にぎる。

『にぎる。』にようこそ! このブログは私が見たアニメやマンガの感想を自由気ままに書いています。

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現在『金田一少年の事件簿R』シリーズが中心です。

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 ―― 額を撃ち抜いたのはボーガンの矢じゃなくて、水中銃なのか… ――

 現在週刊少年マガジンで連載中の『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』
 『聖恋島殺人事件』が連載中。
 そもそもこの事件は剣持警部が「セイレーン・フィッシングマスターズ」という磯釣り大会に金田一一・七瀬美雪とともに参加し大会参加者たちや87歳の老婆で聖恋島唯一の住人・霧声昼子に出会ったが、そこで連続殺人事件に巻き込まれるというもの。

 第7話までに犠牲者は二人出ていて、
大会参加者の影尾風彦が背中を銛で刺されて、
また潮小次郎が特注の釣竿で剣持警部とはじめと共に釣り中に海に引きずり込まれて殺されている。

 そして最新の第8話ではコテージの部屋の椅子に座り眠っていた寒野美火が外からガラス窓を貫くボーガンのようなもので額を射抜かれ倒れる事件が起きた。
ちなみに伊豆丸険が口走った言葉によるとボーガンのようなものの名前は「水中銃」というらしい…。

 …なお寒野は今回の事件の犯人によって事前にビールに睡眠薬でも仕込まれたかして眠らされたらしい。
 そして犯人が寒野を騙ってか、次のような手書きの手紙を参加者に残していた。

 午後8時ちょうどに私の部屋に来て下さい。
 話したいことがあります。
 必ずこの時間に来て下さい。
 遅れても早くても何も話しません。
 この時間でなければダメなんです。
 鍵は開けておきます。
 
 寒野

 はじめたち事件の関係者全員は手紙どおり午後8時ちょうどを狙って寒野の部屋にやって来たが、
そこで寒野が水中銃で額を撃ち抜かれる光景を目の当たりにしたのだった…。

 剣持警部とはじめは誰かが外から狙っているとみて、窓際に隠れて様子をうかがっていた…。


 【影尾・潮・寒野… 被害者の共通点!!】

 第1の被害者・影尾風彦は帝王大学医学部教授。
 第2の被害者・潮小次郎は帝王大学病院の勤務医。
 そして第3の被害者・寒野美火も帝王大学病院の勤務医。

 …寒野が射抜かれる前、はじめは第8話で影尾と潮が医者であることから次のターゲットは同じ医者である寒野とみていた。
 そこで剣持警部はじめ寒野「犯人があなたの命を狙っている」ということを伝えた。
 けれども寒野が言うには、

 「自身に心当たりはなく、手術の失敗もなかった。」
 「恨まれる理由なんて100%ない。」
 「影尾教授については仕事熱心で病院での地位も高く仕事上嫉妬もあったかもしれないが
 自分からからみて殺されるほどの恨みはなかった」

とのこと。

 ちなみに今回の事件の被害者3人は腫瘍内科で、抗ガン剤治療の専門医。

 
 ・・・事情聴取を終えて夜7時頃寒野は缶ビールを飲んでいて
彼女がかつて治療した患者のことを思い出し、こう思っていた。

 「本当に『そっちの恨み』なんかじゃないわよね…!
 腫瘍内科では人がいっぱい死んでいる(影尾と潮と私が治療した患者は毎年何十人かはあの世に送っている)けど、
皆助からない患者ばかりで…そんなのどこの病院だって一緒じゃない!
 …はっ! その中にもし……

 寒野がビールを飲んで眠くなりそして眠ってしまった時、
犯人は部屋に入ってきてニヤリと笑い行動を起こしていたのだ…。


 ―― 今回寒野の額に刺さったものについて、
磯釣りの知識がほぼゼロに等しいであろうはじめには何に見えたのだろうか… ――

 自分は、前回第7話でスマホの画面に写っていた鰐瀬の母の画像から「鰐瀬が怪しいなあ」と思っていたけれども、凶器をピタリと言い当てたゴマすりおじさんの伊豆丸があくまでも「自分の中では」だけど一気に犯人有力候補に上がってきたなあ。
 特に今回の伊豆丸の動きから、第4話が死ぬ前に剣持警部に話していた「特注のウキ」を彼に渡すことができそうな人物っぽいなあ。

 それに自分が伊豆丸が怪しいと思ったのは第8話の最初にもあった。
 ちなみに伊豆丸が寒野・鰐瀬と話していたシーンでこんな会話がなされていた…

 寒野
 「ビールくらいないのかしら?」
 
 伊豆丸
 「あ、あると思いますよ。
 霧声さん、他の食料は全部ダメでも飲み物は無事でしょ!?

