にぎる。

『にぎる。』にようこそ! このブログは私が見たアニメやマンガの感想を自由気ままに書いています。

『にぎる。』にようこそ!
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現在『金田一少年の事件簿R』シリーズが中心です。
また『けものフレンズ』(再放送)の感想も書いてます。

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 現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿』は
『函館異人館ホテル新たなる殺人』が展開中。

 金田一一の推理で謎が全て解かれ真犯人『碧血鬼』こと岡倉純の逮捕により事件は終結したかに見えた。
 だが「碧血鬼」こと岡倉純の本当の動機を明かさなかったのではじめはフリーライターのいつき陽介の協力で事件の背景を突き止めた。

 岡倉は、「矢吹碧(ペンネーム:三多村匠)」という将来結婚を約束し合った若手女優を階段から転落させ意識不明状態に追いやったリュウ小野寺赤座光輝綾野木ルカ・そして水島颯太復讐するために一連の犯行を思いついた
 岡倉はリュウ小野寺は彼の自宅で毒殺、赤座と綾野木は『箱館ウォーズ』舞台本番中に射殺、そして水島は自殺に見せかけて舞台で殺した。
 事件にはリュウらによる集団監禁レ◯プが事件の背景にあり、碧はいわゆるヤリ部屋から逃げ出したが、階段で足を踏み外して転落したのだった。

 そして前回第13話碧が息を引き取ったので、岡倉はすべてを話した

 
  【水島颯太の最期に碧血鬼は…】

 直近の第14話で岡倉は
 
 「碧の事故の真相を知った時、アイドルとしての"岡倉純"は死に、
 俺は"碧色の血"をたぎらせる"復讐の鬼"となった」
 「俺は碧の書き溜めた現行で覆面作家"三多村匠"となり、
函館を舞台にした"殺人劇"を着々と準備してきた」


 と明かしていた。

 またリュウについては真っ先に犯行を疑われるのを防ぐために最初に手をかけ、
 
 「毒入りワインを飲んで突っ伏した奴には一体何が起こってるか最後までわからなかったろうな…」
 と言っていた。

 そして水島には、最後の最後に自分が何者であるかを明かした

 「リュウも赤座もルカも全員俺が殺ったんだ。
 …で最後はお前ってワケ!
 ハハッ!なんで俺がこんなことするかって?」

  「前にお前らがルカの部屋に換金して薬漬けにしてヤリまくってた女いたろ?
 あの時お前らがズタボロにした女…矢吹碧は…
 俺の婚約者だったんだよ!
 丁度今のお前も俺が嗅がせたクスリと出血で意識モーローだろ?いいザマだ!
 碧と同じ絶望を味わいながら死ぬといい!」

 そして高笑いをしたとき、水島は観念した顔を見せていて
 「その顔が今でも忘れない」と岡倉は語っていた…



 【やはり、高遠遙一】

 はじめ岡倉
 「最後にもう一ついいですか?」
 と聞いた。

 「岡倉さんは本当にこの犯罪計画をすべて一人でこなしてきたんでしょうか?」
 
 「あなたの犯行の手口は鮮やかすぎて俺にはある人物を思い出させるんです。
 その人物はかつて殺人プロデューサーとして数多くの殺人事件に関わり
 現在は特別な拘置所に収監されています。
 そこは外部との接触はほとんどできない厳重な警備の下にある施設です。」
 
 「ところがこの男はそんな状態の中現在進行形で多くの犯罪に関わってるんです。」
 「そいつは自分も含め十二名からなる犯罪組織を"十二神"と名付け、
密かに彼らとコミュニケーションを獲って犯罪計画を指示しているようなんです。」

 「僕は以前その中の一人"アルテミス"と名付けられた犯罪者と関わりましたが、
 彼女は逮捕後捜査員にその人物のことをペラペラ話し、
差し入れに仕込まれた毒で命を落としてます。

 その人物の名は高遠遙一。」

 はじめは"地獄の傀儡師"と呼ばれる殺人プロデューサー・高遠遙一について岡倉に聞いたが、

 「いやー全然…!」と彼は答えていた…。

 ・・・「それじゃ、碧のことは頼んだよ。」
と、はじめといつきに言った岡倉は明智健悟警視長に

 「それと刑事さん、俺が死刑になったら…碧と一緒の墓に入るってのは可能かな?」と聞いていた。

 明智警視長は
 「ケースによりますが、できるだけ配慮しましょう」と言っていた。

 そして

 「(ごめん…碧…
 最後のときも一緒にいてやれなくてせめて墓ぐらいは…と思ったけど
 死んだ後もお前とは一緒にいられそうもないよ…
 お前は天国に行けても、俺は地獄行きだからな…)」


 と思っていた…。

 ちなみにいつきは

 「俺は認められねーな!そんな生き方。
 確かにあんなことされたら許せねーけどよ、世の中にはもっとこー大切なもんが…」

 と言っていた。

 
 【ヘラとユダ】

 はじめは岡倉が関わった函館異人館ホテルの一連の殺人事件について明智警視長に意見を求めたところ

 「まず9割がた関わってるでしょうね、あの男が。
 銃の練習で何度も海外へ行く手配をしたり、多忙なアイドルが覆面作家として犯行の舞台を指示したりと、到底一人でできることではありませんしね。」


という見解が返ってきた。

 
 はじめ
 「岡倉が残る十人の一人なら
 "地獄の十二神"ってのはそれぞれサポートしたりするものなのか?」
 
 明智
 「まぁすべてが推測の域を出ない以上、
 拘置所の高遠を詰問するわけにもいきませんし、
 こちらとしては何も手が打てないのは情けないですね…」


 ・・・一方『箱館ウォーズ』に出演した『函館異人館ホテル新たなる殺人』の関係者の一人・刈谷ユダファンからと思われるフラワーボックスが届いた
 そのフラワーボックスには手紙が入っておりそれには

