海先生が

 「夫の指導日誌があります。
 これは学校にも見せてない夫自身の日記のようなものでした。
 ご覧になりますか?」

 と答えたので、はじめは十海先生の夫・一郎が亡くなる前の日までしっかり書いていた指導日誌を見せてもらった。

 はじめが指導日誌の5年前の墓獅子舞の出来事を見たところ、
こんな記述を見つけた。

 「3人の生徒が大変なことをしでかした。
 墓獅子の舞の最中を狙って、村の宝の金獅子を盗み出そうとし
たのだ。」

 これを見た美雪と佐木は驚いた。

 一郎の日誌にはさらにこうあった。

 「たまたま通りかかった私が彼らを見つけ元の場所に戻させて事なきを得たがこのまま見過ごすわけにはいかない。
 舞のあと呼び出してなぜこんなことをしたのか事情を聞くことにした。」


 これを見たはじめは十海先生に

 「その3人の生徒ってまさか…!」と言うと

 「…ええそうです。

 白神流星くん
 鬼倉詩乃さん
 鮫川涼馬くん

 今回殺されたあの3人が金獅子を盗もうとしてた
んです。

 リーダー格の鮫川くんは中学は卒業してましたが夫の元教え子でした。
 彼が2人を焚きつけたことは間違いありません
 彼は高校に行かず村の板金工として働いていてバーナーを使っていたからあの黄金の金の獅子を溶かし金の塊に変えようとしたみたいです。」

 と返した。

 十海先生の話を聞くと3人は

 美雪
 「で…でも何十万もする金なんですよね?」

 佐木
 「それってマジで窃盗罪ですよ!」

 はじめ
 「ご主人はその話を学校に言ってなかったんですか?」

 と言った。

 はじめの質問に対して十海先生

 「ええ、
3人の将来のこともあるししばらく様子を見る
と言ってました。

 そんな矢先にあの事故が…

 夫はあの橋の向う側にある村で唯一の幼稚園に毎日娘を迎えに行っていました。
 上流にはちゃんとした橋があったんですが娘があの吊り橋が好きで近道だしあそこを通って帰ることが多かった。」

 と言った。

 それに対してはじめは
 
 「宇治木さんに見せてもらった週刊誌の記事では橋が壊れかけてたのがわかったのは墓獅子舞の直後で役場の人がロープを張って立入禁止の看板を掲げたという話だったけど…」

 と言ったところ、十海先生は

 「だからあの日もいつものように観光客がやってきてガイドと一緒に渡ってる最中橋が切れてたくさんの人が亡くなったんです」

 と言った。

 それを聞いたはじめは

 「…もし役場の人がウソではないなら、誰かがロープと看板を隠したってことになるな…!」

 と言った。

 美雪が

 「いたずらってこと?悪質すぎるわそんなの!!」
 と言うと十海先生は

 「あとで聞いた話では1人や2人渡った程度なら橋がぐらついて怖い思いするくらいで済んだんじゃないかって…
 たまたま大勢が一度に渡ることになって一気に重みがかかって橋を支えていたツルが切れて落ちてしまった。
 そういうことだったみたいです。」

 それを聞いた佐木ははじめに言った。

 「先輩~ なんとなくですけど…

 これってあの3人が十海さんのご主人に恨みを抱いて仕返しで脅かしてやろうとかそんな感じだったんじゃ……

 はじめは

 「うーん、今となっちゃ真実はわからないけど…可能性はあるな。」

 と答えた。

 美雪と十海先生は

 美雪
 「ひどい!そんなことで12人もの命が…」

 十海先生
 「…そうね。もしそうだったら
 教師の私が思っちゃいけないことかもしれないけど
 あの3人は罰を受けて当然だったのかもしれない
…!」
 「今の話を知ったらたくさんの人がそう思うはずよ。
 雨崎先生も赤萩さんも庄吉さんとつむぎちゃんも
…」

 美雪はつむぎの名前を挙げた時十海先生に
  「つむぎもなにかあったんですか!?」
 と聞いた。


 【つむぎの母と弟】

 5年前、鬼戸村で吊り橋事故の犠牲者となった東山祥子は星宮つむぎの父の元妻だった。
 また祥子にはゆうきという息子がいてつむぎとは弟の関係だったが吊り橋事故で亡くなった。