 ―― なぜ伊豆丸は飲み物が無事だということを知っていたのだろうか…? 
それは、第4話で発覚した食料が荒らされた件についての犯人だからではないか!!?? ――

 このシーンでは美雪は伊豆丸のゴマをすり続ける行動に注目していたが、
ここで注目するのは『犯人しか知り得ない情報』なのではと自分は思う。

 …ちなみに食料がどんな状態で荒らされていたのかを知っていたのはコテージ管理人の霧声
 第4話ではこんなことを言っていた。

 「保存していた缶詰から何から全部なくなっていて乾物やお米も全く残っていません。
昨晩まではちゃんとあったのですが…」
 
 ちなみに音羽アイランド広告の鬼島高彦

 「大量にあった備蓄食料がすべてなくなってしまったそうで…」

と話していたが、伊豆丸は備蓄食料を何らかの理由でいじったからか
第8話で飲み物が無事だったことをつい口走ったのでは。

 
 …ただ、寒野が射抜かれる前に(犯人が?)残していた女性が書いた文字の手紙は
誰が書いたのか気になるなあ。
 午後8時ちょうどに水中銃が寒野の額めがけて放たれる仕掛けは、リモコンか何かで犯人は関係者みんなと一緒にいながら発射できるものだというのは想像がつくけど…。

【追記】

 最近ブログに来たコメントについて…

 「第3の被害者が寒野以外ではないか」という見方がありましたが、第8話では寒野でしたね…。
確かに第7話まではターゲットが絞り込めなかったかもしれませんが、寒野は剣持警部の忠告があったにも関わらず犯人にやられてしまいましたね…。
 寒野はやられる1時間前になってはじめて「次は自分かも…!」というのを自覚しましたが…。
 
 今回の事件の被害者になった寒野・影尾・潮には寒野が言うように医療ミスがあったわけではなく、真犯人の動機は逆恨みの可能性がありますが、
「今回の事件の真犯人にとって大切な人が、彼らが投与した薬により長年苦しんで死んでいった」
という可能性も考えられなくもない
と自分は思います。

 ただ、伊豆丸に関しては
 1. 8話冒頭で、備蓄食料のうち飲み物は無事だったことを知っていたかのような発言
(※第4話で備蓄食料が荒らされた時、飲み物について霧声でさえも言及していなかったが…)

 2. 寒野の額に刺さったのを「水中銃」とズバリ言い当てたこと

という犯人しか知り得ないだろうことを言っていたことから、今回の事件の真犯人・セイレーンである可能性が一気に高くなったように感じます。

 また、第3話の影尾教授殺しの時に「聖恋島に着いた時は携帯が通じていたのに、事件後はなぜか圏外になってしまった」という現象は、今回の事件のトリックでケータイ(スマホ)を使って今回の事件のトリックに関わる「何か」を操作するために通じなくする必要があったように自分は思います。

(※ソース
週刊少年マガジン 2017年第1号~第11号
『金田一少年の事件簿 聖恋島殺人事件』

CASEFILE of Kindaichi Hajime: 聖恋島殺人事件 #8
講談社(2017)(第8話)p411~p430)

 「20年前に彼女は一人きりになったって言ってるわけで
その前には何人かの住人が住んでいたはずなんだ。
 もしかしたらその中の一人がこっそり紛れ込んでいるかもしれないだろ。」
 現在週刊少年マガジンで連載中の
『金田一少年の事件簿R(リターンズ)・聖恋島殺人事件』第7話で、
 金田一一はこんな推測をした。

 その推測に至る前、前回第6話
影尾風彦教授と研修医・潮小次郎を殺害した『セイレーン』を狩るために
今回の事件の関係者の男たちがセイレーン狩りに洞窟に近づいたが
セイレーンの声が聞こえてきたのでびっくりして一目散に逃げ帰ったことを剣持警部からはじめは聞いたので、その洞窟を剣持警部と七瀬美雪の協力で探検した。

 足を滑らせて下に落ちた先…海際の洞窟に見えたのは
「人間魚雷回天」かミサイルらしき『真っ黒な何か』が水面に突き刺さっている光景だった。
 はじめはセイレーンの泣き声について
 「『真っ黒な何か』が原因で洞窟を吹き抜ける風が潮の干潮に合わせて響いていたのでは」
と推理した。

 美雪「『セイレーン』は事件と関係なかった」と思っていたが、
はじめはそうではなく
 「この島の住人がセイレーンに声の変化で潮の満ち引きや魚がこの入り江に大量に逃げ込んでくるタイミングを知ることができるなら、それを利用して何らかのトリックを仕掛けることもできたかもしれない」
と考えていた。

 剣持警部はコテージ管理人にして現在唯一の聖恋島の住人・霧声昼子が犯人と見ていたが、
 ここでくだんのはじめの
 「他に聖恋島の住人がいて、しかもその住人は今回の事件の関係者の中にいる」
と言わんばかりの発言が飛び出したのだ。