 「ヘラより 親愛なるユダへ」

 とあり、何と札束も入っていた…!
「ワォ…」と思わずユダは声を上げていた…。

 それと同時に、『ヘラ』を名乗る人物からの電話がユダのケータイに来た。

 ヘラ
 「ヘラです。お礼は受け取っていただけましたか?」
 ユダ
 「ええ、たった今すごい額だ。ありがとうございます。」
 ヘラ
 「いえ、あなたのおかげで先日の事件の顛末がすべて把握できましたのでこれくらいは…」
 ユダ
 「はぁ…しかし何のためだったのかちょっと気になっておりまして…」
 ヘラ
 「そのことは気になさらない方がよろしいかと思います。
 あなた自身のためにも…」
 ユダ
 「は、はい、もちろんです!」

 ユダ
 「このカネ……なんかやばいなー
 パーって使っちまうか…」

 と思っていた…。


 ―― フラワーボックスといえば…

  (・8・)<レイカチャン!!!? ――


 速水玲香 = ヘラ
 なのだろうか…

 そしていずれは、

 \オンドゥルルラギッタンディスカー!!/

 をはじめに言わしめる裏切りの展開があるかも…?

 (※でも流石にオンドゥル語は使わないだろう(笑))

  ・・・それはさておき、
 その後、高遠に本の差し入れが来た。
 
 その差し入れの主は、ユダ、あるいはヘラからなのだろうか、
高遠にはわかる本の折り目を利用した秘密のメッセージが本に盛り込まれていたらしかった。

 そのメッセージから高遠は

 「金田一一が函館異人館ホテルの事件に現れたこと。
 『アポロン』と呼ばれる犯罪者が逮捕されたこと。」


この2つを読み取っていた。

 高遠は岡倉を『アポロン』と呼んでいたようだった。
 そして彼の逮捕には
 「彼には芸術犯罪の素質が十分あったのに残念」と思っていた…。

 そして高遠は、メッセージを読み取った本を看守に捨てさせて
次の芸術犯罪に備えていた
ようだった…。


 【電報堂の白鳥麗桜(しらとりれお)】

 ところではじめには次の仕事が来ていた。
 それは新しいリゾートホテルのモニターイベントの仕切り。

 今回の仕事は下請けで、早速電報堂の営業二課・白鳥麗桜のところに挨拶がてら出向くことになった。

 ちなみに白鳥の名前についてはじめが思ったことは…

 「! し、しらとりれおときたか!
 ひゃーえらいキラキラネームだな!?」

 そして
 「でもこれなら相手はきっと若い女の子…」と思い、

にまにまとした顔をしていた…⌒ω⌒

 ( ゚д゚)ポカーン

 
 そんなはじめの後ろにひょいと現れたのは部下の葉山まりんだった。

 そして内神田課長にまたコンビを組むように、はじめは言われた

 …この所はじめはどこかに行くたび何かが起こり、まりんははじめと組みたがるから…。

 はじめ「悪い予感しかしない」「今回は何も起きないで欲しい」と思い、

 「俺はもうっ!! 謎は解きたくないんだぁぁぁ~~!!」」

と心のなかで思っていた。

 そして次号から新事件『騒霊館殺人事件』が始まることが告知された…!

 
 ―― 刈谷ユダは『碧血鬼』の協力者と疑って正解だったなあ。 ――

 自分が思うに、ユダは岡倉が仕掛けたトリックに直接介入はしなかったものの
2つの点で岡倉を助けていたのでは。

 一つは、水島の偽遺書メールについてのユダの解釈。(※第6話

 ユダは岡倉が水島殺しのときにせりが上がりきってない状態であることを防ぐために
舞台に向かわせずに控室に幸村真之助警視ら関係者に寄り道させることで舞台を完成させようとしたのでは。

 そしてもう一つは、岡倉が赤座を射殺した時のユダが演じたフランス人侍、ジュール・ブリュネの位置。(※第8話

 綾野木が下に落ちたほうの城壁セットの上にユダはいて、そこからなら赤座を射殺する岡倉の姿がバッチリ見えたとみられるが、すぐに通報しなかったのが自分は非常に引っかかった

 もしはじめが『函館異人館ホテル新たなる殺人』に高校生のときに出くわしていたならば、
綾野木とユダがいた舞台本番で立っていた城壁セットに実際に上がってそこからならユダが赤座を射殺する岡倉がバッチリ見えることを突き止め、間接的にユダが事件に関わっていることを突き止められたかも
しれないなあ。
 
 もし高校生のはじめがこの事件に関わってたら謎解きの時、こんなことを言うだろうなあ。

 「綾野木さんや刈谷さんが立っていた城壁セットの上ならばバッチリ赤座さんを射殺する岡倉さんを確認できたはずで、警察にその件を伝えるはずです。
 なのになぜ今になってもそこにいた人物は未だに何もしないのでしょう?
 おかしくありませんか?」
 
 「そう、その人物こそ、岡倉さんの協力者だからです!
 そうですよね? …刈谷ユダさん?」

 はじめが今回の『函館異人館ホテル新たなる殺人』で綾野木とユダがいた城壁セットの上さえ調べれば、地獄の十二神の一人(?)ユダを檻の中に送り込むことができていたのでは…?

 あと、もしかするとユダはヘラにこんな指示を出されていたのかもしれないなあ。

 「水島さんからのメールが関係者たちに来た時は、
 警察の方に控室に寄らせるのですよ。」

 ・・・それにしても玲香は高遠とつながりがあるようになってしまったのだろうか?
 いわゆる闇堕ちなのだろうか…

 そして『謎はすべて解けた』高校生のはじめが蘇るのはいつの日か…。

 (;8;)<レイカチャン…


 【ソース】
 イブニング 2020.04.14 NO.08
 『金田一37歳の事件簿』
 『函館異人館ホテル新たなる殺人』
 File53 地獄へ
 講談社 (P25~P46)

 現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿』『函館異人館ホテル新たなる殺人』が展開中。

 金田一一の推理で謎が全て解かれ真犯人「碧血鬼」の逮捕により事件は終結したかに見えた。
 だが「碧血鬼」こと岡倉純は本当の動機を明かさなかった。
 そこで岡倉がかばおうとしている人物・覆面作家「三多村匠」の正体を突き止めるためはじめは、
フリーライター・いつき陽介に調査させた。