 つむぎについて十海先生が言うには

 「あの事故で実の母親と弟さんを亡くしてるわ」

 「こっそり吊り橋事故を調べてたあの宇治木さんって記者の人もそのことには気づかなかったようね。」
 
 「この村でもほんの2~3人しか知らない話だけど、
 私は彼女が卒業直前にあの子から直接聞いたの。
 庄吉さんの息子さんでもある彼女のお父さんが別れたお母さんとヨリを戻しかけていたこと…
 そしてそれがようやく成立しようとした途端、
 お母さんと幼い弟は事故で亡くなってしまった
って話をね…!」

 
 【今回の事件の真犯人は『墓獅子』】

 十海七津美先生の話を聞き、先生と別れたはじめと美雪と佐木。

 美雪は

 「つむぎがそんな大変なことになっていたなんて…
 あたし全然知らなかった
……!」
 
 佐木は

 「…でも先輩!
 十海先生の言っていたことが真実なら
 吊り橋事故で大事な人を失った全員があの3人を殺す動機があるってことになる
んじゃないっすか!?」

 とはじめに言った。

 はじめは

 「兄を失った赤萩冬華。
 息子を失った雨崎源五郎。
 婚約者を失った宇治木政宗。
 夫と子供を失った十海七津美。
 そして家族を失った星宮庄吉と星宮つむぎ。」


と今回の事件の関係者を挙げて2人に答えた。

 佐木が
 「それじゃもしかしたら……」

 と言うと、

 「この6人の中になんらかのトリックを使って不可能を可能にし
 3人の人間を殺害した犯人がいる

 事故で死んだ者たちの怨念に怒り狂う魔物"墓獅子"が……!

 俺は墓獅子にの正体を必ず暴いてみせる!
 名探偵といわれたジッチャンの名にかけて!


 と返した…!


 ―― 墓獅子祭殺人事件(仮)の関係者の共通点は、5年前の吊り橋事故で家族や婚約者を失っていること。
 でも、真犯人にとって吊り橋事故で非常に真犯人自身と繋がりのある人を失ったことが実はプラスになっているのかな…? ――

 今回の話で星宮つむぎの親に離婚話があったことが明らかになっていてそちらは復縁寸前で吊り橋事故発生となったけれども
例えばの話、今回の事件の関係者の中に吊り橋事故の前に離婚話が持ち上がり多額の慰謝料の請求があった関係者がいて、
請求している側が吊り橋事故で犠牲になって慰謝料を払わなくて済み、幸運だと思った人がいるのかな?

 また5年前の吊り橋事故で今の事件の犠牲者である白神流星・鬼倉詩乃・鮫川涼馬の金獅子窃盗計画について偶然十海一郎先生が犯行現場に偶然居合わせて金獅子窃盗を未遂に終わらせた件が一郎の指導日誌にあったけれどもこれについて妻の十海七津美先生はどう思ったか気になるなあ。
 
 5年前、くだんの例の3人の窃盗現場に居合わせたのが一郎先生ではなく七津美先生ならば、どう行動していたのかが気になるなあ。

 あと七津美先生は鮫川が板金工であることから「金獅子をバーナーで金に変える」という方法、よく思いついたなあ。
 …一郎先生の事情聴取からわかったのか、
それとも過去に七津美先生の知り合いがやっていた、とか?

 とにかく3人の非行歴…
 十海一郎先生が遺した「指導日誌」には金獅子盗みの方法が意外と書かれていそうな気がする
ので
 今後更に真犯人『墓獅子』が事件を起こすならばいわゆるトリックノートの役割を果たしそうなので
 はじめたちは詳しく調べてほしいなあ。


 それにしても今回の事件の犠牲者、
 白神流星・鬼倉詩乃・鮫川涼馬の家族や親戚には
 5年前の吊り橋事故の犠牲者がいるのかが今の所明らかになってない
なあ。

 【ソース】
 『イブニング』2022 11.22 23号
 『金田一少年の事件簿30th』
 File 21 吊り橋事故
 講談社 (p131~p152)

 現在『イブニング』で連載中の『金田一少年の事件簿30th』は、まさかのタイトルなし。


 東北の鬼戸(おにのへ)村金田一一と七瀬美雪、そして佐木2号こと佐木竜二が夏休みの宿題の課題のために取材に訪れるがそこで墓獅子祭の本番中に村の若者たちが相次いで殺される事件に巻き込まれる…