 【はじめが関係者の20年前の年齢を考えている時に…】

 はじめは剣持警部と協力して今回の事件の関係者の年齢を20歳引いて
「霧声昼子以外の聖恋島の住人は誰か?」を考えていた。

 今回の関係者と20年前の年齢は以下の通り。

 <凪田空也(18)><海星終吾(12)>

 「霧声が覚えている可能性が高く、整形で顔を変えた可能性もあるがもっと幼いころ島を出ていたならまず一致しない」とみていた。

 <寒野美火(10)>

 凪田・海星と同様の理由で「(聖恋島の住人の可能性は)十分あり得る」と剣持警部がみていた。

 <右竜あかね(22)>

 「聖恋島の住人の可能性はある」とみていた。

 <奥ノ木武蔵(9)>

 「9歳の時に島を出ていったとすれば顔はまったく変わっている」とみていた。

 
 <伊豆丸険(30)>

 「ずっと前に島を出たと考えればあり得る」と剣持警部がみていた。

 <鬼島高彦(17)>
 
 「これももちろん可能性はある」とみていた。

 <鰐瀬たかし(5)>

 「小さすぎて島のことは覚えていない」と剣持警部はみていたが、はじめは考え込んだ。

  
 ・・・関係者全員に聖恋島の住人の可能性があった。

 けれどもこの時、鰐瀬にはじめと剣持警部が気づかない動きがあった。

 鰐瀬のスマホの待受は彼が幼い頃母と一緒に潮干狩り(?)に行った時の画像で、
「母さん…」と何かを想い、眺めていたのだ…。


 【潮小次郎の遺体の違和感と、霧声昼子の過去!?】

 「これでもう事件は終わりよね?
これ以上何かが起こるなんてことないよね?」

 美雪がはじめに聞いた。

 「そうかな…
 なんせ犯人の当てはおろか、動機も何もわかってないんだ。
 もしかしたらこのコテージにいるメンバー以外にほんとに誰かが島にひそんでいるかもしれないしね。」

こう返すはじめに剣持警部は

 「犯人は血に飢えた異常者」
 「セイレーンの泣き声を聞いていると錯乱してしまうという昔の伝説通りに
イカれちまったヤツがその声を聞いて殺意を漲らせているのかも…」

とみて、それを受けて美雪が
「誰が殺されてもおかしくない」と考えてたが、
 はじめはそれを否定した。

 「この連続殺人はとてつもなく頭のいい人間が作り上げた計画犯罪だと思ってる。
最初の殺人だってあんな全員にアリバイがある状況で起きたことが逆に引っかかっているんだ。
 何か巧妙なトリックがあるのかもしれない。
そしてそのトリックにはセイレーンの泣き声が何らかの形で利用されている可能性もあるんじゃないかな」
 そこではじめは剣持警部に頼み第二の犠牲者・潮小次郎の遺体を調べた。
 はじめは潮の遺体に違和感があった。

 それは、潮が海に引きずり込まれた後に釣り用の手袋がなくなっていたことだった。
 
 潮の手袋は簡単に脱げないようきちっと手首のところで止まる仕掛けになっていて、
海に引きずり込まれた後勝手に緩んで脱げてしまうことはないはずだが、なくなっていたのだ。


 はじめはこう推理した。
 「例えば何者かがこっそり彼の手袋に小さいカプセルや袋などに入れた強力な瞬間接着剤を仕込んでおいたとしたら…?
そしてそれが思い切り握り込むとその入れ物が潰れて中の瞬間接着剤が流れ出て数十秒で手袋は竿に協力に接着され簡単には剥がせない状況になる。
その状態で釣り糸を強い力で引っ張れば…(潮を海に引きずり込むことができるだろう)」
 
 「潮が海に落ちてしまえば、後は潜水道具を身に着けた何者かが足など掴んで強力な水中スクーターなどで海の底に引きずり込みそのまま溺死させる…」

 …はじめの推理はあくまでも状況から推理した仮定の話。
  けれども
 「事実はそんなに遠くないんじゃないか。
証拠の手袋もそれがくっついたままのはずの竿ももう出てこないけどね」とはじめは言っていた。

 
 ・・・美雪「80歳を過ぎた霧声さんには絶対無理よね!?」とはじめに聞いた。
「確かにそんな気はするけどな…」とはじめは返したが、
 ちょうどその頃霧声は水中スクーターを用いて魚を獲っていた…。

 そして海底にあったはじめが洞窟で見たものと同じ型の『真っ黒な何か』に手を合わせていた…。

 …実は、霧声は釣りはあまりうまくはないので魚を潜って獲っていたのだ。

 食事の時霧声は
「釣りか潜水ができないとこの島では一人では生きていけない」
と言っていた。

 …一方真犯人も第三の殺人をすべく動き出そうとしていて、こう思っていた。
 
 「(まだ終わってない…
聞くがいい。セイレーンの呪われし歌声を!
その歌が聞こえた時が『お前』の最後だ…!)」


 ―― 釣竿が特注なら、手袋も特注なのかな…? ――

 はじめは今回第7話で「犯人がこっそり瞬間接着剤を手袋に仕掛けたのでは」と推理したが、
潮の遺体の手袋をしていた手には接着剤のあとが全くと言ってよいほど残ってないように見えるなあ。

 そういえば、潮が溺れ死ぬ第4話潮は釣竿が特注であることを剣持警部に明かしていた
「手袋がない」という新たな情報が登場したことから手袋もまた特注で、
 潮が釣竿を手に入れたメーカーというか売り手実は今回の事件の真犯人なのでは…?
…と、自分は思うなあ。

 おそらく、潮の手袋と釣竿は実は遠隔操作でコンピュータを用いて動かせるのでは。
コテージにはパソコンはないようだけど、スマホにその仕掛けがあればできそうな気がするなあ。
特に潮がしていた手袋は溺れた時に脱がすことができず、
潮が息絶えて初めて手に接着剤のあとを残さずに脱がすことができる仕掛けが施されていたのではないだろうか。
 もしかすると、そもそも接着剤のたぐいは使う必要がなかったかもしれないなあ。