 調査の結果三田村匠の正体は矢吹碧という長野の病院で意識回復の見込みがない女性で、岡倉の後ろ盾で長野の病院に転院していたことが判明した。

 またいつきは徳さんという昔の記者仲間から矢吹の事件について次の考察を得ていた。

 「あの事件は警察の見解は全然納得してない」
 「自分の見立てによると恐らく監禁集団レ◯プ」
 「現場のマンションは古い建物で防犯カメラもなく証拠はなかったが、
 マンションの住人の一人が当時水島颯太と噂があった綾野木ルカだった」
 「矢吹碧は綾野木と同じプロダクションの後輩だった」
 「警察はその線でルカを調べたがアリバイがあり、水島の部屋に転がり込んだとみられる」
 「自分の見立てでは空き部屋になった綾野木の部屋がデスペラードメンバーのヤリ部屋になっている」

 「綾野木の部屋は3階にあり、矢吹碧が落ちたのは2~3回の踊り場。
 薬漬けにされ監禁部屋から必死に逃げたがふらつく足で非常階段を降りようとしたが転落。
 ヤリ部屋の発覚を恐れた水島たちは重症の矢吹をほったらかして水島たちのアリバイ作りに走っていた。」

  また徳さんは、岡倉が真っ青になっていたことをいつきに伝えていた。



 【電話】

 『函館異人館ホテル新たなる殺人』13話冒頭で岡倉は

 「俺はもうとっくに容疑を認めてさっさと死刑にでもなんでもしてくれって言ってんだよ?
 これ以上あんたらに何を言えっての?」

 と言っていたが、いつきの携帯に電話が来た。
 その電話は、矢吹碧が入院していた病院からで、
 昨夜碧が息を引き取ったということだった。

 病院はいつも碧の入院費を払っている人物に電話した通じなくて困り果てていつきのところに電話していたのだ。
 つまり、入院費を払っていた人物は、岡倉だった。

 でまかせだと岡倉は言っていたが、いつきはこう言った。
 
 「ウソだと思うなら警察に没収されたあんたのケータイ確認してもらうといい
 恐らく病院からの着信記録が何件も入っているはずだ」

 はじめは付け加えた。

 「もう彼女のために口を閉ざす必要はないはず。
いやむしろ彼女のために本当のことを言うべきじゃないですか?
 ドラッグ中毒のレッテルを貼られ業界からも世間からも消された矢吹碧さんの汚名を晴らすためにも…!」

 すると岡倉

 「ムダだよ…
 例の事件のことなんか何も覚えちゃいない。
 芸能界の薬物スキャンダルなんか日常茶飯事だからな…
 なにも元には戻らない。碧と一緒に過ごした時間も"小さな幸せ"も…」

 と言ったあとで

 「わかったよ、すべて話す
 そのかわり一つ約束してほしい…
 あんたたちで身寄りのない碧を弔ってくれないか?墓はもうあるんだ。
 俺と碧の間に生まれるはずだった…"娘の墓"が…ね!」

と言った…


 【碧の夢】

 岡倉は更に続けた。

 はじめといつきがお察しの通り、岡倉は碧と将来を約束し合った仲
 もし岡倉がアイドルとして売れすぎていなかったら「もっと早く結婚して二人で家庭を築くはずだった」

ということを語った。

 事務所の社長を説得したら逆に説得されて何度も結婚延期状態だった。
 碧はそんな事を気にしておらず、「実はあたしも夢があるんだ」舞台用のファンタジー時代劇『箱館ウォーズ』の台本を岡倉に見せていた。
 碧は時間があったので台本を『箱館ウォーズ』以外にもいくつか書いていたようだ。

 
 「あたし純みたいな売れっ子じゃないし時間はあるから、こーゆーの書くほうが向いてるのかなーって」
 「だいぶ書き溜めたからそろそろ賞とかに応募してみようって思ってるんだ!
 もちろん一応芸能プロの所属タレントだから匿名だけど!」
 と岡倉に言っていた。

 岡倉は碧に「やってみなよ、絶対いけるよ!」と言っていた。

 碧は「もし舞台が決まったら純が主役やってくれる?」と言っていた。

 「もちろん僕に宛書してくれよ!」と岡倉は返した。

 
 人前で付き合える仲ではなかったがそれでも岡倉は碧は幸せだった。
 そしてもうじき事務所の社長との約束の1年を迎える前、碧は岡倉に子供ができたことを伝えていた。
 この時は喜んでいたが、碧は1ヶ月後に姿を消した。
そしてその二週間後に碧が非常階段から転落し、意識不明の重体となってしまったことを岡倉は新聞で知ることになった
 報道には「薬物汚染」とあったので公衆電話を見つけ矢吹碧の婚約者を名乗り碧の入院している病院に電話をかけた。
 病院関係者の話によれば脳に損傷を負い意識が戻る見込みはほとんどない状態に、お腹の子供も妊娠5ヶ月で女の子が産まれる予定だったが、流産してしまった。
 母子手帳には二人で考えたその子の名前も書いてあった
 子供の亡骸はこっそり引き取り郊外の墓地に葬り、碧は長野の病院に転院させた

 その後碧の病室に見舞いに訪れた岡倉は碧が雑誌に応募したシナリオ
 『AKO47 新説忠臣蔵』が5年ぶりに出た大賞に輝いたことを報
告した。
 ちなみに主人公たちは全員女子だから、岡倉は殺される浅野役ではないかと思っていた。

 そう話す岡倉は、涙を流していた

 「碧…どうしてお前が薬物中毒なんかに…?
 どうしてだよ?
 頼む…目を覚ましてくれ!
 お前まで失ったら… 俺は…!!」

 
 岡倉は芸能の仕事に必死でくらいつき没頭することでギリギリ自分を保っていたことをはじめに明かした。


 …そして転落事件の真相を知ることになったのは番組打ち上げの二次会の席
 芸能記者・徳さんとのやり取りから、真相を知るために鳴かず飛ばずのミュージシャン、リュウ小野寺に近づいた。