 そんなストーリーが展開されている。

 ――  自分はこのブログではこの事件に『墓獅子祭殺人事件』と仮題をつけることにした。 ――


 『墓獅子祭殺人事件』(仮)の犠牲者は今の所3人。

 墓獅子祭本番、星宮つむぎが舞を披露中に
 客席でニコチン毒が仕掛けられた毒針により倒れた白神流星
 
 同じく本番中に
 音響室で背後から盆の窪をノミで突き刺された状態で発見された鬼倉詩乃
 
 そして墓獅子祭の翌日、
 火の見櫓の高所で首を吊られた状態で発見された鮫川涼馬


 第5話の終盤では鬼戸村の住人の一人・赤萩冬華と週刊代現記者・宇治木政宗によって5年前に吊り橋の崩落事故があったことが明かされた。

 赤萩の話によれば吊り橋事故があった場所

 ・鬼戸村の外れの渓谷にすごく景色のいい場所があった
 ・その頃大勢の観光客が訪れていた
 ・特にその渓谷には長い吊り橋がかかっていた
 ・吊り橋から眺める夕陽は本当に綺麗だった
 ・事故の後には誰も来なくなった
 ・崩落した吊り橋はこの地方に伝わる珍しい野草を使った吊り
 ・事故により、吊り橋を渡っていた12人が犠牲になった

 ということがわかった。

 そして直近の『墓獅子祭殺人事件(仮)』第6話では、
 吊り橋崩落事故で亡くなった宇治木の婚約者「繭美」などについて宇治木の口から語られた…!

 なおこの事件のタイトルはいまだ明かされておらず…。


 【宇治木政宗の切り抜きファイル】

 5年前の吊り橋事故で、
 赤萩冬華は当時高校生の兄・赤萩春樹(16)を亡くした。
 宇治木政宗は婚約者の高村繭美(23)を亡くした。

 「春樹はアルバイトで観光ガイドをやっていて、
 客を案内して吊り橋を渡った時の事故だった」

ということを冬華美雪に話した。

 一方はじめ宇治木

 「ひょっとして記事として事故のことを調べてるんですか?」
 「当時の事故に巻き込まれた人とか関わりのありそうな人は他にいるんですか?」

と聞いた。


 ・・・宇治木の話を民宿・鬼戸荘で聞くことになったはじめ・美雪・佐木は
 新聞や雑誌に乗った記事の切り抜きファイルを宇治木に見せてもらった。
 それには写真付きで事故の犠牲者が載っており、繭美も載っていた。
 繭美は鬼戸村出身であることを宇治木は明かした。


 繭美は鬼戸村に婚約の挨拶に帰ってきた日、吊り橋を渡っていた。

 けれども宇治木は高所恐怖症らしく
 「写真撮るのは男の仕事だろ」と言って吊り橋を渡らず繭美を撮っていた

 「私は子供の頃からしょっちゅう渡っているから全然怖くないもんね」
 と繭美が吊り橋を渡っていた時、吊り橋が壊れ繭美は崖から落ちてしまった…!

 宇治木

 「後から見た写真にはまさに奈落へ落ちていく繭美の姿、
 そして大勢の犠牲者の最期の姿が写っていた。
 雑誌には到底出せなかったがね……」

 と言い

 「編集長になにを言われようとあの写真だけは俺が地獄まで持っていく……」

 と言っていた。

 はじめが宇治木の雑誌の切り抜きの一部の見出しを見た。
 そこには

 「楽しい休日が地獄絵図に! 吊り橋落下!」
 「村の担当者は立入禁止の立て札を立ててあったはずと主張」
 「人災か」

 とあった。


 【ミッシングリンク】

 また、吊り橋事故の犠牲者全員の名前をはじめはチェックしていた。

 本編では次の名前があった。(※敬称略)