 それにしても今回の事件の真犯人は、簡単に言うと発明家マッドサイエンティストのような気がするなあ。
ちなみに地獄の傀儡師・高遠遙一はマジシャンだけど、マッドサイエンティストはこれまでの『金田一少年の事件簿』には登場していないなあ。
 もしこの事件の犯人がそうならば、高遠に匹敵する犯罪者がここで登場しそうな予感がするなあ。

 そして、今回母親がいる(いた?)ことが明かされた鰐瀬の今後の動向が気になるなあ…。

【追記】

 まず、霧声昼子の秘密について。
 最近の第7話で人間魚雷回天(※作中では『真っ黒な何か』と言っていた)を拝むシーンから
関係者にセイレーンの歌声の秘密を黙っていたのは『回天の乗組員に恋人がいたので、彼の名誉の為、基地のことを黙っている』から」という説は当たっているかもしれませんね。

 次に
 「最初の殺人の時に、船着小屋で見た死体もどきが犯人が演じたものだとすると点呼を取ったときに唯一パーカーを出していた伊豆丸が怪しいと想いました」
というコメントについては、第7話で「鰐瀬には母がいる(いた?)」という新たな情報が登場したので鰐瀬に近い人物である伊豆丸の動きはマガジン第11号・第8話に期待です。
 特に、第三の犠牲者になってしまうのかどうかが気になるところです。
 
 そして
 「伊豆丸は教授を起こす役だったから被害者との関係から見ても、犯行が最もやりやすそう。
けれどもかなり久々の犯人当てクイズをやるそうなので、伊豆丸が犯人だとあまりにもあからさま過ぎる」 
というコメントについては、伊豆丸と合わせ鰐瀬の動きにも自分は注目していきたいと考えています。

 …今回の事件は医療関係者が犠牲になっていることから、かつての『魔犬の森の殺人』をほうふつとさせる事件のように思います。
ちなみに『魔犬の森の殺人』では関係者たちの「ある共通点」が事件を解くヒントになっていましたが、
『聖恋島殺人事件』でも関係者たちの共通点が鍵になるのか第三の殺人の動きが、私は気になります。
 
 …あと、事件のカギは潮の手袋でしたね。
最初に気づいた方、お見事です。

(※ソース
週刊少年マガジン 2017年第1号~第9号
『金田一少年の事件簿 聖恋島殺人事件』

CASEFILE of Kindaichi Hajime: 聖恋島殺人事件 #7
講談社(2017)(第7話)p349~p368)

 現在週刊少年マガジンで連載中の『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』
『聖恋島殺人事件』が進行中。

 剣持警部が出場するセイレーン・フィッシングマスターズという磯釣り大会決勝戦の宿泊先・聖恋島で2つの殺人事件が起きた。
 一つは、影尾風彦が集合場所の小屋で背中に銛を突き立てられて殺された状態で見つかった事件で、
 そしてもう一つは潮小次郎が特注の釣竿で釣り中になぜか海に引きずり込まれて溺死した事件だった。

 …特に第二の事件で潮は金田一一剣持警部と一緒に釣りに出かけていたが、
そのきっかけは昨晩まではちゃんとあった大量にあった備蓄食料(缶詰、乾物、お米)が全て無くなっていて魚はまるで獣が食い荒らしたみたいに散らかっていたこと。

 ―― 散らかした犯人は、影尾と潮を殺した今回の事件の真犯人『セイレーン』だろう… ――

 
 ・・・さて第6話は、はじめや七瀬美雪が聖恋島に来てからよく聞く『セイレーンの泣き声』の正体を探るために
『ある場所』を探索するエピソードになっていた。


 【入り江の爆釣とボウズの真相!】

 「今朝、入り江で魚が釣れないことはわかっていました。」

 潮が亡くなった日、コテージ管理人の老婆・霧声昼子がはじめにこう言っていた。

 実際前回第5話で潮がはじめと剣持警部と一緒に釣りに行く前に、伊豆丸険鰐瀬たかしが釣りに行ったが、
「ボウズだった(全く釣れなかった)」と語っていた。


 またこの回で、はじめは霧声に「聖恋島」が「セイレーン島」「墓標の島」と呼ばれるようになった理由を聞いており、聖恋島は人間魚雷回天の訓練所と出撃港だったことが彼女から明かされた。

 特にセイレーンの泣き声は戦争が終わった直後に聞こえるようになり、それを疑問に思った米軍の兵士が地元の人に聞いたところ
「なんだか人間の泣き声みたい…
戦いで命を落とした人たちの嘆きの声…」
という答えが返ってきて、それから米軍の人達の間で
 「あの泣き声は海の亡霊『セイレーン』の呪いの叫びだ」
 
 「あれを何度も聞くと心を侵されて変死する」
という噂が流れたため、そう呼ばれるようになったという。

 なお、約30年前以上も前の聖恋島ではリゾート計画があり、それに関わった人が地元の人達に当て字で「聖恋島」と呼ばせたというが、
肝心のリゾート計画は不景気のためうまくいかなかったようだ。