 【リュウの告白】

 岡倉はリュウを高級の店に誘い
 「俺はお前の才能を一番評価してる人間だからな、近いうちに俺が始めるプロジェクトに誘うつもりなんだ。」と言い、
 
 「去年マンションから落っこちてケガした女優の卵いたろ?
 あれさ、綾野木ルカの例のヤリ部屋で水島と赤座がクスリぶっこんでマワしてたせいだってホント?」


 と、切り出した
 
 「水島と赤座は調子こきすぎてムカついてる、
 だから弱みを握っておこうと思ってる、
 お前の名前は出さないから真相を教えて」

 と大金を渡すとリュウは

 「もともとは颯太とコーキィの二人がルカをヤリ部屋でクスリ漬けにして遊んでたが飽きたので
次の獲物をルカに言って持ってこさせた。
 ルカの後輩だという女がクスリでヘロヘロになってるのに逃げ出したので連れ戻そうとしたら階段から転落した」
 
 というようなことを、岡倉に明かしていた

 
 岡倉はワインのキャップシールで手を切ったと言い、洗面所に向かった。
そして

 「くそ‥くそ…! くそ…!!」と洗面台を拳で叩き、

 「うあああああああ」

 と叫んでいた………


 岡倉ははじめといつきに言った。

 「まぁ~ この時点であいつらの"死"は確定したんだよ!
 "碧の血"で書かれたシナリオであいつらを皆殺しにする…
 "殺人劇"の大筋(アウトライン)がな!」

 
 ―― 碧さん…(;8;)ブワッ
 
 それにしても碧さんは眼鏡が似合う女性だったなあ。
 外したときも美人だったけど… ――


 ただ、今回の事件は岡倉が殺人劇のシナリオや凶器の準備など多忙ゆえに一人でやったものとは思えないなあ。
 それは岡倉が赤座を射殺した時「ある役者」が居る位置から犯行の瞬間を見ることができそうだから。
 その「ある役者」がすぐに警察関係者に伝えれば岡倉の犯行は早い段階で阻止できたのでは。

 岡倉が作ったアウトラインに肉付けした人物を突き止めないと、今回の事件の完全解決にならないのでは。
 この人物こそ、はじめが薄々感づいている『ゼウスのしもべ』なのでは…

 それに、最近登場していない幸村真之助警視の動きが気になるなあ。
 高遠遙一とつながりのある「ゼウスのしもべ」については明智健悟警視長も知っているのではじめは今回の事件について明智警視長を通して幸村警視を動かしているのかも。


 【追記】
 『AKO47』…
 赤穂浪士はアイドルだったのか( ゚д゚)

 【ソース】
 イブニング 2020.03.24 NO.07
 『金田一37歳の事件簿』
 『函館異人館ホテル新たなる殺人』
 File52 碧の血
 講談社 (P193~P214) 

 (・8・)<レイカチャン!

 …現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿』『函館異人館ホテル新たなる殺人』が展開中で、金田一一の推理で謎が全て解かれ真犯人『碧血鬼』の逮捕により事件は終結したかに見えた。

 だがはじめ「引っかかる」と言い、
はじめの謎解きに協力したフリーライター・いつき陽介『碧血鬼』こと岡倉純について
「奴が何か隠してる、と俺のカンが言ってる」と言い、
現在映像の仕事をしているはじめの後輩・佐木竜二は「(岡倉は)誰かを庇っている」と思っていた…


 …はじめは舞台『箱館ウォーズ』の脚本を書いた覆面作家『三多村匠』を岡倉の共犯者とみていたが、
「それは俺」と岡倉は言っていた…

 そんな中、はじめは函館から東京に戻る前に、20年前は人気アイドルだった速水玲香と再会した。
そんな玲香は…

 【速水玲香37歳の事件簿】

 ・・・はじめと同じ37歳になり、もうすぐ高校を卒業する息子がいた!

 はじめは赤座光輝が射殺される例の舞台のときに、玲香が観劇に来ていた姿を見ていたのだ。

 …さて気になる玲香の現在は、フラワーショップ『Rei』を開業していた。
 ちなみにアレンジメントで東京に出張することもあるという。

 はじめにはボックスフラワーとショップカードをプレゼントしていた。
 「そっちでもまた会えるといいな」と玲香は言っていた。

  ―― フラワーアレンジメント…
フラワーアーティスト…
京極桜子さん…(´;ω;`)ブワッ ――



 …はじめが玲香と話し中に七瀬美雪からメールが来た。

 「はじめちゃん今何してる?

 確か出張中だよね?

 函館の夜景見てひとりビール

 飲んでたり?」

 それは玲香から
「ところで七瀬さんは今何してるの?」
と聞かれた直後
だった…( ゚д゚)

 はじめは

 「(お前は千里眼か~!!)」

と思っていた…((((;゚Д゚))))

 玲香には
 「え~七瀬さんはですね~
 いわゆるひとつのCAという仕事を~」
 と言っていた…。

 
 …またはじめ玲香
 「息子さんのお父さんは…まだ……」と言っていた。

 「ええそうね…」と玲香が言うとはじめは

 「………ごめん」と言った。

 「なんで金田一君がゴメンなの?そんなの変でしょ」

と、玲香は言っていた…。

 ちなみに碧血鬼の事件のことはいつきから聞いていた。


 【パワハラ上司・内神田課長】

 東京の音羽ブラックPR社に戻ってきたはじめは、内神田課長にこう言われていた。

 「今回の件も大変なことになったねぇ~金田一ク~ン
 いやぁ~まぁ君のせいでないことはわかってるけど、にしても何度も何度も…
 もう"疫病神"レベルというか~」

 同僚の女性社員は「ププ!疫病神だって…」とひそひそ話状態で吹き出していた。

 すると、はじめの部下の葉山まりんは言った。

 「内神田課長!それってパワハラだと思います!
 金田一主任のおかげで警察もお手上げな事件が解決したんですよ?
 あの活躍!!ほんと見てほしかったです!」


  …ちなみに件のひそひそ話していた女性社員たちは

 「やっぱあの二人あやしくね?」とひそひそ話していた…

 ・・・まりんの話に焦ったはじめ
 「すいません課長!お話の途中ですがまだ業務報告書を書き終わってないので…」

 と言って、まりんの話をストップさせた。

 はじめまりんに自販機のところで
 「あのね、うちは普通の会社だから事件のこととか業務に関係ないことは社内に話題にしないでくれよ、頼むからさ。」
と言った。

 「なんですか?せっかく活躍したのに!!」
 「すごい才能だと思うんですけどね、世の中のためになる!」

と言ったまりんに対しては

 「なんででも!ほら!
 もうああいうの懲りたっていうか…
 謎なんてほんともう解きたくないんだ
 「(世の中のためになる)としてもそれで不幸になっちゃう人もいたりするんだよ