 
 ・雨崎耕太・観光ガイド・28歳
 
 ・赤萩春樹・高校生・16歳

 ・東山祥子・会社員・35歳

 ・東山ゆうき・8歳

 ・十海一郎・中学校教諭・30歳
 
 ・十海美緒・6歳


 はじめは十海一郎の職業から、彼が十海七津美の家族であると見た。
 これについて宇治木は
 「そうある名前でもないし、間違いない」
 と言っていた。

 また宇治木は雨崎耕太は医者の雨崎源五郎の家族であることに気づいたはじめにも
 「彼は事故当時検屍に参加している」
 と言っていた。


 これを聞いた美雪と佐木は


 美雪
 「自分の家族を検屍…」
 佐木
 「悲惨っスね…」

 と言っていた。


 …はじめは宇治木に聞いた。

 「コレ… 本当に事故だったんスかね?」

 宇治木は

 「吊り橋が老朽化で落ちたことは間違いない
 だが村の職員はそれに気づいて立入禁止の看板を設置したと言ってるんだ。
 もし誰かがそれを故意に外したのだとしたら……」

と言った。

 それを受けて美雪は

 「ええ!? でもなんのためにそんな…!」
 と言うと宇治木

 「俺もそれを知りたくて墓獅子にかこつけてこの村に取材にやってきたのさ。
 なにか自分の知らないことがあるような気がしてね…」


 はじめ

 「……それが今回の連続殺人の動機につながるミッシングリンク『隠された繋がり』だとしたら……」

と言っていた…。


【GUILTY】

 そんなはじめは宇治木に

 「事故の瞬間に写った写真を見せてもらうわけにはいきませんか?」と聞いた。

 「少しでも手がかりが欲しい」はじめに、宇治木はノートパソコンを起動し、パソコンに5年間ずっと封印していた「GUILTY」と名付けられたフォルダの中から高村繭美が吊り橋事故に遭うシーンの写真を見せていた。

 …美雪は宇治木が撮った写真の一枚を拡大してほしいと宇治木に言った。

 すると橋にビデオを向けて撮影している少女が写っていて
 それは小六の時の星宮つむぎである美雪が言った。

 また佐木はつむぎが撮影に使っていたカメラに注目していた。
 
 「マニアの僕からしてもかなり高画質で撮れる本格的なヤツですよ!?
 小学生が持つようなもんじゃないっす!」


 と言っていた。

 
 はじめはこう思った。

 「…どうして小学生の星宮が事故を撮影してるんだ?」


 また宇治木が事故を撮影していた画像のフォルダ名の「GUILTY」(ギルティー)がはじめは気になっていて、美雪にその意味を聞いていた。

 「有罪」という意味であることを美雪は伝えた…。
 

  ―― はじめは『GUILTY GEAR』は知らないようだなあ。
 ちなみに10月26日は『GUILTY GEAR』シリーズのブリジットの誕生日でした (←関係ない) ――


 【墓獅子舞、仕切り直し!】

 それはさておき、星宮つむぎの祖父・星宮庄吉墓獅子舞の仕切り直しが始まることを伝えた。

 「あんたらも最後までちゃんと見たほうがええ!

 墓獅子舞は最後までちゃんとやりきらないと祟りがある!」


 庄吉の話によると

 「ひいじいちゃんの時にも舞が中断したことがあったがその時は謎の事故死や病気やらで村じゅうが大変だったそうだ」

 とのことだった。

 祟りを恐れた美雪と佐木ははじめに墓獅子舞を見に行こうと言った。


 そこで新たな事件が起ころうとしていることをこの時のはじめは知らなかったようだ…!


 ・・・はじめは白神流星が墓獅子舞中に倒れたときのことを仕切り直しの墓獅子舞中に思い出していた。

 関係者たちについてはじめはこう考えていた。

 <雨崎源五郎>
  墓獅子舞の最中に席を立ったことについて「金獅子の様子を確認しにいった」と言っていた。
 すぐ戻ってきたようで5~6分後には席についていると周りが証言している。

 <宇治木政宗>
 すぐ近くにいたからいついなくなったかはだいたい覚えてる。
 「仕事先から携帯に連絡が入ったから5分ほど外に出た」
と言っていたが、大事な取材の最中に電源を切らずに出ていくものかな…?