 …聖恋島の過去について語っていた霧声だったが、
 「よく聞くと一日に何度も声が変わっていて、
その歌声の変化にはちょっとした意味もある。
その意味を知る人間は私しかいない」
ということについては、第6話では教えてくれなかった
 
 「歌声の秘密は島の者以外に話さない、皆で寄り合って決めたことだから」

と霧声は語っていた…

 ただ、はじめには一つヒントを与えていた
 
 「今朝、入り江で魚が釣れないことはわかっていました。
お話できるのはこれだけです。そしてお考え下さい。
100人足らずの島民がこのような離れ小島で暮らすことができた訳を…
 …と。

 ・・・霧声が「近場で釣りをしてくる」と言って外に出かけた後、はじめが向かった先は
小説家の右竜あかねがいるコテージ。
 
 聖恋島を訪れたとき、
 「両側から張り出す岬が堤防になっててとても船が出せないひどいシケでもこの入り江の中だけは何とか船が出てるのよ。
そしてそういう時は魚が逃げ込んで大変な爆釣になる…!」
と語っていたので、
 「右竜さんは何度も聖恋島を訪れているのではないか」と気になっていたのだ。

 実際、はじめが来た時は3回目の訪問だった。

 また右竜は嵐で海が荒れたとき爆釣になったのを経験したことがあるが、2回目の時に同じような状況になったときは全然釣れなかったという。
 なおこの時は霧声が「やめた方がいい」とアドバイスしていて
その翌日のいい天気の日には霧声のアドバイス通り結構釣れていたという。
 右竜はこのことから「地元の人にしかわからない何かがあるのかもね」と言っていた…。

 …そんなはじめと右竜の会話の様子を、編集者の奥ノ木武蔵が外でじっと聞いていた……。


 ・・・はじめは桟橋で釣りを始めた…
…のではなく、浮きの流れる様子を観察した。

 桟橋の向こう側から岸に向かいゆっくりと浮きが流れてくるのを見えたことから、はじめはこう考えた。
 「霧声さんが魚を釣りに行ったのは潮の流れを見たからでは。
 入り江の入り口の方から潮が陸地に寄せるような流れの時は
たぶん魚がたくさん獲れる。」
それを聞いた七瀬美雪も霧声が釣りに出かけた理由について納得した。

 はじめは更にこう続けた。
 「逆に言うなら、午前中に伊豆丸や鰐瀬が漁に出た時は逆方向の流れだったのかもしれない。
 理由はわからないけど、島の唯一の釣り場であるこの入り江では
こういう流れの時に魚がドドっと入り江に入ってきて右竜さんのいう爆釣状態になるってことなんじゃないかな?
 まして悪天候の時は魚が入り江に逃げ込んでくるからそれに拍車が掛かるのかもしれない

 …このときセイレーンの泣き声が聞こえた。
それは今朝聞いた声に近い響きだった。
すると浮きが逆に沖に向かってゆっくりと進み始め潮の流れが変わった。
  はじめは、セイレーンの声について確信した。
 「あのセイレーンの声は、潮の流れを教えてくれるんだ!
そしてその潮の流れが入り江に大量の魚を招き入れてくれる。
 それを島民の霧声さんは知ってて、魚が釣れるかどうか判断してたんだ!」

 【潜入!セイレーンの住処!!】

 一方その頃、剣持警部は鬼島高彦や凪田空也ら大会関係者やテレビ局関係者、そして伊豆丸ら大会出場者の男たちがセイレーンを狩ろうとしていたので彼らと一緒についていった。
 けれども剣持警部以外の男たちは、ある場所で一目散に引返した。
 
 …それは、凪田が偶然見つけた洞窟。
凪田、鬼島はこの洞窟は初めて見たという。

 その洞窟からセイレーンの泣き声と思われる声がしたのを聞くやいなや、
悲鳴を上げてダッシュで逃げ帰ったのだ…。

( ゚д゚)ポカーン

 ・・・その話を聞いたはじめは、洞窟を見に剣持警部と美雪と一緒に向かった。

 この時のはじめはこう考えていた。
 「海の怪物『セイレーン』なんているわけない。
でもその名前を語る奴…影尾を銛で突き殺し、潮を海に引きずり込んで溺死させた人物…
悪魔の知恵を持つ殺人犯『セイレーン』がいる…!

 …はじめは洞窟から『セイレーン』の声がするのを確認した。
そして剣持警部にロープを頼んで洞窟の下に降りた。
 けれども、足を滑らせて下に落ちた。
 けれども海水が洞窟の中に入り込んでいたので無事だった。

 そしてはじめは懐中電灯で辺りを照らすと、そこに広がる『ある光景』に驚いた…

 そして「次回に続く」となっていた…。


 ―― 果たして、人間魚雷回天の機体が
洞窟の中にあったのだろうか…? ――

 前回のブログで自分は
 「セイレーンの泣き声の出処は岩場かな…?」というようなことを書いたが、
はじめが驚くほどのものだからただの機体1体だけではなく
人間魚雷回天の秘密ドックのような大規模なものが
はじめの目の前に広がっていたのだろうか?