 と言っていた…。


 【まりん、はじめを怪しむ…((((;゚Д゚))))】

 はじめまりん

 「そー言えばー
 函館から帰る前の晩、主任コソコソ出かけてましたけどー
 あれ誰かと合ってたんですか?」


 と言った時、ギクッとなった( ゚д゚)

 はじめ
 「ああ ちょっと現地の友達にね、近くまで来たからさ。」
 まりん
 「フーン、女性?」
 はじめ
 「えっ?い いや男性だよモチロン」
 まりん
 「へー、じゃ あのボックスフラワーの入った紙袋、その男の人がくれたんだ。
 ま いっか! また二人で出張行きたいですね!主任!」

 はじめ

 「(なに俺ウソついちゃってんの?やましいことがあるわけでもないのに…)」
 「(だ~~~~!そんなのイチイチチェックしてんじゃねー!!)
 「(てか俺!! ウソにウソを重ねて これじゃまるで浮気の言い訳じゃん!?」


 と思っていた…

 ―― (;8;)<ハジメチャン… ――

 そんな時、いつきからライソ…メールが来た。

 「金田一、調べがついたぜ?
 ヤツに会いにいかねぇか?
 俺もついていかせてくれ」



 【矢吹碧=◯◯◯◯ !?】

 はじめいつき岡倉純について調べるように頼んでいた。
 いつきからの連絡を受けたはじめはいつきと共に明智健悟警視長を訪れ
彼を通して岡倉に会いに行った
 岡倉本人から本当の動機を話してもらうために…
 
 いつきが掴んだ情報は「矢吹碧(やぶきみどり)」という女性について。
 いつきは矢吹碧に会い、その姿を見た

 矢吹は長野の病院に入院しており、ベッドの上でたくさんのチューブや管に繋がれてやっと生きてる状態で意識回復の見込みはほぼないという。

 はじめは岡倉に
 「この"矢吹碧"さんこそがあなたがかばおうとした天才脚本家"三田村匠"…ですね?」
と聞いた。
  
 …いつきは脚本家の三多村匠のギャラの振込先からたどりなんとかヒントを捕まえた。
 
 「あとは『碧血鬼』の『碧』って字と重なってひょっとしたらと思ったんだが…」と言うと
岡倉は目をそらしていたので
 いつき「どうやらビンゴだったようだな」と言った。

 …矢吹碧は長野の病院に最初から入院したわけではなく、3年前に都内の病院で入院したが意識が戻らないと判断され「とある人物の後ろ盾」で長野の病院に入院したという。

 また東京の病院を訪ね取材をし、看護師が何か言いづらそうにしていたのでちょっとお礼をはずんだ所、矢吹の事故は「ドラッグ絡みの事故」だったという。

  当時新人女優の矢吹碧(24)がマンションの非常階段で頭から血を流して倒れているのを住人が発見し、病院に担ぎ込まれた
 矢吹は意識不明の重体血液からは大量の違法薬物が検出され争った形跡もないことから警察は薬物中毒による転落事故と判断した。

 いつきはこれがひっかかり昔の記者仲間・徳さんに聞いた。

 徳さんは矢吹碧について次のようなことを言っていた。

 「あの事件は警察の見解は全然納得してない」

 「自分の見立てによると恐らく監禁集団レ◯プ」

 「現場のマンションは古い建物で防犯カメラもなく証拠はなかったが、
 マンションの住人の一人が当時水島颯太と噂があった綾野木ルカだった」

 「矢吹碧は綾野木と同じプロダクションの後輩だった」
 
「警察はその線でルカを調べたがアリバイがあり、水島の部屋に転がり込んだとみられる」

 「自分の見立てでは空き部屋になった綾野木の部屋がデスペラードメンバーのヤリ部屋になっている。

 これについて住人から目撃証言を得ており、マスクとサングラスとフードで顔を隠した若い奴らが3人位で
ヘロヘロに酔っ払った女をちょくちょく連れ込んでいた。
 どの部屋かまではわからないがエレベーターはいつも3階で降りていた。

 ちなみに綾野木の部屋は3階にあり、矢吹碧が落ちたのは2~3回の踊り場。
 薬漬けにされ監禁部屋から必死に逃げたがふらつく足で非常階段を降りようとしたが転落。
 ヤリ部屋の発覚を恐れた水島たちは重症の矢吹をほったらかして水島たちのアリバイ作りに走っていた。」

 徳さんはこれらの話をした後でいつき

 「そーいやすっげー真っ青になったのがひとりいたな…
 スカイウォーカーのオカジュン、岡倉純だ!」


 と言っていた…。
 
 ・・・いつきがこの事を話した後はじめは岡倉に言った。

 「岡倉さん…正直に答えてください!
 あなたが胸の内に隠している本当のことを…!」



 ―― とある人物の後ろ盾(※意味深)

ラノベのタイトルみたいだなあ…。 ――

 矢吹碧を長野の病院に転院させるきっかけとなった「とある人物」
 普通に考えると岡倉純だろうが、そうではない可能性もあるかも、だなあ…。
 もしかすると『函館異人館ホテル新たなる殺人』の関係者たちの中にいるかも…?
 今回は「長野」という地名が唐突に出てきたし。
だからといって、長野といえば真田家、ゆえに幸村真之助警視が実は三多村匠…
…なんてことはないだろうなあ。
 岡倉純、矢吹碧を除く『函館異人館ホテル新たなる殺人』の関係者の中に、長野とつながりがある人物はいるのだろうか…?
 あるいは高遠遙一…もっといえば「ゼウスのしもべ」だろうか…?