 <赤萩冬華>

 「席を立っていない」と言っていたが
 それを証言できる同じ最後列の白神と鮫川は既に死んでいて証明はできない。


 <十海七津美>

 おそらく彼女はあの事故で中学校教師の夫と子供を亡くしてる。
 
 「トイレに行っていて5分で戻った」
 と証言していた。

 目撃談もだいたいそんなところらしい。

 <鮫川涼馬>
 席を立っていなかった。

 <鬼倉詩乃>
 そもそもこの幕の中にはいなかった。

 <星宮つむぎ>

 ずっと舞台の上で踊っていたので置いておく。

 <白神流星>

 墓獅子舞の最中アリバイがはっきりしない人物。
 彼はタバコを吸いにいったにしてはやけに長い時間幕の中から姿を消していた。
 正確にはわからないが10分以上、もしかしたら15分くらいはいなかったかもしれない。
 15分あれば少なくとも鬼倉詩乃を殺すことは可能だし、金獅子を盗み出すことだって…

 いや、でもそこそこ大柄な流星では鍵を開けずにあの格子の中の金獅子を盗むことはちょっとできそうもないんだよな!


 はじめは頭を抱えていたがこう思った。

 「…だが俺は確信してる。
 今この幕の中にいる誰かが3人の人間を殺し金獅子を盗み出したに違いないんだ。
 その正体は…」
 

 【星宮つむぎ、墓獅子舞終了時に襲われる…?】

 一方墓獅子舞の仕切り直しを終えたつむぎはこう思った。

 「ふ~ 終わった…!
 ようやく…」

 その後ろから謎の「黒い人」が手を伸ばしてきた…!


 ―― 星宮つむぎ終了のお知らせ…?

 アイ◯ツ終了のお知らせ? 星宮だけに?(←違う) ――


 …今回の事件は、1人が3人を殺害した事件ではないような気がするなあ。
 また金獅子盗難騒動についても吊り橋崩落事故のと同時に5年前にあったのかどうかも気になるなあ。

 ただ、吊り橋崩落事故では火事こそ起きてないが、火事場泥棒はいたかもしれないと思うなあ。
 

 また「東山祥子」「東山ゆうき」については、
 一連の事件の関係者に「東山」はいないけれども実は本当の姓は「東山」という人がいるかもしれない
なあ。

 それにしても今回は
 「GUILTY」フォルダの登場で
 まさか宇治木が一気に犯人として怪しくなる展開になるとは思わなかった
なあ。

 ただ宇治木の高所恐怖症は『飛騨からくり屋敷殺人事件』の時みたいに事件を解くカギになると考えると、
 この事件ではそう簡単には行かないだろうなあ…。

 そして当時小6のつむぎが吊り橋崩落を撮影したカメラは、盗品っぽいなあ…。

 【ソース】
 『イブニング』2022 11.08 22号
 『金田一少年の事件簿30th』
 File20 有罪の匣
 講談社 (p361~p382)

 現在『イブニング』で連載中の『金田一少年の事件簿30th』は、まさかのタイトルなし。

 東北の鬼戸(おにのへ)村金田一一七瀬美雪、そして佐木2号こと佐木竜二が夏休みの宿題の課題の取材に訪れるがそこで墓獅子祭の本番中に村の若者たちが相次いで殺される事件に巻き込まれる…

 そんなストーリーが展開されている。

 ――  自分はこのブログでは『墓獅子祭殺人事件』と仮題をつけることにしたが
『八つ墓村』ならぬ『墓獅子村』なのだろうか…? ――


 『墓獅子祭殺人事件』(仮)の犠牲者は今の所3人。

 墓獅子祭本番、星宮つむぎが舞を披露中に
 客席でニコチン毒が仕掛けられた毒針により倒れた白神流星
 
 同じく本番中に
 音響室で背後から盆の窪をノミで突き刺された状態で発見された鬼倉詩乃
 
 そして墓獅子祭の翌日、
 火の見櫓の高所で首を吊られた状態で発見された鮫川涼馬


 【「鬼倉が先」という証明】

 直近の第5話では
 鮫川の遺体を見た鬼戸村の医者・雨崎源五郎
 死後硬直と死斑から「鮫川は昨日の夜中に首をくくった」とみた。

 星宮つむぎの父・庄吉

 「鮫川んとこの涼馬は昔っからロクでもないことばかりやらかしとったが
 まさか金欲しさに村の宝の金獅子を盗み自分の仲間を殺すようなひでぇ男だったとは…」

 そして桑原火等士刑事

 「まったく2人も殺して自殺とは…最悪の終わり方ですよ!」

 と言っていた。

 
 はじめは桑原刑事の発言に

 「ちょっと待ってくださいよ!
 鮫川があの2人を殺したって決めつけるのは早いですよ!
 鮫川は墓獅子舞の最中一度も席を外していなかった。
 近くに座っていた白神の椅子に毒針を仕込むのは可能でも音響室の鬼倉を殺すのは不可能だ!」