 …ところで潮の溺死については、潮だけに潮の流れが関係しているのだろうか…?
だとすると剣持警部も海に引きずり込まれる可能性があるから、
潮が使っていた特注の釣竿の浮きにこそ、海に沈む仕掛けがありそうな予感がするなあ。

 そして「実は真犯人は釣具メーカー関係者」というのがありそうに思うなあ…。

 
 …それにしても剣持警部が出場しているセイレーン・フィッシングマスターズは
全員が釣りが得意ではなさそうだなあ。
 剣持警部と一緒のチームのはじめと美雪が全くの釣り素人であるように…

 すると小説家チームは「右竜はとても上手で、奥ノ木が全くの素人」なんてこともあるだろうし、
 医療関係者チームでは「亡くなった潮以外、実はそんなに釣りは上手ではないか全くできない」なんてこともありそうだなあ。

 自分が思うに今回の事件の真犯人『セイレーン』
「実は釣りが上手いことを隠している、釣具に詳しい人物」だなあ。
 怪しいのは、医療関係者チームの中の誰かだなあ…。


【追記】

 最近のブログ記事に寄せられたコメントについて。

 まず「潮さんの遺体に手袋がない」という指摘がありました。
これは、特注の浮きと合わせてヒントになりそうですね。
 ただ、手袋は遺体が流れ着いた時に犯人が回収したのか、それともまだ潮が溺れた現場に残っているのかは気になるところですね。

 また「セイレーンの声の正体は米軍が工事を行った際にできた穴かなにかに風が当たってできた音」というコメントもありましたが、
その答えは次回第7話で明らかになりそうですね。

 そして「『聖恋島』の名付け親であるリゾート会社が地獄の傀儡師・高遠遙一の探すルーツと関係があるのでは」というコメントについても、仮にあるとしたら意外な展開になりそうですね。

(※ソース
週刊少年マガジン 2017年第1号~第8号
『金田一少年の事件簿 聖恋島殺人事件』

CASEFILE of Kindaichi Hajime: 聖恋島殺人事件 #6
講談社(2017) (第6話)p429~p448)

 現在週刊少年マガジンで連載中の『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』
『聖恋島殺人事件』が進行中。

 剣持警部が出場するセイレーン・フィッシングマスターズという磯釣り大会決勝戦の宿泊先・聖恋島で連続殺人事件が起きたので主人公・金田一一が幼馴染の七瀬美雪剣持警部とともにこの事件の謎を解く…

そんなストーリーが展開されている。

 これまで医師・影尾風彦が集合場所の小屋で背中に銛を突き立てられて殺された状態で見つかり、
 特に前回第4話では潮小次郎が特注の釣竿ではじめと剣持警部と釣り中になぜか海に引きずり込まれて溺死する事件が起きた。

 …特に第二の事件で潮がはじめと剣持警部と一緒に釣りに出かけたのは
昨晩まではちゃんとあった大量にあった備蓄食料(缶詰、乾物、お米)が全て無くなっていて魚はまるで獣が食い荒らしたみたいになっていたことがきっかけ。
 
 ―― 特に潮が釣りをする気になったのは、
おそらく食料が荒らされなくなっていたことを知り
先に釣りに出かけていた伊豆丸険と鰐瀬たかしが「ボウズだった(全く釣れなかった)」と聞いて、寒野美火にカッコイイところを見せようとしたからだろう…
。 ――


【潮の死の不審な点!】

 さて第5話では、潮の死因は剣持警部が調べたところ溺死だということがわかった。
ただ、潮にはサメに噛まれたような目立った外傷はなかった。

 このことについて小説家の右竜あかね
「サメが(潮さんを)引きずり込んだんじゃないとしたら、一体何が海に引きずり込んだのかな?」
と言っていたが、コテージ管理人の霧声昼子
「セイレーンの歌声がその人を海に引きずり込んだのだ」と言った。

 なお霧声が言った「セイレーンの歌声云々」については、
聖恋島の海で亡くなった釣り人たちに対して聖恋島の住人たちがこう言っていたとのこと。

 
 ・・・一方はじめは、
「潮の死について、
セイレーンの仕業でもなく魚が引きずり込んだわけでもない」
と考えていた。

 その根拠潮が釣竿から手を離さなかったから
 普通は釣竿の引きで海に落ちそうになったら、竿から手を離すものだから。

 「なんか妙なんだよ… 今回の『事故』は…!
まるできっちり計って狙った『事故』みたいな気がして…」

 はじめはこう思っていた…。

 一方鬼島高彦や凪田空也ら大会関係者やテレビ局関係者、そして伊豆丸ら大会出場者の男性たち
スコップや銛やらを持ってセイレーンを狩ろうと考えていた。
 「聖恋島には我々以外に何かが居る」と考えていたので…。
特に凪田
 「こいつぁ、すげードキュメンタリーになるぞ」と思っていた。

 …なお、右竜と編集者の奥ノ木武蔵は彼らにはついていかなかった。
特に奥ノ木
 「僕はセイレーンより、人間のほうがよっぽど怖い」と思っていた。

 そしてはじめは、霧声に聖恋島のことを聞いた…。


【聖恋島と人間魚雷「回天」!】

 はじめは霧声に聞いた。

 「メッチャ日本の田舎の島なのになぜ「セイレーン島」と呼ばれているのか?」

 「島に着いた時にあなたはこの島を『墓標の島』と言っていたが、それはどういう意味なのか?」

 …聖恋島出身の霧声の話によれば、聖恋島はもともとそういう名前ではなかったという。
(※なお霧声は聖恋島が別の名前で何と呼ばれてたかは知らなかった)