 また矢吹碧は岡倉純の恋人あるいは妹と思われるけど、
もし件の「とある人物」が岡倉ではなく別の人物だったなら、
殺人こそ行わなかったものの岡倉の犯行(特に赤座殺し)を舞台本番中に目の当たりにしながら見て見ぬふりをしてそうだなあ。
そしてその人物こそ「共犯」とはじめが岡倉の共犯と最初に疑った「三多村匠」なのかも、だなあ…。
 
 いつきが今回突き止めたのは「本当に 岡倉純=三多村匠 ?」ではなく
「『碧血鬼』の元ネタは何か」「岡倉の本当の動機は何か」だと思うなあ。

 また本物の三多村匠が地獄の傀儡師・高遠遙一とつながりがあるのなら、今頃岡倉を始末しようと動いてるかもしれないなあ。
 次回こそ、三多村匠の正体が明かされて欲しいなあ。

 …それにしても「もう謎は解きたくない」をはじめに言わしめた事件はどんなものなのだろうか…。

 【ソース】
 イブニング 2020.03.10 NO.06
 『金田一37歳の事件簿』
 『函館異人館ホテル新たなる殺人』
 File51 速水玲香
 講談社 (P71~P92)

 現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿・函館異人館ホテル新たなる殺人』
金田一一が20年前に解決した『異人館ホテル殺人事件』以来仕事で訪れることになったが、
舞台『箱館ウォーズ』の出演者、赤座光輝綾野木ルカ、そして水島颯太が殺される事件に巻き込まれた事件だった。
 
 はじめは部下の葉山まりん、20年ぶりに再会したフリーライター・いつき陽介、高校の後輩・佐木竜二、そしてミュージシャン・リュウ小野寺殺害事件を追ってやってきた明智健悟警視長の部下・幸村真之助警視とぶつかりながらも協力し4人を殺した真犯人『碧血鬼』を突き止めた。

 『碧血鬼』こと岡倉純は「『箱館ウォーズ』の脚本を書いた覆面作家『三多村匠』は自分だ」と明かし逮捕されたが、はじめ
 「俺にはやっぱひっかかる」とこの事件にはまだ何かあると思っていた…。

 そんなはじめは、「ある人物」が『箱館ウォーズ』を観劇に来たからかいつきに頼んで、「ある人物」を探してはじめの携帯に連絡するよう頼んでいた。

 そして「ある人物」は夜にはじめの前に現れた

 それは人気アイドルの速水玲香だった…!


 【速水玲香が登場した理由】


 なぜこのタイミングで速水玲香が……?

 それは自分が思うに、この事件について地獄の傀儡師・高遠遙一のように殺人計画となる『箱館ウォーズ』のシナリオをつくり実行した三多村匠の正体を暴く手かがりになるからでは。

 玲香は人気アイドルだから舞台女優としての活躍もあるだろう
 『箱館ウォーズ』に出演こそしていないが、舞台俳優の有識者なので一般的な俳優の行動をよく知っていると考えられるからでは。
 

 【三多村匠が犯したミス】

  『箱館ウォーズ』本番時、「プロの舞台俳優なのにありえないことをした」
三多村匠が犯した致命的ミスは、これではと自分は考える。


『三多村匠』は『箱館ウォーズ』の演者として演技したが、岡倉が赤座を撃ち殺すことを知っていたか、あるいは舞台本番中にその様子を目撃できたのでは

 
 …もし、見下ろした時に演者の一人が台本にない位置にいたらどうするか?
 舞台終了後、それを注意するだろう。
 
 もし、見下ろした時に見知らぬ部外者が銃を構えて人を撃ったなら?
 
 …すぐに大騒ぎするだろう。

 …特に、射殺犯が『箱館ウォーズ』の出演者だったら?

  激しく怒り、あるいは嘆き、あるいは悲しみ、あるいは騒ぐだろう

 普通の俳優だったら、きっとそうする。
 
 殺害現場を見てしまったことを秘密にしようとしても、
顔色や態度で誰かが察してしまうのでは。

 赤座射殺の犯人を目の当たりにしたはずなのに、特にその犯人が共演者であるにも関わらず、
舞台終了後も警察にそのことを話さなかった。


 …つまり、

 「赤座の殺人現場を目の当たりにしたはずなのにプロの、特にベテランの俳優としてするべきことをしなかったこと」

 これが三多村匠が犯したミスなのでは。


 玲香ははじめに
 「赤座狙撃準備と実行を目の当たりにできた人が一人いて、
その人が騒ぐなり警察に通報するなりすれば事件はもっと早く解決していたかも」

 と言うのでは。
 また、 
 「『箱館ウォーズ』の城壁セットの上からなら、演者だけではなく、幕の後ろの人もよく見える」
ということも言いそうだなあ。

 (※言い換えるなら、「岡倉純の姿が丸見えだったかも」


 【なぜ事件が長期化したか】

 『函館異人館ホテル新たなる殺人』は赤座が殺された時に、城壁セットの上にいた刈谷ユダが
「岡倉が赤座を撃った!!」などと大騒ぎして岡倉が逮捕されてあっさりジ・エンドになるはず
では。
 これは玲香も指摘しそう。


 だが実際はそうなからなかった。


 それに刈谷でなくても、別の人ならば俳優以前に人として当たり前に殺人現場を目撃したことで大騒ぎするだろう

 だが実際はそうならなかった。

 …ということは、刈谷の正体は…
 正体は…


 『三多村匠』は事件が赤座射殺の段階で別の誰かに騒がれることで犯人を岡倉だと特定されて即終了しないように刈谷を城壁セットの上に定めたのでは。
 だが、刈谷がそこにいたからこそ一番するべきことをしなかったので、はじめは次回の玲香との会話をヒントに『三多村匠』が誰かをズバリ指摘しそうだなあ。


 【俯瞰】

  ちなみに自分のブログの記事のコメントによれば、速水玲香三田村匠説があった。
 
 「三田村圭子(※速水玲香の実の母)+小城拓也(※速水玲香の兄)≒三多村匠」とのこと。

 けれども今回の事件に関して自分は、
舞台を見下ろして全体を見ることで『三田村匠』の正体がわかるのではないかと考えている。

 全体を見渡すと、赤座が岡倉に射殺される光景が見えたはずなのに見えていないふりを岡倉逮捕後もしているのは不自然極まりない。

 速水玲香はアイドルとして舞台俳優として舞台に立ったことがあるだろうから、『箱館ウォーズ』出演者の中に不自然な行動をしている人にはじめよりも早く気がついているのでは…?
 