 と言った。

 桑原刑事は
 
 「そりゃまぁ…
 だが鬼倉が殺されたのは白神が倒れた後だったら?
 騒ぎに乗じてこっそり抜け出して殺しに行くこともできたんじゃないのか?」

 と返した。

 
 …はじめは鬼倉の死亡推定時刻は矛盾しないのかを桑原刑事に聞いた

 「死亡推定時刻はどんなに厳密に調べても10~20分単位で特定なんでできない」
 「鬼倉と白神のどっちが先に死んだかは今の検死技術ではわからない」


 と返した。

 そこではじめは
 
 『鬼倉が先に死んだ(鮫川には少なくとも鬼倉を殺すことができなかったといえる)』

 ということを証明するために現場のお堂に桑原刑事とともに向かった。



 このとき一連の事件の真犯人と思われる犯人の犯沢さん…
…もとい黒い人が草葉の陰でこっそり様子を見ていた…



 ・・・音響室に着いたはじめと桑原刑事。
 佐木竜二もついて来た。

 はじめは音響室にデジタル置き時計があることを見つけると、
 桑原刑事に音響室の中は昨日のままであることを確認した。

 置き時計はアラームが午後6時35分にセットされており
 この時刻は墓獅子舞終了の5分前の合図であり白神が倒れて騒ぎが起こったくらいだった。

 はじめはこのことから
 
 「音響室からは舞台の様子がわからないので
 鬼倉は演奏テープを止めるのを忘れないように5分前にアラームが鳴るようにセットしていた」

 と見た。

 物的証拠アラームがオンになったままだったこと。

 「舞台が終わる5分前にアラームは確かに鳴っていたが
 誰も止めることなくなり続け30分かそこらで自動的に止まった」

 「6時35分この音響室でアラームが鳴った時、鬼倉は既に死んでいた」


 とはじめはみた。

 つまり

 ・鬼倉詩乃は白神流星が死ぬ前に殺された

 ・そうだとすると白神が倒れるまで会場から出ていない鮫川に鬼倉は殺せないはず

 ・こうなると鮫川の"自殺"も怪しくなる


 はじめの推理に桑原刑事

 「名探偵金田一耕助の孫とかいったな?
 確かに警視庁の警部が言う通り君の推理力はどうも普通ではないようだ。
 こうなれば君にも情報提供をさせてもらうことにする!
 そのかわりこの事件に最後まで付き合ってもらおうじゃないか!!」


 と言った。

 はじめは
 
 「もちろん最初からそのつもりですよ!
 それにこの事件には深い闇が潜んでいるような気がするんだ。
 人を"墓"へ誘うというあの黒獅子の"黒さ"にも似た底知れない"黒い怨念"の闇が…ね!」

 と返した…!


 【◯んでもカメラを放さなかった(?)佐木竜二】


 桑原刑事が去った後、はじめは鮫川が首を吊っていた火の見櫓を見上げていた。

 はじめ
 「あの180はある大男の鮫川を殺した後
 ロープであの高さまで引っ張り上げるのは1人じゃ絶対無理だな」

 佐木
 「2人ならイケるんすかね?」

 …ということで佐木は腰にロープを巻かれはじめと美雪によってロープで引き上げられた。

 
 右手にカメラを持ったまま持ち上げられる佐木は

 「さ…佐木竜二は~
 し…死んでもカメラを放しませんでした~!!」

と声を上げていて、美雪も重さに耐えきれずロープを放してしまった。

 地面に落ちた佐木は
 
 「おしりがふたつに割れちゃうじゃないですか~!!」

 と言っていた…


 ―― 佐木2号…(´・ω・`) ――

 はじめの実験でわかったこと

 ・佐木みたいな痩せっぽっちでも
 摩擦もあるので2人がかりでやっとこ1メートル上がるか上がらないか

 ・滑車とか複雑な仕掛けを使えばもう少しマシかもしれないが1人じゃ不可能

 ・あとは車で引っ張り上げるとかそういう話になっちまう

 ・現場は村の中心部の近くなので
 いくら夜中でもそんなことしたら誰かに見られる危険がある by美雪
 ・(トリックは)見られたら終わり byはじめ


 そのことからはじめは、

 「あの高さに180センチもあるでかい男を釣り上げるなんて不可能もいいとこ

 「こいつはまさに不可能犯罪だ!!」

 と思っていた…。 


 【宇治木政宗と赤萩冬華と5年前の事故】

 はじめたちが実験をしていると週刊代現記者・宇治木政宗と高校生・赤萩冬華がやってきた。

 宇治木は赤萩に村の案内をさせてもらっていた。(※宇治木はバイト代を出していた)