 聖恋島は、彼女が生まれたときから小さな海軍基地があり漁業と海軍基地で回っていたが
先の戦争で戦況が悪くなったので基地は特攻兵器人間魚雷「回天」の訓練所と出撃港になった…すなわち『特攻の島』になったことを明かした。

 「『墓標の島』というのは、
名前すら残らず若くして散った軍人たちのためのもの…」

 こう語る霧声は当時、賄いなどで基地に出入りしていた。
 霧声何人もの若い軍人たちが出撃していくのを見ていた…。


【セイレーンの泣き声…】

 霧声が『墓標の島』『人間魚雷回天』の話をしている時に、
泣き声みたいな声はじめと美雪は聞いた

 聖恋島に響くこの声
戦争が終わった直後、日本軍に代わって米軍が聖恋島に駐屯を始めた頃に鳴り始め
大きな台風がやって来たある嵐の夜に風の音とは明らかに違う人間の泣き声のような響きが始まったという。
 当時の米軍の兵士が地元の人にこの音について聞いたところ
「なんだか人間の泣き声みたい…
戦いで命を落とした人たちの嘆きの声…」
という答えが返ってきて、それから米軍の人達の間で

 「あの泣き声は海の亡霊『セイレーン』の呪いの叫びだ」

 「あれを何度も聞くと心を侵されて変死する」

という噂が流れた。

 そして聖恋島を「セイレーン・アイランド」と呼ぶようになったという。

 …なお島の名前を当て字で呼ばせたのはリゾート会社
ほとんどわずかになっていた島民を言いくるめそれで通したらしい。
 
 …なおこれは、30年以上も前の話
景気が悪くなりリゾート計画は頓挫し、島民は更に減り、今から20年前には聖恋島に住む人は霧声一人になったという。

 特にセイレーンの声は一人暮らしである霧声にとっては始めは不気味に聞こえていたが
今は一人暮らしの彼女に話しかけるたったひとりの「友人」となっていた…。

 
 ・・・霧声ははじめと美雪にセイレーンの声の響きが変わったことを教えた
 そして
 「よく聞くと一日に何度も声が変わっていて、
その歌声の変化にはちょっとした意味もある。
その意味を知る人間は私しかいない」と…。

 セイレーンの歌声の意味を知りたいと食いついたはじめ霧声はその意味を教えようとした
というところで、「次回に続く」となっていた…。


 ―― 『セイレーン』の声の変化…
 …おそらくは彼女の『泣き声』で今の時刻が大体分かるようになっていたりして… ――

 霧声にとってはセイレーンの泣き声が時計代わりになっているのでは…?
 特に、「サイレン」の語源は「セイレーン」から来てるらしいし…。

 影尾と潮の事件ではセイレーン(音の聞こえ方)は関係なさそうだけど、
これから起こるであろう第三の事件の関係者のアリバイの証明に重要な役割を果たしそうな予感がするなあ。

 そしてセイレーンの声について
 
 「昔、人間魚雷回天が訓練中にどこかの岩場に挟まって抜け出せなくなった。
パイロット(兵隊)はそこで命を落としたか乗り捨てたかは不明だが
機体は誰にも気づかれず何十年も放置された状態になっていた。
 だから今になっても機体が風あるいは波と重なり合って例の音が出続けている…」

 …そんな背景があるように、自分は思う。


 ・・・本題の事件について。

 自分が思うに、潮の特注の釣竿に何が仕掛けられていたのかがポイントになりそう
だなあ。
 
 犯人自ら手を汚さずに潮を海に引きずり込む仕掛けは何だったのか?
 そして、潮が釣竿を手離せなかった仕掛けは何だったのか…? 

(※ソース
週刊少年マガジン 2017年第1号~第7号
『金田一少年の事件簿 聖恋島殺人事件』

CASEFILE of Kindaichi Hajime: 聖恋島殺人事件 #5
講談社(2017)(第5話)p233~p252)

 新年明けましておめでとうございます。(※2週間近く過ぎましたが…)

 久しぶりに登場した週刊少年マガジンの『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』
 剣持警部が磯釣り大会「セイレーンフィッシングマスターズ」に金田一一七瀬美雪とともに出場することになったが、宿泊先の聖恋島で殺人事件に巻き込まれるという『聖恋島殺人事件』が連載中で、
 特に第3話では背中に銛を突き立てられた影尾風彦教授の遺体が集合場所の桟橋小屋内で見つかったという第一の殺人が起きた。

 …そして今年に入り、第4話では第二の殺人が起きた。
それは、剣持警部と釣り中の潮小次郎メーカー特注の釣竿を使って釣り中になぜか突然海に引きずり込まれそのまま溺死、そして彼の遺体がメインコテージ周辺に流れ着いていたのを寒野美火に発見された…というものだった。
(※ちなみに潮が使っていた釣竿は、ウキがメーカー特注とのこと)