 舞台俳優もしていたであろう玲香が登場したことは、

 「俳優なら綾野木や刈谷が立っていた城壁セットの上からなら舞台裏…『碧血鬼』が赤座を狙撃したことを目の当たりにしないわけがなくすぐに然るべき行動をしているはずなのに、なかった。
 しかも、犯行を見て動揺している様子も全く見受けられなかった。
 それはその位置にいた人こそ、今回の事件のシナリオを書いた覆面作家・三多村匠だから」

ということを示す、三多村匠の本当の正体の極めて重要なヒントになりうるからでは…?

 【ソース】

 イブニング 2020.02.25 NO.05
 『金田一37歳の事件簿』
 『函館異人館ホテル新たなる殺人』

 File50 覆面作家
 講談社 (P45~P66))

 現在『イブニング』で連載中の『金田一37歳の事件簿・函館異人館ホテル新たなる殺人』は主人公・金田一一が仕事で函館の異人館ホテルを20年ぶりに訪れたがそこでまた殺人事件に巻き込まれた、というもの。
 ちなみにはじめは20年ぶりにフリーライターのいつき陽介と再会し、映像関係の仕事で訪れた佐木竜二と会い、行動をともにすることになった。
ちなみに佐木は兄・竜太を20年前の事件…『金田一少年の事件簿・異人館ホテル殺人事件』で殺されている。
 
 『函館異人館ホテル新たなる殺人』は、舞台『箱館ウォーズ』の本番中に赤座光輝綾野木ルカが舞台本番中水島颯太により射殺され(?)さらにその水島も後に自殺に見せかけられて舞台で手首を切り天井に吊るされた状態で遺体となって発見された事件。
 この事件では明智健悟警視長の部下である幸村真之助警視が新登場していた。
彼はミュージシャン・リュウ小野寺が毒殺された事件を捜査中に『箱館ウォーズ』のチケットを見つけ、事件を追って異人館ホテルにやってきた。
そしてはじめや彼の部下・葉山まりんらと共に事件に巻き込まれたのだった。

 はじめはまりん、いつき、佐木そして幸村警視の協力を得て、赤座・綾野木・水島の殺害トリックを暴き、犯人『碧血鬼』も指摘した。
 水島のニセ遺書の文面から衣装変更を知らなかったことが犯人を示すものだったのだ。

 …はじめが指摘したのは、土方歳三役の俳優・岡倉純だった…!


 【両袖の硝煙反応が示すもの】

 岡倉は自分が犯人だということを示すものがあるかをはじめに聞いていた。

 「証拠ならありますよ。警察が調べれば必ずわかる決定的証拠がね…!」

 こう返したはじめは、幸村警視に岡倉が舞台で使った衣装を幸村警視を通し鑑識に持ってこさせた。

 「調べたが不審な点は特になかった」と言った幸村警視に対しはじめは…

「"特にない"なんて本気で言ってんの?」と、思わず心の声をつい口に出してしまった…!

((((;゚Д゚))))

 …はじめは両袖の硝煙反応を調べさせたのかを幸村警視に確認し、左右の袖に硝煙反応が出たことを確認させた

 岡倉は
「舞台で使うモデルガンにも火薬は使われている。
 何より俺は水島が使ってた"本物の銃"を試し打ちしている、硝煙反応くらい出るだろう。」
と言ったが、はじめはこう言った。

「なるほどですねぇ…!
確かにこの舞台は"箱館戦争"がベースになってますから、主役であるあなたもかっこよく撃ちまくってましたね!

 そう、すべて"右手一本"でね!」


 …舞台で演者が両手で撃ったのは、水島が遠くの綾野木を狙い両手で撃った時のみ。
 銃は小さいので、見栄えの問題から海枝博貴監督演者たちに「片手撃ちでいこう」と指示していた。

 舞台の上では、岡倉も右手一本で銃を撃っていたが、
赤座を撃つときは5m以上離れており、両手を銃に添え狙いを定めて引き金を引く必要がありそうしたので
左袖にも硝煙反応が出ていたのだ。

 はじめ
「厳密に調べればこの衣装の左袖に残っている火薬がモデルガンのものではなく本物のピストルのものだってこともわかるかもしれませんね。」

 幸村警視
 「それはわかるはずです。遺体に付着していた1mgの土くれからでも日本のどの地域の土砂なのかわかってしまう時代ですからな。」

 はじめ
 「あなたはこれをどう言い訳しますか?岡倉さん。」

 
 【明かされた三多村匠の正体!】

 はじめは更に話を続けた。

 「ただ、ここで一つ気になるのがこの舞台の脚本です。
 『箱館ウォーズ』の脚本家三多村匠は覆面作家で、銃の種類から舞台の立ち位置、音楽や効果音のタイミングまでこと細かに指示してる。

 海枝監督が
 「三田村氏は2年前突然現れた売れっ子作家なんだよ!
ただウワサにゃ聞いていたがほんと細かい人でね、劇場まで指定されたのは私も初めてで面食らったよ。」


 と付け加えるとこう言った。

 「あなたが敢行したトリックはすべてこの脚本の細かい設定なしには成立しないトリックなんです。

 ずばりお聞きします。
 この脚本家"三多村匠"という人物はあなたの"共犯者"なんですか?」

 岡倉は答えた。

 「共犯者?バカ言うなよ。
 "俺"だよ! 俺が新進気鋭の売れっ子脚本家・三多村匠さ!」


 驚く関係者達。
 特にまりんは学生の時三多村匠をちょっとかじっていて、

 「デビューして2年で7作品も発表した人ですよ?
 超多忙なアイドルと両立なんてできっこありませんよ!!」

と言っていた。

 だが岡倉

 「そりゃ凡人レベルの話だろ?
 トップアイドル10年張ってる俺とあんたらを一緒にすんなよ?
 もともと"格"が違うんだよ"格"が!」


と言っていた。


 【動機を明かした『碧血鬼』だったが…】

 岡倉が小野寺・赤座・綾野木・水島4人を殺した動機は以下の通り。

 <リュウ小野寺>
 『デスペラード』をやめた途端、売れなくてすぐに金欠になり、水島や赤座に金をせびっていたらしいが、
しまいには岡倉のところまでゆすりに来たから。