 はじめは赤萩に「聞きたいことがある」と言った

 それは「5年前に鬼戸村で起きた事故」の話だった。

 はじめの発言に赤萩だけではなく宇治木もハッとしていた

 宇治木事故の件については

 「俺はむしろ『知りたい』と思って来たんだよ、この鬼戸村にさ」


  赤萩が
 「村に一軒だけお茶できる店があるからそこ行って話しましょ」

 と言ったので、村に一軒だけお茶できる店があるのでそこではじめは二人に話を聞くことに。

 ちなみにその店は昭和っぽい素敵な純喫茶だが夜はただのスナックとのこと。

 ・・・赤萩は、
 「兄が死んだ日なのでよく覚えている」
 と言っていた。

 また次のことを言っていた。
 
 ・鬼戸村の外れの渓谷にすごく景色のいい場所があった
 ・その頃大勢の観光客が訪れていた
 ・特にその渓谷には長い吊り橋がかかっていた
 ・吊り橋から眺める夕陽は本当に綺麗だった
 ・事故の後には誰も来なくなっちゃった

 はじめが「吊り橋は村のどのあたりにあるのか」を赤萩に聞いたので
彼女の案内で皆でその場所に向かった。


 … 『通行止』の看板と柵があったが赤萩はひょいと柵を乗り越えた。

 土産物屋のザンガイを佐木が見つけると
 「事故の前は人がいっぱい来た」と赤萩は言っていた。

 そして吊り橋があった場所に着いた。

 
 「落ちたのか… 吊り橋が……!」

 はじめは思った。

 さらに赤萩

 「この地方に伝わる珍しい野草を使った吊り橋だったの。
 あの時は吊り橋を渡っていた12人が犠牲になった


 というと、宇治木が口を開いた。

 「その犠牲者の中に繭美(まゆみ)もいたんだ…」

 その人物についてはじめが聞くと

  「俺の婚約者だよ……!」

 と答えた…!


 ―― 吊り橋崩落があった5年前、
 鬼戸村の「黄金の墓獅子」が盗まれそうになったことはあっただろうか…? ――

 その件について調べればおのずと犯人がわかりそうだなあ。

 また、今回の事件の真犯人「黒い人」は白神・鬼倉・鮫川の3人へのリベンジと見せかけて、
3人を利用して黄金の墓獅子を盗み出す『リベンジ』が目的なのでは…?


 5年前の吊り橋崩落事故は
 黄金の墓獅子を盗むことに失敗したので真犯人は吊り橋を落としたのかな?


 そして鮫川殺しの時は、真犯人と鮫川は二人で火の見櫓にのぼってから真犯人だけ降りたような気がするなあ。
例えば避難訓練のときに使う救助袋みたいなものを使って降りたのでは…?

  そういえば鮫川の死体が見つかった時、
 火の見櫓は骨組みだけだった
なあ。

 もしや、幕が救助袋の役割を果たしたとか…?
 あるいは幕の中で事件が起きていたとか…?
 祭りの幕で隠してしまえば客観的にごくごく自然な状況で鮫川殺しの現場の状況は誰にもわからない…そんな感じかな?

 それにしても鬼倉の死のほうが白神の死より先だったか
 自分が思うに、鬼倉殺しについては白神犯人説もありかな?


 【追記】
 「星宮」「吊り橋」「崖」といえば否が応でも
 実写になったものがサービス終了した某アイドルアニメを思い出すなあ。


 【ソース】
 『イブニング』2022.10.25 21号
 『金田一少年の事件簿30th』
 File19 鬼戸村の闇
 講談社 (p7~p28)

金田一少年の事件簿30th 墓獅子舞 白神流星 鬼倉詩乃 鮫川涼馬 赤萩冬華 宇治木政宗 吊り橋 繭美 不可能犯罪

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