 ちなみにこの時は剣持警部と潮とともに、はじめも同行していた。
  潮が荒れた海に引きずり込まれたとき海に剣持警部が飛び込んで救助を試みたが、見失ってしまった


【セイレーン、コテージを荒らす!?】

 ところで潮が亡くなる前、不審な出来事がコテージで起きていた。
それは昨晩まではちゃんとあった大量にあった備蓄食料(缶詰、乾物、お米)が全て無くなっていたこと
これをコテージ管理人の霧声昼子が伝えていた。
 さらに魚はまるで獣が食い荒らしたみたいになっていた。

 「つまりこれは海の魔女セイレーンの仕業だと…
そう言いたいわけね!犯人さんは!」
 女流作家の右竜あかねはこう言い、
 七瀬美雪は
 「まさか本当に海の魔女セイレーンが食べたとか」
 剣持警部は
 「一体どこの誰が食料を全部持ち去ったり食い荒らしたようにしたんだ?」

と思っていたが、はじめはこう見ていた。

 「問題はそこじゃないぜ。
 問題は『誰が』持ち去ったかじゃなく
『なぜ』持ち去ったかだ…!」

 また、製薬会社の医薬情報担当者・伊豆丸険が魚を釣ることを名乗り出たが
霧声の話によると「嵐のせいなのか、エンジンがかからないので船は出せない」とのこと。
 それゆえ医療機器メーカーの鰐瀬たかしを連れて手漕ぎのボートで釣りに出かけたが
『ボウズ』だった…つまり全く釣れなかった。

 …それを聞いたは寒野にいいところを見せようとしたのかあるいは釣りの腕を見せようとしたのか、
伊豆丸と鰐瀬が釣れなかったという釣りポイントを教えてもらい、剣持警部とはじめと一緒に行くことに。

 そして大物が釣れそうなところで、なぜか潮は釣竿ごと海に突然引きずり込まれ、浮き上がってこなかった。
この光景を目の当たりにしたはじめは「セイレーンのしわざか」と思った…。



 ―― 潮がどのポイントで釣りをしても、
彼だけが海に引き寄せられ溺死するようになっていたのだろうか…?
潮だけを確実に殺す仕掛けが、特注の釣竿に仕掛けられていたのだろうか…? ――

 ちなみに作中では釣りポイントはA~Fの6つあり、潮が選んだ釣りポイントはC
 特に、釣りポイントについて鰐瀬は潮にこんな事を言っていたなあ。

 「AとBポイントは回ってダメでしたからあとはCとDかな?」

 「EとFポイントはちょっと潮の流れの関係上ボートで行くの無理っぽいですから」

 この鰐瀬の発言から潮はCポイントを選び、真犯人が仕掛けた何らかのトラップで海に引きずり込まれ溺死されられたとみえるなあ。
 真犯人は、コテージという現場とは離れた場所にいながら…

 そして、はじめが言っていた「食料を『なぜ』持ち去ったか」は、
ターゲットの潮に釣りをさせるため
 また船のエンジンがかからなくなっていたのも同様の理由なのでは…?
 
 
 ・・・自分が思うに潮が海に引きずり込まれた現場・ポイントCには
磁石のようなトラップがあったのでは…?
 でもそれだと剣持警部も釣り中に海に引きずり込まれる可能性もあるなるだろうから、
 潮の特注の釣竿(※特にウキ)と強力な力でくっつく磁場みたいなものがあったのでは?

 犯人はもしかすると実は釣具メーカー関係者でもあり、
また聖恋島の地理を徹底的に調べ上げていそう
だなあ。

 
 ・・・潮が釣りに出かける前の出来事から考えると、
鰐瀬が犯人の可能性が高くなったなあ。
 
 確か、食料と船のエンジンにトラブルが起きたことを霧声が伝えたときに
鰐瀬は伊豆丸にこんなことを話していた
なあ。

 「大会じゃないんだから
近くでもなんか釣れるんじゃないすか?」

 この発言がなければ、伊豆丸は鰐瀬を釣りに誘うことはなかったし、
さらには戻ってきて釣れなかった(ボウズだった)光景を見て潮が
「影尾先生より釣りの腕は上ですよ(寒野先生にカッコイイとこ見せますよ)」
とばかりに海に釣りに出かけることはなかったのでは。

 …つまり、
 鰐瀬伊豆丸が自分を釣りに誘うことも、自分が伊豆丸とともにボウズで帰ってくる光景を見て
潮が「僕なら釣れる」と思い釣りに出かけようとすることも、読めていたのではなかろうか。
 そして鰐瀬
 「しけてるって言ってもこの入り江の中は波もさほどでもないし
むしろ荒れた外海から魚が逃げ込んできそうなんですけどねー」
という発言
 これは、ターゲットの潮や剣持警部が挑んでも結局は『ボウズ』だということを隠す発言なのでは…?

 
 ・・・次回以降、潮殺し・影尾教授殺しの手がかりがどんな形で見つかるか気になるなあ。

(※ソース
週刊少年マガジン2017年第1号~第6合併号
『金田一少年の事件簿 聖恋島殺人事件』

CASEFILE of Kindaichi Hajime: 聖恋島殺人事件 #4
講談社(2017)(第4話)p325~p344))

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