 <赤座光輝・水島颯太>
 岡倉の後釜を狙っていたから。
 岡倉の前ではヘコヘコとりつくろってたが影では岡倉を「中古品」「ジジイ」だのさんざん言ってやがったから
いつかシメてやろうと思っていた。

 <綾野木ルカ>
 昔、色目を使ってきたのでちょっと遊んでやったが、今頃になってその写真をちらつかせてしつこく付きまとっていたから。


 「クソうざったいクズ共に、自分がプロデュースする舞台の上でまとめて死んでもらおう」
  岡倉が言うにはこれが彼の動機。

 幸村警視はこれを聞き、「死刑は免れんぞ!」と言っていたが岡倉は
 「まっ!どうとでも。俺はもう逃げやしねーから手錠はいらねーよ?
なにしろトップアイドルなんでね!」

と言った。

 「そうはいかん」と幸村警視は岡倉に手錠をかけた。

 「あ~あ、ようやく終わったか…!」とこぼした岡倉ははじめに

 「よう、金田一サンだっけ?名探偵の孫なんだってなあ。
 チンケな会社なんてやめて探偵にでもなったら?そっちのほうがあってんじゃん?
 じゃあ、いきましょうか」


と言って、幸村警視と共に去っていった。

 まりん
 「天下のトップアイドルがあんな異常殺人鬼だなんて!
もーびっくりですよーー!」

と言っていたがはじめ

 「本当にそう思った?」

 と言っていた。

 はじめ
 「トップアイドル10年張ってる人だから演技力はあるよね…
 でも…俺にはやーっぱひっかかるわ…」

 いつき
 「同感…!
 記者としての俺のカンも
 奴が「何か隠してる」と言ってるぜ…!」

 佐木
 「誰か庇ってるんですかね?」

 はじめ
 「ベテラン記者のいつきなら警察以上に真相に迫れる気がするのでその辺を調べてほしい
と言っていた。

 いつき
「まかしとけ!色々さぐり入れてみるぜ!」
と答えていた。


 【あの時『箱館ウォーズ』を客席で観ていた(?)速水玲香!!】

 はじめはいつきに
 「実はもう一つここにいるうちに見つけてほしい人がいるんですよ!
もし見つけたらその人に"俺の携帯に連絡してほしい"って伝えてくれませんか
と頼んでいた。

 はじめは事件が起きた時に客席にその人の姿があったのを見つけていたらしかった

 そしてその人物は夜、はじめのもとに現れた。

 それは、人気アイドルの速水玲香
 20年ぶりの再会だった…!


 ――  (・8・)<レイカチャン!
 (・8・)<ヒサシブリ! ――


 でもまさか、
玲香が地獄の傀儡師・高遠遙一の意志を継ぐ者「ゼウスのしもべ」の手先なんてことは…

…まずないと信じたい。

 でも、今回の事件に関しては、玲香が観劇中にが見た「あるもの」から岡倉が庇っている人物がわかるかも…?
 ここからが本当の謎解きかも…。

 …次回の玲香の活躍が楽しみだなあ。


 …それにしても今回の事件は、岡倉が言っていたことは動機ではないように思えてならないなあ。
それに、「岡倉純イコール三多村匠」でもないと思うなあ。
 共犯者というか『本物の三多村匠』を庇っているように見えるなあ。
 
 岡倉は「自分が『三多村匠』」と言っていたが、
本当は『本物の三多村匠』を庇い、かつ今回の事件で『本物の三多村匠』に犯行を見逃されているように見えるなあ。
 特に、赤座を射殺したときは。

『本物の三多村匠』は、岡倉が赤座を撃つ一部始終を舞台本番中にの「ある場所」からばっちり目撃していたが、
幸村警視により岡倉が手錠をかけられ去った後もそれを伝えていないと思うなあ。

 もし『本物の三田村匠』ではない人が『本物の三多村匠』がいた「ある場所」からそれを見たら、岡倉に殺されぬように舞台終了後に頃合いを見計らって幸村警視など警察関係者にすぐ密告しに行くと思うなあ。
場合によっては、「岡倉の犯行を告発しようとした関係者が殺される」という予定外の展開があってもおかしくないのだが…。

 おそらく次回は、はじめが玲香との会話をきっかけに、岡倉が庇う(岡倉を影で操る)『本物の三多村匠』の存在に気づき、
『本物の三多村匠』が岡倉に何らかの形で手を下す前に幸村警視、そして明智警視長と協力して阻止する展開かもしれないなあ。

 例えば、
 「今回の舞台本番、事件当時に『本物の三多村匠』がいた場所から岡倉が赤座を射殺する姿がはっきり見える」
ということを、玲香から聞く、とか。

 (※自分が思うに例えば、玲香がはじめに話したことは

 「私函館の異人館ホテルで舞台女優としてこの舞台に立ったことがあったけど、
『例の場所』から下の様子が舞台裏までバッチリ見渡せたことを覚えているわ。」

 …という感じのものでは。)


 岡倉は明らかに銃の使い手の実行犯だが、
『本物の三多村匠』は今回の事件を計画した真の黒幕であり
彼こそ地獄の傀儡師・高遠遙一の仲間である「ゼウスのしもべ」の一人なのでは
…?
 今回の事件は、犯人『碧血鬼』よりはむしろそちらを読者に探してほしいのでは

 【ソース】

 イブニング 2020.02.25 NO.05
 『金田一37歳の事件簿』
 『函館異人館ホテル新たなる殺人』

 File50 覆面作家
 講談社 (P65~P84)

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